フォーミュラニッポン第5戦のフリー走行2回目は、トップから1秒以内に14人がはいる接戦となったが、
3番手スタートの#32小暮卓史(PIAA NAKAJIMA)がセッション終盤になってクラッシュしており、決勝への影響が心配される。
トップタイムを記録したのは#47ロニー・クインタレッリ(CERUMO/INGING)で、タイムは1分45秒407。
ポールポジションの#1松田次生(LAWSON TEAM IMPUL)は4番手だった。
フリー走行2回目は午前8時より30分間で行われた。
決勝が30周、20周の2レース制ということもあり、全体にペースは速めで、
走り出しから各ドライバーとも1分45秒~46秒台での周回となった。
そんな中、予選では16番手に終わったクインタレッリが3周目に1分45秒407を記録、
これがこのセッションのトップタイムとなった。
2番手には#4J.P.オリベイラ、3番手に#3横溝直輝とコンドウレーシングの二人も好調だ。
5連続ポールを達成した松田もセッション終盤に4番手タイムを叩きだし、決勝への準備は万端のようだ。
その一方で、今回3番手からインパル勢の追撃を図るはずだった小暮が残り時間5分あまりとなったところでコースアウト、
クラッシュバリアに飛び込むというハプニングが起きた。場所はデグナーカーブだ。
小暮はピットアウトした次の周でタイムを出しにいったところ、
デグナーの一つ目の立ち上がりでアウトにはらんで縁石にフロアパネルを乗せてしまい、コントロールを失って飛び出してしまったようだ。
32号車はかなりの速度でクラッシュバリアに後ろから突っ込み、リヤウィングの翼端板が破損しているが、ウィング本体、
足回りなどは無事だったように見える。しかしフロアパネルにダメージが及んでいる可能性もあり、決勝までの僅かな時間で修復が間に合うのか、
どこまでの影響があるのかは不明だ。
30周の決勝レース1はこのあと午後1時にスタートする。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum