F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第7戦富士決勝 接戦を制し、#1小高が2年ぶりの勝利!!

小高一斗待望の勝利!!

FIA-F4選手権第7戦の決勝レースが8月4日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、予選2番手からスタートした#1小高一斗(FTRSスカラシップF4)が接戦を制し、2016年7月の第8戦SUGO以来の勝利をものにした。

スタート直後のダンロップコーナー

一時はトップに立った菅波冬悟(OTG DL F110)

小高一斗、菅波冬悟、角田裕毅のトップ争い

小高一斗、名取鉄平、角田裕毅のトップ争い

優勝は小高一斗(FTRSスカラシップF4)

決勝2位は角田裕毅(HFDP/SRS/コチラレ一シング)

決勝3位は名取鉄平(HFDP/SRS/コチラレ一シング)

第7戦決勝は午後1時35分より15周で行われた。ポールシッターの#6名取鉄平(HFDP/SRS/コチラレ一シング)を最初の1コーナーでかわしてトップに立った小高は9周目の1コーナーで一旦は#81菅波冬悟(OTG DL F110)の先行を許したものの、この周終わりのホームストレートで菅波に並びかけ、1コーナーでトップを奪い返した。

ポールの名取は2周目のダンロップコーナーで#5角田裕毅(HFDP/SRS/コチラレ一シング)、#81菅波らに相次いで抜かれ、一時は5位にまで後退したが、4周目に#16澤田真治(Media Do ADVICS影山F110)を抜き返して4位に浮上、そのままトップ集団に接近、そこからは#81菅波、#5角田、#6名取の3台によるドッグファイトがコースの至る所で展開されることになった。

これに乗じてトップの#1小高は着実にリードを広げ、最後は後続に4秒以上の大差をつけてフィニッシュ。2年ぶりの待望の勝利を手にした。
2位は#5角田、#6名取が3位に入り、#81菅波は終盤大きく順位を落とし、6位でレースを終えている。

なお、インディペンデントクラスは予選トップの#2仲尾恵史(TCS Racing Team)と#11植田正幸(Rn-sports制動屋F110)が1周目に接触。仲尾は大きく順位を落とし、植田にはドライブスルーペナルティが課せられることになった。代わってトップに立ったのは#28井出靖司(CSマーケティング・イディア・ES)。今季3大会目の参戦となった井出がそのまま逃げ切り、嬉しい初勝利を獲得している。

次戦第8戦決勝は5日朝8時より同じく15周で行われる。

第7戦優勝 #1小高一斗(FTRSスカラシップF4)
ペースが悪かったんでやばいかなと思ったんですけど。とりあえずは運がよかったというか。後ろでごちゃごちゃやってくれたのでなんとか勝てたという感じです。ペースを上げるところと落とすところを区別つけてて、後ろがやりあった瞬間にプッシュって感じで。そこでうまく離すことができ、その後もずっとやりあっててくれたので、作戦がうまくいったと思います。ずっとプッシュしていたらペース的に5番とか6番に留まったかもしれません。うまくレースをまとめられて良かったです。
第7戦2位 #5角田裕毅(HFDP/SRS/コチラレ一シング)
本当はバトルしたくなかったんですが、結果的にバトルみたいな形になっちゃいました。とりあえずポイントを取れたのは良いかなと思います。菅波選手を抜いてからまた来るとは思っていませんでした。もうちょっと待って、菅波選手が小高選手を抜いた時について行けば良かったなと思いました。菅波選手はストレートがめちゃめちゃ伸びてて、抜いても抜き返されてしまうので、1コーナーなどでだいぶブレーキを詰めていきました。走りは悪くなかったと思います。あしたはリヤウィングなしで行くんで(笑)
第7戦3位 #6名取鉄平(HFDP/SRS/コチラレ一シング)
スタートで油断してしまって入られたのが敗因だと思います。自分の走りも納得できないし、そのほかに周りの選手の走り方も納得できない部分がありました、前回僕がペナルティを受けたのと同じように、ほかの選手のスペースを残さないやり方を何回もされました。その辺はチームとも話し合って明日に備えます。明日もトップからのスタートなので、落ち着いて、今日のスタートの失敗を克服して臨みたいと思います。
第7戦インディペンデントカップ優勝 #28井出靖司(CSマーケティング・イディア・ES)
岡山と鈴鹿乗れたので富士でも乗ってみたいなと思っていて。乗る回数が少ないので心配だったんですけど先輩方に色々教えていただきました。結果を残すことができて楽しいレースでした。目の前で波乱があって怖かったんですけど、うまく切り抜けられました。5周目くらいからずっとしんどかったんですけど、サボるとすぐ追いついてくるし、サボるとスピンしちゃうので大変でした。今年はもうこの大会が最後なので、また来年出ます。

優勝した小高一斗(トムススピリット) 表彰式 インディペンデンスカップの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース