インターコンチネンタルチャレンジ第4戦「鈴鹿10時間レース」は24日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、アウグスト・ファルフス(BMW Team Schnitzer)がポールポジションを獲得した。
予選グリッドを決める公式予選は午後1時から始まった。各チーム3人のドライバーがそれぞれ15分間のタイムアタックを行い、合算タイムで上位20チームがポールシュートアウトに進出。21位以下のチームのグリッドはここで決定する。ポールシュートアウトは選抜された1名のドライバーで午後5時35分から15分間で行われ、上位20チームのグリッドが決定する。
タイムアタックでトップに立ったのは3人のドライバーが2分1秒~2秒台とタイムをそろえ、6分6秒522をマークしたドリス・バンスール/ケルビン・ファン・デル・リンデ/フレディック・ヴェルビッシェ組(Audi Sport Team WRT)。2位には、スーパーGTに参戦しているドライバーを迎えたニック・キャシディ/ニック・フォスター/ヘイッキ・コバライネン組(HubAuto Corsa)が、3位にはマキシミリアン・ゲーツ/ルカ・シュトルツ/イェルマー・ブルマン組(Mercedes-AMG Team CraftBamboo Racing)が入った。
これに日本関係のチーム、ジェームス・カラド/ケイ・コッツォリーノ/ミゲル・モリーナ組(CAR GUY Racing)が4位、千代勝正/ジョシュ・バードン/松田次生組(KCMG)が5位、アンドレア・カルダレッリ/マルコ・マペッリ/デニス・リンデ組(JLOC)が6位で続いた。
また、マルコ・ボナノーミ/武藤英紀/ベルトラン・バゲット組(Honda Team Motul)が14位、小暮卓史/元嶋佑弥/関口雄飛組(JLOC)が17位、谷口信輝/片岡龍也/小林可夢偉組(Mercedes-AMG Team Goodsmile)が18位でポールシュートアウト進出を果たした。
小林崇志/松浦孝亮/牧野任祐組(TEAM UPGARAGE)は21位、永井宏明/織戸学/上村優太組(apr with ARN racing)は22位と惜しくもここで敗退した。
注目のF1チャンピオン、ミカ・ハッキネンがドライブしたPLANEX SMACAM RACINGは、スーパーフォーミュラチャンピオンの石浦宏明を加えた体勢で臨んだが、BOPに苦しみ25位と振るわなかった。
ここで敗退したものの27位の脇阪寿一/脇阪薫一/中西慧組(LM corsa)がプロアマクラスでトップに、31位の佐藤敦/山下亮生/久保宣夫組(SATO-SS SPORTS)がアマクラストップに入った。
午後5時35分から始まったポールシュートアウトでは、気温が低くなったため2分1秒を切るタイムでポールが争われた。
ここでトップに立ったのはアウグスト・ファルフス(BMW Team Schnitzer)。2分0秒455までタイムを縮めチームにポールポジションをプレゼントした。
2位にはドリス・バンスール(Audi Sport Team WRT)が、3位にはニッキー・キャッツバーグ(Walkenhorst Motorsport)が付けた。
また、12位のニコ・バスティアン/ミカエル・グルニエ/ケニー・ハブル組(SunEnergy1 Racing)はシルバークラスでトップに立った。
日本勢では、小林可夢偉(Mercedes-AMG Team Goodsmile)が6位と健闘。松田次生(KCMG)は13位で予選を終えた。
鈴鹿10時間レースは明日25日、午前10時にスタート。10時間を走り、午後8時にゴールを迎える。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum