予選日の午前、日本レースプロモーション(JRP)による恒例のサタデーミーティング(定例会見)が行われ、経験豊富なエンジニア、スティーブ・クラーク氏と、来季F1へのステップアップが噂されるピエール・ガスリー選手に、スーパーフォーミュラ(SF)の印象などを聞いた。
- スティーブ・クラーク(SUNOCO TEAM LEMANSエンジニア)
- 海外にいた時からSFの存在はもちろん知っていました。ただ、実際に関わるまではGP2に近いカテゴリーと思っていましたが、かなり違っていましたね。ダウンフォース、エンジンパワー、タイヤのグリップなど、全体的にパフォーマンスが高いと感じました。GP2はあくまでもサポートレースですが、SFはレベルの高い素晴らしい選手権です。参加しているドライバーも経験豊かな日本人が多いですしね。日本食が好きで、飛行機の移動が苦にならないなら、海外の若手にもチャレンジングなこのカテゴリーに挑戦してほしいと思います。
- ピエール・ガスリー(#15TEAM無限SF14)
- 今シーズンSFに参戦できたことは、僕にとって貴重な経験でした。豊富な経験を持つドライバーが多いSFは、シーズン当初は難しいと思うこともありましたが、レースを重ねるにつれて結果もついてきていますし、成長できていると感じています。ただ、日本に来る前は日本のことも、SFのこともほとんど知りませんでした。寿司が食べられるということくらいで(笑)。GP2からそのままF1に行ければいいですが、それは非常に難しいことです。SFで経験を積めることはドライバーにとって重要と思います。
Photo: Yoshinori OHNISHI