独走で6勝目を飾ったオリベイラ(Photo:K.Takeshita)
10月23日、全日本F3選手権第19戦がツインリンクもてぎで行われ、ファオ・パオロ・ デ・オリベイラ(ローラ童夢・無限)がポール・トゥ・フィニッシュで今季6勝目を 飾った。 #10オリベイラ、#2武藤とグリッド順で始まったレースは、徐々に縦に長くなりながら オープニングラップを終える。予選6位の#8中嶋は1周目のビクトリーコーナーでスピ ン、最後尾に落ちる。 トップ2台は後続を引き離しながら快調に周回を重ねる。 序盤から激しい争いを見せたのは、#4クインタレッリと#7山本による3位争い。#4ク インタレッリの背後につけ隙を窺う#7山本だが、抜きどころの少ないもてぎのコース でチャンスを見出せずに苦しむ。しかし、5周目の90度コーナーのアプローチで#7ク インタレッリがダートに足を落とし、この間に#7山本が前に出る。 5周を終え、トップの#10オリベイラは、2位#7武藤に1.8秒のマージンを築いて早く も独走態勢に入る。4位に落ちた#7クインタレッリは6周目にも90度コーナーでコー スアウト。どうやら足回りにトラブルを抱えているようで、ここでマシンを降りた。 7周目、2位を走っていた#2武藤がエンジントラブルでスローダウン。ピットでレー スを終える。 折り返しの7周を終え、順位は#10オリベイラ-#7山本-#1平中-#36番場-#3横溝-#11ワッ ツ。2位#7山本は少しずつトップとの差を詰めている。その差は9周目2.7秒、10周目 2.5秒、11周目2.3秒。だが、逆転にまでは至らない。 結局、このままフィニッシュを迎え、#10オリベイラが6勝目のチェッカーを受けた。 2位の#7山本は今シーズンのベストリザルト。明日の最終戦はポールポジションを奪 っているだけに初優勝も期待できそうだ。
2004年10月23日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
-P.-No.-Driver----------------Car----------Engine----Lap--GoalTime- 1 10 ファオ・パオロ・デ・オリベイラ L-D F106/03 H MF204C 14 25'15.209 2 7 山本左近 D F304 T 3S-GE 14 - 1.529 3 1 平中克幸 D F304 T 3S-GE 14 - 5.359 4 36 番場琢 D F304 T 3S-GE 14 - 10.916 5 3 横溝直輝 D F303 T 3S-GE 14 - 14.388 6 11 ダニエル・ワッツ L-D F106/03 H MF204C 14 - 15.073 7 12 ファビオ・カルボーン D F303 N SR20VE 14 - 15.582 8 14 柳田真孝 D F302 N SR20VE 14 - 16.957 9 8 中嶋一貴 D F304 T 3S-GE 14 - 18.410 10 19 柴田裕吉 D F302 T 3S-GE 14 - 23.846 11 32 小早川済瑠 L-D F106/03 T 3S-GE 14 - 27.585 12 50 磯崎元彦 D F304 T 3S-GE 14 - 47.598 13 87 位高 敬 D F302 T 3S-GE 14 - 50.169 14 33 池田大祐 L-D F106/03 T 3S-GE 12 - 2 Laps ------------------------------以上完走----------------------------- 2 武藤英紀 L-D F106/03 H MF204C 6 - 8 Laps 4 ロニ・クインタレッリ D F302 T 3S-GE 5 - 9 Laps ------------------------------------------------------------------- BestLap #7山本左近 1'47.468 14/14 160.84km/h Dはダラーラ、L-Dはローラ童夢 Tはトムストヨタ、HはM-TECホンダ、Nはスリーボンドニッサン