◎鈴鹿F3000タイヤテスト情報 (2月9日) 2月9日、鈴鹿サーキットで、今年の全日本F3000選手権に出場を予定してい るチームによる合同タイヤテストが行なわれ、午前、午後ともに16台が参加した。 今回は、昨年のチャンピオン、マウロ・マルティニとチームメイトでもあるハイン ツ・ハラルド・フレンツェン、ジェフ・クロスノフ、ローランド・ラッツェンバーガ ー、黒澤琢弥、鈴木利男の6人が93年型のローラT93/50を使用。1月のテストで93年 型レイナードを走らせたロス・チーバーは参加しておらず、レイナード勢は全員92D を走らせていた。 午前のテストでトップタイムを出したのは、今年から日本石油のスポンサーシップ を受ける星野一義。昨年型のローラT92/50・コスワースDFVで1分46秒134のタイムを 記録した。 2位につけたのは、ローラT92/50・無限のエディ・アーバインで、タイムは1分46 秒820。3位は、ローラT92/50・無限のアンドリュー・ギルバート・スコットの1分 46秒882。 4位は、マルコ・アピチェラの童夢F103・無限でタイムは1分46秒885と、ここま でが46秒台をマークした。 以下、トーマス・ダニエルソン(ローラT92/50・DFV)、マウロ・マルティニ(ロ ーラT93/50・無限)と続いた。 午後のテストでは、予選タイヤを装着したとみられるアピチェラが1分43秒532で トップ。ダニエルソンが1分44秒882で2位、星野一義が1分45秒644のタイムを出し た。 17日に参戦体制発表会を予定している中嶋企画では、午前に檜井、午後には影山正 彦を起用。今年は影山がPIAAカラーのマシンを走らせるのではないかと予測されてい る。 昨年、スピードスターから出場していたカプコン・レーシングの和田久は、今年は、 昨年まで関谷正徳を走らせていた萩原レーシングのメンテナンスで出場する模様。ま た、石川朗もチーム・ルマンから、カプコンのカラーリングで出場する予定。関谷は トムスからレイナード93D・コスワースDFVで出場することになりそうだ。 また、昨年から噂の絶えない近藤真彦のF3000デビューが、ホシノ・レーシングか らの出場で実現しそうだと、パドックで囁かれている。 なお、F3000のテストの合間には、リアウィングを低い位置に取りつけたルマン仕 様のトムス・トヨタTS010も走行。アーバインのドライブで、1分47秒383を記録して いた。 --鈴鹿からの電話リポートによる。 すがやみつる/FMOTOR4-Manager/SDI00104/RIJ