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SGT:第6戦オートポリスPP会見 嵯峨宏紀「明日は熊本に因んだもので...」

予選記者会見:ポールポジションを獲得した両クラスの選手たち

GT500クラスポールポジション 16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT

大湯都史樹(TEAM Red Bull MUGEN)

「ここまでくるのに非常に苦労しましたし、今年は予選で2位にはなっていたんですが、惜しいところでポールを逃すことが多かったです。そんな中で、今回Q1、Q2共にトップタイムを出すことができたことを本当に嬉しく思いますし、チームが徐々に力をつけているんだぞ、というところを見せられて本当に良かったなと思っています」

「明日の決勝については、120%の自信を持ってオートポリスに来ているので、期待してもらえたらと思います」

笹原右京(TEAM Red Bull MUGEN)

「Q1で大湯選手が素晴らしい走りを決めてくれて、仕上がりが良いことは確認できていました。Q2については、Q1からのフィードバックで多少ディスカッションはありましたが、最終的にはクルマとタイヤを信じて踏み込んでいける状態を作ってくださったので、僕に関してはいつも通りのアタックをするだけという状態でした」

「まだ改善できる場所はあるんですけど、こうやって期待を背負って走り、結果でお返しすることができたことは、良かったなと思っています」

「このカテゴリーでポールポジションを獲得するのは本当に難しいことだな、と昨シーズンから思っていました。大湯選手も素晴らしいアタックをしてくれていたんですが、どうしてもあと一歩届かなくて、二人とももどかしい思いをしていました。僕自身としても、今までは一発の速さよりもレースでの強さを意識してきましたが、やはり一発の速さという部分にもこだわりを持っていましたから、自分の番が来たときに、それを発揮したいと思っていました。それが結果に結びついたことが率直に嬉しいです」

GT300クラスポールポジション 31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT

中山友貴(apr)

「非常に嬉しいです。今シーズンaprに加入してから順調に開発が進んで、クルマのスピードも上がってきてはいましたが、BOPの変更などもあり、サーキットに来てから苦労することが多かったので。オートポリスでも厳しい戦いになるのかなと思っていましたが、Q1で自分がトップになることができ、その流れを嵯峨選手がうまくつなげてくれました」

「思ったより良かったという印象がありますが、ここに来る前に行ったテストで、自分もハイブリッドに対する理解を深める作業を進める上で、気になることが出てきました。それをチームに打ち明けて、テストに中でうまく解消することができたのも自信につながりました」

嵯峨宏紀(apr)

「今シーズンはなかなか結果につなげることができず、歯痒い思いをしてきました。何をやっても解消しない問題があったんですけど、それがこのインターバルの間に行ったテストで解決策を見出したことで、ようやく普通のクルマになり、31号車の本来いるべき位置に戻ってくることができました」

「Q1で中山選手が思っていた以上にすごいタイムを出してくれて、いつもよりも緊張してQ2に臨みましたが、その結果セクター1がうまくまとまりませんでした。もしまとまっていたら夢の41秒台が出せたと思うんですけど、そこはご愛嬌ということで許していただいて、明日の決勝に挑戦したいと思います」

(解決した問題というのは?)「我々は回生ブレーキを使っているんですが、ブレーキディスクを使ったメカニカルブレーキとリヤだけに効く回生ブレーキとを併せた状態で前後のブレーキバランスを取る必要があるんですね。それが今まではメカニカルの効きが強すぎて、回生がうまく効かず、リヤがロック気味になっていました。それに対し、メカニカルブレーキの前後バランスを見直すことで、回生ブレーキの効きを改善することができました」

(明日の抱負を改めて詳しく)「機密事項もあるので詳しくはお話できませんが、明日は熊本に因んだもので、視聴率が取れればなあと思っています」

Text & Photo: Kazuhisa SUEHIRO


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