SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ公式予選 コースレコード更新で#23モチュールGT-Rが今季初ポール!

コースレコード更新で逆転タイトルへ!!

2017オートバックス スーパーGT第8戦「もてぎGTグランドファイナル」の公式予選は11月11日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、GT500クラスで#23松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)が1'36.316と旧規定で樹立されたコースレコードを上回る圧倒的な速さをみせ、今季初のポールポジションを獲得した。GT300クラスも#4谷口信輝/片岡龍也組(グッドスマイル初音ミクAMG)も1'46.076と従来のレコードを大幅に上回り、第2戦富士以来今季2度目のポールポジションを獲得した。

公式予選は午後2時よりノックアウト方式で行われた。天候は晴れ。気温はやや上昇したものの強い風が吹き、空力マシンのGT500クラスには難しいコンディションとなったようだ。

予選Q1

GT500クラスポールポジションの松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)

GT500クラス予選2位の大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組(WAKO\'S 4CR LC500)

GT500クラス予選3位の平川亮/ニック・キャシディ組(KeePer TOM\'S LC500)

GT300クラスポールポジションの谷口信輝/片岡龍也組(グッドスマイル初音ミクAMG)

GT300クラス予選2位の高木真一/ショーン・ウォーキンショー組(ARTA BMW M6 GT3)

GT300クラス予選3位の黒澤治樹/蒲生尚弥組(LEON CVSTOS AMG)

各クラス15分間で行われる予選Q1。GT500クラスはミシュランタイヤを履く2台のニッサンGT-Rが好タイムを記録。#46千代勝正(S Road CRAFTSPORTS GT-R)が1'37.224でトップ。#23松田次生(MOTUL AUTECH GT-R)は最初のアタックでコースを飛び出したものの、次の周にうまく仕切り直して1'37.345を記録し、2番手でQ2進出を果たした。最初のミスを受けての「置きに行ったタイム」での2位という結果に、NISMOは逆に自信を深めることとなった。3位には#36中嶋一貴(au TOM'S LC500)がつけたが、優勝候補の一角であるはずの#38石浦宏明(ZENT CERUMO LC500)が僅か0.01秒及ばず9位。ディフェンディングチャンピオンの#1ヘイッキ・コバライネン(DENSO KOBELCO SARD LC500)も11位という結果に終わり、揃ってQ1落ちを喫する結果となった。

GT300クラスは前戦タイでポールポジションを獲得した#21リチャード・ライアン/柳田真孝組(Hitotsuyama Audi R8 LMS)がメカニカルトラブルにより出走できないという波乱の幕開け。トップタイムを記録したのは#4谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)で、#88平峰一貴(マネパランボルギーニ GT3)が2位。#25山下健太(VivaC 86 MC)が3位につけた。朝のフリー走行でドライブシャフトのトラブルに見舞われた#5藤波清斗(マッハ車検MC86 GTNET)も13位に入り、見事Q2進出を果たしている。

予選Q2

12分間で争われる予選Q2。GT500クラスは残り時間が7分を切ったあたりで各チーム続々とコースイン。まずは#6大嶋和也(WAKO'S 4CR LC500)が1'37.207でトップにつけ、これに#37平川亮(KeePer TOM'S LC500)が1'37.366で続く展開に。しかしやや遅れてコースインした#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)がセクター1から飛ばしに飛ばし、途中5コーナーで危ない場面はあったと本人は振り返ったものの、そこでもどうにか踏みとどまって1周をまとめてコントロールラインに飛び込んできた。記録されたタイムは1'36.316。2位以下を0.891秒も引き離す圧倒的な速さでポールポジションを獲得してみせた。これは現行規定よりもダウンフォース量の多い旧規定の車両で平手晃平(DENSO KOBELCO SARD RC F)が記録した1'36.491をも上回るものだった。

GT300クラスは第2戦富士で自身通算初のスーパーGTでのポールポジションを獲得した#4片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)が今度は自らの手でQ2を走り、こちらも昨年中山雄一(TOYOTA PRIUS apr GT)の樹立した1'46.760を大幅に上回る1'46.076を叩き出して自力での初ポールを達成してみせた。2位には#55高木真一(ARTA BMW M6 GT3)が1'46.300で続き、#65蒲生尚弥(LEON CVSTOS AMG)が1'46.341、#25松井孝允(VivaC 86 MC)が1'46.451と、こちらは上位4チームがレコードを更新する結果となった。

第8戦決勝は明日午後1時30分より53周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO


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