2025オートバックスSUPER GT第5戦「SUZUKA GT 300km RACE」の公式練習が、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、GT300クラスは、0号車VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)がトップタイムをマークした。
8月も終盤に入ったが、暑さは衰える気配を見せず、予選日の午前10時20分から行われた公式練習も気温34度の暑さのなかでのセッションとなった。
30分が経過した時点でのトップ6は、56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(J.Pオリベイラ/平手晃平)1分59秒167、45号車PONOS FERRARI 296(ケイ・コッツォリーノ/篠原拓朗)1分59秒179、52号車Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)1分59秒252、7号車CARGUY FERRARI 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗)1分59秒273、60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)1分59秒422、そして、ランキング2位の777号車D'station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)1分59秒618と続いている。
ランキングトップの65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)は10番手、同3位の2号車HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/平良響)も11番手と、仕上がりは順調そうだ。
セッション中盤は、各車ロングランを想定した走行となり、ほとんどタイム更新はなかったが、 60分が経過時点では、富士のスプリントで良い走りをした5号車マッハ車検エアバスターMC86マッハ号(塩津佑介/木村偉織)が、6番手となる1分59秒617をマークして順位を上げてきた。
激しさを増したのは最後の10分間。GT300クラスの専有走行となったところで、そこまで下位だった61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が1分58秒980でトップに出るが、それを0号車VENTENY Lamborghini GT3が1分58秒920で逆転。トップタイムで締めくくった。0号車VENTENY Lamborghini GT3は、現状でランキングは11位と、かなり苦しい位置にいるが、シリーズ終盤に向けて逆襲のきっかけをここ鈴鹿で掴めるか、また、不運続きの61号車SUBARU BRZ R&D SPORTが運を引き寄せることができるのか、注目される。
予選は、本日午後3時15分から行われる。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Atsushi BESSHO






