Japan Touring Car Championship

JTCC:第2戦レースレポート

 #39トム・クリステンセン(デンソーEXIV)が20kgのウエイト・ハンデ
をものともせず、開幕2連勝を達成した。2位には#1関谷 正徳(トヨタ
コロナ エクシヴ)、3位は#87アンソニー・リード(HKSオペルベクトラ)
と、第1戦と同じ顔ぶれが、表彰台を独占する事になった。
 雲が増え、気温が激しく低下した富士スピードウェイ。10分のメンテナンス
も終わり、各車がグリッドに整列する。
 スタートは、5番グリッドの#18木下 みつひろ(エンドレス アドバン
BMW)がロケットスタートを見せて、#39クリステンセンに次ぐ2位で1
コーナーを通過する。
 以下、3位:#87リード、4位:#1関谷、5位#25影山 正美
(ADVAN COROLLA セレス)。
 #18木下は、#87リード、#1関谷を2周にわたって押さえたが、3周目に
2台に抜かれて、4位へ順位を落としてしまう。#1関谷は、#87リードも抜
いて2位へ。
 #73ヨアヒム・ウィンケルホック(BMW318i)#12星野 一義
(カルソニック プリメーラ)、#10スティーブ・ソパー(BMW318i)
はスタート直後から、激しく7位争いを行い、毎周回ごとに順位を入れ替えて
いる。
 4周目、#14服部 尚貴(ジャックス シビック)が、7位争いの3台をま
とめて抜いて、一気に7位へ。
 8周目、#73ウィンケルホックが#14服部をヘアピンで抜きかえす。#12
星野と#10ソパーは相変わらず、抜きつ抜かれつのバトルを続けている。
 9周目、#1関谷が#87リードをかわして2位に浮上するが、#39クリステン
センが、すこしづつ、差を広げはじめる。
 10周目、#25影山がスロー走行、ピットに入らずに走り続けたが、11周目の
1コーナー手前イン側でマシンを降りる。
 1位から3位の差は、周回を重ねるごとに広がる。4位以降は、さらに大き
く差がついてしまっているが、#14服部、#10ソパー、#12星野、#73ウィン
ケルホックの5位争いは激しさを増している。
 12周目、#73ウィンケルホックがスローダウンしてピットイン。5位争いは
3台となる。
 #10ソパーは、16周目に#12星野を、17周目に#14服部をかわして5位へ。
#12星野は18周目の1コーナーで#14服部を一旦は抜いたものの、立上りで抜
き返される。
 19周目、#12星野が#14服部を抜いて、6位へ。
 トップの#39クリステンセンは2位の#1関谷を4秒近く離して、独走状態。
3位#87リード、4位#18木下も前後との間隔が開いて順位が固定している。
 そして上位はそのままフィニッシュ。
 #39クリステンセン、#1関谷、#87リードの圧倒的強さと、#18木下、#25
影山の若手二人の活躍が目だった、スーパーツーリングカーの開幕であった。
報告:GEA00555★進藤 泰昭


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