FS125東地域

FS125東地域第3戦茂原 澤龍之介(Drago corse)が今季2勝目

 2017年全日本カート選手権FS125部門東地域の第3戦が7月2日、茂原ツインサーキット (千葉県)にて行われ、澤龍之介(Drago corse)が優勝した。

 東西地域別5戦、東西統一戦1戦の計年間6戦で争われる全日本カート選手権 FS125部門は、折り返し地点となる第3戦が東地域にて開催された。第3戦決戦の地茂原ツインサーキットは、その名が示す通りカート用のショートコースと、四輪用のロングコースの2つのコースからなるサーキットで、全日本カート選手権では四輪用のロングコースが使用される。第2戦の舞台本庄サーキットも四輪用コースであったが、ストップ&ゴーの本庄とは異なったコース特性となっており、高速で切り抜けるS字コーナーや、最終コーナーからホームストレートへと駆け上る高低差のあるダイナミックなコースレイアウトとなっている。

 タイムトライアル、予選ヒートとトップで終えたのは、第2戦本庄大会にて全日本初優勝を飾った澤。今シーズンより全日本カート選手権FS125部門へとステップアップを果たした澤は、昨シーズンまではジュニアカート選手権のFPJr部門に参戦をしていたが、そのFPJr部門で開催された過去3年間の茂原大会では全て優勝しており、とても相性のいいサーキットだ。ステップアップを果たした今大会でも、優勝に向けて大きく期待が高まるタイムトライアル、予選ヒートの結果となった。

 迎えた決勝ヒート、ホールショットを決めた澤はオープニングラップから後続を突き放していき、レース折り返し地点の12周目終了時には2番手に2秒6のタイムギャップを築く。レース終盤にはさらに2番手とのギャップを5秒へと広げ、優勝に向けて盤石の態勢を築く一方、その後方では2位を賭けたバトルが繰り広げられる。スタートより2番手を走行してきた岡村涼太(RT WORLD)に、塚田海斗(VITEC racing)が襲いかかる。2台はサイドバイサイドの激しいバトルを繰り広げるが、そのバトルに小林陽幸(VITEC racing)、徳永紀京(Drago corse)が加わり混戦状態へと激化する。バトルによって4台のラップタイムが落ちたことで後続車両が追いつき、2位争いは7台が連なる長い隊列となった。後続の争いをよそに、1度もトップの座を譲ることなく24周を駆け抜けた澤が余裕のトップチェッカーを受け、今季2勝目を飾った。2番手には混戦を制した塚田が入り、3番手には岡村が入った。

澤龍之介のコメント
 公式練習ではキャブの調子が悪かったのですが、交換してからはタイムトライアルでもトップタイムを出せましたし、予選でもペースをセーブして走ってもトップで終えることができました。いいリズムに乗ることができたので、余裕を持って決勝に臨むことができました。目指すのはシリーズチャンピオンですので、次戦以降もこのまま安定した成績を残していきたいです。
Text: Hideshi KIKUYAMA
Photo: Hideshi KIKUYAMA
Ryousuke KIKUCHI


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