F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第9戦SUGO決勝 小出峻がポール・トゥ・ウィンで今季6勝目 再びポイントリーダーに

優勝は小出峻(HFDP RACING TEAM)

 2022年FIA-F4選手権第9戦の決勝が9月17日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、ポールポジションからスタートした小出峻(HFDP RACING TEAM)が今季6勝目を挙げ、ポイントリーダーに返り咲いた。

 第9戦決勝は午後1時30分より17周で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。

17周の決勝がスタートした

 ホールショットを決めたのは小出、予選2番手の三井優介(HFDP RACING TEAM)が2位、中村仁(TGR-DC RSフィールドF4)が3位、小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が4位で1コーナーに飛び込む。その後方では予選6番手の荒川鱗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が2コーナーの縁石に乗り上げてコースオフ、9位まで後退してしまった。

 3位の中村は2周目の1コーナーでアウトから三井に並びかけるが、三井も一歩も引かない。両者は並走のまま2コーナーを立ち上がるが、3コーナーの進入で中村が三井のインをとって2位に浮上した。

 続いて中村はトップを快走する小出との差を縮めにかかる。2周目には1秒355あった小出のリードは3周目には1秒243に。すかさず小出も4周目にファステストを更新、その差を1秒261とすると、5周目には1秒307まで盛り返す。3位に後退した三井もペースを取り戻してきた。

レースは途中セーフティーカーが導入された

 ところが6周目の4コーナー立ち上がりで吉村渉(Media Do影山Racing F110)が地頭所光(SACCESS RACING)と接触してスピン。吉村が縁石に乗り上げてストップしてしまうアクシデントが発生。このため7周目からセーフティーカーが導入されることになった。

 6周終わっての順位は小出、中村、三井、小林、そして堀尾。

 一旦はクルマを離れた吉村だったが、コースマーシャルの手を借りて再始動、自走でピットに向かった。

 セーフティーカーは10周目でピットイン。11周目からレース再開された。タイミングよく飛び出す小出に続き、中村、三井はほぼ等間隔で1コーナー。しかし徐々に小出がリードを広げにかかる。

三井優介(HFDP RACING TEAM)と小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)の争い

 12周目の3コーナーでは4位の小林が三井のインに割って入り、3位に浮上。なかなかペースの上がらない三井に5位の堀尾も迫ってきた。

 13周終わって小出のリードは1秒662。14周目にはまた中村がファステストを更新してその差は1秒612とやや縮まる。15周目1秒417、16周は1秒396と徐々にその差は詰まっていくが、中村は最後まで小出のテールを捉えることはできず、小出峻が第6戦富士以来の今季6勝目を獲得した。

決勝2位は中村仁(TGR-DC RSフィールドF4)

決勝3位は小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)

 2位の中村仁はこれが初の表彰台。3位は小林利徠斗が入り、ポイントリーダーでSUGO入りした三井優介は4位に終わった。

 これによりポイントランキングでは再び小出がトップに浮上。三井は12ポイント差の2位に後退した。

 第10戦決勝は18日の午前9時より17周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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