2020FIA-F4選手権第6戦の決勝が10月25日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、予選2番手からスタートした#35平良響(TGR-DC RSトムススピリットF4)がここでも速さをみせて優勝、連勝記録を5に伸ばした。
第6戦決勝が午前9時45分より11周で行われた。この日の天候も晴れ、やや肌寒さを感じさせる中、ドライコンディションでの戦いとなった。
スタートでは予選2番手の#35平がポールポジションの#14荒川麟(ZAP SPEEDスカラシップ)を捉えてトップで1コーナーに飛び込んだ。2位に後退した#14荒川は3周めのS字コーナーで痛恨のクラッシュを喫してレースを終え、スタートで3番手にジャンプアップした#36野中誠太(TGR-DC RSトムススピリットF4)もこの周のデグナーで飛び出して大きく順位を落とした。代わって#62平木玲次(HELM MOTORSPORTS F110)が2位に浮上、3位に#7太田格之進(VEGAPLUS DOME F110)、4位に#40嶋成弥(SACCESS RACING ES)が続く。
平良は序盤から順調に後続との差を広げ、最後は2位に5.947秒の差をつけて11周を走り切り、今週末を3連勝。シーズン通算で5連勝を達成した。2位は#62平木、3位には#7太田が入った。
インディペンデントカップはスタートで#2仲尾恵史(TCS Racing Team)がトップに立ち、#3佐藤セルゲイビッチ(結婚の学校フィールドモータースポーツ)、#96齋藤真紀雄(CS Marketing AKILAND)らを従えて周回を重ねていたが、5周目に入ったところでジャンプスタートの裁定が下り、ドライビングするーペナルティが課せられて順位を落としてしまう。
代わって#3佐藤がトップに立ち、そのまま逃げ切って今季2勝目を獲得している。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Hiroyuki MINAMI