鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第4戦鈴鹿決勝 大井偉史が今季2勝目。ポイントランキングで浦田裕喜と並びトップ浮上

 鈴鹿スーパーFJシリーズ第4戦は18日、鈴鹿サーキット西コースで決勝を行い、予選2位からスタートした大井偉史(スキルスピード10V)が今季2勝目を飾った。

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 午前の予選後から本降りになると思われた雨も正午前からは降ったりやんだり。決勝の行われる午後3時5分には雨は上がったが、コースはウェット。16人全員がウェットタイヤを履いてフォーメーションラップが始まった。ここで予選4位の勝木崇文(Daka M Project FORMスキル)がスピンして最後尾に回されることとなる。

 スタートを決めてトップに立ったのはポールポジションの浦田裕喜(RISEONE-MYST KKSⅡ戸田)。2位には予選5位から加納亨介(テイクファースト・オミッターズ10VED)がジャンプアップする。

 1周目、トップで戻ってきた浦田は早くも2位・加納を2秒3リード。3位には予選2位の大井偉史(スキルスピード10V)が、4位には予選3位の津本匠(Rn-sports KKSⅡ制動屋)が、5位には予選6位の鈴木智之(K&G C72 FUN☆SCOOP 10V)、6位には予選7位の大石裕基(大石工務店イーグル)が続く。

 このまま独走態勢を築くと思われたトップ浦田だったが、レインのニュータイヤを選択したため路面コンディションと合わずペースが上がらない。背後からは2周目の130Rで加納をかわし、ファステストラップを更新しながらラップを重ねる大井がみるみるその差を詰めてきた。

 6周目に入る西ストレートで浦田に並びかけた大井は130R手前で先行。トップに立つ。

 2位に落ちた浦田には、今度は3位の津本が迫ってきた。大井のときと同様に西ストレートで並走まで持ち込むもストレートスピードの伸びない津本は130Rで前に出られない。

 決め手のないまま両者の争いは最終ラップへ。津本はショートカットで浦田に仕掛けるも追突気味に接触。これで両者の間隔は開き浦田は安泰。だが津本のマシンにはダメージがあったようで「前触れなく突然でした」とスプーンでスピン。コースには復帰したものの順位を落とすこととなった。

 トップの大井は浦田と津本が競っていたため、背後を脅かされることなく14周を走って今季2勝目を飾った。2位には浦田が入った。

 津本のスピンで3位に上がったのは、2周目に鈴木を、3周目に加納をパスして4位に付けていた大石。大石はFCJの初年度に参戦し、その後レース活動を休止していたが昨年から復帰。うれしい人生初の表彰台となった。

 4位には津本が、5位には加納が、6位には鈴木が入った。

 ポイントランキングでは、浦田、大井とも2勝、2位・2回と同成績のトップで並んだ。残り2戦。両者のチャンピオン争いが注目される。

 第5戦は鈴鹿クラブマンシリーズ第5戦として、10月23日に東コースで決勝が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI


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