Formula Nippon

FN:第1戦鈴鹿公式予選 部長スマイル全開!山本尚貴が参戦2年目で初のポールを獲得!

全日本選手権フォーミュラニッポン第1戦の公式予選が5月14日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
途中で小雨が降り出すなど難しいコンディションの中、今季参戦2年目の#16山本尚貴(TEAM無限)が1分40秒470を記録、見事ポールポジションを獲得した。

公式予選は午後1時30分よりノックアウト方式で行われた。

Q1セッション

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ここでは20分間の走行を行い、上位12名が次のQ2に駒を進める。
朝のフリー走行から好タイムを記録している山本は最初のアタックで1分42秒301を記録、いきなりトップに躍り出る。2番手はディフェンディングチャンピオンの#1J.P.オリベイラ、#32小暮卓史も3番手に上がってきた。
3人は開始7分過ぎに一旦ピットへ。他のドライバーもこれに続き、10分が過ぎる頃にはコース上には誰も居ない状況となった。

各ドライバーが2度目のアタックに動き出したのは残り時間が6分を切った辺りから。 ルーキーの#62嵯峨宏紀を筆頭に続々と各車コースに出て行き、Q2進出をかけたアタックに取り掛かる。
最初にポジションをあげてきたのは久々の国内復帰となる#37中嶋一貴。1分42秒491をマークして一気に3番手に割って入った。
しかしここからは他のドライバーも続々とタイムを更新、オリベイラ、山本らは1分41秒台に突入、小暮もそれに続く。ルーキー勢では#33国本雄資、#31中嶋大祐らが好タイムを記録してきた。

結局、20分間の走行が終わってみればトップ3は山本、小暮、オリベイラの順。
ここで#8石浦宏明、#37中嶋一貴、#3アンドレア・カルダレッリ、#62嵯峨宏紀がノックアウトされる結果に。逆に国本と中嶋大祐はデビュー戦で見事Q2進出を果たした。

Q2セッション

10分間のインターバルをおいてQ2セッションが開始された。走行時間は7分間。上位8名がQ3進出を許される。
ところが開始早々に雨粒がコースに落ち始めた。これを見て各ドライバー一斉にコースに飛び出していく。
山本は隊列の先頭に立ってアタックに入り、1分41秒273を記録、そのままコンディションの悪化を嫌ってピットへ。2番手につけたオリベイラも山本に続いて走行を切り上げる。他のドライバーも軒並みペースダウンを強いられた。
ところがここで、セクターベストをマークしてきたドライバーは現れた。小暮と#2平手晃平だ。
結局小暮はこの状況の中、1分40秒852を叩き出し、トップに躍り出た。平手も6番手タイムで無事Q3進出を果たす。

ここでノックアウトされたのは#7大嶋和也、#10小林崇志、#31中嶋大祐、#18アレキサンドレ・インペラトーリの4名。
ルーキーの国本は見事Q3進出を果たした。

Q3セッション

ポールポジションを決める最後のセッションは2時17分開始。Q2と同じく7分間の走行だが、インターバルの間に空は再び明るくなり、完全なドライコンディションとなっていた。
最初は様子を伺うそぶりを見せていたドライバーたちだったが、1分も経たないうちに#36アンドレ・ロッテラーがコースインするや、続々とピットを離れていった。

念入りに2周のウォームアップを行う小暮に対して山本は2周目から全開走行に入り、1分40秒470を叩き出し、一気にトップに立つ。続いてコントロールラインを横切ったオリベイラも40秒台に入ったものの、タイムは1分40秒924とコンマ5秒の遅れ。続いてセクター1、2と区間ベストを更新していた伊沢がオリベイラと同タイムで3番手につける。

一方小暮は3周目でアタックを敢行するが、1分40秒827に留まり、2番手に終わった。 ここでチェッカー。
山本が参戦2年目の初戦で見事ポールポジションを獲得して明日の決勝に臨むこととなった。

第1戦決勝は明日午後1時45分より38周で行われる。

Text:bKazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum


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