Japan Touring Car Championship

JTCC:第7~8戦ホンダ・リリース

                                                             1995年7月3日
本田技研工業株式会社                                                広報部/モーターレクリエーション推進センター1995年 全日本ツーリングカー選手権 第7戦・第8戦
岡田選手(5ZIGEN CIVIC)
初ポイントを獲得!
●開催日  : 1995年7月1(土/予選)~2日(日/決勝)
●開催地  :  三重県 鈴鹿サーキット(東コース)
●コース全長:2,243.63m   ●決勝レース: 41周(第7戦、第8戦共)
●天 候  :  決勝日 曇り(ドライ)  予選日 曇りのち晴れ(ウェット→ドライ)
●気 温 :  27.5℃(決勝日/13時30分)
●観客数 : 48,000人
 1995年全日本ツーリングカー選手権第4回大会が、7月1~2日、まだ梅雨の明けない三重県鈴鹿サーキットにおいて開催された。コースは昨年と同じく、本年もダンロップコーナー先からショートカットし最終コーナーへ向かう、東コースを使用して行われた。
 今大会の参戦チームは、
 ・ジャックス シビック(JACCS MOON CRAFT MOTOR SPORTS PROJECT)の服部尚貴選手
 ・PIAA CIVIC VTEC(NAKAJIMA PLANNING)の黒澤琢弥選手
 ・Castrol 無限 CIVIC(TEAM Castrol 無限 HONDA)の中子修選手
 ・5ZIGEN CIVIC(TEAM 5ZIGEN)の岡田秀樹選手
 ・GATHERS・CIVIC(CONCEPT L RACING TEAM)の清水和夫選手
 ・ADVAN圭市CIVIC(チーム国光)の土屋圭市選手
以上のの6チーム(ゼッケン順)で、PIAA CIVIC VTEC(NAKAJIMA PLANNING)は田中選手から、同チームよりF3000へ出場している黒澤選手へドライバーが交代した。
 エンジンは前大会と同じく、Castrol 無限 CIVICの中子修選手と5ZIGEN CIVICの岡田秀樹選手がB18C改、他の4チームはH22A改(リバースヘッド仕様)を使用する。
《公式予選:7月1日(土) 第1回 A組10:00~10:30 B組 10:45~11:15
          第2回 A組13:45~14:15 B組 14:30~15:00》
 東コースは一周約2.24kmと短く混乱を避けるため、予選は前大会の成績順にA/B二組に
分けて行われた。シビック勢では服部選手と土屋選手がA組、黒澤選手、中子選手、岡田
選手、清水選手がB組での出走となった。
 昨夜から降り続いていた雨は止んだものの、A組第1回の公式予選はウェットコンディションで開始され、各チームともレインタイヤでの予選となった。後半に入り路面の走行ラインが徐々に乾きだした頃、土屋選手を始めいくつかのチームがスリックタイヤに換えタイムアタックを行ったが、土屋選手6番手、服部選手9番手でA組第1回を終了した。 続くB組第1回でも、全てのチームがレインタイヤで予選を開始し、後半コース上に完全に乾いたラインができあがった頃、スリックタイヤによる激しいトップ争いが繰り広げられた。その中で今回初めてシビックに乗る黒澤選手が3番手、中子選手が4番手、清水選手が8番
手、岡田選手が9番手で公式予選第1回を終了した。
 午後13時45分からの公式予選第2回A組は、晴れ間も見える好天気ながら気温もかなり上昇する中で開始された。路面も完全なドライコンディションとなったため全てのチームが第1回のタイムを更新し、A組はこの回でグリッドが決定されることとなった。土屋選手は54秒019で7番手、服部選手は8番手で公式予選第2回を終了した。
 続くB組では気温が益々上がり各チームともタイムアップに苦しむ中、スリックタイヤ
を温存していた4チームが上位に進出した。シビック勢では、黒澤選手が4番手、中子選手が8番手、岡田選手が12番手、清水選手が14番手で第2回を終了した。
 公式予選1・2回を通した総合では、黒澤選手が4列目、土屋選手が7列目、服部選手と中子選手が8列目、岡田選手が12列目、清水選手が13列目からそれぞれスタートすることと
なった。
 ポールポジションは、予選第1・2回ともA組のトップタイムをマークしたアンソニー・
リード選手が獲得した。
《第7戦:7月2日(日) 13:40スタート》出走:32台
 降水確率80%と今にも雨の降りそうな天候のもと、第7戦のスタート進行は厚い雲の下
で行われた。
 レースはほぼ定刻通りにスタート、第1コーナーへ向かった。シビック勢では黒澤選手が良いスタートを切り順位を一つ上げ7位で1周目を終了。前車を追っていったが、14周目の第1コーナーで他チームと接触、コースアウトしリタイアしてしまった。他のシビック
勢では、服部選手が19周目の他車との接触で痛んだマシンを労りながら15位で完走。清水選手が17位完走、中子選手は接触によるダメージで21周目ピットでリタイア、土屋選手は18周目コースアウト、岡田選手はエンジントラブルで13周目リタイアとなってしまった。 レースは、ポールポジションからスタートしそのまま逃げ切ったアンソニー・リード選手が、今シーズン初優勝を飾った。
《第8戦:7月2日(日) 15:23スタート》出走:28台
 続く第8戦は、定刻よりやや遅れてスタート進行が開始されたが、黒澤選手は第7戦で
傷めたマシンの修復が間に合わず不出走となった。
 他のシビック勢では、ほとんど最後尾からスタートした岡田選手が、着実に追い上げ10位でチェッカーフラッグを受け、シリーズ参戦3戦目で貴重な選手権ポイントを獲得した
。土屋選手は前戦で傷めたマシンを労りながら12位完走、服部選手もマシンを労りながら14位完走、中子選手は26番手スタートから10位にまで順位を上げたが16周目スピン、15位まで取り戻したところでチェッカーとなった。清水選手は17位で完走となった。
 レースは、スタートでリード選手をかわしトップに立ったスティーブ・ソーパー選手が今シーズンの初優勝を獲得した。
   提供:本田技研工業株式会社 広報部


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