全日本F3選手権第3戦は26日、スポーツランドSUGOで決勝を行い18周・22分20秒170で坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が優勝した。坪井は開幕から3連勝。
F3決勝は前プログラムのスーパーフォーミュラで赤旗が提示されたため、定刻午後3時から3時15分にフォーメーションラップスタートが変更された。
ポールポジションの坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)と予選2位の宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)のトムス勢は好スタートを切りそのままの順位で1コーナーに侵入。予選3位の大湯都史樹(TODA FIGHTEX)はスタートで出遅れ、同4位のチームメート阪口晴南(TODA FIGHTEX)の先行を許し4位に落ちる。
4位の大湯はオープニングラップの最終コーナーからストレートで阪口の背後に迫り2周目の1コーナーでインから前に出て3位を奪い返す。
トップに立った坪井と宮田は1秒4~1秒6前後の差で周回を重ねつつ後続を引き離していく。抜きどころのないSUGOで2人のターゲットはファステストラップの1ポイント。坪井と宮田は互いにファステストラップを更新しながらレースは進行するが、坪井が13周目に宮田のファステストを上回る1分13秒841を叩き出しこの攻防に決着を付けた。
レースは膠着状態のまま18周を回ってチェッカー。優勝は坪井、2位には宮田が入った。大湯にパスされた阪口は大湯に食い下がるが前に出ることは叶わず、大湯が3位に入り初表彰台を獲得。4位には阪口が入った。
5位に付けていた笹原右京(THREEBOND)は前の2人に徐々に接近するが最後は力尽きそのままの順位でチェッカー。6位には単独走行の金丸悠( B-MAX RACING F3)が入った。
F3初出場の平峰一貴(B-MAX RACING F3)は10位でレースを終えた。
Nクラスからただ一人参戦するジェイク・パーソンズ(NRA312)は13位で完走。クラス優勝を飾った。
第4戦決勝は明日27日午前10時10分より25周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum