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2011年7月

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO TDPコンビ 石浦宏明/井口卓人組LEXUS SC430が2位表彰台、GT300クラスではLEXUS IS350とカローラアクシオが1-2フィニッシュ! (TOYOTA)

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TDPドライバーの石浦宏明(右)と井口卓人(左)

 SUPER GT第4戦「SUGO GT 250km RACE」が7月30日(土)、31日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。

 コース幅が狭く、アップダウンの激しい林間のテクニカルコースのSUGOは、過去数々の名勝負が繰り広げられてきたコースである。

 3月の東日本大震災で大きな被害を受けた東北に位置するSUGOも、地震による被害を受けたが、無事に修復を終え、今大会を開催。今季のSUPER GTは全大会を「東日本大震災復興大会」として開催しているが、今大会でも、被災者のレースへの招待など、様々な支援活動が行われた。

 この週末は、30日(土)31日(日)の2日間あわせて36200人ものモータースポーツファンがSUGOを訪れ、国内最高峰のGTカーによる迫力あるバトルの魅力を満喫した。

◆予選◆

 30日(土)は朝から雨に見舞われ、午前中の公式練習走行はウェットコンディション。午後12時25分からの予選1回目開始時点では、雨は止んでおり、ライン上は乾きかけているという状況で、スーパーラップへの進出権をかけたアタック合戦が繰り広げられた。

 この予選1回目は、セッション後半にオイルがコース上に出たために赤旗が出されるなど波乱の展開。ここでENEOS SUSTINA SC430 6号車が12番手、WedsSport ADVAN SC430 19号車が14番手に終わり、惜しくもスーパーラップ進出を逃し、グリッドが確定した。

 午後2時半から開始されたスーパーラップは、開始前から雨が降り始め、完全なウェットコンディション。その後も降ったり止んだりの変わりやすい天候の下、難しいコンディションでのアタックとなった。

 そんな中、TDPドライバーの石浦宏明がアタックを担当したDENSO SARD SC430 39号車が、若干のミスがあったにもかかわらず好タイムをマーク。最後に上回られて惜しくもポールポジション獲得はならなかったものの、最前列2列目グリッドを獲得した。

 PETRONAS TOM'S SC430 36号車が6番手、D'STATION KeePer SC430 35号車が8番手、ZENT CERUMO SC430 38号車が9番手から決勝のスタートを切ることとなった。

 GT300クラスでは、スーパーラップに進出したSG CHANGI IS350 14号車が3番手と好位置につけ、TDPドライバーの国本雄資が初めてスーパーラップのアタックを担当したCOROLLA Axio apr GT 74号車も5番手を確保。ハセプロMA イワサキ aprカローラ 31号車は14番手となった。

◆決勝◆

 31日(日)決勝前の朝のフリー走行もスタート時は雨が降っていたが、セッション中に雨は止み、午後2時の決勝スタート時には路面はドライ。気温21度、路面温度23度と、7月とは思えない肌寒いコンディションで、重く立ちこめた雲の下、68周で争われる決勝レースのスタートが切られた。

 最前列2番手スタートの39号車は石浦がスタートを担当し、順当にポジションをキープ。その後方では、6番手スタートの36号車が、アンドレ・ロッテラー得意の抜群のスタートにより5位へとポジションを上げた。なおも前走車を攻めた36号車だったが、7周目に惜しくもコースオフ。大きく順位を下げてしまった。

 レースは中盤に入ると各チームがピット作業を行い、順位は変動。ピットアウト直後の周回では、低い路面温度にタイヤが暖まらず、苦しい走りを見せる車両も多く見られた。TDPドライバーの大嶋和也がスタートを担当し、長いスティントで最後までピットインを引っ張った6号車は、42周目にピットイン。6位でコースへと復帰した。 大嶋と交代し、6号車の後半を担当した伊藤大輔は猛追を開始。まもなく前を行くRAYBRIG HSV-010 100号車に追いつくと、10周以上に渡ってテール・トゥ・ノーズでの激しい5位争いを展開。周回毎に前を伺う6号車と、押さえる100号車との息詰まるようなバトルに観客は釘付けとなった。

 残り4周、ストレートでぴったりとスリップストリームに入った6号車は、1コーナーへの進入で並びかけると、クロスラインで見事100号車をパス。その後のヘアピンでは100号車がインを差し替えし、2台は接触。6号車はスピンを喫してしまったが、その後順位を戻し、5位へと浮上した。

 一方、石浦からバトンを受け取り2位を走行する39号車のTDPドライバー 井口卓人は、終盤後続からの猛追を受けるが、これを見事に凌ぎきり、2位でチェッカー。39号車は今季初、井口にとってはGT500クラス初めてとなる表彰台を獲得した。

 終盤観客を沸かせた6号車も5位でフィニッシュ。後方から見事な追い上げを見せた19号車が8位、36号車が9位に入った。

 GT300クラスでは、3番手スタートの14号車が序盤から好走を見せ、9周目に首位を奪うと、その後もポジションを守りきってトップでチェッカー。今季からSUPER GTに参戦しているチームと、アレキサンドレ・インペラトーリにとっての初勝利をもたらした。

 5番手スタートの74号車は、序盤は選択したタイヤが路面とあわず、若干順位を落としたが、早めのピットインで新田守男から国本へとドライバー交代を行った後は、国本が着実にポジションを上げ、14号車に続く2位でフィニッシュ。GT300クラスは、LEXUS IS350とカローラアクシオの1-2フィニッシュとなった。

DENSO SARD SC430 39号車 ドライバー 石浦宏明:
 「今回はタイヤのおかげで、雨の予選結果もよく、決勝でも表彰台に乗ることができた。スタートではタイヤカスを拾ってしまいペースが上がらず、46号車に逃げられてしまった。その後は抜かれないよう前後とのペースコントロールをしながら、2位で井口に繋ぐ事ができた。後半は、ペース的には後続のクルマが速く心配していたが、井口が最後までしのぎ切り、無事に2位のままチェッカーを受けてくれて良かった」
DENSO SARD SC430 39号車 ドライバー 井口卓人:
 「石浦選手からスイッチした時に、前後に大きなマージンがあったので、タイヤマネージメントを考えながら走った。後半、差を縮められてドキドキしてしまったが、なんとかGT300クラスの車両を上手く使いつつ、2位でチェッカーを受けることができて、ほっとしている」
SG CHANGI IS350 14号車 ドライバー  折目 遼:
 「ここまでの3戦、なかなか結果が出ず、内容的にトラブルがあったりクラッシュがあったりと、散々なレースが続いてきたが、それを払拭するようなパーフェクトウィンだった。後半戦にもこの勢いを維持できるよう頑張りたい」
SG CHANGI IS350 14号車 ドライバー  アレキサンドレ・インペラトーリ:
 「今日の優勝は、SUPER GTに参戦して初めての勝利なので、本当に嬉しい。前半、折目のスティントでトップに立つことができたのが勝因。自分に交代してからは、ニュータイヤを履いていたので、プッシュでき、2位と大きなギャップを築いたままチェッカーを受けることができた。良いクルマを仕上げてくれたチームに感謝している」
COROLLA Axio apr GT 74号車 ドライバー  新田守男:
 「これまで苦しい戦いをしてきたので、今回の菅生には、勝負しに来たつもりだ。しかし、今年からタイヤを変更したためにデータが全くない状態だったにも関わらず、これだけのパフォーマンスで2位でチェッカーを受けることができたのは、良かった。ピット勝負だと思っていたので、ライバルチームの様子を見つつ、ピットアウトしていった国本選手の熱い走りを見て、ドライバーとして、相棒としてとても感動した」
COROLLA Axio apr GT 74号車 ドライバー  国本雄資:
 「自分は、後半のスティントを担当したが、前半頑張ってくれた新田さんが良い順位で自分に繋いでくれたし、チームのピットワークも完璧だった。また、アウトラップでのタイヤの温まりがとても良かったことも有利に働き、自分としてはとても良いレースができたと思っている。できれば優勝したかったが、予選5番手からのスタートで、2位表彰台という結果には、とても満足している」
Text & Photo: TOYOTA

SUPER GT

SGT:EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)が今シーズン初の3位表彰台を獲得、KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は6位フィニッシュ (HONDA)

2011年7月31日(日)・決勝/会場:スポーツランドSUGO(3.704km)/天候:曇り/気温:21℃(13:40現在)/路面温度:22℃(13:40現在)/コースコンディション:ドライ/観客:2万7000人

7月31日(日)、宮城県仙台市郊外のスポーツランドSUGOにおいて、2011 オートバックス SUPER GT第4戦「SUGO GT 250km RACE」の決勝レースが行われました。

gt_r04_h_r01.jpg  雨が降ったり止んだりの難しいコンディションとなった昨日の公式予選では、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)がHonda勢として最高位となる4番手を獲得したほか、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)は5番手、そして昨年度同大会覇者の#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は7番手となり、#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)は11番手、#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)は15番手という結果を残しました。

 決勝当日、スポーツランドSUGOの上空は厚い雲に覆われ、午前中は時折り小雨がぱらつきましたが、午後になると雨は止み、コースコンディションは完全なドライとなりました。

 決勝レースに先立ち、9時10分から10時20分までフリー走行が行われました。この時点ではまだ雨が残っており、コースコンディションはセミウエット。このため、一部マシンがコースアウトし、セッションは途中27分間にわたり中断されました。

 このフリー走行では、#32 EPSON HSV-010に乗る中山選手が1分26秒355をマークしてトップに立ち、セミウエットコンディションで抜群の速さを示しました。Honda勢では#17 KEIHIN HSV-010の塚越選手が5番手、#8 ARTA HSV-010の小林選手が6番手、#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手が9番手、#1 ウイダー HSV-010の小暮選手は13番手のタイムをそれぞれ記録し、決勝レースに臨みました。

 午後2時2分、1周のフォーメーションラップに続くローリングスタートにより68周の決勝レースが始まりました。スタートドライバーを務めるのは、4番グリッドの#32 EPSON HSV-010が中山選手、5番グリッドの#100 RAYBRIG HSV-010が伊沢選手、7番グリッドの#17 KEIHIN HSV-010が金石年弘選手、11番グリッドの#1 ウイダー HSV-010がL.デュバル選手、そして15番グリッドの#8 ARTA HSV-010は武藤選手です。

 スタートで大きな混乱はなく、オープニングラップを終えた段階では#32 EPSON HSV-010が4番手、#100 RAYBRIG HSV-010が6位、#17 KEIHIN HSV-010が7番手、#1 ウイダー HSV-010が11番手、#8 ARTA HSV-010は14番手につけていました。

 レース序盤、#32 EPSON HSV-010は後続のマシンによる猛攻にさらされましたが、4番手の中山選手は冷静に対処してポジションを守りきり、3周目以降は徐々にライバルを突き放す好走を見せます。

 一方、14番手につけていた#8 ARTA HSV-010は前を行くライバルを攻略すべくバトルを繰り広げていましたが、6周目に前方のマシンと軽く接触するアクシデントがあり、15番手へと後退しました。

 続く7周目には、#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手がライバルの攻略に成功、5番手へと順位を上げました。

 予選で波に乗りきれず、11番グリッドからのスタートを強いられた#1 ウイダー HSV-010のL.デュバル選手は、16周目で9番手へと順位を上げ、さらに上位を狙う快走を見せていましたが、19周目の1コーナーでわずかに姿勢を崩してコースアウト。直後に復帰したものの、後続のマシンに追突されて右後輪がパンクし、ゆっくりとしたペースでピットに戻ります。ここでタイヤを交換してレースへの復帰を目指しましたが、ほかのマシンがこぼしたオイルに乗ってしまい、ピットロード出口手前のコーナーを曲がりきれずにガードレールと接触。左フロントのサスペンションに大きなダメージを負い、残念ながらリタイアとなりました。

 24周目を走り終えたところで#100 RAYBRIG HSV-010がピットストップを実施。これをきっかけとして、GT500クラスのマシンは次々とピット作業を行います。4番手につけていた#32 EPSON HSV-010は33周目が終了した段階でピットストップ。#32 EPSON HSV-010と激しい3位争いを繰り広げていたライバルは、これより先にピットストップを行っていましたが、チームのすばやいピット作業により#32 EPSON HSV-010はライバルを追い越すことに成功。ピットストップ直後には、このライバルから激しいアタックを受けましたが、後半のスティントを受け持つ道上選手は相手につけ入る隙を与えず、徐々にライバルを引き離し、3番手のポジションを確固たるものにしていきます。

 ピットストップが一巡した43周目の段階で、#32 EPSON HSV-010は引き続き3番手を堅持。伊沢選手からバトンを受け取った山本選手が乗る#100 RAYBRIG HSV-010は5番手、塚越選手が乗る#17 KEIHIN HSV-010は8番手、小林選手が乗る#8 ARTA HSV-010は11番手につけていました。

 その後もHSV-010 GTは追撃の手を緩めず、レース終盤までに#17 KEIHIN HSV-010はひとつ順位を上げて7番手となります。

 迎えて65周目、ポジション争いを演じていた#100 RAYBRIG HSV-010の山本選手は1コーナーでほかのマシンと軽く接触、これでライバルがスピンしたため、#100 RAYBRIG HSV-010には30秒タイム加算のペナルティがレース後に実施されることになりました。

 68周を走り終え、#32 EPSON HSV-010は3位でチェッカーフラッグを受けて表彰台を獲得。#100 RAYBRIG HSV-010は6位でフィニッシュしましたが、前述のペナルティのため7位となり、代わって#17 KEIHIN HSV-010が6位に浮上しました。#8 ARTA HSV-010も混戦をくぐり抜けて10位でフィニッシュし、3戦連続の入賞を果たしました。

 なお、優勝はポール・トゥ・ウインを果たした#46 S Road MOLA GT-Rでした。

 #32 EPSON HSV-010を走らせるエプソン・ナカジマ・レーシングが表彰台を手に入れたのは、2008年第8戦オートポリス大会以来の快挙。また、中山選手はデビュー3年目にして、念願の表彰台に立つこととなりました。

 この結果、シリーズポイント争いはドライバー部門において#17 金石/塚越組(KEIHIN HSV-010)が計30点となってランキング2位を堅守。#1 小暮/L.デュバル組(ウイダー HSV-010)は計24点で4位、#100 伊沢/山本組(RAYBRIG HSV-010)は計23点で6位、#32 道上/中山組(EPSON HSV-010)は計12点で13位、#8 武藤/小林組(ARTA HSV-010)は計5点で14位となっています。チーム部門ではケーヒン リアル レーシングが計41点で2位につけています。

 次戦は8月20、21日に鈴鹿サーキットで開催されます。

コメント
瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
 「今日は#32 EPSON HSV-010に乗る道上選手と中山選手がしっかりとしたレースを見せてくれました。先日、鈴鹿サーキットで行ったテストでも#32 EPSON HSV-010は好タイムを記録しましたが、その勢いを今日の表彰台に結びつける形となりました。特にレース序盤にライバルの猛攻をしのぎきった中山選手の健闘は見事でした。ドライバー交代直後の攻防に打ち勝った道上選手もベテランらしい手腕を発揮してくれたと思います。また、#8 ARTA HSV-010に乗る武藤選手と小林選手も着実にポジションを上げる堅実な戦いを演じてくれました。今回のレースにより、5台のHSV-010 GTをそろってレベルアップさせるという当初の目標を達成したことが確認できました。次の第5戦はHSV-010 GTが得意とする鈴鹿サーキットが舞台となりますので、優勝を目指し、全力を尽くします。今後も5台のHSV-010 GTへのご声援をお願いします」
道上龍選手(3位 #32 EPSON HSV-010)
 「移籍して2年目で、やっと結果が出たのでホッとしています。今シーズンはなかなか調子が上がらない状況でしたが、今大会では天候も味方になりました。久々にチャンスが訪れたと思いますし、そのチャンスをモノにできました。今大会の3位入賞でチームとしてもいい流れができたと思いますし、次戦はHondaの地元である鈴鹿ですので、優勝を狙えると思います。次戦までに最適なマシンを仕上げ、一番上を目指してがんばります」
中山友貴選手(3位 #32 EPSON HSV-010)
 「初めて表彰台に上がれてうれしいです。自分としては徐々にマシンにもなじんで問題なく走れていたものの、なかなか速さを見せつけることができず、苦しんでいました。ただ、今大会ではウエットコンディション、ドライコンディションともにマシンの調子がよく、このチャンスを生かしたいと感じていました。デビュー3年目なので、少し時間はかかりましたが、今大会の結果を素直に喜びたいですし、チーム全員に感謝したいと思います」
金石年弘選手(6位 #17 KEIHIN HSV-010)
 「天候がどのようになるか分からない状況だったため、セッティングが定まらないままスタートを迎えてしまい、マシンのパフォーマンスを最大限に発揮することができませんでした。シリーズを考えるとポイント(5ポイント)を獲得できたことは評価できますが、再度調整を行って、次戦では取りこぼしのないように全力でがんばります」
塚越広大選手(6位 #17 KEIHIN HSV-010)
 「金石選手から交代してから、序盤から思うようにペースを上げられませんでした。終盤はいいリズムになったものの、順位を上げるまでには至りませんでした。ポイントランキングは2位をキープできたものの、今大会では上位陣と速さで負けてしまっているので、あまり喜べるレースではなかったです。次戦の鈴鹿までには対応できるように調整します」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO決勝結果

