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筑波・富士S-FJ選手権

第2戦筑波決勝 田上蒼竜、ミスのない走りでキャリア初優勝、ZAP SPEED勢が2戦連続で表彰台を独占

決勝のスタートシーン

 2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第2戦決勝が5月5日(木・祝)に筑波サーキットで開催され、ポールポジションからスタートした田上蒼竜(AsカンパニーZAP10VED)がスタートでトップに立つとそのままチェッカードフラッグまで明け渡すことなく優勝、スーパーFJでのキャリア初優勝を飾った。

 例年子供の日に開催される「筑波サーキット・カーフェスティバル」のイベントとして行われるスーパーFJレース。普段のレースと違い子供向けのアトラクションやスーパーカーの展示イベントや走行会なども行われ筑波にしては多くの観客がやって来ている。

 前戦同様に僅差の予選となり、僅かなミスが命取りになるレースに向けて18台のマシンがぎりぎりまで整備に余念がない中、予選10番手だった内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)は予選中にエンジントラブルが発生したため、3時間弱のインターバルの間にエンジンの換装を実施。コースイン直前まで作業は続き、エンジンカウルが装着されたのは5分前だった。

 また、ポールポジションの田上を筆頭に4台が出場するZAP SPEED勢は左右のタイヤを予選とは入れ替えて装着していた。左右のタイヤの摩耗をなるべく均一にするためとの事だが、他のマシンでは見られなかった対策で、これが奉功するか注目された。

優勝は田上蒼竜(AsカンパニーZAP ED)

決勝2位は白崎稜(ZAPスタッフリソースED)

決勝3位は稲葉摩人(ZAP SPEED 10V ED)

決勝4位は安田航(Fガレージ&SウィンズSll)

決勝5位は武者利仁(ゼンカイレーシング遊戯闘速ED)

決勝6位は岩本瞬(ファーストガレージ小倉学園S2)

 12時18分にフォーメーションラップ開始、18台全車がグリッドに戻るとレッドライトが消えてレースが始まった。

 ポールポジションから田上がスムーズに発進したのに対して、2番手スタートの安田航(Fガレージ&Sウィンズ Sll)はスタートダッシュに失敗、さらにシフトミスをしたとの事で加速が鈍く、第1コーナー進入までに次々と抜かれて5番手にドロップ。田上の後ろはそれぞれひとつずつポジションを上げた白崎稜(ZAPスタッフリソースED)~稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)~岩本瞬(ファーストガレージ小倉学園S2)という順で第1コーナーをクリアする。

 田上は2位に0.516秒の差をつけてオープニングラップを終了、以下白崎~稲葉~岩本~安田~下村剛司(SウインズKENS2ED)と続き8番手スタートだった宇高希(TAKEFIRST 10VED)が武者利仁(ゼンカイレーシング遊技闘速ED)をかわして7位にポジションアップ。

 2周目以降、田上は白崎に対し0.769秒→0.816秒→0.957秒と僅かずつだが差を広げ、3位稲葉も白崎から0.5秒前後のギャップを詰めることができない。後方では宇高が下村も仕留めて6位に浮上。

 5周目、田上は58秒692とこの時点でのファステストラップを出して白崎から1.243秒差とする、白崎も負けじと6周目に58秒687とファステストラップを更新するが田上は再度8周目に58秒575を出して白崎を1.797秒差まで突き放して安全圏へと入っていく。3位稲葉は依然として0.5秒程度の差で白崎を追走しているが、こちらもテール・ツー・ノーズ状態まで持ち込むチャンスがなく、相手のミスを待つしかない状態だ。

 スタートで5位に落ちた安田は4周目に岩本の背後につけたものの、相手がチームメイトだけに安全にオーバーテイクできるチャンスを待っていたのかしばらく攻めあぐねていたが、8周目にバックストレートから最終コーナーへのアプローチでインを押さえて前に出て4位へ浮上。しかしその間に3位稲葉とは3.7秒以上のギャップができてしまった。

 11周目、田上は1.961秒のマージンを持ってトップを走り、2位白崎と3位稲葉の差もじわじわと広がり0.807秒差、安田~岩本も1秒以上の差となり順位が膠着状態に陥る中、ひとり順位を上げていたのがオープニングラップで8位まで落ちていた武者で、2周目に下村の前に出ると6周目には宇高をオーバーテイクして6位へ進出、そこから5位岩本とのギャプを毎ラップ削り取りはじめる。11周目に1.156秒あった差は17周目には0.329秒差となりテール・ツー・ノーズ状態でファイナルラップへと突入する。

 田上は一度もトップの座を脅かされる事なく、2位に2.922秒の大差をつけて18周のレースを終えチェッカードフラッグを受けてフィニッシュ。これまで速さを見せながら小さなミスやペナルティで順位を落としていた田上だが今回は落ち着いたレースぶりで待望の初優勝をポール・ツー・ウィンで飾った。

 2位は白崎、3位は稲葉で前回の開幕戦の表彰台トリオ(優勝稲葉、2位田上、3位白崎)が順を入れ替えて再びZAP SPEED勢の表彰台独占となった。4位安田は16周目にもファステストラップを更新して稲葉を追い上げたが1.607秒まで詰めたところまでで4位。ファイナルラップに勃発した岩本対武者の5位争いは、第2ヘアピンの進入で武者がインを突いてオーバーテイクに成功、5位を獲得し岩本は6位に終わった。

