F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第11戦オートポリス決勝 好調#36坪井が6連勝を達成!!

FIA-F4選手権第11戦の決勝レースが10月31日、オートポリスで行われ、予選2番手の#36坪井翔(トムス)がスタートでトップに立ち、そのまま逃げ切って第6戦富士からの連勝記録を6に伸ばした。

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第11戦決勝は午後3時35分より13周で行われた。
ポールシッターの#7大津弘樹(HFDP)がクラッチミートに失敗する脇をすり抜けてトップに立った坪井は、そのまま着実にリードを広げて3周めには2位の大津に1.2秒、レース中盤の7周めには3.2秒の差をつける。
大津もタイヤに充分熱が入ってからはペースを取り戻し、坪井との差を縮めにかかるが、坪井も冷静に後続との差を測りながら周回を重ね、3.3秒のリードを保って13周めのチェッカーを受けた。
3位は予選3番手の#50山田真之亮(B-MAX)。レース中盤からは明日の決勝に備えてペースをコントロールしながらも4位の#5平木湧也(RSファイン)を抑え込んでみせた。

一方、ここまでポイントランキング2位の#11牧野任祐(Rnスポーツ)は専有走行から続く前後のグリップ不足から苦しい走りを強いられ、12周めの1コーナーで#37小高一斗の先行を許してこのレースを9位で終えた。
この結果シリーズポイントは坪井182pt、牧野は154ptとなり、その差は28ptに広がった。
これにより明日の決勝で坪井が表彰台圏内でフィニッシュし、牧野が下位に沈めば最終もてぎ大会を待たずして今シーズンのチャンピオン争いが決着する可能性も出てきた。

第12戦決勝は明日午前10時15分より、同じく13周で行われる。

優勝 #36坪井翔のコメント
fiaf4-rd11-tsuboi 水曜日にスタート練習をする機会を与えてくださったので、そこでスタートの方式を変えてみました。今まではスタートで抜くことはあまりなかったんですが、新しいやり方にチャレンジしてみたら、すごくいい結果が出たので、今回予選は失敗して2番手だったんですが、スタートに集中しました。そうしたらうまく抜けて。スピードは自信があったので、あとは安心して走ることができました。タイヤに厳しいサーキットなので、明日のことを考えて、後半は抑えて走りました。
明日は5番手からのスタートですけど、スピードはあるので何としても勝ってできるだけポイントを引き離したいと思います。スタートで2番3番まで上がっちゃえば、抜けるチャンスはあると思うし、タイヤも残してあるので、勝ちにいきます。明日でチャンピオン決まっちゃえば嬉しいですけど、それはあまり意識しないように、明日のレースを勝つということだけに集中したいと思います。
2位 #7大津弘樹のコメント
スタートの瞬間の反応は悪くなかったんですけど、そこからのクラッチミートで回転を落としてしまい、加速が鈍ったところを坪井選手に抜かれてしまいました。
前半はついていけるかな、と思ったんですが、中盤に坪井選手に離されてしまい、後半追い上げようと思ったんですが、中盤の差を詰められませんでした。
明日はスタートを失敗しないように、気をつけてレースに臨みます。
3位 #50山田真之亮のコメント
予選のタイムからみれば戦えるかなと思ったんですけど、内圧の上がっていない1周目で離されてしまい、そのあとも自分の中ではプッシュして行ってタイムも上がって行ったんですけど、残り6周からタイヤがたれてきてリヤがグリップしなくなりました。
それで明日のことも考えてタイヤをマネジメントしながら最後まで走りきりました。
明日は平木(ポールシッター)と横並びなので、まずスタートで前に出て、そのまま勝ちたいと思います。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI


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