スーパー耐久

第7戦鈴鹿公式予選 ST-Xクラスポールシッター・平木湧也「今年から参戦してチャンピオンを取れたら上出来」

ST-Xクラスでポールポジションを獲得した平木玲次(左)、鳥羽豊(中央)、平木湧也(右)(HELM MOTORSPORTS)

 エネオススーパー耐久シリーズパワードバイハンコック第7戦「鈴鹿S耐」は26日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、ST-Xクラスでチャンピオンシップを争っている、62号車のHELM MOTORSPORTS GTR GT3(鳥羽豊/平木湧也/平木玲次)がポールポジションを獲得した。

 62号車はAドライバーの鳥羽豊が2位の永井宏明(ポルシェセンター岡崎911 GT3R)に0秒283の差を付けてトップタイムを記録。Bドライバーの平木湧也はトップの小高一斗(DENSO LEXUS RC F GT3)にわずか0秒013及ばない2位に付けたため、合算タイムで62号車が今季初のポールポジションを獲得した。

 62号車は、ラインキングトップの888号車Grid Motorsport AMG GT3(マーティン・ベリー/ショウン・トン/高木真一/山脇大輔)に2.5ポイント差の2位に付けていたが、このポールポジションポイント2を加点し、トップに0.5ポイント差まで迫った。7戦中6戦の有効ポイント制のため、実質的にはこの2台は同ポイントで並んだとみていい。

 チャンピオンの可能性があるのはランキング3位の81号車DAISHIN GT3 GT-R(大八木信行/青木孝行/藤波清斗/坂口夏月)までだが、81号車はポイントが離れているため、62号車と888号車の一騎打ちとなりそうだ。前でゴールした方がチャンピオンを獲得する。

 予選後、ポールポジションを獲得した平木湧也に話しを聞いた。

ST-Xクラスポールポジション 平木湧也(HELM MOTORSPORTS)

 「初めてのクルマだというのもあってウエイトが重くなるとどうしても対応できず、だいぶ前から60キロに到達して、そこからいいレースをできなくて苦しんでいました。ここに来るまでテストを2回して、いろいろ試して方向性を探しました」

 「今週は、最初のフィーリングは良くなかったんですが、みんな良くなかったみたいで、あんまりいじらずにいたら、自分たちのペースが良くなってきた感じです」

 「鳥羽選手も速かったですね。本人も今年ずーっと永井選手(16号車のポルシェ)に負け続けていて、なんとか勝てるようにがんばっていたので、良かったです」

 「明日のレースですが、クリアな周が何周かあるのでスタートは鳥羽選手の予定です。優勝はもちろん狙います。888号車は気にせずに、ミスしないでレースをしたいと思います」

 「チャンピン争いは81号車(ダイシンGT-R)の可能性もありますが、888号車との一騎打ちになると思います。今年から参戦してチャンピオンを取れたらこんな出来過ぎなことはないですね」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI


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