   マスターズクラスは秋山健也(スーパーウインズKKS・ED)が総合13位で優勝、以下総合17位の本間隆史(MATレーシングPJ10VED)、同18位の竹沢茂(スーパーウィンズ☆KKS☆ED)という結果になった。

■決勝後のコメント

優勝 13号車・田上蒼竜(AsカンパニーZAP10VED)

優勝した田上蒼竜(AsカンパニーZAP ED)

 「ようやく勝てた。(スタートがよく安田選手にリードできたが?)ずーっとミラーで注意していたのだが紫色のマシン(ZAP SPEED)しか見えなかった。今年初めてちゃんとスタートを決めることができてよかった。ここまで中々勝てなくて、ずっと支えてくれた家族や応援して下さった皆様に感謝している。(途中からは余裕があった?)マージン残した分コーナーの立ち上がりで早く回るようにアクセルワーク注意していた。これで勢いをつけて連勝街道を進みたい」

2位 26号車・白崎稜(ZAPスタッフリソースED)

決勝2位の白崎稜(ZAPスタッフリソースED)

 「今までのできで最高のスタートだったと思うが田上選手にいいスタート決められて、ちょっとこれは(インに)入れないな、ということになった。その後ついて行くことも少しできなくて、スピードが足りなかった。後ろの稲葉選手も前の田上選手もミスをどれだけせずにクリアできるかの競い合いだったと思うので、そこで少しずつ接近したり離されたりの繰り返しだったので、結局は田上選手が一番ミスが少なかったから勝てたのかな、と思う。自分はタイヤのロックアップが主なミスの原因だった。(タイヤのコンディションはどうだった?)中盤から少しズルズルで、リヤが出やすくなって、ブレーキで止めようとしても止まれずフロントがロックしたりして、難しい状態だった。順位は前回3位、今回2位と来ているので、次は優勝と行きたい」

3位 14号車・稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)

決勝3位の稲葉摩人(ZAP SPEED 10V ED)

 「自分のミスで(走りを)うまくまとめきれない周が1回あって、それ以外は安定していたのだが、その1周でミスをした分を取り返せなかった。ミスしなければ白崎選手といい勝負できたかなと思う。後ろを追う側の精神面とか慌てる(心理)とかも見えたので、これで一通りの経験ができたので、次のレースは大丈夫かな、と思う。(タイヤの左右入れ替えの効果について?)比較する材料がないので正直よくわからなかったが、悪影響はなかった」

4位 53号車・安田航(Fガレージ&Sウィンズ Sll)

決勝4位の安田航(Fガレージ&SウィンズSll)

 「(スタートは何か起きた?)自分の単純な反応遅れとシフトミスの両方だ。シフトミスはいまだに(うまく)できていない部分があるので、自分でもどこを改善したらいいのだろうと今は考えている最中だ。明確にはどこを直したらいいのか見えていないが、自分のシフトミスなのは間違いなくクルマの問題ではないので、自分が何かを変えていかないとシフトミスを減らすことに集中していきたい。(岩本選手をオーバーテイクした状況は?)メインストレートで行きたかったが相手もブロックラインを通っているし、チームメイトなので接触したくないなという気持ちもあり、一番安全なのがバックストレートから最終コーナーなのでそこで抜くと決めて、そこも警戒はされてたが、真後ろについて一度だけインに振った時にうまく入れた。ペースもだいぶ違ったので、そこで抜けたのはよかった。(シフトミスについて)自分なりにもっとよく考えて、自分に何か原因があるのは間違いないので、それが何かを考えたい」

5位 71号車・武者利仁(ゼンカイレーシング遊技闘速ED)

決勝5位の武者利仁(ゼンカイレーシング遊戯闘速ED)

 「(最終ラップのオーバーテイクはどんな状況?)第2ヘアピンの進入でインから抜いた。岩本選手はまわりをしっかりと見ていて、自分が(インに)入る瞬間も見て(安全に行って)くれたのだと、上手だなと思った。スタートで8位に下がってそこから3台抜いて5位でフィニッシュできた。クルマの感触は非常によくて、安田選手のファステストラップには及ばなかったが、個人的にはタイムも安定していて58秒8とか9で走れた。これもZENKAIRACINGさんのおかげだ。セットアップもいろいろ試してくれて、いいレースができた。ただあと3周ぐらいのところで昨日も起きた燃料系の息継ぎが起きてしまったので、そこは今後原因を見つけたい」

6位 52号車・岩本瞬(ファーストガレージ小倉学園S2)

決勝6位の岩本瞬(ファーストガレージ小倉学園S2)

 「(最終ラップの武者選手との攻防は?)タイヤがもうきつくて、それは皆同じだったと思うのだが技術の差が出た感じだ。技術が足りない、練習量の差だ。(安田選手に抜かれた状況は?)あれもペースの差だ、彼の方がコンマ3~4秒くらい、全然速くて、今日は力の差が出た。もっと練習する」

 2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第3戦は5月22日(日)に筑波サーキットで開催される。インターバルが僅か2週間しかない中で、ここまで2レース完勝のZAP SPEED勢に挑む材料を見いだせるのか? 他のドライバー、チームは宿題を抱えたままだ。

表彰式

マスタークラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako Shima


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