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FJ1500もてぎ・菅生 | S-FJもてぎ・菅生

第2戦SUGO決勝 オープニングラップのバトルを競り勝ちポールシッター小林留魁が初優勝

優勝は小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIA ED)

 2026年FJ1500/スーパーFJもてぎ・菅生選手権シリーズ第2戦が4月11日(土)にスポーツランドSUGOで開催され、スーパーFJ(S-FJ)のみのレースとなった決勝で小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIA ED)が先輩である大川烈弥(B-Auto&TAKE FIRST)を振り切りフォーミュラでの初優勝を飾った。

 今年からJAF地方選手権としてFJ1500とS-FJの混走で行わることとなったもてぎ・菅生選手権だが、FJ1500についてはエントリーが取り消されたことでクラス不成立。S-FJ5台のみでのレースとなった。

 予定より5分遅れの午後1時10分フォーメーションラップ開始。スポーツランドSUGOの空は晴れわたり気温17度、第1セクターで路面温度34.9度のドライコンディション。ただ風がかなり強く風速10メートル前後、メインストレートでは追い風となっている。5台のS-FJがグリッドにつくと12周のレースがスタート。

決勝のスタートシーン

 ポールポジションの小林の蹴り出しがやや弱く、対照的に好ダッシュを見せたフロントロウの大川が先行して第1コーナーのインを奪い前に出る。小林と言えば毎回ロケットスタートで順位を上げるのがお馴染みだが、初のポールポジションから出遅れる皮肉な結果に。さらに3番グリッドの松下彰臣(Abel HOSHO&PARUMU ZAP 10V ED)も加速がよく、小林に食らいついた状態で第2、第3コーナーを抜ける。

 ここでようやくいつものキレを思い出したか小林が第4コーナーへの加速で大川の左サイドから並びかける。さらに大川の右サイドには松下が大外刈りを狙う態勢になり、3ワイドでターンイン。しかしS字に向かって上りながら左に旋回するラインが限られる第4コーナーで3台が交錯。小林が大川に先行する一方で松下はアウト側のグラベルにコースオフしかけて失速。小林~大川~松下という順に。

 レース後に聞いた話を総合すると、まず小林と大川が軽く接触。これで右に振られた大川が松下を押し出す格好になったようだ。3台共に見た目でダメージはなく、そのままレースを続行。レーシングアクシデントと判定された。これで小林がトップの座を奪い返し2位大川、コースオフしかけた松下は4番手スタートの木幡直生(群馬トヨペットTeam RiNoA)の後方でコース復帰。5位に唯一のジェントルマンクラス野口伸周(野口商會ZAP10VED)という順でオープニングラップを終了。トップ小林は2位大川に1.276秒の差、3位木幡は大川の0.516秒後方。4位松下はトップから3.763秒後方だ。

 トップに立った小林はいち早くラップタイムを1分29秒台に入れて、2周目1.251秒、3周目1.550秒と2位大川との差をわずかずつだが着実にひろげていく。反対に前とのギャップをどんどん削り取っているのが4位に落ちた松下で、1周目に1.971秒あった3位木幡との差を、2周目1.318秒、3周目0.358秒と迫ると4周目にテール・ツー・ノーズ状態でバックストレッチへ。馬の背コーナーでサイド・バイ・サイドになるとSPコーナー進入でオーバーテイク。3位のポジションを奪い返す。レース2戦目の木幡に対し2年目の差を見せつけた格好だ。

 5周目に小林は1分29秒587とここまでの最速タイムで大川を2.567秒差まで引き離す。大川としてもこれ以上小林を逃がすわけにはいかず、6周目2.503秒、7周目には29秒325とファステストラップを更新して2.254秒差に戻すが8周目は小林が29秒182とこの日のファステストラップをマーク。2.892秒差と突き放す。後輩対先輩の戦いから3位松下は離されて小林から6.255秒後方に。4位木幡はそこから2.313秒の差、5位野口は1分11秒離されている。

 その後も小林は安定したペースで大川との間合いを2.6秒から2.8秒程度でコントロールして残り周回を走り切りチェカードフラッグの下を通過、優勝を飾った。小林は2024年のもてぎSUGOシリーズ第2戦でS-FJにデビュー(https://www.fmotor.jp/2024-super-fj-rd4-rd4-sugo-rookie-kobayashi-interview)。2025年シーズンに頭角を現し第6戦もてぎで2位表彰台を獲得しシリーズランキング6位。今年は3月の開幕戦でS-FJの3位となり、ついに表彰台の頂点に立った。2位大川。体制を一新してチャンピオンマシンを駆る今年はこれで連続の2位だ。3位松下も初の表彰台。デビューした昨年に比して確実に速さを増している。4位木幡に続いて5位はジェントルマンクラスの野口、残念ながら11周目にラップダウンにはなったが、レース前の公約通り完走を果たした。

 もてぎ・菅生選手権シリーズ第3戦は4月12日(日)、連戦でスポーツランドにて開催される。勢いに乗る小林に対して大川が先輩の意地を見せるか。

松下彰臣と木幡直生の3位争い

決勝2位は大川烈弥(B-Auto&TAKE FIRST)

決勝3位は松下彰臣(Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED)

決勝4位は木幡直生(群馬トヨペットTeam RiNoA)

決勝5位、ジェントルマンクラス優勝は

表彰式野口伸周(野口商會ZAP 10V ED)

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

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