■GT500クラス

SUGO GT 250km RACE -RIJ- (2011/07/31) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
146S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI42681:33'14.162
239DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI106822.360
332EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL26823.854
424ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH286835.516
56ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS366843.890
617KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS506845.934
7*100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS38681'15.181
8*19WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH22671Lap
936PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS42671Lap
108ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS8671Lap
11*38ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS30671Lap
1223MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS52671Lap
1312カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS40653Laps
---- 以上規定周回数(70% - 47Laps)完走 ----
-35D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS23533Laps
-1ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS482048Laps
■GT300クラス

SUGO GT 250km RACE -RIJ- (2011/07/31) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
114SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH631:33'14.532
274COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COLLOLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH286328.729
343ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS226333.138
425ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH226357.889
533HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK44631'00.690
64初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH68631'01.784
711JIMGAINER DIXCEL DUNLOP458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL90631'02.632
866triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH40631'13.053
95マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
筒井 克彦
黒澤 治樹
YH621Lap
1088JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH22621Lap
1126Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
YH621Lap
1241NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH8621Lap
13*2エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH10612Laps
147エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION
PORSCHE 911GT3 R MY2011
カルロ・ヴァン・ダム
水谷 晃
YH5211Laps
1586JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH24518Laps
1687リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH304518Laps
---- 以上規定周回数(70% - 44Laps)完走 ----
-27PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH344221Laps
-31ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH163528Laps
-62R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH122340Laps
-*22R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH2241Laps
-69サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
横溝 直輝
吉田 広樹
YH360Laps
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.46 S Road MOLA GT-R (ロニー・クインタレッリ) 1'17.420
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.88 JLOC ランボルギーニ RG-3 (関口雄飛) 1'25.556
  • CarNo.22は、フリー走行中の国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(赤旗中の追越)により、ペナルティストップ20秒が科された。
  • CarNo.38は、ピットロード速度違反(56.193km/h)により、ドライブスルーペナルティを科した。
  • CarNo.19は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗区間中の追越)により、ペナルティストップ10秒を科した。
  • CarNo.100は、2011 SGT-SpR第3章第30条1.a.(接触行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを科されたが、レース中に実行できなかったため、公式通知No.18により、競技結果に対して30秒加算した。
  • CarNo.2は、2011 SGT-SpR第3章第34条2.(ピット作業遵守事項違反)により、ドライビングスルーペナルティを科した。

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO決勝 各クラス優勝ドライバーのコメント

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GT500クラス優勝 S Road MOLA GT-R
ロニー・クインタレッリ
gt_r04_r_pc_quintarerri 「今日のレースは長かったです。でもクルマは速くてオープニングからトップで後方にマージンを築くことができ、柳田選手も最後までミスなくチェッカーまで走ってくれました。本当に良かった。途中タイヤのグリップが落ちてきたし、タイヤかすも沢山出てきましたが、それまでに充分なマージンができていたので慎重に走りました。今週末はドライでのロングランができなくてタイヤのもちが判りませんでしたが、タイムは落ちなかったのでそのまま引っ張りました。サーキットに入る前はこんな低い温度を想定していなかったけど、走り出すと予想以上のパフォーマンスを発揮してくれました。ミシュランタイヤに感謝です」
柳田真孝
gt_r04_r_pc_yanagida 「(GT500優勝までは)本っ当に長かったです。今回勝てたことを今後に繋げたいし、今まで応援してくださった皆さんにありがとうと言いたいです。レース自体は昨日のスーパーラップを見ていたときのほうが疲れた位で、今日は自分の番が来てからもリスクはないし、バトルもないし、ただ走るだけでした。楽なレースをさせてもらいました。ウチのクルマはセパン、菅生、鈴鹿と熱いレースでは勝てるポテンシャルがあります。次の鈴鹿はウェイトを積んで苦しいでしょうが、今日勝てたことでチャンピオンシップでも優位に立てましたし、次もチャンピオン目指して頑張ります。このチャンスを与えてくださったニスモさんには感謝していますし、開幕戦で23号車が勝って、次に12号車が勝った事で『自分たちも勝ちたい』『仲間に加わりたい』という気持ちが強くなりました。また、GT300でチャンピオンを獲ってGT500でも勝てたことで、GT300から上に上がっても通用するんだってことを示したいとも思っていたんです」
GT300クラス優勝 SG CHANGI IS350
折目遼
gt_r04_r_pc_orime 「嬉しいのと、ホッとしたのの両方です。ここまで何の結果も出せず、焦りがなかったといえば嘘になりますが、クサらず、チームとミーティングを重ねてここまでやってきました。その結果として今回勝てたのかなと思いますし、安堵の気持ちです。序盤に高木さんとはお互いに信頼しあっていいバトルができたと思います。フェアだったし、お客さんにも喜んでもらえる内容だったんじゃないでしょうか。今週末はドライでここまで周回するのは初めてだったので、タイヤがどこまでもつか判りませんでした。そのため、今回はもうすこし引っ張る予定だったんですが、早めにピットに入りました。セパンから大きなアップデートはできない状況でしたが、徐々にコンディションにクルマがあってきたし、先日の鈴鹿のテストではいいセットアップも見つかりました」
アレキサンドレ・インペラトーリ
gt_r04_r_pc_imperatoli 「すごくハッピーです。シーズン当初はメカニカルトラブルやドライバーのミスがあって結果が出せませんでしたが、今週のレースはパーフェクトな内容でした。初めてのGTシリーズ参戦でGT500との混走など、慣れるのに時間がかかりましたが、チームが信頼してくれたことに感謝しています。日本では長年F3をやってきましたが、ヨーロッパに比べて多くのファンが来てくれますからやり甲斐があります。スーパーGTはオーガナイズもしっかりしていて素晴らしい選手権なので、ここで勝てたことは今後のキャリアに必ずプラスになると思います」
Text & Photo: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO決勝 #46エスロードGT-Rが独走でポール・トゥ・ウィン。柳田が待望のGT500初勝利を達成。 GT300もSGチャンギが初優勝

2011オートパックススーパーGT第4戦「SUGO GT 250kmレース」決勝は7月31日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、ポールポジションからスタートした#46S Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)が終始独走状態で68周を走り切って今季初勝利を挙げた。これは今季からGT500クラスにステップアップしてきたMOLAにとっては初の快挙だ。
またGT300クラスも今季から参戦を開始した#14SG CHANGI IS350(折目遼/アレキサンドレ・インペラトーリ組)が初優勝を達成した。
(天候:曇り コース:ドライ 観客動員数:27,000人)

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決勝レースは午後2時にスタート。
朝から降っていた雨は上がり、終始ドライコンディションでの戦いとなった。

ポールシッターの#46エスロードGT-Rはスーパーラップで抜群のタイムを叩き出したロニー・クインタレッリがスタートを担当。序盤から一気に逃げにかかり、2位以下との差をぐんぐんと広げていく。
2番手には同じくミシュランタイヤを履く#39デンソーサードSCの石浦宏明がつけるが、クインタレッリのペースには歯が立たない状況。
その後方では#24ADVANコンドーGT-Rと#32エプソンHSVが序盤から激しいドッグファイトを展開、ここに#36ペトロナスSCも加わっていたが、36号車は7周目のバックストレートで痛恨のコースオフを喫し、一気に後方に沈んでしまった。

更にその後方では#35D STATION SC、#1ウイダーHSV、#19ウェッズスポーツSC、#12カルソニックGT-Rが接近戦を展開していたが、こちらも20周目の1コーナーでコースアウトした#1ウイダーに#12カルソニックが追突、1号車は右リヤタイヤにダメージを負って予定外のピットストップを強いられたうえ、アウトラップのピット出口で前からウォールに突っ込むと言う散々な内容でそのままレースを終えてしまった。

こうした後方の混乱を尻目に#46クインタレッリは後方とのギャップを13秒以上に広げ、39周を終えたところで柳田に交代した。

その後はピットストップのタイミングで24号車の前に出た#32エプソンHSVが#39デンソーSCに追いつき、ドッグファイトを展開したこともあり、#46エスロードGT-Rのリードは20秒以上に広がり、柳田は悠々と残り29周を消化。最後は22秒360ものマージンを築いてチェッカーを受け、今季久々にGT500クラスに復帰した自分自身にとっても、そして今季からGT500にステップアップしてきたモーラにとっても初めての勝利をものにした。
2位には#39デンソーSCが逃げ切り、ミシュランタイヤが1-2を達成。3番手には500クラスで唯一のダンロップユーザーとなった#32エプソンHSVが入った。

GT300クラスはポールスタートの#43ARTAガライヤに対し、#14SGチャンギが序盤からドッグファイトを挑む展開となった。
14号車のスタートを担当した折目はスタート直後に#11JIMゲイナー458を1コーナーで抜いて2位に浮上すると、すぐさま43号車を駆る高木真一とのギャップを縮めにかかり、4周目の1コーナーでアウトから並びかけていく。
懸命に押さえ込む高木だったが、その後も執拗に仕掛けてくる折目のアタックに9周目の1コーナーで遂に陥落、トップを明け渡すこととなった。

更には#62レガシィB4の山野哲也、#4初音ミクZ4Mの谷口信輝らも高木を攻略、#43ガライヤは一時4位まで後退することになったが、#62レガシィがトラブルにより23周でリタイヤしてしまったために再び3位に。 その後はピットストップのタイミングで#74カローラアクシオaprの先行を許すも#4BMW Z4がGT500クラスの#12カルソニックGT-Rと交錯したことなどもあって3位でフィニッシュすることとなった。

一方トップに立った14号車はピットストップを行った時点で一時7位まで後退したが、それ以外はライバルたちの脱落にも助けられ、トップで63周を逃げ切って今季初勝利をものにした。2位には#74カローラアクシオがつけた。

スーパーGT第5戦は真夏の鈴鹿、POKKA GT。
今回はレース距離が更に短縮されて500kmの戦いとなる。8月21日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第4戦SUGOフリー走行結果

SUGO GT 250km RACE -RIJ- (2011/07/31) Free Practice Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500132EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL21'26.355-154.424
2500246S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI421'26.409 0.054154.328
3500323MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS521'26.854 0.499153.537
4500412カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS401'27.248 0.893152.844
5500517KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS501'27.462 1.107152.470
650068ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS81'27.649 1.294152.145
7500739DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI101'27.659 1.304152.127
8500835D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS21'27.760 1.405151.952
95009100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS381'28.253 1.898151.103
105001036PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS421'28.548 2.193150.600
115001124ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH281'28.597 2.242150.517
12500126ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS361'28.774 2.419150.217
13500131ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS481'28.954 2.599149.913
145001438ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS301'29.249 2.894149.417
155001519WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH221'30.432 4.077147.462
16300133HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK441'33.521 7.166142.592
17300269サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
横溝 直輝
吉田 広樹
YH1'34.098 7.743141.717
18300362R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH121'34.772 8.417140.710
19300414SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH1'34.774 8.419140.707
20300525ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH221'35.838 9.483139.144
21300643ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS221'35.876 9.521139.089
22300726Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
YH1'36.73010.375137.861
23300866triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH401'36.86710.512137.666
24300987リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH301'37.08910.734137.352
253001086JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH21'37.56611.211136.680
263001111JIMGAINER DIXCEL DUNLOP458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL901'37.67111.316136.533
27300122エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH101'37.75911.404136.410
283001327PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH341'37.90411.549136.208
293001422R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'37.93011.575136.172
303001574COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COLLOLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH281'37.96911.614136.118
313001688JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH221'38.11111.756135.921
323001731ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH161'38.40212.047135.519
33300184初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH681'40.31813.963132.930
343001941NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH81'40.33613.981132.907
35300207エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION
PORSCHE 911GT3 R MY2011
カルロ・ヴァン・ダム
水谷 晃
YH1'40.56514.210132.604
36300215マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
筒井 克彦
黒澤 治樹
YH1'41.76215.407131.044
  • CarNo.22は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(赤旗中の追越)により、決勝レーススタート後、ペナルティストップ20秒を科す。
  • CarNo.86は、ピットロード速度違反(56.17km/h)により、罰金2万円のペナルティを科す。
  • CarNo.86は、ピットロード速度違反(56.95km/h)により、罰金3万円のペナルティを科す。

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SGT:第4戦SUGOフリー走行 トップタイムは#32エプソンHSV。ポールシッターの46号車は2番手

スーパーGT第4戦SUGOの決勝前フリー走行は終始ウェットコンディションの下で行われ、#32EPSON HSV-010(道上龍/中山夕貴組)がトップタイムを記録した。
GT300クラスは終了直前に#33HANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢組)が1分33秒521を叩き出してトップだった。

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決勝日を迎えたスポーツランドSUGOは朝から小雨が降り続くコンディション。
フリー走行開始直前には雨はやんだものの、路面は完全なウェット状態。このため主催者から「ウェット宣言」が出される中、9時10分より45分間の走行が開始された。

コースオープンと同時に各車一斉にウェットタイヤを装着してコースに飛び出していったが、始まってすぐに#46エスロードGT-R、#32エプソンHSV、#39デンソーSC430らが相次いで3コーナーでコースアウト。
このうち39号車がスピンしてグラベルに捕まったため、この回収のために早々と赤旗が提示されることとなった。
この際、コース上にも大量のオイルが出ていたためにこの処理作業に時間がかかり、走行は9時40分に漸く再開された。

路面は当初激しい水しぶきが上がっていたが、雨が上がっていたこともあって次第にコンディションが向上し、タイムもそれにつれて上がっていく。
最初にトップに立ったのは#36ペトロナスSCで1分31秒446。しかしすぐに#32エプソンHSVが1分30秒301でトップに躍り出る。更に再開後15分が経過しようかというところで#39デンソーSCが1分27秒659と一気に30秒を切ってきた。ドライバーは石浦宏明だ。

ここからは1分29秒台を記録する車両が相次ぐが、中々石浦のタイムを上回るものは現れない。
このまま39号車トップで走行は終了するかと思われたが、残り時間5分をきったところでポールシッターの#46エスロードGT-Rが1分27秒455でトップに浮上すると、次の周では1分26秒409とタイムを更に縮めてきた。
しかし終了まで2分をきったところで#32エプソンHSVを駆る中山夕貴が1分26秒355を叩き出し、最後の最後でトップに立って走行を締めくくった。

GT300クラスは当初#43ARTAガライヤが1分36秒811でトップに立っていたが、残り時間5分を切ったところで今回好調な#14SGチャンギIS350が1分34秒774でトップに。更に#62レガシィB4、#69サンダーアジアMT900らがタイムを上げ、チェッカー間際に#33ハンコックポルシェを駆る藤井誠暢が1分521でトップに躍り出た。

第4戦決勝はこのあと午後2時より68周(250km)で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:道上龍/中山友貴組(EPSON HSV-010)が4番手、伊沢拓也/山本尚貴組(RAYBRIG HSV-010)が5番手を獲得 (HONDA)

2011年7月30日(土)・予選/会場:スポーツランドSUGO(3.704km)/天候:曇りのち雨/気温:23℃(14:30現在)/路面温度:24℃(14:30現在)/コースコンディション:ドライのちウエット

7月30日(土)、宮城県仙台市近郊のスポーツランドSUGOにおいて2011 オートバックス SUPER GT第4戦「SUGO GT 250km RACE」が開幕し、公式予選が行われました。

gt_r04_q_h_01.jpg  ここ数日来、繰り返し大雨警報が発令された東北地方は、この日も雨が強く降ったり止んだりするはっきりしない空模様となりました。

 高い旋回能力を誇るHSV-010 GTは、様々な速度域のコーナーが連続するスポーツランドSUGOを得意としており、昨年のSUGOラウンドではHSV-010 GTにとって初となる1-2フィニッシュ(優勝:金石年弘/塚越広大組、2位:小暮卓史/ロイック・デュバル組)を成し遂げています。また、本大会に先立つ第3戦マレーシア・セパンラウンドで今シーズン初優勝を果たしたことも、Honda陣営を活気づける1つの要因となっており、本大会でも優勝を含む好成績を挙げることが期待されています。

 8時25分に公式練習が始まった段階では、未明からの霧雨がまだ降り続いており、コースコンディションはウエット。このため、各車ともウエットタイヤを装着して走行に臨みました。

 1時間25分間にわたって行われた公式練習では、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)がHonda勢のトップタイムとなる1分28秒016を記録して3番手につけたほか、#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)も1分28秒841で4番手となりました。以下、昨年のSUGOラウンドの覇者である#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)が6番手、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が14番手、#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)は15番手のタイムを記録しました。

