●全日本ツーリングカー選手権第5戦
ハイランドグループA300km選手権レース大会
1990年9月30日 西仙台ハイランド・レースウェイ(3.75744km)
天候:雨 コース:ウェット
○レースの模様
スタートから飛び出したのは星野一義のスカイラインGT-R。それを長谷見のスカイ
ラインが追ういつもの展開となった。途中、雨が強くなり、先にタイヤ交換に飛び込
んだのは長谷見/オロフソンのリーボック・スカイラインGT-R。スリックに縦溝を刻
んだタイヤでオロフソンがスタート。その後、星野のカルソニック・スカイラインGT
-Rもタイヤ交換に。星野は、裏のコースの雨がひどいので、レインタイヤを要求した
が、メカニックはスリックに縦溝のタイヤをつけて送り出す。しかし、タイムが上が
らず、たまらずに星野はピットイン。ここでレインタイヤに交換して再びコースに。
この後、オロフソンもレインタイヤに交換するためピットに飛び込んできたため、カ
ルソニック・スカイラインGT-Rは逃げきることができたが、もし、リーボック・スカ
イラインが、鈴鹿と同様にレインでスタートしていたら、星野/鈴木組に優勝のチャ
ンスはないところだった。
3位に入ったのは、このレースから登場のピューミニ・スカイラインGT-R。清水と
影山コンビのこのスカイラインGT-Rは、都平手で仕立て上げられたワークスと何の変
わりもないマシンだという。20周目では5位だったのが、60周目には3位にまで上が
り、そのままフィニッシュ。スカイラインGT-Rの1-2-3を決めた。
この結果、最終戦のインターテックを待たずして、チャンピオンは、星野と鈴木利
男に決定。だが、毎年タイヤが勝敗を分けるインターテックでは、BS、DL、TOYOの異
なるブランドのタイヤを履くスカイラインGT-Rの戦いが面白いものになるだろう。
○レース結果
1 12 星野一義/鈴木利男 SKYLINE GT-R 80 2H42:10.302
2 1 長谷見昌弘/オロフソン SKYLINE GT-R 80 2H43:14.423
3 22 清水和夫/影山正彦 SKYLINE GT-R 79
4 2 和田孝夫/土屋圭市 FORD SIERRA 79
5 43 長坂尚樹/ホジェッツ FORD SIERRA 78
6 11 横島 久/松田秀士 FORD SIERRA 78
7 8 見崎清志/茂木和男 FORD SIERRA 78
8 26 W.ホイ/高橋健二 BMW-M3 77
9 100 中子 修/岡田秀樹 HONDA CIVIC 77
10 14 服部尚貴/五藤久豊 HONDA CIVIC 77
11 13 マルティーニ/クロスノフ FORD SIERRA 77
12 25 鈴木恵一/新田守男 TOYOTA CALLORA 77
13 90 三好正己/吉田寿博 HONDA CIVIC 76
14 35 ラッツェンバーガ/中川隆正 BMW-M3 76
15 33 津々見友彦/村松康生 HONDA CIVIC 76
16 38 関谷正徳/小河 等 TOYOTA CALLORA 76
17 4 太田哲也/水野文則 BMW-M3 76
18 56 関根基司/武藤文雄 BMW-M3 76
19 37 粕谷俊二/杉崎直司 TOYOTA SUPRA 76
20 7 伊藤 薫/影山正美 TOYOTA CALLORA 75
21 19 浜名雅一/河合博之 TOYOTA CALLORA 75
22 3 寺田陽次朗/赤池 卓 FORD SIERRA 75
23 27 駒 光武/関 達彦 TOYOTA CALLORA 75
24 9 三原順子/松永雅博/上原秀郎 TOYOTA CALLORA 74
25 28 柴田 昭/大嶋昭弘 TOYOTA CALLORA 73
26 29 日下部保雄/山内伸弥 BMW-M3 73
27 70 一ツ山康/福山英夫 BMW-M3 73
28 72 牧口紀雄/野地広行 BMW-M3 70
29 15 佐藤浩二/中谷明彦 HONDA CIVIC 69
30 36 黒沢琢弥/舘 善泰 TOYOTA SUPRA 62
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18 浅野武夫/萩原 誠 TOYOTA CALLORA 40
6 星野 薫/V.ロッソ TOYOTA CALLORA 31
67 大場次雄/佐藤克明 HONDA CIVIC 20
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データ提供:「レーシングニュース」