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SGT:第1戦岡山公式練習 昨年優勝の#37KeePer RC Fがトップタイム!GT300は新型メルセデスAMG GT3を投入した#65LEONがトップ

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2016オートバックス スーパーGT第1戦「岡山GT300kmレース」の公式練習が4月9日、岡山国際サーキットで行われ、昨年優勝の#37KeePer TOM'S RC F(ジェームス・ロシター/平川亮組)が1’19.018でトップ。
GT300クラスは今季新型を投入した#65LEON CVSTOS AMG-GT(黒澤治樹/蒲生尚弥組)がコースレコードを上回る1’26.330を記録してトップだった。

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スーパーGTの2016シーズンがいよいよ開幕。
GT500クラスは既報の通り全日本F3チャンピオンのニック・キャシディ、ブランパン耐久シリーズを制した千代勝正らがGT300クラスからステップアップしたほか、多くのチームでドライバーの移籍や新規スポンサーの獲得などが相次ぎ、例年以上に新鮮なラインナップでこの日を迎えることになった。
またGT300クラスは主にFIA-GT3勢でニューモデルの投入が相次ぎ、こちらも実に見所の多いシーズンとなっている。
さらに先月の公式テストでは両クラスともにコースレコードを上回る好タイムが記録されており、さらなる激戦が期待できそうな状況となっている。

その注目の開幕戦最初の走行となる公式練習は午前9時より混走85分、専有走行各10分で行われた。
天候は晴れ。絶好のレース日和だ。

序盤トップに立ったのは公式テストから好調の#12カルソニックGT-R。J.P.デ・オリベイラが1’19.164の好タイムを記録、その後も快調に周回を重ねていく。
2番手にはヘイッキ・コバライネンが1’19.186を出した#39デンソーKOBELCOサードRC Fが続く。

しかし終盤に行われた専有走行では#37KeePer RC Fの平川がチェッカー目前に1’19.018を叩き出して一気にトップに躍り出た。
37号車は昨年、一昨年とここ岡山を制しており、平川も昨年ここでポールポジションを獲得するなど、相性の良さは変わっていないようだ。

しかし一方で、今季からハイブリッドシステムを外したホンダ勢は最上位の#100レイブリックNSXが11位にとどまるなど、公式テストに続いて厳しい状況が続いている。
その上100号車は専有走行開始直後にピット出口でトラブルによりストップするなど、予選への影響も懸念される状況だ。

GT300クラスは混走時間に1’26.330を黒澤が記録した#65LEONがそのままトップで走行を終えることに。昨年までのSLSから新型のAMG GT3にスイッチしたLEONだが、新車の仕上がりは上々のようだ。
2番手には#21Hitotsuyama Audi R8 LMSがつけたが、21号車はセッション中盤にガレージに引き込まれて作業を始めてからは走行に参加せず、藤井誠暢は1周も走行しないまま午後の予選に臨むことになった。
3番手には岡山での公式テストでクラッシュによりフロント周りを大破し、富士テストの2日目からようやく合流した#25Vivac 86MCがつけ、先月の雪辱に向けてチーム一丸となって取り組んできた様子がうかがい知れる。
一方で4月7日にようやく参戦体制を明らかにした#26チームタイサン・サードはトラブルにより終始ガレージに止まったままという状況。午後の予選出走が危ぶまれる状況だ。

公式予選はこのあと午後2時50分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
Katsuhiko KOBAYASHI


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