SUPER GT | SUZUKA 1000km

SUPER GT第6戦鈴鹿スーパーラップ カルソニックZが今季初ポール!!

鈴鹿サーキットで開催されている、スーパーGT第6戦、第35回インターナショナルポッカ1000kmは、#12カルソニックインパルZ(ブノワ・トレルイエ/星野一樹/ジェレミー・デュフォア組)がスーパーラップにおいて午前中のトップタイムを大きく上回る1分56秒426を叩き出し、今季初のポールポジションを獲得して明日の決勝に臨むこととなった。
GT300クラスは、#52プロμ太陽石油クムホセリカ(竹内浩典/嵯峨宏紀/澤圭太組)が2分07秒126とこちらも大幅なタイムアップを見せて、チーム初のポールポジションを獲得した。 (観客動員数 20,000人)

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公式予選二回目は、午後3時から各クラス20分づつで行われた。
ここでは午前中に予選通過基準タイムをクリアできていないドライバーがタイムを出しに行く他は、この後のスーパーラップや明日の決勝を睨んだ調整に専念するチームが殆どだ。

GT300クラスは、クラス3位のタイムを出しながら、セカンド、サードの両ドライバーが基準をクリアできなかった#777梁山泊MR-S、
GT500では、今回サードドライバーとしてスポット参戦のダレン・マニング(#3イエローハットZ)と、チームメイトが走行中にガス欠でコース上にストップしたため、タイム計測ができなかった武藤英紀(#32EPSON NSX)の両名が、まずはこのセッションでの基準クリアを目指し、見事全員がクリアして明日の決勝に駒を進めた。

また、GT500は午前中暫定ポールの#18TAKATA童夢NSXがここでも1分58秒080で堂々のトップタイムを記録し、GT300は#47吉兆宝山DIREZZA Zを駆る安田裕信が2分09秒300でトップとなった。

続いて行われたスーパーラップでは、最初に出走した#46吉兆宝山Zの佐々木孝太がデグナーでコースオフを喫して大きくタイムロスすることとなったが、続く#27ディレクシブ320R、#101トイストーリーMR-Sらがトラブルに見舞われてノータイムに終わったため、運良く8番グリッドを得たほか、#7雨宮アスパラドリンクRX-7と#62ウィルコム408Rらも順位を上げることに成功した。

そして、アウトラップのみでピットに戻ってきた#101新田守男の後を受けて6番目に出走したのは#52クムホセリカ。
アタックを担当した竹内浩典は西コースで圧倒的な速さを見せ、2分07秒126を叩き出して一気にリーダーボードのトップに躍り出た。

続いて出走した#47吉兆宝山Zの安田裕信、#19ウェッズスポーツセリカの脇阪薫一、#5マッハ号320Rの玉中哲二らはセクター1、2こそ竹内のタイムを凌いで見せるが、最後の3、4セクターでどうしても追いつくことができない。
それは午前中暫定ポールの#13エンドレスアドバンZを駆る影山正美をもってしても叶わず、竹内はクムホタイヤに初めてのポールポジションをもたらすこととなった。
2番手には#19ウェッズスポーツがつけ、フロントローをセリカが独占することとなった。

GT500クラスでも、全車が午前中に出した自身のタイムを更新する熾烈な戦いが繰り広げられた。最初に出走した#23ザナヴィZの本山哲は50kgのウェイトを積みながらも7番手タイムを叩き出し、2段階の性能調整を受けてストレートスピードに勝る#24KONDO Zのエリック・コマスが6位にポジションアップする一方で、80kgを積む#22モチュールZのミハエル・クルム、30kgの#18レイブリックNSXを駆るセバスチャン・フィリップらがストレートスピードの不足に悩んで10位、9位に後退することとなった。

そうした中、特別性能調整で25kgの軽量化と、2段階のリストリクター拡大の恩恵を活かした#25エクリプススープラの土屋武士が、午前中の道上を上回る1分56秒546を叩き出して見せる。

その後に走った#8ARTA NSXを駆る伊藤大輔、最後に出走した#18TAKATA童夢NSXの道上龍らも56秒台中盤のタイムを出したが、土屋には僅かに及ばなかった。

しかし9番目に出走した#12カルソニックZのトレルイエは、セクター1で土屋をコンマ3秒上回るハイペースで攻め、セクター3での遅れも一気にシケインで挽回して56秒426を叩き出し、今季初のポールポジションを獲得することとなった。

第6戦決勝は明日午後1時より、シリーズ最長の1000km、173周で戦われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA



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