全日本F3選手権第9戦の公式予選は#2野尻智紀(戸田)が1'35.758のトップタイムを記録したが、これが黄旗提示中のものとして抹消扱いとなり、その結果#36中山雄一(トムス)がポールポジションを獲得する事になり、野尻は予選3番手に終わった。
第8戦の公式予選から10分間のインターバルをおいて、午前8時30分より第9戦の公式予選が開始された。
最初のアタックでトップに立ったのは1'35.874を記録した#36中山。
しかし2回目のアタックで#37勝田貴元が1'35.765、#2野尻も1'35.758と中山のタイムを上回ってきた。
その後は各ドライバーともタイム更新が進まず、このまま野尻が昨年8月の岡山以来、今季初のポールポジション獲得かと思われた。
しかし#7松下信治がエンジントラブルによりコース上でストップしたため、プリウスコーナーではセッション中盤から黄旗が提示されており、この影響で当該区間走行中のタイムが無効という裁定が下された。
この結果、セカンドベストタイムでトップだった中山が第8戦に続いてポールポジションを獲得することに。
2番手には勝田がつけ、野尻は残念ながら予選3番手から明日の決勝に臨む事となった。
一方Nクラスはここまで1'37.838を記録した#23高星明誠がトップ、#38ナニン・インドラ・パユーングがコンマ4秒差で2番手につけた。
第9戦決勝は明日午前11時25分より21周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Motorsports Forum