 今回の予選は「スーパーラップ方式」が採用されました。この方式では、予選1回目でトップ10に入ったマシンが「スーパーラップ」と呼ばれる予選2回目に進出。「スーパーラップ」では1台ずつ順にタイムアタックを行い、このときのタイムをもとに決勝レースのスターティンググリッドを決めます。なお、11番手以下のマシンは、予選1回目の順位がそのまま決勝レースでのスターティンググリッドとなります。

 予選1回目の開始は12時25分。雨はすでに止んでおり、コースコンディションもほぼドライとなっていました。開始10分後には#17 KEIHIN HSV-010が1分17秒531でトップに立ったほか、#100 RAYBRIG HSV-010も3番手につけていましたが、このときはまだマシンの感触を確認している状況で、本格的なタイムアタックはセッションの終盤に行われると見られていました。

 ところが、セッション中盤にGT300クラスのマシンなどがスピン。コースアウトした車両を回収するため途中5分間の中断を挟むことになります。この間に雨が降り始めてコースコンディションは悪化し、この段階でのタイムアップは難しい状況となってしまいます。

 しかし、幸いにもセッション終盤になると路面はほぼ乾き、#100 RAYBRIG HSV-010は1分16秒840までタイムを詰めることに成功して2番手に浮上、Honda勢の最上位となりました。これに続いたのが1分17秒167で4番手につけた#32 EPSON HSV-010。さらに#17 KEIHIN HSV-010は1分17秒292で7番手につけ、以上3台がスーパーラップ進出を決めました。

 一方、#1 ウイダー HSV-010は10番手からわずか0.141秒差で11番手、#8 ARTA HSV-010は15番手となり、いずれもスーパーラップ進出はなりませんでした。

 スーパーラップは15時20分にスタート。このころには雨が本格的に降りだし、コース上は予選時とは全く異なり、完全なウエットコンディションとなりました。

 その中で、7番目にアタックした#32 EPSON HSV-010の道上選手が1分30秒625を記録して4番手に食い込んだほか、9番目にアタックした#100 RAYBRIG HSV-010も伊沢選手が強気の走りを展開して1分31秒037の5番手。4番目にアタックした#17 KEIHIN HSV-010は金石選手が1分32秒515を記録し、7番グリッドから明日の決勝レースに臨むこととなりました。

コメント
瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
 「今日はいろいろな意味で雨にほん弄されてしまいました。中でも#1 ウイダー HSV-010はコンディションの変化に振り回されて流れに乗りきれず、本来の実力を発揮できませんでした。予選15番手となった#8 ARTA HSV-010も実力どおりの結果とは言えません。そうした中、#32 EPSON HSV-010の道上選手、それに#100 RAYBRIG HSV-010を駆った伊沢選手の奮闘が印象に残りました。昨年からダンロップ・タイヤの開発に深く関わっている道上選手は、タイヤの性能をフルに引き出し、Honda勢で最上位の予選結果を残してくれました。伊沢選手のアタックは気迫に満ちたもので、ブリヂストン・タイヤを履くHSV-010 GTとしてはトップのタイムを記録しています。#17 KEIHIN HSV-010も仕上がりは順調ですが、Honda勢でもっとも重い50kgのハンディウエイトに苦しめられる形となりました。明日の決勝レースはドライコンディションになる見通しですが、ウエットコンディションを得意とするマシンがスターティンググリッドの上位を占めているので、荒れた展開となることが予想されます。そうした中、5台のHSV-010 GTが粘り強く戦い、上位入賞を果たしてくれることを期待しています」
道上龍選手(4番手 #32 EPSON HSV-010)
 「朝から雨が降っていたのに、予選走行中にはドライコンディションになるなど、非常に難しいコースコンディションでした。ただ、今回の試合に入る前に様々なテストを行って調整したことで、ドライ、ウエットともに今まで以上のパフォーマンスを発揮できたのではないかと、手応えを感じています。トップを狙っていたので、予選4番手という結果は満足していませんが、昨年もSUGOでの大会をきっかけに上位に食い込む成績を残せるようになりましたし、過去に優勝したこともある好きなサーキットです。明日も天気が読めず、荒れるレース展開になるかと思いますが、優勝目指してがんばります」
伊沢拓也選手(5番手 #100 RAYBRIG HSV-010)
 「天候がコロコロと変わる不安定なコンディションで、朝の練習走行時は調子があまりよくなかったのですが、チームが非常によくがんばったおかげで、公式予選のときまでにしっかりと立て直すことができました。今回、"予選で速いところを見せたい"という強い思いがあったので、それを形に表すことができてよかったです。明日も難しいコースコンディションになるかと思いますが、調子はいいので、最後まで生き残っていい結果を残したいと思います」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO 各クラスポールシッターのコメント

■GT500クラス
S Road MOLA GT-R
ロニー・クインタレッリ
 「朝の公式練習も速かったのでポールを獲ろうと思っていましたが、スーパーラップではタイヤが温まり難くて、頑張って熱を入れました(笑) 他のドライバーを見ていても運転し難そうだったし、コースの前半はグリップが完全じゃなかったので、まさかあんなタイムが出るとは思っていなくて、26秒というタイムを聞いてビックリしました。ポールは獲りたいと思っていました。菅生では前のほうでスタートできたほうが有利ですから。(初めてGT500に参戦したチームについて)プレシーズンのテストのときから手ごたえを感じていました。やりやすいチームだし、技術力もありますよ」
柳田真孝
 「ドライコンディションではちょっとしか走れませんでしたが、感触は良かったです。ウェットの状態も良かったですね。スーパーラップは前半は雨が少なくて、後からどんどん降ってくる中、ロニーの腕でタイムを出した感じです。ミシュランタイヤのポテンシャルをロニーが引き出してくれて、素晴らしいタイムを出しました。明日もロニーに前半リードを稼いでもらって、僕は今日の午後みたいに楽をしたいですね(笑)」
■GT300クラス
ARTA Garaiya
高木真一
 「今年からブリヂストンを使うことになって、フロントタイヤの外径も変わり、充分なテストもできない状況で苦しい開幕を迎えましたが、そんな中でも岡山では高いパフォーマンスのタイヤを用意していただきました。結果は残念なことになりましたけども。未知数の状況の中で非常に良くあわせこんでいただいてると思います。今回も富士に続いて二回目のレインなのに、タイヤはすごくいい状態でしたし、クルマもアップデートされていました。午前中にもタイムが出ていたので、予選では120%まで行き過ぎないように落ち着いて走りました」
松浦孝亮
 「すごく嬉しいです。自分でとったわけじゃありませんが、ポールポジションは嬉しいです。先日の鈴鹿テストでは『もう少し』という感触でしたが、今回のウェットタイヤは抜群に良くて、タイヤに助けられて出したタイムだと思います。ブリヂストンさんの技術力には驚いています。ウェットではアドバンテージがありますが、ドライでも自信はあります。今回は前のほうにJAF-GTが集まっているので、いつもみたいにFIA-GTに抜かれ続ける展開とは違うでしょうね」
Text : Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO公式予選総合結果

■GT500 Class

SUGO GT 250km RACE -RIJ- (2011/07/30) Total Qualify GT500 Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
1*46S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI421'16.1451'26.355154.424
239DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI101'17.3161'28.601150.510
324ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH281'17.2331'30.219147.811
432EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL21'17.1671'30.625147.148
5100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS381'16.8401'31.037146.482
636PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS421'17.2451'31.107146.370
717KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS501'17.2921'32.515144.142
835D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS21'17.3211'32.960143.452
938ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS301'17.3021'33.124143.200
10*12カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS401'17.102no time-
111ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS481'17.462172.153
126ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS361'17.592171.865
1323MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS521'17.885171.218
1419WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH221'18.143170.653
15*8ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS81'18.385170.126
---- 以上予選通過 ----
■GT300 Class

SUGO GT 250km RACE -RIJ- (2011/07/30) Total Qualify GT300 Weather:Rainy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
143ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS221'24.7191'36.963137.530
211JIMGAINER DIXCEL DUNLOP458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL901'24.9221'37.350136.983
314SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH1'24.3151'38.523135.352
462R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH121'24.6431'38.658135.167
574COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COLLOLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH281'24.9551'38.670135.151
62エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH101'24.2021'38.866134.883
733HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK441'24.6991'38.908134.826
84初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH681'25.1661'40.697132.430
987リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH301'25.2201'42.221130.456
1025ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH221'24.986no time -
1169サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
横溝 直輝
吉田 広樹
YH1'25.375156.197
1227PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH341'25.458156.045
1388JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH221'25.736155.539
1431ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH161'25.883155.273
1586JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH21'26.256154.602
1622R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'26.731153.755
---- 以上予選通過 ----
-*7エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION
PORSCHE 911GT3 R MY2011
カルロ・ヴァン・ダム
水谷 晃
YH1'25.747155.519
-*66triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH401'26.172154.752
-*5マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
筒井 克彦
黒澤 治樹
YH1'26.900153.456
-*41NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH81'27.715152.030
-*26Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
YHAbsence-
-360RUNUP SPORTS CORVETTE
CHVROLET CALLAWAY CORVETTE
田中 篤
岡村 和義
YHAbsence-
  • CarNo.46は、ピットロード速度違反(60.936km/h)により、罰金3万円のペナルティを科す。
  • CarNo.8は、JMRC東北レース一般競技規則第9章第4条1.(ピットレーンへの進入)違反により、ベストラップ削除のペナルティを科す
  • CarNo.5は、ピットロード速度違反(56.92km/h)により、罰金2万円のペナルティを科す。
  • CarNo.5は、2011 SGT-SpR付則-5-3-3-1).4)違反(黄旗中のコースアウト)により、GT300クラス別走行時間の記録削除のペナルティを科す。
  • CarNo.12は、2011 SGT-SpR第25条7.(SL中の4輪同時白線外脱輪)により、スーパーラップ進出車両の最後尾とされた。
  • CarNo.25は、2011 SGT-Spr第25条7.(スーパーラップ中のコースアウト)により、スーパーラップ進出車輌の最後尾とされた。
  • CarNo.7,66,5,41,26は、7月31日のフリー走行の記録により決勝レース出走の可否を決定する。

SUPER GT

SGT:第4戦SUGOスーパーラップ結果

■GT500 Class

SUGO GT 250km RACE -RIJ- (2011/07/30) Super Lap GT500 Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
146S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ*
MI421'26.355--154.424
239DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明*
井口 卓人
MI101'28.601 2.246 2.246150.510
324ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信*
ビヨン・ビルドハイム
YH281'30.219 3.864 1.618147.811
432EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍*
中山 友貴
DL21'30.625 4.270 0.406147.148
5100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也*
山本 尚貴
BS381'31.037 4.682 0.412146.482
636PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー*
中嶋 一貴
BS421'31.107 4.752 0.070146.370
717KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘*
塚越 広大
BS501'32.515 6.160 1.408144.142
835D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一*
アンドレ・クート
BS21'32.960 6.605 0.445143.452
938ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路*
平手 晃平
BS301'33.124 6.769 0.164143.200
1012カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ*
BS40no time---
■GT300 Class

SUGO GT 250km RACE -RIJ- (2011/07/30) Super Lap GT300 Weather:Rainy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
143ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一*
松浦 孝亮
BS221'36.963--137.530
211JIMGAINER DIXCEL DUNLOP458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸*
DL901'37.350 0.387 0.387136.983
314SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼*
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH1'38.523 1.560 1.173135.352
462R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太*
YH121'38.658 1.695 0.135135.167
574COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COLLOLLA Axio
新田 守男
国本 雄資*
YH281'38.670 1.707 0.012135.151
62エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規*
YH101'38.866 1.903 0.196134.883
733HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3 R MY2010
影山 正美*
藤井 誠暢
HK441'38.908 1.945 0.042134.826
84初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝*
番場 琢
YH681'40.697 3.734 1.789132.430
987リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学*
YH301'42.221 5.258 1.524130.456
1025ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士*
YH22no time---

SUPER GT

SGT:第4戦SUGOスーパーラップ ミシュラン勢がフロントロー独占!#46モーラGT-RがGT500で初のPP獲得!

2011オートバックススーパーGT第4戦「SUGO GT 250kmレース」は7月30日、宮城県のスポーツランドSUGOでスーパーラップを行い、#46S Road MOLA GT-R(ロニー・クインタレッリ/柳田真孝組)がGT500クラス三戦初年度にして初のポールポジションを獲得した。なお2番手には#39DENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)がつけ、フロントローをミシュランタイヤ勢が占拠する結果となった。
GT300クラスは#43ARTAガライヤ(高木真一/松浦孝亮組)がブリヂストンタイヤを装着して初めてのポールを獲得している。

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相次ぐ赤旗により予定を大幅にオーバーすることとなった予選1回目だったが、その後に予定されていたポルシェカップの決勝を繰り延べることによってスーパーラップは当初予定通り午後2時30分より開始された。

再び降り始めた霧雨によりコースコンディションはヘビーウェット。
各車激しい水しぶきを上げての走行を強いられたうえ、出走順によって目まぐるしく変わる路面状況に翻弄される厳しい予選となった。
そんな中、第2戦富士で威力を見せ付けたミシュランのウェットタイヤがここでもそのパフォーマンスを遺憾なく発揮する。

まずは2番手に出走した#39デンソーSCを駆る石浦宏明が1分28秒601と、最初にアタックした#35DステーションSCの脇阪寿一のタイムをいきなり4秒も上回ってみせる。
後に続く#38ZENT SCの立川祐路、#17ケーヒンHSVの金石年弘、#36ペトロナスSCのアンドレ・ロッテラーらが31~33秒台に苦しむ中、ヨコハマタイヤを装着した#24KONDO GT-Rの安田裕信は1分30秒219、ダンロップタイヤの#32エプソンHSV道上龍が1分30秒625とまずまずのタイムを記録する。

その後は次第に強くなる雨により#12カルソニックGT-RのJ.P.オリベイラーがコースオフによりノータイム、#100レイブリックHSVの伊沢拓也もピットレーンでドリフト状態になるなど苦しい走りを強いられて1分31秒台に終わり、もうこれ以上のタイム更新は不可能かと思われたが、最後に出走した#46エスロードGT-Rのクインタレッリはセクター1だけで石浦のベストタイムを1.7秒上回った上に1分26秒355と2位以下を2秒以上突き放す圧倒的なタイムを叩き出し、参戦4戦目にして初のポールポジションをもぎとってみせた。

GT300クラスは最初の3台がヘビーウェット路面でのアタックを強いられ、3番手出走の#25ZENTポルシェを駆る土屋武士のコースオフにより赤旗が提示される展開で幕を開けたが、その後は次第に天候が好転し、#74カローラの国本雄資、#11JIMゲイナー458の平中克幸、#43ガライヤの高木真一と走るたびにタイムが上がっていく状況に。
しかしその後再び雨は強くなり、霧も出てきたために#33ハンコックポルシェの影山正美以降のドライバーはタイムが低迷、その結果#43ガライヤが2009年10月のオートポリス戦以来、ブリヂストンタイヤを装着して初めてのポールポジションを獲得することとなった。

第4戦決勝は明日午後2時より68周(250km)で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO公式予選1回目結果

SUGO GT 250km RACE -RIJ- (2011/07/30) Qualifying 1 Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
15001*46S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI421'16.145-175.131
25002100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS381'16.840 0.695173.547
3500312カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS401'17.102 0.957172.957
4500432EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL21'17.167 1.022172.811
5500524ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH281'17.233 1.088172.664
6500636PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS421'17.245 1.100172.637
7500717KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS501'17.292 1.147172.532
8500838ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS301'17.302 1.157172.509
9500939DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI101'17.316 1.171172.478
105001035D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS21'17.321 1.176172.467
11500111ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS481'17.462 1.317172.153
12500126ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS361'17.592 1.447171.865
135001323MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS521'17.885 1.740171.218
145001419WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH221'18.143 1.998170.653
1550015*8ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS81'18.385 2.240170.126
1630012エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH101'24.202 8.057158.373
17300214SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH1'24.315 8.170158.161
18300362R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH121'24.643 8.498157.548
19300433HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK441'24.699 8.554157.444
20300543ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS221'24.719 8.574157.407
21300611JIMGAINER DIXCEL DUNLOP458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL901'24.922 8.777157.030
22300774COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COLLOLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH281'24.955 8.810156.969
23300825ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH221'24.986 8.841156.912
2430094初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH681'25.166 9.021156.580
253001087リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH301'25.220 9.075156.481
263001169サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
横溝 直輝
吉田 広樹
YH1'25.375 9.230156.197
273001227PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH341'25.458 9.313156.045
283001388JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH221'25.736 9.591155.539
293001431ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH161'25.883 9.738155.273
303001586JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH21'26.25610.111154.602
313001622R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'26.73110.586153.755
---- 以上基準タイム[107%](GT500: 1'20.531 / GT300: 1'28.606)予選通過 ----
-300-7エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION
PORSCHE 911GT3 R MY2011
カルロ・ヴァン・ダム
水谷 晃
YH1'25.747 9.602155.519
-300-66triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH401'26.17210.027154.752
-300-*5マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
筒井 克彦
黒澤 治樹
YH1'26.90010.755153.456
-300-41NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH81'27.71511.570152.030
-300-26Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
YHAbsebce--
-300-360RUNUP SPORTS CORVETTE
CHVROLET CALLAWAY CORVETTE
田中 篤
岡村 和義
YHAbsence--
  • CarNo.46は、ピットロード速度違反(60.936km/h)により、罰金3万円のペナルティを科す。
  • CarNo.8は、JMRC東北レース一般競技規則第9章第4条1.(ピットレーンへの進入)違反により、ベストラップ削除のペナルティを科す
  • CarNo.5は、ピットロード速度違反(56.92km/h)により、罰金2万円のペナルティを科す。
  • CarNo.5は、2011 SGT-SpR付則-5-3-3-1).4)違反(黄旗中のコースアウト)により、GT300クラス別走行時間の記録削除のペナルティを科す。

