今回のGTA定例会見では、2014年からスーパーGTとスーパーフォーミュラで導入が決まっており、DTMでも導入が噂されている2Lターボエンジンについても坂東正明代表が言及した。
日本においてはNRE(Nippon Racing Engine)として2014年導入を目指し、各メーカーで開発を進めている2L直列4気筒ターボエンジンだが、DTMでは2015年からの導入を考えているという。
しかし基本骨格を決めた後はある程度各メーカーに開発の自由度を残したいGTAの方針とは異なり、DTMを運営するITRは車体同様に共通部品を増やし、イコールコンディションに近づけたい意向があるようだ。
そのため、それぞれに参加するメーカーが今後交流していく上ではすりあわせ作業が必要となることが予想される。
こうした件も含めて、今年7月にはITR側からメルセデス、アウディ、BMWから各一人、GrandAm、GTAの代表者で会議を行うことになっているとのことだ。
この話し合いが決着し、GT500クラスに海外メーカーの参戦が実現すればスーパーGTは今まで以上に盛り上がりそうだ。
Text : Kazuhisa SUEHIRO