JAFグランプリ、富士スプリントカップは12日、富士スピードウェイでスーパーGT第2レースの公式予選を行い、GT300クラスは高木真一(ARTA Garaiya)がGT500クラスは柳田真孝(S Road MOLA GT-R)がポールポジションを獲得した。
昨日11日、行われる予定だったスーパーGT第2レースの公式予選が荒天で中止になったため、本日12日早朝8時50分より同予選が開催された。
富士スピードウェイは未明に降った雨も上がり朝から快晴。冠雪した富士山もくっきりと顔を出した。しかし、路面は依然としてウェット。進行とともに路面が乾きつつある中で第2レース予選がGT500、300とも15分間で8時50分よりが行われた。
まずはGT300クラスが15分間。全車ウェットタイヤを履いてアタックを行う。予選中盤、岩崎祐貴(ハセプロMAイワサキaprカローラ)が1分54秒810でリーダーとなるが、ほどなく加藤寛規(エバンゲリオンRT初号機アップル紫電)が54秒731で逆転。しかし、終盤に高木真一(ARTA Garaiya)が1分52秒836でトップに立つとそのままポールポジションを決めた。
予選2位には終盤1分52秒895で吉本大樹(triple a Vantage GT2)が入り、同3位には昨年のスプリントカップウィナーの田中哲也(JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458)がつけている。
GT500公式予選は9時5分から15分間。多くのマシンがウェットタイヤを履いてアタックを行う。予選中盤から道上龍(EPSON HSV-010)が2位以下を1秒近くリードする1分43秒061を出しセッションは進行。このままポールを決めるかと思われたが、終了直前に今シーズンのドライバーズチャンピン柳田真孝(S Road MOLA GT-R)が1分43秒017を叩き出し、0秒044という僅差で道上を逆転。ポールポジションをものにした。
S Road MOLA GT-Rは第1レースでもロニー・クインタレッリがポールを決めており、第1、第2レースとも予選を制した。
予選2位には道上が、同3位にはチェッカー後にアタックした安田裕信(ADVAN KONDO GT-R)が滑り込んだ。
スーパーGT第2レースは明日13日、GT300クラスが14時10分から、GT500クラスが15時25分からそれぞれ22周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA