全日本F3000選手権第4戦 鈴鹿 予選 取材メモから 主なドライバーコメントと状況 1 星野一義 予選総合13位 1回目:11位 2回目:13位 思いの外のポジションに厳しい表情。本人は口が重い。 金子監督は「ローラT93のセットアップは順調にいっていると思う。午前中に良い 方向が見つかったので、午後はと思っていた。だが、ニュータイヤを付けたら、 フィーリングが変わってしまった」と星野に代わってコメント。 3金石勝智 予選総合7位 1回目:8位 2回目:7位 午前中はタイムが伸びなかったので、セッティングをコーナー重視に変えて挑んだ 2回目も思うようなタイムが出ない。 「2回目はフロントローを狙っていたんですが。マシンは悪くないと思うが、タイ ムが出ない。もういっぺん見直します」 だが、以外と明るい雰囲気で決勝は結構波乱の元となりそう? 6光貞秀俊 予選総合8位 1回目:14位 2回目:8位 松本監督は「45秒後半は出さなきゃな。まあ、8位は良いんじゃない」 一方、当人は「目標は5位以内だったので、悔しい。決勝はとにかくチームのため にもポイント圏内に入りたい」と意気盛ん。 7高橋国光 予選総合15位 1回目:13位 2回目:15位 最後列の結果に「がんばります」の一言。 9マウロ・マルティニ 予選総合6位 1回目:10位 2回目:6位 午前中はタコメーターが見えなくなるトラブルに苦労したマウロ。午後には解決し てポールに挑んだが、 「アタックの時にスローカーに引っかかちゃって。マシンは良くなってるんだ。 でも、3列目は厳しいなぁ」と浮かない表情。 11黒澤琢弥 予選総合4位 1回目:3位 2回目:4位 「マシンはとても良くなった。午後はトップを狙っただけに、4位では満足でき ない。決勝はスタート勝負」と前戦美祢に続き表彰台を狙うと宣言。 15桧井保孝 予選総合12位 1回目:7位 2回目:12位 1回目、2回目とも予選前半はいいのだが、そこからタイムが伸びない桧井。 中嶋監督も「もう少しなんだが」と不満げ。「とにかくがんばる」と本人。 16影山正彦 予選総合14位 1回目:16位 2回目:14位 1回目は電気系トラブルで、コース上でストップしタイムを出せず。2回目もこの トラブルが直らず、苦戦。「明日には問題は解決できると思う。ひとつでも上を」 と悔しさを明日にぶつける決意。 17ミカ・サロ 予選総合10位 1回目:12位 2回目:10位 前戦からマシンのセッティングに悩むミカ。午後はギアトラブルにも悩まされる。 「マシンがナーバスなんだよね。ポールは42秒台だって。うーん、すごいね」と ちょっとあきらめ顔で。 18トーマス・ダニエルソン 予選総合11位 1回目:9位 2回目:11位 こちらもミカ同様にマシンのセットに悩む。「シフトが固くてしょうがないし、 マシンが安定しないんだ」とトーマス。 「マシンが決まらないから、ドライバーもチームもナーバスだよ。参ったな」 と困り顔の木下監督。 20アンドリュー・ギルバートスコット 予選総合5位 1回目:1位 2回目:5位 午前はトップタイムを記録し、ポールを目指した2回目だったが、 「午前はフロントがちょっとアンダーだった。そこを直したつもりだったのだが、 午後になったらマシンが安定しなくなったんだ。午前の感じでいければポールも 取れたと思うから悔しいな。決勝はスタートを狙うよ」 27トム・クリステンセン 予選総合9位 1回目:5位 2回目:9位 「午前中はアクセルが重くてね。今日は一日中コースが滑りやすくて、アンダーに 悩まされたよ」とトム。 2ジェフ・クロスノフ 金曜日にチームスタッフともに鈴鹿に来たジェフに待っていたのは、 辛い決定だった。チームは運営上の事情から急遽、このレースの参加断念を 決めたのだった。チームスタッフは予選の準備に忙しい他のチームを横目に マシンを片付けていた。 ジェフはライバルたちの戦いを、私服でながめる土曜日となった。 また、このレース、鈴木利男もエントリーを取り消している。 鈴木は、次の菅生には参加したい意向だが、これも資金とチーム体制次第と 厳しい状況らしい。 5月21日 鈴鹿サーキットにて 古屋 知幸 = MGG01235 =