Formula Nippon

フォーミュラニッポン2007年の変革を発表

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2007年、フォーミュラ・ニッポンはさらに進化する               [2007/02/26]

昨シーズンの全日本選手権フォーミュラ・ニッポンは、運営開始以来11年目という節目を迎え、新エンジン、新シャシーの導入により生まれ変わった。マシンが変わり、参加チームが増え、ドライバーたちはシーズンを通して激戦を展開した。ライバルとの格闘をくぐり抜けてシリーズ・チャンピオンとなったブノワ・トレルイエ、喜びに号泣しながらの記者会見は記憶に新しいところだ。

そして2007年、フォーミュラ・ニッポンはいくつかの改革をもってさらに進化する。

テーマは「Dream Continues. 走り続ける人へ」。

コースを疾走するレーシングドライバーたちが。マシンを走らせるチームが。そしてなによりレースを観戦するファンが。これまでにも増して夢が持てるフォーミュラカーレース。そして未来へ向けて走り続けるフォーミュラカーレース。それが2007年のフォーミュラ・ニッポンである。

フォーミュラ・ニッポンは、夢を抱えて国内各地のレーシングコースを転戦する。贅肉を極限まで削ぎ落とした車体に最新技術の粋を集めて組み立てられたパワフルなエンジン。それを操るのは選び抜かれたトップドライバー、彼らを支えるのはノウハウ豊富なトップレーシングチームたちだ。

特別な人たちが特別なマシンを使って特別な場所を巡って格闘するフォーミュラ・ニッポンは、アジア・パシフィック地域で開催されるモータースポーツの核として、その魅力、その価値を、世界中のレースに関わる人々、レースを観戦するファンに向けて発信し、その思いを引きつけることになる。

2007年シーズンは、4月1日に開幕する。日本のトップフォーミュラカーレースが、新しいカタチとなって走り出す。

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開催サーキットが変わる

 今期、全9戦が開催されるレースングコースは富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎ、スポーツランドSUGO、そして岡山国際サーキットの5箇所。うち岡山国際サーキットは1994年と1995年にF1パシフィックグランプリが開催されたコースだが、日本のトップフォーミュラカーレースの開催は初めて。岡山では、ドライビングやセッティングを含め、他のコースとは異なるコース攻略戦が繰り広げられるため、各地を転戦するシリーズの流れに影響を及ぼす重要な1戦となることだろう。

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レース距離が変わる

 シリーズには富士スピードウェイ2戦、ツインリンクもてぎ2戦、鈴鹿サーキット3戦が含まれているが、同じサーキットでもレース距離に変化をもたせる。レース距離は最短230km、最長300kmとすることで、給油戦略が勝敗を分けるレースと、途中ピットインをせずスタートからフィニッシュまで突進する速さを競うレースの2つのレースが楽しめる。

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ポイントシステムが変わる

 2006年、新エンジンおよび新シャシー導入に伴い参加チームとドライバーが増え、予選タイムでポールポジションから1秒以内に15台近くのマシンがひしめくという世界でも類をみない接戦となった。今期は各レース毎にこの接戦を維持しつつ、シリーズを通したチャンピオン争いも混戦をうながし最終戦までファンの皆様に楽しんでいただけるよう、ポイントシステムを変更する。

新ポイント 1位:10点/2位:8点/3位:6点/4位:5点/5位:4点/6位:3点/7位:2点/8位:1点

旧ポイント 1位:10点/2位:6点/3位:4点/4位:3点/5位:2点/6位:1点

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レース規則が変わる

 2006年、新エンジン導入に際して2レース以上1エンジン制度が定められたが、今期は3レース1エンジン制度となる。また、途中エンジン交換によるペナルティ中、本戦時にエンジントラブルにてリタイア(未完走)した場合の10位降格は、免除される。

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イベントが変わる

 往年の名ドライバーであり現在はチーム運営に関わるあの人、この人が当時の白熱したレースを見せる。また各コースへご来場いただいたファンの皆様には、「クルマが当たるクイズ」や、「時速300kmを体験・2シーターフォーミュラカー同乗」など、様々なイベントを用意、メインイベントばかりではなく「サーキットにいること」でも夢中になれる。



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