全日本選手権フォーミュラニッポン第6戦の公式予選2回目は、#56小暮卓史(ARTA)が1分28秒184と、午前中の自己ベストタイムを大幅に更新して再びトップに立ち、前戦オートポリスに続いて2戦連続、今季通算3回目のポールポジションを獲得した。
予選2回目は午後2時から開始された。
富士スピードウェイ上空は雲がかなり厚くなってきており、いつ雨が降り出してもおかしくない雰囲気になってきた。降水確率も50%になっている。
また、日差しがさえぎられた影響から気温も若干低くなっているようだ。
こうした状況もあってか、このセッションでは午前中とはうって変わって、各ドライバーとも最初から積極的にタイムを出しにいった。
最初にトップタイムを叩きだしたのは#17平中克幸。タイムは1分29秒322だった。
続いて#20松田次生が29秒102、更に#56小暮卓史が28秒403と、早くも午前中のベストタイムを更新してみせる。
いずれのドライバーも計測4周前後でピットに戻り、すぐにタイヤを履き替えて出て行く。
ここで#7片岡龍也が28秒883、#19ブノワ・トレルイエが28秒993で2、3位。
更に松田が28秒875を出してきた。
セッション半ばの23分過ぎには、平中、#11立川祐路が相次いで28秒681、28秒689を出して2,3番手に上がってきた。
そして開始から25分が経過したところで、#55金石年弘が28秒611、小暮が28秒184とタイムを詰め、ARTAがこの時点での1-2体制を築きあげる。
しかし予選終了間際になって、インパル勢が反撃に出た。
まずは残り時間7分でブノワ・トレルイエが28秒418を叩き出し、金石を抜いて2番手に上がると、残り2分で本山が28秒397を出してトレルイエを上回った。
同時に#37土屋武士、#11立川祐路らも好タイムを記録して上位に上がってきた。
ここでチェッカーが出て予選終了となり、小暮の前戦オートポリスに続いて2戦連続、今季通算3度目のポールポジションが確定した。
第6戦決勝は明日8月27日午後2時30分より、65周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: FMOTOR