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO公式予選1回目 暫定ポールは#46MOLA GT-R

2011オートバックススーパーGT第4戦の公式予選1回目は7月30日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、#46S Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)が1分16秒145で暫定ポールを獲得した。
GT300クラスは#2エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電(加藤寛規/高橋一穂組)がトップだった。

gt_r04_p_360 gt_r04_q1_88 gt_r04_q1_46 gt_r04_q1_2

第4戦SUGOの予選はスーパーラップ方式。
混走25分間と専有走行10分間のアタックを行い、上位10台がSL進出の権利を得る。
そのための予選1回目は12時25分に混走から開始された。
公式予選日を迎えたスポーツランドSUGOは朝から雨が降ったりやんだりの難しいコンディション。公式練習はウェットで実施され、その後一旦はやんだ雨も予選1回目の開始直前に再び降り始めてウェット宣言が出されたものの、実際のコースインが始まる直前には再びやんで、全車スリックタイヤでの走行となった。

最初の25分間で好タイムを記録したのは#12カルソニックGT-R。1分17秒102と午前中のタイムを13秒短縮してみせた。続いて2番手には混走終了直前にタイムを挙げてきた#35DステーションSC430が1分17秒321で続く。一方昨年の覇者#1ウイダーHSVはこの時点では12番手、#23モチュールGT-Rが14番手、#36ペトロナスSCは15番手と有力チームが下位に沈む波乱の展開となった。
混走セッションは終了5分前にS字でスピンアウトしたGT300クラスの#88ランボルギーニを回収するために赤旗中断となった。
この時点でGT300クラスのトップは#14SGチャンギレクサスIS。
2クラス混走は残り5分から再開となったが、ここでタイムを更新する車両はなく、そのままGT300の専有に移行した。

GT300クラスの10分間の専有走行では#2紫電を駆る加藤寛規が1分24秒202を記録してトップに立つ。2番手は#14のIS、3番手には#62レガシィがつけ、#33ハンコックポルシェが4番手。しかし走行が進むにつれてハイポイントコーナー方向に霧が出始めたうえ、馬の背コーナーでは#5マッハ号RD320、#69サンダーアジアのモスラーMT900が相次いでコースアウトしてしまい、69号車の回収で再び赤旗が提示されることとなった。この時点で残り時間は1分を切っており、GT300クラスの走行はそのまま終了となった。

69号車は自力でコースに復帰したものの、コース上に大量のオイルを撒き散らしてしまったために、この処理に多くの時間が費やされ、GT500の専有走行は予定を大幅にオーバーして13時39分に漸く開始された。
この時点でSL圏外に追いやられていたのは#8ARTA HSV、#19ウェッズスポーツSC、#1ウイダーHSV、#23モチュールGT-R、#36ペトロナスSCの5台。
コースオープンと同時に各車果敢なアタックを敢行した。
その結果#36ペトロナスSCはアンドレ・ロッテラーのドライブにより1分17秒245を記録、6番手に浮上したが、#1ウイダーは11番手と一歩及ばず、#23モチュールも13番手という結果に終わり、昨年トップ争いを展開した2台がここで脱落することとなった。
一方、トップに躍り出たのは午前中の公式練習でトップタイムを記録した46号車。1分16秒145と2位以下をコンマ7秒も突き放すタイムを叩き出した。2番手には#100レイブリックHSVがつけ、混走トップの#12カルソニックは3番手でこの後のスーパーラップに臨むこととなった。

公式予選2回目のスーパーラップはこのあと午後2時30分より行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO公式練習結果

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Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUGO GT 250km RACE -RIJ- (2011/07/30) Official Practice Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500146S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI421'27.040-153.209
2500239DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI101'27.322 0.282152.714
3500332EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL21'28.016 0.976151.510
450041ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS481'28.841 1.801150.103
5500519WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH221'29.269 2.229149.384
6500617KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS501'29.541 2.501148.930
7500724ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH281'29.746 2.706148.590
8500823MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS521'29.873 2.833148.380
9500936PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS421'30.057 3.017148.076
105001012カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS401'30.139 3.099147.942
115001135D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS21'30.392 3.352147.528
125001238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS301'30.530 3.490147.303
13500136ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS361'30.869 3.829146.753
1450014100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS381'30.892 3.852146.716
15500158ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS81'31.561 4.521145.644
16300143ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS221'36.302 9.262138.474
17300274COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COLLOLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH281'36.868 9.828137.665
18300311JIMGAINER DIXCEL DUNLOP458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL901'37.37410.334136.950
19300462R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH121'37.42210.382136.882
20300588JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH221'37.70410.664136.487
2130064初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH681'37.96710.927136.121
2230072エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH101'38.18911.149135.813
23300833HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK441'38.28711.247135.677
24300914SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH1'38.29211.252135.670
253001031ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH161'38.67011.630135.151
263001169サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
横溝 直輝
吉田 広樹
YH1'38.71911.679135.084
273001266triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH401'38.97411.934134.736
28300137エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION
PORSCHE 911GT3 R MY2011
カルロ・ヴァン・ダム
水谷 晃
YH1'39.38412.344134.180
293001425ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH221'39.73912.699133.702
303001586JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH21'40.62813.588132.521
3130016360RUNUP SPORTS CORVETTE
CHVROLET CALLAWAY CORVETTE
田中 篤
岡村 和義
YH1'40.66713.627132.470
323001722R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'40.68113.641132.451
333001841NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH81'40.91513.875132.144
343001987リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH301'40.97213.932132.070
353002027PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH341'42.27315.233130.389
36300215マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
筒井 克彦
黒澤 治樹
YH1'42.38215.342130.251
373002226Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
YH1'43.49416.454128.851
  • CarNo.6は、黄旗区間の追い越し違反(T6~T7)により、公式予選1回目の5分間停止のペナルティを科す。
  • CarNo.22は、ピットレーン通過速度違反(55.7km/h)により、罰金2万円のペナルティを科す。

スーパー耐久

S耐:第2戦富士 KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe E86がクラス3位で2戦連続表彰台 (JIMGAINER)

スーパー耐久シリーズ2011第2戦SUPER TEC4時間レース

KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe E86 植田正幸/川口正敬/GAMISAN ST-1クラス予選:4位・決勝3位 総合予選:5位・決勝:4位

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2011年7月23日(土)

予選Aドライバー予選12:55~13:10/Bドライバー予選13:40~13:55Cドライバー予選/16:05~16:25気温28度~32度/路面温度48度/路面状況Dry

 仙台のスポーツランドSUGOで開幕したのが5月末。それから2ヶ月のインターバルを経て、スーパー耐久第2戦SUPERTEC4時間レースが開催されました。

 木曜日からサーキットの走行を開始したKEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe E86。台風の影響で1本目の走行はコースがクロースしたため、2本目からの走行で平中監督がマシンセットを行い、GAMISANが練習走行を消化。GAMISANは前回SCの走行のみで決勝を終えていたため、今回はかなり気合いを入れて富士入りしていた。

 翌金曜日はSTELの専有走行枠が3本。それ以外のスポーツ走行も30分間走行し、明日からの予選、決勝に備えての走行は終了した。

 今回のAドライバーは植田正幸、Bドライバーは川口正敬、そしてCドライバーはGAMISANで表彰台を目指して戦う。

st_r02_jg_02.jpg  オンタイムで予選は始まり、前回優勝者のNo.1がコースインするのを見計らって、植田もコースインしていく。前回の菅生と違って路面温度は48度と高く、昨日と違いなぜかアンダーステアが出ているようで、思うようにアクセルを踏んでいけないと植田。15分間の予選はあっという間に過ぎ、4周目に出した1分48秒828のタイムで総合5番手、クラス4番手で予選を終えた。

 1組のAドライバー予選が終わる頃に赤旗中断があった為に、タイムスケジュールは10分の遅れでBドライバー予選が開始された。気温は28度とまだこの時期にしては涼しく、タイムが出そうだと川口。コースに入るなり全開でタイムアタックを開始。計測1周目、2周目とタイムを上げていき、3周目に1分48秒515をマーク。まだタイムは伸びそうだったが、Aコーナーで痛恨のハーフスピン。決勝ではAドライバー、Bドライバーのどちらかが使用したタイヤでスタートするルールがあるため、タイヤの温存を考えそのままピットへ。

st_r02_jg_03.jpg  車両にダメージはなく、タイヤも大丈夫のようであったが、川口の予選は総合4番手、クラス3番手で終了した。Aドライバー、Bドライバーのタイムを合計してグリッドが決められるが、今回はNo.25TEAMSAMURAIポルシェ997の土屋武士選手もスポットエントリーをしてていたため、0.5秒の差で総合5番手、クラス4番手のポジションが確定した。

 Cドライバーの予選は2時間ほどのインターバルを挟んで20分間で行われた。GAMISANが、11周の周回を走行し、5周目に計測した1分49秒299で総合5番手、クラス4番手のタイムで終了した。

☆平中監督のコメント☆
 車もレースを1度経験し、その後テストも数多くこなした結果、良くなってきて、タイム的にもNo.1とかと比べてもどんどん縮まってきていたので、良い形で富士戦を迎えられたと思っています。予選は離されたところもありましたが、ただロングランでのタイムが安定しているので、2戦目にして結構良いレースが出来るのではないかと思っています。
☆植田正幸ドライバーのコメント☆
 昨日の走行では1号車と相対したタイムがなかったので、今日はいけるんじゃないかと思っていましたが、気負いすぎていきすぎた所もあったのですが、アンダーステアがきつくて、思うようなタイムが出ませんでした。決勝は気負わず頑張ります。
☆川口正敬ドライバーのコメント☆
 予選中にスピンしてしまいました。まだまだ1号車には遠く及ばないですね。どうすれば1号車や28号車に追いつけるかと考えると、まず自分のミスをしないことが大前提ですね。車の方向はまだ見えてないんですが、デフを少し変えていくと良くなっていくんじゃないかと思うので、次回までに小笠原エンジニアにチェックして貰って、少しでも良くなればタイムも上がってくると思っています。
☆GAMISANドライバーのコメント☆
 今回は予選でだいぶ車の動きを掴んできたので、決勝に向けてはもう少し調子も上がってくると思いますので、頑張っていきたいと思います。
2011年7月日(日)

フリー走行/決勝フリー走行8:30~9:00気温23度/路面状況Dry決勝13:00~17:00気温24度/路面状況Dry

 朝のフリー走行は植田、川口、GAMISANの順番で、マシンの最終チェックを行った。しかし、植田からGAMISANに変わった直後、後方を確認していないST-3クラスのマシンと接触。一瞬ヒヤッとする場面でもあったが、ピットに戻り一通りチェックし川口を送り出す。川口にマシンの挙動を確認するが、取り立てて異常は感じられずそのまま走行。走行終わりに植田とのドライバー交代練習を行い、フリー走行は終了した。

st_r02_jg_04.jpg  台風が接近する予報も外れ、天気が劇的に回復するかに思えたが、蒸し暑さもなく気温も25度を下回り、湿度も40%。この季節にしては、非常に恵まれたレース日和となった。

 今回スタートを担当するのはGAMISAN。かなり緊張した面持ちでコックピットに収まっていく。フォーメーションラップが開始され、オンタイムでスーパー耐久で一番長い4時間のレースが始まった。1コーナーも無難にクリア。ラップタイムも安定して1分50秒台をキープ。

 7周目に1分49秒749のベストタイムを出し、9周目に前を行くNo.25ポルシェ977を捉えて抜き去った。前を行く28号車には徐々に離されていったが、44周の周回をほぼ安定したタイムで走りきり、川口にハンドルを託す。

 しかし、ピット作業も順当にこなし川口を送り出そうとしたものの、エンジンが掛からず1分ほどのタイムロス。なんとかコースインするが、すでに1号車、28号車とは1周のビハインドが付いてしまっていた。しかし、それでも目の前を走る28号車を追いかけて行く川口のタイムは1分48秒半ばを連発。

 川口も周回を重ねても安定したタイムを刻む。少し疲れが見えた周には平中監督と小笠原エンジニアの無線機から激励が飛ぶ。川口もそれに応えてラップタイムを上げてくる。本来87周目に交代する予定が、ガス欠症状が83周目に起こり、急遽84周目でピットへ。植田と交代する。

 これもガソリンを満タンにした上で、ピット作業は1分8秒414のタイムでコースへ送り出した。そこへNo.25土屋武士選手が50秒後方から、ベストラップを叩き出しながら猛追してきた。植田の周回数は約44周。植田も1分49秒中ばから50秒なかばで周回を重ねる。徐々にタイム差は縮まっては来ていたが、植田もなんとか踏ん張ってタイムアップを計る。

 残り周回数が10周を切ったとき、後方との差は17秒。このまま維持すれば連続表彰台も見えてくる。植田も最後の気力を振り絞りラップを刻み、13秒差の3位でチェッカーを受けたる事が出来た。これでJIMGAINERは昨年のSUPER-GTJAFグランプリから連続表彰台記録を7に伸ばし、今週のSUGOに向かいます。

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平中監督のコメント
 今日は60点のレースでしたね。3位でしたが、前回の3位よりは内容的には良い内容だったと思いますが、まだまだ細かいミスとかがあり、ピット作業からドライバー交代、周回遅れの処理等色々詰めていかなければいけないことは沢山あります。1号車、28号車と戦えるレースを次に出来たらと思います。
植田正幸ドライバーのコメント
 上2台とはかなり差があったので、3位狙いに徹しました。後ろから土屋武士選手が追っかけてきてたので、序盤はタイヤを温存じて後半に持ち込もうと思ってました。後半のプッシュも出来たし、3位も取れたのですが、上2台とは差があるのでもう少し頑張らないとダメですね。ドライバー的にも車的にももっともっと頑張らないと一番上にはいけないですね。次回までにそこを修正していきましょう。
川口正敬ドライバーのコメント
 クールスーツのジャックがキチンと止まってなくて、かなり暑い思いをして運転してました。1度コースオフしてしまいましたが、2秒ほどのロスで済みました。ただスタートしてパーコレーションでエンジンが掛からず驚きました。その後シフトが入らずかなり困りました。なんとかヒールトゥーなどを駆使して回避してましたが、ダイヤルがドライバー交代の時に動いたのが原因でした。その後28号車を追いかけましたが、抜くまでには至りませんでした。今回はまぁまぁ上手く走れた方じゃないかと思います。25号車の前でチェッカーは受けたかったので、今日は実力なりの結果だったと思います。
GAMISANドライバーのコメント
 今日はロングのレースが出来たので、僕自身も車にやっと慣れてきたので、次回はもっとパフォーマンスを出して、良い走りをしていきたいですね。
Text & Photo: JIMGAINER

スーパー耐久

S耐:第2戦富士 Audi R8 LMS 4時間をトラブルフリーで走り切り、開幕2連勝 (Hitotsuyama Racing)

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 Hitotsuyama Racingは7月23~24日に富士スピードウェイで開催されたスーパー耐久第2戦において、2位に2ラップの大差をつけ総合優勝を獲得しました。

 7月23日午後に行われた予選で、まずはAドライバーの藤井誠暢がタイムアタック。前日の占有走行では敢えてニュータイヤは履かずに、セッティングに重点を置いたため、実質この週末初めてのタイムアタックとなりましたが、計測1周目で1分42秒858のタイムを記録しました。翌日の決勝に向けタイヤを温存する必要があることから、藤井誠暢はアタック時間を残したままピットに戻ります。

 30分のインターバルを挟んで行われたBドライバー予選は、都筑晶裕が担当。タイムアタック中に前車がスピンした影響からクリアラップは取れなかったものの、都筑晶裕も1分43秒756の好タイムをマークしました。結果、2位の#1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4 M COUPEに4秒以上の差を付け2戦連続となるポールポジションを獲得することができました。

