レースは半分の12時間が経過した。日が落ちてから気温も下がり続け、午前3時現在17度、路面温度18度と、クルマには快適なものの観戦する人間にとってはかなり寒い。コースサイドでは深夜のバーベキューを楽しむ人もチラホラ見える。
総合トップの座は、ST-Xクラスの#3ENDLESS GT-Rが死守している。2位には#83Phoenix Racing Asia R8が上がってきており、その差は1分10秒程度。アウディR8が追い上げを図っている。遅れること3周で繰り広げられる3位争いもGT-RとアウディR8の構図だ。#99Y's distraction GTNET GT-Rと#81J-Fly Racing R8がピットインで順位を入れ替えながら競っている。
ST-TCRクラスはシビックvsアウディ。#97Modulo CIVIC TCRが、#75m-1 CARFACTORY RS3 LMSを1周リードしている。TCRクラスとほぼ同じ速さを見せるST-3クラスは、トヨタ車による戦い。スタートからクラストップを走る#68埼玉トヨペットGreen Brave GR SPORTマークXが順調に周回を重ね、これを#38muta Racing ADVICS IS 350 TWSが同一周回で追っている。3位は本命と目される#62DENSO Le Beausset RC350が淡々と走っている。
これに遅れること7~8周で競り合うのがST-2とST-4クラスだ。
ST-4クラスでは、序盤から引き続き、本命#86TOM'S SPIRIT 86と#55Sunoasis田中建築86が競り合っている。これを追うのがST-2クラスの#6新菱オート☆DIXCELエボⅩ。こちらは独走で、2位#7GLocal☆新菱オートDXLエボXを5周ほど引き離している。開始早々アクシデントで遅れた#59DAMD MOTUL ED WRX STIもクラス4位ながら元気に走っている。
ST-5クラスは、#88村上モータースMAZDAロードスターがトップをキープ。これに#37DXLワコーズNOPROデミオSKY-D、#69J'S RACING Moty's制動屋FITが続いている。一時2位を走っていた女性ドライバーチーム#50LOVE DRIVE RACINGロードスターはクラス8位まで後退してしまった。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Kazuhiro NOINE