スーパー耐久シリーズ第5戦「もてぎスーパー耐久5時間レース」は22日、ツインリンクもてぎで公式予選を行い、ST-Xクラスの内田優大/藤井誠暢/平峰一貴組(スリーボンド日産自動車大学校GT-R)が総合のポールポジションを獲得した。
公式予選は午後2時から。晴れ間も広がりつつあり、トラックはドライコンディションとなった。Aドライバー、Bドライバーともグループ2・15分、グループ1・15分、グループX・10分で行われ、A,Bドライバーの合算タイムでグリッドが決定する。
ST-XクラスではAドライバーの内田優大が僅差でトップ、Bドライバーの藤井誠暢も僅差の3位に付けた24号車・スリーボンド日産自動車大学校GT-Rが合算タイムでポールポジションを獲得した。2位には81号車のジェフリー・リー/アンドレ・クート組(J-Fly Racing R8)が千分の14秒差で続き、3位には99号車の浜野彰彦/星野一樹組(Y's distraction GTNET GT-R)が続いた。
1台参加のST-ZクラスとST-1クラスは51号車の石原将光/坂本祐也組(DIAMANGO Cayman)と31号車のT.スターク/影山正美組(Porsche 991GT3 Cup)がそれぞれ総合の27位、7位に入りクラスポールポジションを獲得した。
ST-TCRクラスはA,Bドライバーともトップタイムをマークした45号車の今村大輔/加藤正将組(L&JR Mars Audi RS3 LMS)が文句なしのポールポジションを獲得した。2位以下を大きく離してポイントリーダーの97号車・植松忠雄/中野信治組(Modulo CIVIC TCR)は55キロのウェイトハンディでクラス8位に沈み、ここからチャンピオンに向けて追い上げることとなった。
激戦のST-2クラスはAドライバーの冨桝朋広が2位、Bドライバーの菊地靖がトップタイムをマークした6号車の新菱オート☆DIXCELエボⅩがポールポジション。2位に付けたランキングトップの59号車・大澤学/後藤比東至組(DAMD MOTUL ED WRX STI)に対して逆転を狙う。
こちらも激戦のST-3クラスはランキング3位の62号車・嵯峨宏紀/山下健太組(DENSO Le Beausset RC350)が地元の利を生かしてポールポジション、ランキング浮上を狙う。
ST-4クラスはA,Bドライバーともトップタイムの58号車・小林康一/塩谷烈州組(ウィンマックステインワコーズDC5☆KRP)が文句なしのポールポジション。ここまで4戦連続ポールを獲得し、チャンピオンシップをぶっちぎる86号車・松井孝允/坪井翔組(TOM'S SPIRIT 86)が初めて2位に沈んだ。
ST-5クラスは4号車・見並秀文/太田侑弥組(THE BRIDE FIT)がポールポジション。ランキングは下位に沈んでいるが一矢報いたいところだ。
決勝は明日正午に5時間レースとしてスタートが切られる。ST-X、ST-TCR、ST-4クラスのチャンピオンが最終戦を待たずにして決まる可能性が高そうだ。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Keiichiro TAKESHITA