 基準タイムクリアが要求されるCドライバー予選は、若干日差しも弱まった夕方に行われました。前日の占有走行で、チームはCドライバーのマイケル・キムに十分な走行時間を与えることができなかったため、好タイムをマークすることよりも、ドライバー自身にタイヤの摩耗具合やそれに伴うマシンの挙動変化を掴んでもらうことに重点を置き、この予選に臨みました。そんな戦略の中、マイケル・キムは1分45秒011のタイムをマークし、それ以降も同等のタイムを連発。チームは翌日の決勝に向け、確かな手応えを得ることができました。

st_r02_hr_02.jpg  7月24日午後1時、ローリングスタートによって4時間の決勝レースがスタート。Audi R8 LMSのスタートドライバーを担当した都筑晶裕は、もちろんトップで1コーナーに進入。オープニングラップだけで2位に3.2秒の差を築き、さらに4周目にはバックマーカーを捉えるほど、都筑晶裕はハイペースで周回を重ねていきます。

 他クラスと比べ燃費で劣るGT3マシンは、給油作業のために他車より1回多くピットストップをする必要があり、その状況下で優勝するためには理論上2位のマシンより1周1秒以上速くドライブする必要がありました。しかし都筑晶裕はそれ以上に好タイムで周回を重ね、80分弱経過した時点でマイケル・キムにバトンタッチしました。この時点で都筑晶裕は既に3位以下を全て周回遅れにしており、後半パートの負担を軽減することにつなげました。

 バトンを受け取ったマイケル・キムは、程なくして2台のPETRONAS SYNTIUM BMW Z4 M COUPEを捉え、全車周回遅れにすることに成功。高速サーキットの富士スピードウェイではST5クラスとの速度差が非常に大きく、この速度差の中、コース上いたるところで現れるバックマーカーをミスなく、そしてロスを少なく処理していくことが、今回チームからマイケル・キムに与えられた課題の一つでもありました。マイケル・キムは毎周安定したタイムを刻み、藤井誠暢にバトンを渡します。

 藤井誠暢はコースインしタイヤが温まると、コースが多くのマシンで渋滞する中、序盤に都筑晶裕がマークしたファステストラップを塗り替え、プラチナドライバーの意地を見せつけました。その後は燃費やタイヤを意識したドライブに切り替え、無線でマシンの状況を常時メカニックに伝えながら走行し、Audi R8 LMSのデータを引き出していきます。

 4時間まで残り23分の時点で最後の給油のためピットストップ。都筑晶裕にバトンを託します。都筑晶裕は最終ラップまで決してペースを緩めることなく走り切り、堂々のトップで4時間レースのチェッカーを受けました。

 第1戦菅生の雨のレースとは打って変わって、暑さが心配される中でのレースとなりましたが、Audi R8 LMSは4時間をトラブルフリーで走り切り、このマシンの完成度、信頼性の高さを改めて実証するかたちとなりました。

 週末は多くの子供連れのお客様も来場してくださり、華やかなムードの中、レースを戦うことができました。来場してくださった皆様、そしてご支援してくださっている方々、ドライバー、メカニックの皆様に、心より感謝いたします。

 第3戦岡山国際サーキットでも多くのお客様にお会いできることを楽しみにしております。

Text & Photo: Hitotsuyama Racing

スーパー耐久

S耐:Audi R8 LMSが、スーパー耐久シリーズ2戦連続総合優勝

2011/07/26

【スーパー耐久シリーズ第2戦「SUPER TEC」:富士スピードウェイ(静岡県)】 ● 藤井/都筑/キム組が、スーパー耐久第2戦において開幕戦に続き総合優勝 ● 高速コースでより明らかになった高性能、予選で2番手に4秒もの大差 ● 2戦目も一瞬たりともライバルの脅威を感じることなく、ポール・トゥ・ウィンを達成

 7月23日〜24日、スーパー耐久シリーズ第2戦が富士スピードウェイを舞台に4時間耐久レースとして開催されました。日本独自のツーリングカーレース、スーパー耐久シリーズは、今年から国際的なレース交流を図るため、FIA GT3レギュレーションに準拠したFIA公認車両が参加できるST-Xクラスを新設。このクラスにおいて、Audi R8 LMS(Audi AG直轄のモータースポーツ部門Audi Sportがプライベートチームに販売するレーシングマシン)がHitotsuyama Racingの手により参戦しています。

 ST-Xクラスは今シーズン全7戦(ASIA Round含む)の予定です。 Hitotsuyama RacingからエントリーするAudi R8 LMSは、開幕戦に続いて2戦連続の総合優勝を果たしました。シートを託されたのは、第1戦でデビューウィンを達成した藤井誠暢、都筑晶裕、マイケル・キムの3選手です。国内最長・約2kmのストレートを持つ富士ではそのライバル不在の速さがより強調されることになりました。

 快晴に恵まれた予選では、2番手に対し4秒もの大差でポールポジションを獲得。決勝当日はサーキット上空を雲が覆い、路面温度は下降、よりレースに適した条件となりました。スタートを担当した都築は、オープニングラップの1周だけで3秒以上のギャップを築き、ドライバー交代の頃には全車を周回遅れとする力走を見せます。2番目のキムも順調且つ安定したラップを刻みエースの藤井へバトンタッチ。藤井は、自らの担当時間でさらにもう1周のアドバンテージをプラスし、最後は再び都筑がステアリングを握ります。Audi R8 LMSは見事に2戦連続のポール・トゥ・ウィンで総合優勝を飾りました。

【Audi R8 LMSドライバー藤井 誠暢のコメント】

 「予選では1分42秒台をターゲットにしていたので、想定どおりのタイムが出てよかった。ただ、この時期は気温が高くコンディションとしては決して良くないので、もし冬場の3月であれば、1分40秒台がターゲットになるだろう。それだけのポテンシャルは確実にある。決勝では速く走るだけでなく、燃費にも配慮しなければならず必ずしも楽ではなかった。しかし、初めてドライで長い距離を走ったにもかかわらず、クルマには一切トラブルが出ず、信頼性も非常に高いことが明らかになったので、第1戦以上に意義のあるレースになったと思う」

次戦は、8月27日〜28日 岡山県 岡山国際サーキットで開催予定です。

アウディジャパン・プレスリリース

スーパー耐久

S耐:第2戦富士 STXクラスのAudi R8が独走で総合優勝、ST5クラスは初登場のFITがポールトゥウィン!

 スーパー耐久シリーズ2011第2戦SUPER TECは24日、富士スピードウェイで4時間の決勝レースを行い、ただ1台STXクラスから参加したAudi R8 LMS(藤井誠暢/都筑晶裕/マイケル・キム組)がポールポジションから一度もトップを譲ることなく132周を消化し、2位を2ラップ遅れにして圧倒的なスピードで優勝した。ST1クラスはPETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE(ドミニク・アン/柳田真孝/谷口信輝組)が、ST2クラスはRSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/松本武士組)が、ST3クラスは岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z(長島正明/田中モジョル/田中哲也組)が、ST4クラスはホンダカーズ東京 G/M インテグラ(塩谷烈州/太田侑弥/ピストン西沢組)が、ST5クラスはBRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS(奥村浩一/前山亘/鍋家武組)がそれぞれ優勝した。

観客: 23日(土)5,300人/24日(日)12,000人(主催者発表)

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 レースは13時にローリングラップがスタート。朝方、涼しかった富士スピードウェイもスタート時にはときおり日が差し、汗ばむ陽気となってきた。しかしレースが進むにつれ上空を覆う雲も多くなり4時間後の17時には気温もが下がり、肌寒い中でのチェッカーを迎えることとなった。

 トップで1コーナーに入ったのは、Audi R8 LMS(藤井誠暢/都筑晶裕/マイケル・キム組)。ただ1台参加するSTXクラスのこのマシンはST1クラスより4秒ほどラップタイムが速い。都筑、キム、藤井、都筑とドライバーチェンジを行い、最終的には4時間を132周で走りきり2位のST1クラストップを2周ラップ遅れにし、余裕の総合優勝を飾った。

 ST1クラスは序盤、PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPEの2台、ドミニク・アン/柳田真孝/谷口信輝組のスタートドライバー柳田とファリーク・ハイルマン/片岡龍也/フェイ・ホーン・オオイ組の同片岡がランデブーでクラス3位以下を引き離しながら僅差の争いを展開。しかし、柳田組がアン、谷口と、片岡組がオオイ、ハイルマンとドライバーチェンジを行うとこの2台の差は徐々に開き、最終的には柳田組が130周と片岡組を1ラップ上回ってクラス優勝を果たした。同2位には片岡組が、同3位にはKEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86(植田正幸/川口正敬/GAMISAN組)が入った。

 ST2クラスは、序盤からエンドレス・アドバン・コルトスピードX(峰尾恭輔/高木真一/ 村田信博組)がレースをリード。これにRSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/ 松本武士組)が続く。しかしレースも終盤に差し掛かった90周終わりでエンドレス・アドバン・コルトスピードXがストレートで白煙を吐きコースサイドにマシンを止めてリタイア。これでトップにRSオガワADVANランサーが立ち、このまま逃げ切り124周を走ってクラス優勝を果たした。同2位には東和・MOTUL・EDインプレッサ(大澤学/吉田寿博/松田晃司組)が、同3位には新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX(冨桝朋広/菊地靖組)が入った。

 ST3クラスは終盤にもつれた。岡部自動車マイロード協新計測RX-7(小松一臣/増田芳信/杉林健一組)の小松がレースをリードして始まったが、序盤にDIAMANGO-Z(影山正彦/伊橋勲/石原将光組)がこれを逆転。しかし影山からドライバーチェンジを行うと徐々に順位を失い、再び岡部自動車マイロード協新計測RX-7がクラストップに立ち、同2位には岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z(長島正明/田中モジョル/田中哲也組)が上がってきた。ところがトップ走行中のチェッカー20分前あたり、最終ドライバー杉林のスティントで黄旗無視の10秒ペナルティストップが科され、ピットアウトをすると3位争いを展開していたGPO + Kouta Racing NSX(北野浩正/佐々木孝太/東徹次郎組)とDIAMANGO-Zの間に割って入ることとなった。これで勝利は122周を走りきった岡部自動車ディクセルTeamTetsya Zの手に。2位にはGPO + Kouta Racing NSXが、3位にはチェッカー直前で岡部自動車マイロード協新計測RX-7をかわしたDIAMANGO-Zが入った。

 ST4クラスは、TRACY SPORTS S2000(兵藤信一/大井貴之/中島保典組)が序盤からレースをリードした。しかし32周目の走行中にドラブルに見舞われリタイア。トップはホンダカーズ東京 G/M インテグラ(塩谷烈州/太田侑弥/ピストン西沢組)にかわりこのまま118周を走って優勝した。クラス2位にはコスモソニックFK・ingsDC5(浅野武夫/笠原智行/森政行組)が、同3位にはTRACY SPORTS S2000(金子昌広/吉田広樹/藤村政樹組)が入った。

 5台が参加したST5クラスは、序盤からポールシッターのBRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS(奥村浩一/前山亘/鍋家武組)がリード。前山、奥村、鍋家、前山と3ストップ4スティント作戦を取ったため一時エンドレスアドバントラストヴィッツ(駒木孝有/添正/井尻薫組)に先行を許すが、最終的には106周を走りきり2位に入ったエンドレスアドバントラストヴィッツを2周ラップ遅れにし、初参戦にしてクラスポールトゥウィンを果たした。3位には吉田山工房N京都 Vitz(岩谷昇/山口浩一/樺田祐司組)が入った。

 次戦第3戦は8月27(土)~28日(日)、舞台を岡山国際サーキットへと移し3時間レースとして開催される予定である。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESITA

スーパー耐久

S耐:第2戦富士決勝結果

SUPER TEC -RIJ- (2011/07/24) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Super Taikyu Series Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverLapTotal_Time
Behind
1STX121Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
藤井 誠暢
都筑 晶裕
マイケル・キム
1324:00'12.174
2ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
ドミニク・アン
柳田 真孝
谷口 信輝
1302Laps
3ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
ファリーク・ハイルマン
片岡 龍也
フェイ・ホーン・オオイ
1293Laps
4ST1311KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
植田 正幸
川口 正敬
ガミさん
1284Laps
5ST1425SAMURAI Porsche
PORSCHE 997
土屋 武士
久保 拓也
神取 彦一郎
1284Laps
6ST159Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
岡本 武之
佐藤 茂
堀 主知
1266Laps
7ST2120RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
松本 武士
1248Laps
8ST2259東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学
吉田 寿博
松田 晃司
1248Laps
9ST236新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
1239Laps
10ST3115岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
長島 正明
田中 モジョル
田中 哲也
12210Laps
11ST32339GPO + Kouta Racing NSX
HONDA NSX
北野 浩正
佐々木 孝太
東 徹次郎
12210Laps
12ST3351DIAMANGO-Z
NISSAN FIARLADY Z
影山 正彦
伊橋 勲
石原 将光
12210Laps
13ST3414岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣
増田 芳信
杉林 健一
12210Laps
14ST3535asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
NAKACHIN
浜野 彰彦
塙 翔
12210Laps
15ST3677B-MAX・Z33
NISSAN FIARLADY Z
吉田 基良
西本 直樹
清水 隆広
12111Laps
16ST242Car ☆ Xs インプレッサ
SUBARU IMPREZA
山下 潤一郎
新井 敏弘
朝倉 宏志
12111Laps
17ST377岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛
山崎 学
安宅 徳光
12111Laps
18ST4162ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州
太田 侑弥
ピストン西沢
11814Laps
19ST4218コスモソニックFK・ingsDC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫
笠原 智行
森 政行
11814Laps
20ST4341TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
金子 昌広
吉田 広樹
藤村 政樹
11715Laps
21ST4412無限CIVIC D-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
松井 隆幸
久保 宣夫
11715Laps
22ST45100百式自動車XリデューカーWIN
HONDA INTEGRA TYPE R
富澤 勝
牧口 博亮
古谷 彰教
11715Laps
23ST2566アゲアゲR☆オリーブスパエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
Naoryu
内海 利明
山崎 正志
11121Laps
24ST5119BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
奥村 浩一
前山 亘
鍋家 武
10626Laps
25ST5236エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
駒木 孝有
添田 正
井尻 薫
10428Laps
26ST5355吉田山工房N京都 Vitz
TOYOTA Vitz
岩谷 昇
山口 浩一
樺田 祐司
10428Laps
27ST54230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
たねぞう
勝間田 正博
アニー
9933Laps
28ST4660RCB with KRPウインマックステイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一
小幡 弘
山田 隆行
9339Laps
29ST554ミッドランド・TSK・Vitz
TOYOTA Vitz
河野 利尚
植島 禎一
加藤 宏
8646Laps
---- 以上規定周回数(STX:92 ST1:91 ST2:86 ST3:85 ST4:82 ST5:74Laps)完走 ----
-ST2-505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵
白坂 卓也
藤原 能成
10131Laps
-ST2-3エンドレス・アドバン・コルト スピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
高木 真一
村田 信博
9042Laps
-ST3-39TWS TRACY C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
吉本 大樹
小林 敬一
佐藤 晋也
8448Laps
-ST3-34asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
佐藤 公哉
7755Laps
-ST2-26エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
木村 聡
細川 健治
5973Laps
-ST4-96IS<インフィット・ストラト ス>S2000
HONDA S2000
Takamori博士
水越 真一
井上 恵一
5577Laps
-ST4-333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
北川 剛
野間 一
藤田 弘幸
3795Laps
-ST2-30森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
塩野 健司
松本 達哉
3696Laps
-ST4-38TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
大井 貴之
中島 保典
31101Laps
  • Fastest Lap(STX): CarNo.21 Audi R8 LMS 1'44.422 (118/132) 157.312km/h
  • Fastest Lap(ST1): CarNo.28 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE 1'47.495 (3/129) 152.815km/h
  • Fastest Lap(ST2): CarNo.3 エンドレス・アドバン・コルトスピードX 1'51.801 (3/90) 146.929km/h
  • Fastest Lap(ST3): CarNo.51 DIAMANGO-Z 1'53.986 (6/122) 144.112 km/h
  • Fastest Lap(ST4): CarNo.62 ホンダカーズ東京 G/M インテグラ 1'58.934 (2/118) 138.117 km/h
  • Fastest Lap(ST5): CarNo.19 BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS 2'10.425 (12/106) 125.948 km/h
  • CarNo.77-Aドライバーは、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第5章第16条4.(1)①②(他車との接触)により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.230-Cドライバーは、ピットレーン速度違反により、ペナルティストップ5秒を科した。
  • CarNo.60-Cドライバーは、ピットレーン速度違反により、ペナルティストップ10秒を科した。
  • CarNo.14-Cドライバーは、国際モータースポーツ競技規則H項(黄旗追い越し)により、ペナルティストップ10秒を科した。
  • CarNo.14-Cドライバーは、国際モータースポーツ競技規則H項(黄旗追い越し)により、ペナルティストップ10秒を科した。

