2025オートバックス スーパーGT第4戦「富士GTスプリントレース」レース2の決勝が8月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われた。2日のレース1は2クラス混走だったが、この日のレース2は各クラス別々に50分間のタイムレースが行われ、GT300クラスは藤井誠暢(D'station Vantage GT3)が他を寄せ付けない走りでポール・トゥ・ウィン。レース1に続いて777号車が2連勝を達成した。
(天候:晴れ コース:ドライ)
GT300クラス決勝は午後2時15分に2周のフォーメーション開始。気温32℃、路面温度は42℃だ。
ポールポジションの藤井がトップで1コーナーに飛び込み、予選3位の堤優威(HYPER WATER INGING GR86 GT)が予選2位の谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)を抜いて2番手に浮上した。
3番手の4号車に続いてザック・オサリバン(CARGUY Ferrari 296 GT3)が4番手。ところが5番手でオープニングラップを終えた井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)は5周目にトラブルに見舞われ、早々と戦列を去ってしまう。
これで5番手に繰り上がったのが予選8位の菅波冬悟(LEON PYRAMID AMG)だ。菅波は1周目に木村偉織(マッハ車検エアバスターMC86マッハ号)と野中誠太(Green Brave GR Supra GT)をかわして6番手に浮上すると、61号車のトラブルで5番手。13周目には7号車、そして22周目についに4号車を捉えて3番手まで上がってきた。
一方、トップの藤井は2位の堤に全く付け入る隙を与えずに周回を重ね、31周目に規定の50分を迎えてそのままフィニッシュ。前日のチャーリー・ファグに続いて777号車が2連勝を達成した。2位は2号車の堤。3位は菅波の65号車だった。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Kazuhiro NOINE





