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SUPER FORMULA LIGHTS

鈴鹿テスト1日目 小林利徠斗が他を圧倒するトップタイムをマーク

小林利徠斗(TOM'S)

 12月17日、スーパーフォーミュラ・ライツのテスト1日目が、鈴鹿サーキットで行われ、小林利徠斗(TOM'S)が、午前、午後のセッションともにトップタイムをマークした。

 テストには、今シーズンのレギュラードライバーをはじめとして、多彩な顔ぶれが揃った。

 トムスからは、レギュラーの37号車・古谷悠河(TOM'S)、38号車・小林利徠斗(TOM'S)に加え、FIA-F4に参戦した35号車・佐野雄城(TOM'S)、そして、WECのLMGT3クラスで活躍し、トヨタのハイパーカーのテストにも参加した36号車・エステバン・マッソン(TOM'S)が参加。

 B-Maxは、来季の参戦が決定している50号車・野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)と、そのサポート役として50号車をドライブするチャンピオン小出峻。今季レギュラーの51号車・ケイレン・フレデリック(B-MAX RACING TEAM)、そして、先日のSFテストにも参加した52号車・ジェームズ・ヘドレー(TEAM DRAGON)、ユーロフォーミュラ二参戦していた53号車・ヤコブ・ベルグマイスター(TEAM DRAGON)という布陣だ。

 他には、2号車をシェアする荒尾創大(DELiGHTWORKS RACING)、三井優介(DELiGHTWORKS RACING)、卜部和久(TODA RACING)。三井は久々のフォーミュラドライブだ。そして、5号車は、入山 翔(ALBIREX RACING TEAM)と下野璃央(ALBIREX RACING TEAM)がマシンをシェアする。

■セッション1

 レギュラー陣は安定した速さを見せたが、それ以外で目を引いたのは、三井、マッソンの二人。

 マッソンは早々に好タイムを出し、30分過ぎにトップに立つと、50分すぎにはそのタイムを更新する1分52秒356をマークしてみせた。その後、小林が1分52秒314と僅かに更新はしたものの、慣れないコース、マシンでいきなり速さを見せた。

 一方、三井はセッション後半になると、1分51秒973、51秒477とトップタイムを更新し、久々のフォーミュラドライブとは思えない速さを見せた。

 残り5分からのアタックで、小林が51秒248をマークしてトップに返り咲いたが、マッソンも1分51秒631をマークして、小林、マッソン、三井の三人だけが51秒台に入れた。

 これに、37号車・古谷悠河(TOM'S)、60号車・伊東 黎明(LM corsa)、50号車・小出が続いた。52号車・ヘドリーは9位、鈴鹿初体験の53号車・ベルグマイスターは13位だった。

■セッション2

 開始まもなく、フレデリックが2コーナーで、マッソンがデグナーでコースアウト。両者ともにバリアにヒットし、マッソン車はダメージは大きそうだ。

 約15分の中断後に再開。30分経過時には、三井から2号車を引き継いだ荒尾が1分52秒992でトップだったが、ここから38号車・小林が連続アタック。1分51秒701をマークすると、次の周には11月の第7戦のPPタイム(1分51秒009)を破る1分50秒872という、抜き出たタイムを記録した。

 さらに、セッション最後のアタックで、小林は1分50秒401までタイムを削り、2位荒尾(1分51秒268)を大きく引き離した。3位は古谷、4位には途中でコース復帰したフレデリックが入り、ここまでは51秒台。

 以下、ルーキーの佐野、ヘドリー、伊東と続き、午前中に小出がチェックしたクルマで走った野村は、慎重にタイムを上げ、1分53秒524で8位だった。

 明日18日も今日と同じく、午前9時30分から11時、午後1時30分から3時の走行が予定されている。

ヤコブ・ベルグマイスター(TEAM DRAGON)

ジェームズ・ヘドリー(TEAM DRAGON )

古谷悠河(TOM'S)

伊東黎明(LM corsa)

入山翔(ALBIREX RACING TEAM)

ケイレン・フレデリック(B-MAX RACING TEAM)

三井優介(DELiGHTWORKS RACING)

佐野雄城(TOM'S)

清水康弘(GNSY RACING)

小出峻(B-MAX RACING TEAM)

小出峻(B-MAX RACING TEAM)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO


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