スーパー耐久

S耐:第2戦富士フリー走行 Audi R8 LMSがトップタイム

 明けて24日、富士スピードウェイは朝から厚い雲に覆われた。気温も低め。8時30分よりスーパー耐久のフリー走行が30分にわたって行われた。

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st_r02_f_25

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 ここでも総合トップタイムを記録したのはだた1台参加のSTXクラスAudi R8 LMS(藤井誠暢/都筑晶裕/マイケル・キム組)。タイムは1分42秒858と2位以下を4秒8離す。何事もなければ、決勝も悠々とトップチェッカーを受けそうだ。

 ST1クラスのトップタイムは、予選でクラス3位のSAMURAI Porsche(土屋武士/久保拓也/神取彦一郎組)。決勝ではPETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPEの2台を含めて3台での争いになりそうだ。

 ST2クラスは予選でクラスポールのエンドレス・アドバン・コルトスピードX(峰尾恭輔/高木真一/村田信博組)がここでもトップタイム。速いドライバー3名をそろえたこのチームがクラス優勝の最右翼といったところ。これに実績のあるRSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/松本武士組)がどう絡んでくるか注目だ。

 ST3クラスも予選クラスポールのDIAMANGO-Z(影山正彦/伊橋勲/石原将光組)がトップタイム。決勝ではこれに佐々木孝太を擁するGPO + Kouta Racing NSX(北野浩正/佐々木孝太/東徹次郎組)などが挑む。

 ST4クラスは予選クラス2位のRCB with KRPウインマックステイン(小林康一/小幡弘/山田隆行組)がトップタイム。クラスポールのホンダカーズ東京 G/M インテグラ(塩谷烈州/太田侑弥/ピストン西沢組)を含め、決勝ではし烈な争いが繰り広げられそうだ。

 ST5クラスは予選クラス5位のエンドレスアドバントラストヴィッツ(駒木孝有/添田正/井尻薫組)がトップタイム。クラスのポールのBRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS(奥村浩一/前山亘/鍋家武組)が2位に付けた。初めて5台が出走することになったこのクラス、優勝はもちろん、3位までの表彰台をかけての争いにも注目したい。

 決勝は本日24日、13時より4時間レースとして行われる。各クラス17時のチェッカーをトップで受けるのはどのチームになるのだろうか。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESITA

スーパー耐久

S耐:第2戦富士フリー走行結果

SUPER TEC -RIJ- (2011/07/24) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Super Taikyu Series Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1STX121Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
藤井 誠暢
都筑 晶裕
マイケル・キム
1'43.570-158.606
2ST1125SAMURAI Porsche
PORSCHE 997
土屋 武士
久保 拓也
神取 彦一郎
1'48.360 4.790151.595
3ST121PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
ドミニク・アン
柳田 真孝
谷口 信輝
1'48.390 4.820151.553
4ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
ファリーク・ハイルマン
片岡 龍也
フェイ・ホーン・オオイ
1'48.646 5.076151.196
5ST1411KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
植田 正幸
川口 正敬
ガミさん
1'49.036 5.466150.655
6ST159Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
岡本 武之
佐藤 茂
堀 主知
1'49.677 6.107149.774
7ST213エンドレス・アドバン・コルト スピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
高木 真一
村田 信博
1'50.701 7.131148.389
8ST2220RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
松本 武士
1'52.040 8.470146.615
9ST2359東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学
吉田 寿博
松田 晃司
1'52.730 9.160145.718
10ST246新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
1'52.868 9.298145.540
11ST2530森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
塩野 健司
松本 達哉
1'53.500 9.930144.730
12ST3151DIAMANGO-Z
NISSAN FIARLADY Z
影山 正彦
伊橋 勲
石原 将光
1'53.72210.152144.447
13ST3277B-MAX・Z33
NISSAN FIARLADY Z
吉田 基良
西本 直樹
清水 隆広
1'54.07110.501144.005
14ST3334asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
佐藤 公哉
1'54.26510.695143.761
15ST3414岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣
増田 芳信
杉林 健一
1'54.50610.936143.458
16ST3515岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
長島 正明
田中 モジョル
田中 哲也
1'54.99311.423142.850
17ST262Car ☆ Xs インプレッサ
SUBARU IMPREZA
山下 潤一郎
新井 敏弘
朝倉 宏志
1'55.38111.811142.370
18ST2726エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
木村 聡
細川 健治
1'55.43411.864142.305
19ST3635asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
NAKACHIN
浜野 彰彦
塙 翔
1'55.55011.980142.162
20ST37339GPO + Kouta Racing NSX
HONDA NSX
北野 浩正
佐々木 孝太
東 徹次郎
1'55.61212.042142.086
21ST28505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵
白坂 卓也
藤原 能成
1'55.76212.192141.901
22ST2966アゲアゲR☆オリーブスパエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
Naoryu
内海 利明
山崎 正志
1'55.94512.375141.678
23ST387岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛
山崎 学
安宅 徳光
1'57.18713.617140.176
24ST3939TWS TRACY C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
吉本 大樹
小林 敬一
佐藤 晋也
1'57.79814.228139.449
25ST4160RCB with KRPウインマックステイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一
小幡 弘
山田 隆行
1'58.98715.417138.055
26ST4218コスモソニックFK・ingsDC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫
笠原 智行
森 政行
1'59.32915.759137.660
27ST4338TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
大井 貴之
中島 保典
1'59.46115.891137.508
28ST4462ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州
太田 侑弥
ピストン西沢
1'59.60916.039137.337
29ST4512無限CIVIC D-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
松井 隆幸
久保 宣夫
1'59.83316.263137.081
30ST4696IS<インフィット・ストラト ス>S2000
HONDA S2000
Takamori博士
水越 真一
井上 恵一
2'00.27116.701136.582
31ST47100百式自動車XリデューカーWIN
HONDA INTEGRA TYPE R
富澤 勝
牧口 博亮
古谷 彰教
2'00.62117.051136.185
32ST4841TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
金子 昌広
吉田 広樹
藤村 政樹
2'01.07117.501135.679
33ST49333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
北川 剛
野間 一
藤田 弘幸
2'01.26217.692135.465
34ST5136エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
駒木 孝有
添田 正
井尻 薫
2'13.35729.787123.179
35ST5219BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
奥村 浩一
前山 亘
鍋家 武
2'14.28230.712122.331
36ST5355吉田山工房N京都 Vitz
TOYOTA Vitz
岩谷 昇
山口 浩一
樺田 祐司
2'15.58532.015121.155
37ST54230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
たねぞう
勝間田 正博
アニー
2'16.47032.900120.369
38ST55*4ミッドランド・TSK・Vitz
TOYOTA Vitz
河野 利尚
植島 禎一
加藤 宏
2'18.06834.498118.976
  • CarNo.4は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第9章第39条1,違反(ピット入口のホワイトラインカット)により、罰金2万円を課す。

スーパー耐久

S耐:第2戦富士Cドライバー公式予選結果

SUPER TEC -RIJ- (2011/07/23) C Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2011 Super Taikyu Series Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1STX121Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
マイケル・キム1'45.011-156.429
2ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝1'48.561 3.550151.314
3ST1211KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
ガミさん1'49.299 4.288150.292
4ST1325SAMURAI Porsche
PORSCHE 997
神取 彦一郎1'49.364 4.353150.203
5ST1428PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
フェイ・ホーン・オオイ1'50.045 5.034149.273
6ST159Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
堀 主知1'50.289 5.278148.943
7ST21*3エンドレス・アドバン・コルト スピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
村田 信博1'53.097 8.086145.245
8ST2220RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
松本 武士1'53.201 8.190145.112
9ST2359東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
松田 晃司1'53.743 8.732144.420
10ST2466アゲアゲR☆オリーブスパエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
山崎 正志1'54.004 8.993144.090
11ST3134asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
佐藤 公哉1'54.045 9.034144.038
12ST3215岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
田中 哲也1'54.815 9.804143.072
13ST3377B-MAX・Z33
NISSAN FIARLADY Z
清水 隆広1'55.36710.356142.387
14ST3414岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
杉林 健一1'55.64610.635142.044
15ST2526エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
細川 健治1'55.65910.648142.028
16ST2630森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
松本 達哉1'55.72410.713141.948
17ST3535asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
塙 翔1'55.88410.873141.752
18ST36339GPO + Kouta Racing NSX
HONDA NSX
東 徹次郎1'56.22311.212141.339
19ST377岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
安宅 徳光1'56.51511.504140.984
20ST3851DIAMANGO-Z
NISSAN FIARLADY Z
石原 将光1'57.66512.654139.607
21ST3939TWS TRACY C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
佐藤 晋也1'57.82612.815139.416
22ST4160RCB with KRPウインマックステイン
HONDA INTEGRA TYPE R
山田 隆行1'58.77513.764138.302
23ST27*505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
藤原 能成1'58.93413.923138.117
24ST4218コスモソニックFK・ingsDC5
HONDA INTEGRA TYPE R
森 政行1'59.16414.153137.850
25ST4338TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
中島 保典1'59.96214.951136.933
26ST4462ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
ピストン西沢2'00.40015.389136.435
27ST45100百式自動車XリデューカーWIN
HONDA INTEGRA TYPE R
古谷 彰教2'01.90516.894134.751
28ST4696IS<インフィット・ストラト ス>S2000
HONDA S2000
井上 恵一2'02.14417.133134.487
29ST4741TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
藤村 政樹2'02.28717.276134.330
30ST48333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
藤田 弘幸2'06.91321.902129.434
31ST5119BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
鍋家 武2'12.20327.192124.254
32ST52230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
アニー2'13.58528.574122.969
33ST534ミッドランド・TSK・Vitz
TOYOTA Vitz
加藤 宏2'13.70128.690122.862
34ST5436エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
井尻 薫2'14.03929.028122.552
35ST5555吉田山工房N京都 Vitz
TOYOTA Vitz
樺田 祐司2'15.18930.178121.510
  • CarNo.3は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第9章第39条1.違反(ピット入口のホワイトラインカット)により、罰金1万円を科す。
  • CarNo.505は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第17条1.(走路外走行)違反により、当該周回タイム(1'58.152)抹消のペナルティを科した。

スーパー耐久

S耐:第2戦公式予選 Audi R8 LMSが総合のポールポジション。ST5クラス初登場のフィットがクラスポールポジション!

 スーパー耐久シリーズ2011第2戦SUPER TECは23日、富士スピードウェイで公式予選を行い、Aドライバー、Bドライバー合算の総合タイムでただ1台STXクラスから出場するAudi R8 LMS(藤井誠暢/都筑晶裕/マイケル・キム組)が総合のポールポジションを獲得した。ST1クラスはPETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE(ドミニク・アン/柳田真孝/谷口信輝組)が、ST2クラスはエンドレス・アドバン・コルトスピードX(峰尾恭輔/高木真一/村田信博組)が、ST3クラスはDIAMANGO-Z(影山正彦/伊橋勲/石原将光組)が、ST4クラスはホンダカーズ東京 G/M インテグラ(塩谷烈州/太田侑弥/ピストン西沢組)が、ST5クラスはBRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS(奥村浩一/前山亘/鍋家武組)がそれぞれクラスポールポジションを獲得した。

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 スーパー耐久第2戦公式予選は12時55分より始まった。早朝より富士スピードウェイの天候は晴れ、午後になると汗ばむ陽気となってきたが、日陰に入ると富士の裾野を吹き渡る風は気持ちいい。

 まずはAドライバー公式予選が30分間、15分のインターバルを置いてBドライバー公式予選が30分だが、それぞれ前半15分がSTX、1、2の3クラス、後半15分がST3,4,5の予選アタックに割り当てられている。

 A,Bドライバー両予選を圧倒したのは、唯一STXクラスから参加しているAudi R8 LMS。 藤井誠暢、都筑晶裕が2位以下を3~4秒ほどちぎり、悠々とポールポジションを獲得した。

 ST1クラスは、Aドライバー予選でSAMURAI Porsche(土屋武士/久保拓也/神取彦一郎組)の土屋がトップに付け、2位にはPETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE(ドミニク・アン/柳田真孝/谷口信輝組)のアンが付ける。しかし、Bドライバー予選で柳田がクラストップに立ち久保が4位と振るわなかったため、総合ではPETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE(ドミニク・アン/柳田真孝/谷口信輝組)がクラスポールポジションを獲得した。クラス2位にはPETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE(フェイ・ホーン・オオイ/片岡 龍也/ファリーク・ハイルマン組)が、SAMURAI Porscheは同3位で予選を終えた。

 ST2クラスは、エンドレス・アドバン・コルトスピード゙X(峰尾恭輔/高木真一/村田信博組)がAドライバーの峰尾、Bドライバーの高木ともクラストップのタイムを叩き出し、総合でも6位と文句なしのクラスポールポジションを決めた。クラス2位にはRSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/松本武士組)が、同3位には新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX(冨桝朋広/菊地靖組)が入った。

 ST3クラスは、Aドライバー予選で岡部自動車マイロード協新計測RX-7(小松一臣/増田芳信/杉林健一組)の小松がトップタイム、Bドライバー予選でGPO + Kouta Racing NSX(北野浩正/佐々木孝太/東徹次郎組)の佐々木ががトップタイムを記録したが、両予選とも2位でまとめたDIAMANGO-Z(影山正彦/伊橋勲/石原将光組)がクラスポールポジションを決めた。

 ST4クラスは、Aドライバー予選でRCB with KRPウインマックステイン(小林康一/小幡弘 /山田隆行組)の小林が、Bドライバー予選でホンダカーズ東京G/M インテグラ(塩谷烈州/太田侑弥/ピストン西沢組)の太田がトップタイムだったが、2位以下を1秒2上回った太田の活躍でホンダカーズ東京 G/M インテグラがクラスポールポジションの座に着いた。

 ST5クラスは、今回から新規参入があり、5台が参戦。ヴィッツ勢に混じって唯一参戦を開始したBRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS(奥村浩一/前山亘/鍋家武組)がA,Bドライバー両予選ともトップタイムを記録。いきなりST5クラスのポールシッターとなった。

 決勝レースは明日24日、13時より4時間レースで行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第2戦富士A,Bドライバー総合公式予選結果

SUPER TEC -RIJ- (2011/07/23) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2011 Super Taikyu Series Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
NoCar
Model
DriverAdriver
Bdriver
Total
Time
Behind
1STX121Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
藤井 誠暢
都筑 晶裕
1'42.858
1'43.756
3'26.614-
2ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
ドミニク・アン
柳田 真孝
1'48.107
1'47.237
3'35.344 8.730
3ST12*28PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
ファリーク・ハイルマン
片岡 龍也
1'48.139
1'47.505
3'35.644 9.030
4ST1325SAMURAI Porsche
PORSCHE 997
土屋 武士
久保 拓也
1'47.445
1'49.393
3'36.83810.224
5ST1411KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
植田 正幸
川口 正敬
1'48.828
1'48.515
3'37.34310.729
6ST213エンドレス・アドバン・コルト スピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
高木 真一
1'50.771
1'51.046
3'41.81715.203
7ST22*20RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
1'53.415
1'51.321
3'44.73618.122
8ST236新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
1'53.828
1'51.201
3'45.02918.415
9ST2459東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学
吉田 寿博
1'53.456
1'52.042
3'45.49818.884
10ST2530森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
塩野 健司
1'53.612
1'53.384
3'46.99620.382
11ST3151DIAMANGO-Z
NISSAN FIARLADY Z
影山 正彦
伊橋 勲
1'53.747
1'53.811
3'47.55820.944
12ST3214岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣
増田 芳信
1'53.369
1'54.872
3'48.24121.627
13ST2626エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
木村 聡
1'53.428
1'54.954
3'48.38221.768
14ST33339GPO + Kouta Racing NSX
HONDA NSX
北野 浩正
佐々木 孝太
1'55.002
1'53.678
3'48.68022.066
15ST2766アゲアゲR☆オリーブスパエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
Naoryu
内海 利明
1'54.553
1'54.195
3'48.74822.134
16ST3435asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
NAKACHIN
浜野 彰彦
1'53.930
1'54.868
3'48.79822.184
17ST3534asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
1'54.512
1'54.292
3'48.80422.190
18ST282Car ☆ Xs インプレッサ
SUBARU IMPREZA
山下 潤一郎
新井 敏弘
1'54.608
1'54.268
3'48.87622.262
19ST3615岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
長島 正明
田中 モジョル
1'54.648
1'55.045
3'49.69323.079
20ST29505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵
白坂 卓也
1'55.638
1'54.556
3'50.19423.580
21ST3777B-MAX・Z33
NISSAN FIARLADY Z
吉田 基良
西本 直樹
1'56.951
1'54.693
3'51.64425.030
22ST3839TWS TRACY C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
吉本 大樹
小林 敬一
1'55.818
1'56.313
3'52.13125.517
23ST397岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛
山崎 学
1'57.189
1'55.642
3'52.83126.217
24ST4162ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州
太田 侑弥
1'58.474
1'56.909
3'55.38328.769
25ST4260RCB with KRPウインマックステイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一
小幡 弘
1'58.462
1'59.732
3'58.19431.580
26ST4338TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
大井 貴之
2'00.285
1'58.140
3'58.42531.811
27ST44100百式自動車XリデューカーWIN
HONDA INTEGRA TYPE R
富澤 勝
牧口 博亮
1'58.514
2'00.372
3'58.88632.272
28ST4596IS<インフィット・ストラト ス>S2000
HONDA S2000
Takamori博士
水越 真一
1'59.692
1'59.335
3'59.02732.413
29ST4641TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
金子 昌広
吉田 広樹
2'00.174
1'59.276
3'59.45032.836
30ST4718コスモソニックFK・ingsDC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫
笠原 智行
1'59.073
2'00.635
3'59.70833.094
31ST4812無限CIVIC D-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
松井 隆幸
久保 宣夫
1'59.935
2'00.257
4'00.19233.578
32ST49*333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
北川 剛
野間 一
2'00.689
2'02.101
4'02.79036.176
33ST5119BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
奥村 浩一
前山 亘
R2'10.361
R2'11.495
4'21.85655.242
34ST524ミッドランド・TSK・Vitz
TOYOTA Vitz
河野 利尚
植島 禎一
R2'10.588
R2'13.214
4'23.80257.188
35ST53230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
たねぞう
勝間田 正博
R2'11.176
R2'12.803
4'23.97957.365
36ST5455吉田山工房N京都 Vitz
TOYOTA Vitz
岩谷 昇
山口 浩一
R2'13.369
R2'13.934
4'27.3031'00.689
37ST5536エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
駒木 孝有
添田 正
R2'14.877
R2'12.534
4'27.4111'00.797
---- 以上予選通過 ----
-ST1-9Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
岡本 武之
佐藤 茂
1'50.193
Absence
--
  • CarNo.20は、スーパー耐久シリーズ2011スポーツ規則第15条(16)(ガレージ内での給油)違反により、当該ドライバーのベストラップタイム(1'53.205)削除のペナルティを科した。
  • CarNo.333は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条1.(走路外走行)違反により当該周回タイム(2'01.491)抹消のペナルティを科した。
  • CarNo.28は、スーパー耐久シリーズ2011規則第15条(16)(ガレージ内での給油)違反により、当該ドライバーのベストラップタイム(1'47.484)削除のペナルティを科した。

