スーパーFJ(S-FJ)地方選手権鈴鹿シリーズは21日、鈴鹿クラブマンレース第3戦で第3戦の公式予選を行い、森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYSY)がポールポジションを獲得した。
予選日の鈴鹿はにび色の雲が覆う雨模様の一日となった。ときおり小雨が落ちるが、コースを濡らすまでには至らず、各カテゴリーの予選はドライコンディションで行われた。前プログラムで赤旗が提示されたため、S-FJの予選は予定より3分遅れの午後4時3分より20分間で始まった。
4周目には大木一輝(M2 KK-SII)が2分14秒577を出し、まずはトップに立つ。2位以下には1秒以上遅れて小松響(Okabe Jidosha・Rn-sports・KK-SII)、板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII)らが付ける。
4周目には、一気にタイムを縮めた森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYSY)が2分13秒925でトップに浮上。大木が2位に下がり、3位には清水啓伸(Drago CORSE)が上がってきた。
5周目には入念にタイヤを暖めてきた居附明利(SAccess Racing Es)が2分13秒275で2位に割って入る。居附はさらにアタックを続けるが、ミスがあり森山のタイムを上回ることができず。
結局、ただ一人13秒台を出した森山がトップに立った。2位は居附。3位には4位まで落ちていた大木が、清水のタイムを上回り3位を奪取。4位には清水が、小松は5位で予選を終えた。
ポールポジションの最右翼と思われていた岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)はペースが上がらず、6位まで浮上するのがやっとだった。
しかしこの後、黄旗区間通過や走路外走行なのでベストタイムを抹消される選手が続出した。
トップタイムの森山もベストタイムを削除されたが、速いタイムをそろえていたため、トップは譲らずポールポジションを獲得した。2位居附、3位大木は変わらず。ベストタイムを抹消された清水は5位まで後退。代わって4位には小松が上がった。岡本もベストタイムを抹消されたため7位に降格。6位には高木悠帆(MYST KKSII)が繰り上がった。
第3戦決勝は明日22日、午前11時15分より10周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum