2026オートバックス スーパーGT第1戦「岡山GT300kmレース」の公式予選が4月11日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、GT500クラスは38号車KeePer CERUMO GR Supra(大湯都史樹/小林利徠斗)がポールポジションを獲得。上位3台までをトヨタGRスープラが独占する結果となった。
(天候:晴れ コース:ドライ)
予選Q1 GT500ルーキーは揃ってQ2進出 トップは36号車の山下
GT300クラスのB組の走行で赤旗中断があった影響からGT500の予選Q1は予定より7分遅れの午後2時40分スタート。10分間の走行で上位10台がQ2に駒を進める。気温23℃、路面温度は42.3℃だ。
各車コースオープンと同時に一斉にピットアウト。入念にタイヤに熱を入れていく。
まずは山下健太(au TOM'S GR Supra)が自身の4周目に1分20秒216までペースを上げ、5周目からアタックに取り掛かる。
この間にいち早くアタックを開始した野尻智紀(#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)は1分18秒081を記録。GT500ルーキーの小林利徠斗(KeePer CERUMO GR Supra)も1分18秒259とまずまずのタイム。名取鉄平(リアライズコーポレーションZ)は1分18秒422でこの時点の3番手。しかし公式練習トップの39号車を駆る関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1分18秒085で2番手に割って入った。
ところがその直後、マイクナイトコーナーで縁石に乗り上げた大津弘樹(#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)が勢い余ってコースを飛びだし、最終コーナーアウト側のバリアに突っ込んでしまった。
これによりセッションはチェッカーまで30秒余りを残して赤旗中断となってしまう。このままセッションは終了するかと思われたが、この時点で36号車を始め、14台中6台はまだアタックを終えていなかったこともあり、競技団は午後3時から残り4分での再開を宣言した。
オフィシャルカーにより8号車が回収され、ピットシグナルがグリーンになるや否や8号車、16号車、39号車を除く11台が一斉にコースに飛び出していくが、その中でジュリアーノ・アレジ(Deloitte TOM'S GR Supra)はアタックをせずにピットイン。そのまま予選を13位で終えてしまった。
一方、コース上では36号車の山下がアウトラップに続いていきなり1分17秒681を叩き出してトップに躍り出ると、次の周ではセクター2、3でペースダウンを強いられつつも1分17秒660までタイムを縮めてみせた。
続いて38号車の小林利徠斗も1分18秒059までタイムを縮め、ピットに留まる16号車、39号車を上回るが、ベルトラン・バゲット(TRS IMPUL with SDG Z)も1分17秒992を記録。2番手に割って入った。
それでも小林はGT500初の予選を3番手で終え、見事Q2進出を果たして見せる。同じくルーキーの野村勇斗(Astemo HRC PRELUDE-GT)もこの4分間のチャンスを活かし、1分18秒335で8番手。こちらもQ2に駒を進めている。
予選Q2 小林利徠斗の頑張りに先輩大湯が応え、38号車がPP獲得!
GT500クラスの予選Q2は午後3時32分にコースオープン。Q1トップの坪井翔(au TOM'S GR Supra)は残り7分でピットを離れた。
各車2周、3周と入念にタイヤに熱を入れ、まずは佐藤蓮(#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)が1分17秒950を4周目に記録、5周目には1分17秒761までタイムを縮めて見せる。
続いて塚越広大(Astemo HRC PRELUDE-GT)が5周目に1分17秒697を記録して16号車を上回ると、大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)がさらにこれを上回る1分17秒352を叩き出してトップに立つ。
一方、やや遅れてアタックを開始した36号車の坪井は5周目に1分17秒417と大湯にコンマ065秒及ばず2番手に。福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)がこれに続く1分17秒481で3番手タイムを記録した。
この結果GT500クラスは38号車KeePer CERUMO GR Supra(大湯都史樹/小林利徠斗)がポールポジションを獲得。大湯は昨年の最終戦もてぎに続いての2戦連続。小林利徠斗はGT500デビュー戦でいきなりのポール発進だ。
2位には36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)が続き、14号車ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺/大嶋和也)が3位と終わってみればトヨタGRスープラが1-2-3を独占する結果となった。
なお今季より投入されたホンダHRCプレリュードGT勢の最上位は17号車Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)の4位。こちらもルーキー野村の頑張りに先輩の塚越が報いた格好だ。
そして昨年より1台減の3台替制となったニッサンZニスモGT500勢は全車がQ2に進出したものの、最上位は12号車TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)の7位に留まった。
注目の2026年開幕戦岡山の決勝は午後1時20分より82周で行われる。
Photo:Katsuhiko KOBAYASHIText:Kazuhisa SUEHIRO