スーパー耐久

S耐:第2戦富士Bドライバー公式予選結果

SUPER TEC -RIJ- (2011/07/23) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2011 Super Taikyu Series Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1STX121Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
都筑 晶裕1'43.756-158.321
2ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
柳田 真孝1'47.237 3.481153.182
3ST12*28PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也1'47.505 3.749152.800
4ST1311KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
川口 正敬1'48.515 4.759151.378
5ST1425SAMURAI Porsche
PORSCHE 997
久保 拓也1'49.393 5.637150.163
6ST213エンドレス・アドバン・コルト スピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
高木 真一1'51.046 7.290147.928
7ST226新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
菊地 靖1'51.201 7.445147.722
8ST2320RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
阪口 良平1'51.321 7.565147.562
9ST2459東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
吉田 寿博1'52.042 8.286146.613
10ST2530森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
塩野 健司1'53.384 9.628144.878
11ST31339GPO + Kouta Racing NSX
HONDA NSX
佐々木 孝太1'53.678 9.922144.503
12ST3251DIAMANGO-Z
NISSAN FIARLADY Z
伊橋 勲1'53.81110.055144.334
13ST2666アゲアゲR☆オリーブスパエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
内海 利明1'54.19510.439143.849
14ST272Car ☆ Xs インプレッサ
SUBARU IMPREZA
新井 敏弘1'54.26810.512143.757
15ST3334asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
前嶋 秀司1'54.29210.536143.727
16ST28505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
白坂 卓也1'54.55610.800143.395
17ST3477B-MAX・Z33
NISSAN FIARLADY Z
西本 直樹1'54.69310.937143.224
18ST3535asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
浜野 彰彦1'54.86811.112143.006
19ST3614岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
増田 芳信1'54.87211.116143.001
20ST2926エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
木村 聡1'54.95411.198142.899
21ST3715岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
田中 モジョル1'55.04511.289142.786
22ST387岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
山崎 学1'55.64211.886142.049
23ST3939TWS TRACY C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
小林 敬一1'56.31312.557141.229
24ST4162ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
太田 侑弥1'56.90913.153140.509
25ST4238TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
大井 貴之1'58.14014.384139.045
26ST4341TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
吉田 広樹1'59.27615.520137.721
27ST4496IS<インフィット・ストラト ス>S2000
HONDA S2000
水越 真一1'59.33515.579137.653
28ST4560RCB with KRPウインマックステイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小幡 弘1'59.73215.976137.196
29ST4612無限CIVIC D-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
久保 宣夫2'00.25716.501136.597
30ST47100百式自動車XリデューカーWIN
HONDA INTEGRA TYPE R
牧口 博亮2'00.37216.616136.467
31ST4818コスモソニックFK・ingsDC5
HONDA INTEGRA TYPE R
笠原 智行2'00.63516.879136.169
32ST49*333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
野間 一2'02.10118.345134.535
33ST5119BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
前山 亘R2'11.49527.739124.923
34ST5236エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
添田 正R2'12.53428.778123.944
35ST53230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
勝間田 正博R2'12.80329.047123.693
36ST544ミッドランド・TSK・Vitz
TOYOTA Vitz
植島 禎一R2'13.21429.458123.311
37ST5555吉田山工房N京都 Vitz
TOYOTA Vitz
山口 浩一R2'13.93430.178122.648
---- 以上予選通過 ----
-ST1-9Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
佐藤 茂Absence--
  • CarNo.333は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条1.(走路外走行)違反により当該周回タイム(2'01.491)抹消のペナルティを科した。
  • CarNo.28は、スーパー耐久シリーズ2011規則第15条(16)(ガレージ内での給油)違反により、当該ドライバーのベストラップタイム(1'47.484)削除のペナルティを科した。
  • CarNo.333は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条1.(走路外走行)違反により当該周回タイム(2'01.491)抹消のペナルティを科した。

スーパー耐久

S耐:第2戦富士Aドライバー公式予選結果

SUPER TEC -RIJ- (2011/07/23) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2011 Super Taikyu Series Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1STX121Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
藤井 誠暢1'42.858-159.704
2ST1125SAMURAI Porsche
PORSCHE 997
土屋 武士1'47.445 4.587152.886
3ST121PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
ドミニク・アン1'48.107 5.249151.949
4ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
ファリーク・ハイルマン1'48.139 5.281151.904
5ST1411KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
植田 正幸1'48.828 5.970150.943
6ST159Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
岡本 武之1'50.193 7.335149.073
7ST213エンドレス・アドバン・コルト スピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔1'50.771 7.913148.295
8ST3114岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣1'53.36910.511144.897
9ST22*20RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄1'53.41510.557144.838
10ST2326エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志1'53.42810.570144.821
11ST2459東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学1'53.45610.598144.786
12ST2530森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉1'53.61210.754144.587
13ST3251DIAMANGO-Z
NISSAN FIARLADY Z
影山 正彦1'53.74710.889144.415
14ST266新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広1'53.82810.970144.312
15ST3335asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
NAKACHIN1'53.93011.072144.183
16ST3434asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
佐々木 雅弘1'54.51211.654143.450
17ST2766アゲアゲR☆オリーブスパエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
Naoryu1'54.55311.695143.399
18ST282Car ☆ Xs インプレッサ
SUBARU IMPREZA
山下 潤一郎1'54.60811.750143.330
19ST3515岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
長島 正明1'54.64811.790143.280
20ST36339GPO + Kouta Racing NSX
HONDA NSX
北野 浩正1'55.00212.144142.839
21ST29505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵1'55.63812.780142.054
22ST3739TWS TRACY C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
吉本 大樹1'55.81812.960141.833
23ST3877B-MAX・Z33
NISSAN FIARLADY Z
吉田 基良1'56.95114.093140.459
24ST397岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛1'57.18914.331140.174
25ST4160RCB with KRPウインマックステイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一1'58.46215.604138.667
26ST4262ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州1'58.47415.616138.653
27ST43100百式自動車XリデューカーWIN
HONDA INTEGRA TYPE R
富澤 勝1'58.51415.656138.606
28ST4418コスモソニックFK・ingsDC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫1'59.07316.215137.956
29ST4596IS<インフィット・ストラト ス>S2000
HONDA S2000
Takamori博士1'59.69216.834137.242
30ST4612無限CIVIC D-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
松井 隆幸1'59.93517.077136.964
31ST4741TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
金子 昌広2'00.17417.316136.692
32ST4838TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一2'00.28517.427136.566
33ST49333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
北川 剛2'00.68917.831136.109
34ST5119BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
奥村 浩一R2'10.36127.503126.011
35ST524ミッドランド・TSK・Vitz
TOYOTA Vitz
河野 利尚R2'10.58827.730125.791
36ST53230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
たねぞうR2'11.17628.318125.227
37ST5455吉田山工房N京都 Vitz
TOYOTA Vitz
岩谷 昇R2'13.36930.511123.168
38ST5536エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
駒木 孝有R2'14.87732.019121.791
  • CarNo.20は、スーパー耐久シリーズ2011スポーツ規則第15条(16)(ガレージ内での給油)違反により、当該ドライバーのベストラップタイム(1'53.205)削除のペナルティを科した。

スーパー耐久

S耐:第2戦富士 中学生以下のお子様を対象に1/87 Audi R8 ミニカーをプレゼント (Hitotsuyama Racing)

 Hitotsuyama Racing は、7月24 日、富士スピードウェイにて開催されるスーパー耐久シリーズ第2 戦において中学生以下のお子様を対象とした1/87 Audi R8 ミニカーのプレゼント企画を実施いたします。以下概要をご確認ください。

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  • 日  時: 7月24日 ピットウォーク開始時間11:30 より
  • 場  所: 富士スピードウェイ 29番ピット前(Hitotsuyama Racingピット前)
  • 対 象 者: 中学生以下のお子様
  • 配布方法: 先着順(ピット前にスタッフがおりますので、スタッフの指示に従い整列してください)
  • 数に限りがございますので、おひとり様1個とさせていただきます。
  • 数に限りがございますので、なくなり次第終了とさせていただきます。
  • ミニカーのカラー、仕様等はお選びいただけません。ご了承ください。

 スーパー耐久第2 戦は、ディズニーの最新映画「カーズ2」の公開記念スペシャルレースとして様々なイベントが予定されているほか、観戦券のご購入のみでパドックエリアまでご入場いただくことができます。

 また、本格的な夏休みシーズン最初の週末ということもあり、多くのお子様・お子様連れのご家族が来場されることを期待しております。

Hitotsuyama Racing Press release

その他

GT3A:第5,6戦富士 GT3 ASIA 富士ラウンド、連続5位入賞によりポイント獲得 (Hitotsuyama Racing)

 Hitotsuyama Racing は7月16~17日、富士スピードウェイにて開催されたGT3 ASIA第5、6ラウンドにおいて、 連続5位入賞を獲得しました。

gt3a_r05-06_hr_01.jpg  7月16日午前、真夏の日差しが照りつける猛暑の中、GT3 ASIAの予選は10分間のインターバルを挟んだ15分間の予選×2回で行われました。今回Audi R8 LMS のステアリングを握る"ジェントルマンドライバー"小林賢二は、ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパンをはじめ多くのマシン、レースでキャリアを積んできており、Audi R8 LMS でもその高い順応性を発揮。予選1回目では3位、2回目では2位を獲得しました。その後予選1回目で2位につけていたポルシェ997GT3R にペナルティが課せられたため、第5、6ラウンドともに2番手スタートと、レースに向けてチームの士気は一層高まりました。

 厳しい暑さが残る15時40分、1周のフォーメーションラップの後、シグナルがグリーンに変わりローリングスタートがきられました。Audi R8 LMS小林賢二はポジションを2 つ落としたものの4位で1 コーナーを無事にクリア。ランボルギーニ・ガヤルドを先頭にフェラーリ458、ポルシェ997、アウディR8、フォードGTと、最新GT3マシンがテールtoノーズ、サイドbyサイドの接戦を10周以上にわたって繰り広げ、場内を沸かせます。GT3 ASIAの規定により、レース開始15 ~ 25 分の間にピットインを行わなければならないため(ピット入口のライン~ピット出口のラインまでを最低85秒で通過)、15分を過ぎたあたりから各車ピットインを行い、義務を消化していきます。Audi R8LMS小林賢二もタイミングを見計らってピットインの義務を消化。再びコースへ戻りました。しかし、最低85秒をかけて行わなければならないピットインに対して、3秒ほど早くリリースしてしまい、82秒でピット出口のラインを通過してしまったため、Stop&Goペナルティを課せられてしまいます。

 ペナルティにより一時は大きく順位を落としたAudi R8 LMS小林賢二ですが、その後も攻めの走りを披露。最終的には5位でチェッカーを受け貴重なポイントを獲得することができました。

 続く第6ラウンドは7月17日12時50分にスタート。スタートではやはり加速で勝るフェラーリ458、ポルシェ997に先行されAudi R8 LMS小林賢二は4位でオープニングラップを終えます。路温が60 度を超えるコンディションの中、第5ラウンド同様、ランボルギーニ・ガヤルドを先頭に各車激しい接近戦を展開。Audi R8 LMS小林賢二はマシンバランスの良さとドライバーのテクニックを生かしインフィールドで果敢に前車との差を縮めるものの、ストレートではマシンパワーの差により、再び差を拡げられてしまう苦しい展開に。各車ピットストップ義務を終えた後も、順位は大きく入れ替わることなく、Audi R8 LMS小林賢二は第5ラウンド同様5位でフィニッシュ。GT3 ASIAデビューレースにおいて2ラウンド連続でポイントを獲得することができました。

 今回新たな挑戦となったGT3 ASIAの舞台において、Audi R8 LMSの存在感をアピールすることができたことを、応援してくださったファンの方々、弊チームで戦うことを選んでくださった小林賢二選手、そして厳しいコンディションの中マシンをメンテナンスしてくださったノバ・エンジニアリングの皆様に、心より感謝いたします。

 GT3 ASIAシリーズに関しましては、8月20~21日に鈴鹿サーキットにて開催される第7、8ラウンドに濱口弘選手のドライブで引き続き参戦いたします。

 変わらぬご声援、よろしくお願い申し上げます。

Hitotsuyama Racing Press release

Formula Nippon | JAF Grand Prix | SUPER GT

FN,SGT:特別戦富士スプリントカップの概要が明らかに。今年のフォーミュラニッポンは1レース制に

GTアソシエイション(GTA)、日本レースプロモーション(JRP)、富士スピードウェイの3社は7月17日、全日本選手権フォーミュラニッポン第3戦が開催された富士スピードウェイで会見を行い、「JAFグランプリ スーパーGT&フォーミュラニッポン 富士スプリントカップ2011」の概要を発表した。

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昨年に続く第2回大会となる今年は11月11日(金)~13日(日)の3日間で行われ、フォーミュラニッポン、GT500、GT300の各クラスで100km(22周)のスプリントレースを行う。
スーパーGTの2クラスは昨年同様2レースを土曜、日曜に分けて行うが、フォーミュラニッポンはGTとダブルエントリーするドライバーの負担を考慮して今回日曜1回のみとなった。
また今回もGT500クラス優勝チームと併催のF4日本一決定戦出場の最多優勝コンストラクターには国土交通大臣賞が送られることになっている。

会見には坂東正明GTA代表、白井裕JRP社長、加藤裕明富士スピードウェイ社長の他、ドライバーを代表してアンドレ・ロッテラー、松田次生、小暮卓史の3名が出席。それぞれ抱負を語った。

GTA
坂東正明代表

fn_r03_jaf_bandoh 「今年のスーパーGTはシリーズ戦全レースを復興支援大会としていますが、それは特別戦も同様です。我々モータースポーツ界にできることを一つ一つ進めていくことで元気な日本、ものづくりの日本、を世界にアピールしていきたいと考えています。2年目を迎える本大会ですが、これを静岡県の大きな祭りとして育てていこうと思っています。その為にも感動を与えるレースを作り上げていきたいです」

JRP
白井裕社長

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富士スピードウェイ
加藤裕明社長

fn_r03_jaf_kato 「昨年のクロージングでお約束したとおり、今年もこの大会を開催できることを嬉しく思います。昨年のアンケートでも96%の方から『またやってほしい』『GT300だけのスプリントって面白いんだな』『フォーミュラニッポンってあんなに速いんだな、面白いんだな』との回答を戴いております。更に今年は一段とパワーアップした形でお客様に楽しんでいただけるものにしたいと思います」

