代替レース開催を発表するGTA加治事務局長(右)(Photo:Motorsports@nifty)
5月24日、JGTC第3戦の行われているスポーツランドSUGOで、新型肺炎(SARS)の 影響で中止となったセパン戦に代わって、第4戦が7月13日に富士スピードウェイで 行われることが発表された。この結果、7月の第4戦、8月(3日)の第5戦は富士で の連戦となる。 代替レースの検討にあたっては、日程、開催場所ともに様々な案があったようだが、 チーム側の準備、イベントプロモーションの期間などを考慮して決まった。富士スピ ードウェイでは、この日富士チャンピオンレースの開催が予定されているが、これと の併催となる模様だ。 なお、GTアソシエイションでは、富士で連戦となることを考慮して、第4戦は通常 の大会とは異なる2ヒート制を採用する予定だ。普段は2ドライバーが組んで戦うGT レースだが、第4戦に限ってはそれぞれのドライバーがスプリントレースを戦い、そ の合計順位で争うことになる。 形態は、1ヒートが約150km(給油なし)、2ヒートが250km(給油あり)となる予定 で、通常のGTレースでは味わえない楽しさがありそうだ。 また、主催する富士スピードウェイでも、第4、5戦セットの観戦券を販売するなど、 観客動員に向けて様々な試みを行う予定だ。 セパンから高速型の富士スピードウェイに変更されたことで、現在不利と言われてい るNSX勢はさらに厳しい状況に追い込まれることが予想されるが、これは第3戦の後 に予定されている性能調整の内容にかかってくるだろう。