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SF:第2戦オートポリス決勝 予選16位からの大逆転!!#19関口が通算6勝目を獲得

2019年全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦の決勝が5月19日、大分県のオートポリスで行われた。優勝は#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)。なんと予選16位からの大逆転勝利だった。
(天候:曇り コース:ドライ 観客動員数:土曜日2,450人/日曜日3,700人/大会総入場者数6,150人)

54周の決勝がスタートした

レースは開始早々セーフティーカーが導入された

優勝は関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)

決勝2位は山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19)

決勝3位は大嶋和也(UOMO SUNOCO SF19)

優勝した関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

星野一義監督と優勝した関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

表彰式

第2戦決勝はスタート前から荒れていた。統一規則書第27条7項を巡り、赤旗原因となった4人のドライバーがノータイムという裁定が競技団から出されたためだ。そのため、本来なら決勝スタートの1時間30分前までに発表されなければならない(統一規則第29条3項)はずのスターティンググリッドが午後1時24分に漸く出されるというあり得ない状況になった。。

レースは午後2時にスタート。心配された雨は上がり、ドライコンディションでの戦いとなった。

ここでソフトタイヤを選択したのがポールの#4国本雄資(ORIENTALBIO KONDO SF19)と2番手スタートの#39坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)、#17塚越広大(REAL SF19)、#16野尻智紀(TEAM MUGEN SF19)、#65牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING SF19)、そして関口の6名。レースがスタートすると1周目に#38石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)、#3山下健太(ORIENTALBIO KONDO SF19)、#1山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19)、#8大嶋和也(UOMO SUNOCO SF19)がピットインしてミディアムタイヤからソフトに変更。この一連の動きがレース展開を大きく左右することになった。

スタートでトップに立ったのは国本。2位に坪井、3位に#5福住仁嶺(DOCOMO DANDELION M5Y SF19)が続くが、2周目の第3コーナーで#15ダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN SF19)がスピンしたために早くもセーフティーカーが導入されることになり、タイヤ交換組のビハインドが一気に帳消しとなってしまったうえ、2位の坪井、3位の福住をはじめとする9台が2周目にピットに入ったため1周目にピットインしたドライバーたちは上位に浮上することに成功する。

また坪井、塚越以外のソフトタイヤ勢はステイアウト。コースにとどまりリスタート後にリードを広げる作戦をとった。

これにより3周終了時点でソフトタイヤスタートの関口は2位に浮上、3位に牧野がつけ、1周目でピットインした石浦も4位に浮上、以下5位に坪井、6位に山下、7位大嶋、8位に山本という状況になった。

レースは8周目にリスタート。13周目に関口が1コーナーで国本をアウトから抜いてトップに立ち、そこから一気にペースを上げて後続を突き放しにかかる。牧野も25周目に国本を捉え、2位に浮上した。

その後方では山本が次第に順位を上げ、23周目に石浦を抜き去ってタイヤ交換組の最上位に浮上したが、関口は山本を1周あたり2秒近く上回るハイペースでギャップを広げ、40周目にピットイン、見事山本の前でコースに復帰すると、50周目に牧野がタイヤ交換を行なったことで再びトップに浮上した。

その後も関口は山本を全く寄せ付けない走りで54周を走りきり、今季初勝利をものにする。2位は山本。3位には大嶋が入った。

ポールの国本は牧野と同じ50周目までピットインを引き延ばしたが、中盤に順位を落としたことが響き、結局16位でレースを終えている。

次戦の舞台はスポーツランドSUGO。6月23日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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