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SGT:第2戦鈴鹿決勝 IMPULカルソニックGT-Rが3位表彰台を獲得 (NISMO)

 気温22度と暖かい日差しの下、ピットビルディングとパドックエリアが大きく改修された鈴鹿サーキットには35,000人の観客が詰めかけた。前日の公式予選で会心の走りをみせポールポジションを獲得した「MOTUL AUTECH GT-R」(#1本山哲/ブノワ・トレルイエ)の本山哲は、決勝レースのスタートを担当。一周目から後続を引き離しにかかった本山に、3周目以降から#38 レクサスSC430が猛然と追い上げてぴたりと背後につけた。#38は盛んに追い越しを狙って攻めたが、本 山は逆転の隙を見せず首位を守ることに成功した。

 その後28周目にピットインし、ブノワ・トレルイエにドライバー交代。迅速なピットワークでコースに戻った#1 GT-Rは、前半よりもリードを広げて終盤へと向かった。2位に一時13秒もの大差をつけ、単独走行でレースを終えるかに思われたが、チェッカーフラッグまで5周を残した47周目に突如スローダウン。#36 レクサスSC430にトップの座を奪われ、続いて#38レクサスSC430、#12 GT-Rにも抜かれ、4位となった。

 その後コース上でアクシデントがありセーフティカー走行となったため、4位のままフィニッシュ。しかし、#38に抜かれる際にコース上で同車に接触したことにより、27秒加算のペナルティを受けることとなり、11位へと順位を下げた。

 開幕の岡山では後方から追い上げて4位となった「IMPULカルソニックGT-R」(#12松田次生/セバスチャン・フィリップ)は、16kgのハンディウェイトを積んで予選5位からレースをスタート。鈴鹿を得意とする地元三重県出身の松田次生がレース前半を担当し、11周目に#3GT-Rをパスして4位に上がった。27周目にセバスチャン・フィリップに交代するためピットイン。32周目には3位となった。

 しかし、燃料をセーブする車両の設定だったこともあり、ペースがなかなか上げられず、43周目に#38 SC430に3位を明け渡した。その後、#1 GT-Rが後退したため3位に戻り、チェッカーフラッグを受けた。

 「HASEMI TOMICA EBBRO GT-R」(#3 ロニー・クインタレッリ/安田裕信)は、予選3位からクインタレッリがスタート。序盤は3位をキープして周回を重ねたがその後5位にポジションダウン。後半担当の安田は、安定したタイムで周回を重ねた。しかし、47周目のシケイン手前で他車から押し出されてクラッシュし、リタイアとなった。

 開幕戦優勝の「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベリラ/荒聖治)は、オリベイラが予選12位からスタートして、序盤は上位車を次々にパスする勢いを見せた。しかし、その後はペースがあがらず後半交代した荒もリスクを避けて堅実な走りで周回。最終的には8位でレースを終えた。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: NISMO



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