アンドレ・ロッテラー
fn_r03_jaf_lotterer 「昨年の大会は本当に楽しかった。シリーズ戦とは違い、リラックスした中にも戦いの醍醐味を味わうことが出来ました。昨年はフォーミュラニッポンでは連勝しましたが、GT500は結果が出せなかったので、今年は是非GT500で頑張りたいですね」

松田次生
fn_r03_jaf_matsuda 「昨年はGT500でポールポジションを獲りました。今までにないスタンディングスタートを楽しみにしていましたが見事に失敗してしまって(笑)でも500クラスだけの戦いを楽しんでいただけたと思います。今年はポールを獲るだけでなく優勝もできたらと思います」

小暮卓史
fn_r03_jaf_kogure 「ここにきた3人の中では唯一結果を出せませんでした(笑)今年こそは結果を出したいです。この大会ではGT500をフォーミュラカーのように一人で自由に扱えるので凄く新鮮だし、いい意味での緊張感もあってすごくやりがいがあります」

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第3戦富士 塚越広大選手が5位入賞、ルーキーの中嶋大祐選手が初の8位入賞を果たす (HONDA)

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7月17日(日)、静岡県・富士スピードウェイにおいて2011年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦の決勝レースが開催されました。

開幕戦鈴鹿、第2戦オートポリスに続いて開催された本大会は、昨年同様、日曜日に公式予選と決勝レースを行う1DAY方式で開催されました。ただし、金曜日には1時間の合同テスト(1セッション)、土曜日には計1時間45分のフリー走行(2セッション)を行ってから日曜日の公式予選を迎えるというスケジュールです。すでに静岡県地方が梅雨明けしていることもあり、富士スピードウェイ周辺は3日間とも強い日差しが照りつけ、最高気温が30℃を超えるコンディションとなりました。

第3戦のレース距離は昨年と同じ200km。これは年間を通じて、フォーミュラ・ニッポンの決勝レースとしては最も短い距離となります。一方で、今回は決勝レース中に2回のピットストップと4本のタイヤ交換を2度行うことが義務づけられているため、スピーディーでスリリングな展開の決勝レースとなることが期待されました。

16日(土)に行われた2回のフリー走行で、総合でHondaドライバーの最上位となったのは#16 山本尚貴選手(TEAM 無限。1分26秒689)で6番手。以下、7番手に#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING。1分26秒743)、8番手に#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING。1分26秒830)、9番手に#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING。1分26秒850)、12番手に#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING。1分27秒332)、13番手に#10 小林崇志選手(HP REAL RACING。1分27秒663)というオーダーでした。ルーキーの中嶋選手と小林選手は残念ながら1分26秒台をマークできませんでしたが、このセッションでトップだったドライバー(タイムは1分26秒252)と9番手伊沢選手とのタイム差は0.6秒を切る僅差。日曜日の公式予選と決勝レースでも接戦となることが予想されました。

翌17日(日)、F1と同じノックダウン方式でスターティンググリッドを決める公式予選が午前8時10分に開始。出場16台から12台に絞られる第1セッションは20分間で競われるため、ほとんどのドライバーが途中1回のピットストップを挟んで計2回のタイムアタックを行いました。この結果、Hondaドライバーでは山本選手が5番手タイムとなる1分25秒666をマーク。さらに塚越選手が8番手、中嶋選手が9番手、小暮選手が10番手、伊沢選手が12番手となって第2セッション進出を決めました。なお、塚越選手はセッション中に走路外走行を行ったペナルティとしてベストラップを削除されましたが、それでも8番手に留まりました。一方、小林選手は15番手で、残念ながら第1セッション突破はなりませんでした。

出場12台が8台に絞られる第2セッションでは、1分25秒413を記録した塚越選手が3番手、山本選手が5番手でこれに続きました。一方、小暮選手は9番手、伊沢選手は10番手、中嶋選手は12番手となったため、3人はこの段階でスターティンググリッドが確定しました。

上位8台で最終グリッドを決める第3セッションでは、塚越選手が1分25秒452をマークして5番グリッドを手に入れたほか、山本選手も1分25秒549で6番グリッドを獲得しました。この日のポールタイムは1分25秒263。つまり、塚越選手とトップとのタイム差は0.189秒、山本選手もわずか0.286秒でした。両選手にとっては、表彰台はもちろんのこと、優勝も十分に期待できる僅差の予選結果だったといえます。

決勝レース直前の気温は34℃。強い日差しの影響で路面温度は50℃まで上昇し、非常に厳しいコンディションの中、スタートが切られることとなりました。午後2時40分に始まったフォーメーションラップには、Hondaドライバーの乗る6台を含む全15台が出走。残る1台はトラブルのために遅れてスタートする形となりました。

スタートはクリーンに切られ、塚越選手は4番手に浮上。これに山本選手が5番手で続き、以下、伊沢選手が7番手、中嶋選手が10番手、小林選手が11番手、小暮選手は13番手でオープニングラップを走りきりました。このうち、小暮選手は1周目終了時点で1回目のピットストップを敢行。残る5人のHondaドライバーも10周目から15周目までの間に次々とピットストップを行いました。

全選手が1回目のピットストップを終了した16周目の段階で、塚越選手は5番手、山本選手は7番手、小暮選手は9番手、中嶋選手は11番手、伊沢選手は12番手、小林選手は13番手につけています。この時、塚越選手はトップと9秒差、山本選手は14秒差で、後半の巻き返しを期して懸命の力走を続けました。

この後、塚越選手はトップグループに匹敵する1分28秒台前半のペースで追走。山本選手もほぼ同じラップタイムで周回を重ねていきますが、なかなかトップとの差は縮まりません。

Hondaドライバーの中でいち早く2回目のピットストップを行ったのは、小暮選手で23ラップ目。残る5選手も26周目から29周目にかけてピットストップを行いました。このうち、山本選手は給油ホースが完全に外れる前に走り出そうとしたため、勢いでメカニックの1人が転倒するアクシデントの影響でやや遅れましたが、幸いメカニックにケガはなく、順位も変動はありませんでした。

レースが残り10周となった34周目、Hondaドライバーでは引き続き5番手を走る塚越選手がトップ。ライバルがマシントラブルなどで後退したため、小暮選手が7番手、中嶋選手はルーキーながら入賞圏内の8番手へと浮上。さらに山本選手は9番手、伊沢選手は10番手、小林選手は11番手で粘り強く追走しました。

結局、6名のHondaドライバーはこのまま44周のレースを走りきり、塚越選手が5位、小暮選手が7位、中嶋選手が8位、山本選手が9位、伊沢選手が10位、そして小林選手が11位でチェッカードフラッグを受けました。

この結果、塚越選手は4ポイントを追加して13点とし、シリーズポイント争いで4位の座を守っています。以下、小暮選手は10ポイントで6位、伊沢選手は8ポイントで8位、山本選手は5ポイントで9位、中嶋選手は1ポイントで12位となっています。

次戦は栃木県のツインリンクもてぎで8月6~7日に開催されます。

坂井典次|「HR10E」開発責任者
「データを解析したところ、今回は低速コーナーの続く第3セクターでライバル陣営に差をつけられていることが分かりました。その原因についてはギアレシオの設定やシャシーのトラクション性能など、いくつかの要因が考えられますが、この点に関しては現在、解析中です。中嶋選手は期待以上の活躍を示して初ポイントを獲得してくれました。これについては、エンジニアとのコミュニケーションが良好になり、マシンのセッティングやレースの組み立てがうまくできるようになった結果だと捉えています。あとは予選一発の速さを身につけることだけが課題です。今後が楽しみです。次戦のツインリンクもてぎでは、富士スピードウェイの第3セクターと同じで、低速コーナーからの立ち上がりの速さが重要となります。ただし、開催までにはまだ時間がありますので、今回の結果をよく解析して対策を行い、巻き返しを図りたいと思っています。どうぞご期待ください」
塚越広大選手(5位 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「5位入賞は果たせましたが、スタートから最初のピットインまでの間でもう少しタイムが上げられれば、もっと上位にいけたのではないかと思っています。1周で0.1秒か0.2秒速く走ることができれば、その積み重ねで上位陣と勝負ができるので、次戦までに調整したいです。次戦の開催場所であるツインリンクもてぎは地元のサーキットということもあり、過去にもよいレースを何度もしているので、優勝争いができるようにがんばります」
中嶋大祐選手(8位 #31 NAKAJIMA RACING)
「200kmという短い距離で2回のピットストップは初めての経験で、まるで予選のアタックを繰り返しているような感覚でした。ただ、細かいミスやトラブルはあったものの、チーム全体で考えた作戦が功を奏し、確実に順位を上げることができたことで入賞が果たせました。予選では12番手でしたが、自分の思いきりの無さが上位陣との差になったと悔しい気持ちでした。たかが1ポイント、という見方もありますが、今レースでポイントを獲得できたことは精神的にも大きいです。今までは小さくまとまってしまう部分がありましたが、これを機にもっと思いきって攻めの走りをしていきたいと思います」
Text & Photo: HONDA

Japanese F3

JF3:第6,7戦富士 関口雄飛が第6戦独走でのポール・トゥ・ウィン、第7戦NクラスはTDPドライバー中山雄一が制す (TOYOTA)

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第6戦は関口雄飛(中央)が今季2勝目。蒲生尚弥(右)が3位に入った

 全日本F3選手権の第3大会(第6戦、第7戦)が7月16日(土)と17日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 16日(土)富士スピードウェイは朝から好天に恵まれ、午前8時25分から10分間のインターバルを挟んで、10分ずつのセッションで第6戦、第7戦の予選が行われた。

 今季第3戦より参戦を開始し、既に1勝を挙げている関口雄飛(B-MAX ENGINEERING)が第6戦、第7戦共にポールポジションを獲得。TDPドライバーの蒲生 尚弥(PETRONAS TEAM TOM'S)が共に3番手。第6戦は山内 英輝(HANASHIMA RACING)4番手、リチャード・ブラッドレー(PETRONAS TEAM TOM'S)が5番手、第7戦は山内とブラッドレーがポジションを入れ替えてのグリッドとなった。

 Nクラスでは、第6戦は三浦 和樹(HFDP RACING)、第7戦は野尻 智紀(HFDP RACING)がポールポジション。TDPドライバーの中山 雄一(TOM'S SPIRIT)は、第6戦3番手、第7戦は2番手につけた。

 路面温度が50度を超え、コース上が陽炎に霞む暑さの中で、午後0時58分に第6戦決勝レース(15周)がスタート。

 ポールポジションの関口は好スタートで2番手の安田 裕信(ThreeBond Racing)を押さえて1コーナーへと進入。後方では、蒲生、山内、ブラッドレーによる激しいポジション争いとなったが、蒲生が3位をキープ。山内は1周目を終えようかというところで駆動系トラブルに見舞われスローダウン。無念のリタイアとなってしまった。

 その後は関口が2位以下との差を大きく広げていき、独走状態でそのままチェッカー。ポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を挙げた。蒲生は、トランスミッションにトラブルを抱えながら追い上げたブラッドレーとのバトルを制し、3位フィニッシュ。今季5度目の表彰台獲得となった。

 Nクラスでは、ポールポジションの三浦が首位を逃げる後方で、3番手スタートの中山が2周目に野尻をかわすと、ファステストラップをマークする速さで激しく三浦をプッシュ。首位争いを繰り広げた。中山は何度か三浦に並びかけたものの、逆転には至らず、そのままの順位でフィニッシュ。三浦はF3参戦2年目での嬉しい初優勝。中山が2位となった。

 17日(日)は午前10時40分より第7戦決勝(21周)がスタート。第6戦同様に関口が好ダッシュで首位を守る一方で、2列目に並んだ蒲生とブラッドレーが第1コーナーで接触。蒲生は大きく順位を落としながらもレースに復帰したが、ブラッドレーはここでレースを終えることとなってしまった。

 これで山内が3位に浮上。その後蒲生は4位までポジションを戻したが、上位勢は順位変動無くフィニッシュ。しかし、レース後に、トップでチェッカーを受けた関口の車両が、タイヤの規約違反だったことが発覚し、痛恨の40秒加算ペナルティ。これで山内、蒲生は順位が繰り上がり、それぞれ2位、3位というレース結果となった。

 Nクラスでは、2番手グリッドの中山が抜群のスタートを切りトップを奪うと、そのポジションを最後まで守りきり、今季2勝目。中山はランキングでも2位に浮上した。

Text & Photo: TOYOTA

Formula Nippon

FN:第3戦富士 アンドレ・ロッテラーが今季2勝目! 灼熱の富士でトヨタエンジンがトップ4独占 (TOYOTA)

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トヨタエンジンが表彰台を独占

 フォーミュラ・ニッポンの第3戦が7月16日(土)、17日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで行われた。

 今季のフォーミュラ・ニッポンでは、開幕戦鈴鹿でアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)、第2戦オートポリスでTDPドライバーの中嶋 一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が勝利を飾っており、ここまでトヨタエンジンが2連勝。今大会が開催される富士スピードウェイはトヨタのホームコースでもあり、3連勝に期待がかかった。

 今大会は、土曜日にはフリー走行のみ行い、予選、決勝を日曜日に行うワン・デイ・イベント。また、決勝レース中には、2度のピットイン(4輪タイヤ交換)が義務づけられており、ピット戦略やピットでの作業スピードを含めたチーム力がいつも以上に問われるレースとなった。

 16日(土)のフリー走行は、朝のセッションでディフェンディングチャンピオンのJ.P.デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)がトップタイム。チームメイトで、昨年この富士大会で勝利を挙げているTDPドライバーの平手 晃平(TEAM IMPUL)が2番手。平手は午後のセッションでもトップタイムをマークし、2年連続の勝利へ向け好スタートを切った。

 17日(日)も好天に恵まれ、午前8時10分からノックアウト方式のQ1セッションがスタート。このセッションでは、ルーキーのアレキサンドレ・インペラトーリ(SGC by KCMG)、アンドレア カルダレッリ(KONDO RACING)、嵯峨 宏紀(Le Beausset Motorsports)の3台が敗退。それぞれ13番手、14番手、15番手グリッドとなった。

 上位8台のみが勝ち上がるQ2セッションでは、やはりルーキーのTDPドライバー、国本 雄資(Project μ/cerumo・INGING)が及ばず11番手。

 Q3セッションでは、終盤の激しいタイムアタック合戦の結果、Q1、Q2でもトップタイムをマークしてきたオリベイラと、ロッテラーが千分の一秒まで全くの同タイム。規定に則り、先にタイムをマークしたオリベイラがポールポジション。ロッテラーは最前列2番手となった。

 今季フォーミュラ・ニッポンにデビューして以来、過去2戦共にQ1敗退と予選で苦しんできた中嶋一貴が外国人勢2台に続く3番手。平手も僅差の4番手で2列目に並んだ。

 また、TDPドライバーの石浦 宏明(Team KYGNUS SUNOCO)と大嶋 和也(Team LeMans)が7,8番手で4列目から決勝へ進むこととなった。

 午後2時40分、気温34度、路面温度50度という酷暑のコンディションの下、決勝レースへ向けたフォーメーションラップが開始。ここで16番手グリッドの嵯峨が発進できず、ピットスタートを余儀なくされることとなった。

 午後2時43分、44周で競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのオリベイラが絶好のダッシュを見せ、見事に首位をキープ。これにロッテラー、平手が続いたが、4番手スタートの中嶋一貴は出遅れ、6位に後退。

 オリベイラに続く形となったロッテラーだったが、1周目終了後のホームストレートでオーバーテイクシステムを使用して一気にオリベイラをパスし、首位を奪取。石浦は1周目終了時に早くもピットへと向かった。

 4周目を終えると、中嶋一貴もピットイン。先にピットへ入っていた石浦の直前でコースに復帰し、アウトラップでの石浦の追撃を受けたが、これは押さえきり、更にペースアップ。

 2位を走行していたオリベイラは8周目終了時にピットイン。しかし、ここで作業終了前にギアを入れてしまうという痛恨のミスでタイムロス。石浦の後へと順位を落としてコースに復帰した。

 その後続々と各車1回目のピットイン。早めのピットでペースアップを図った中嶋一貴は作戦が見事にあたり、ピットを終えた平手に続く3位まで浮上。ロッテラーは順当に首位を守り、全車が1回目のピットを終えた時点で、ロッテラー、平手、中嶋一貴、追い上げてきたオリベイラというトップ4となった。

 レースも折り返しを迎えるあたりから各車2度目のピットイン作業となったが、ここでは上位勢に大きな順位の変動はなし。しかし、ロッテラーと平手の首位争い、若干間を空けての中嶋一貴とオリベイラとの3位争いが激化。それぞれ1秒以内での激しいバトルを展開した。

 2組の息詰まるようなバトルは終盤まで続いたが、結局順位は変わらず、ロッテラーがトップでチェッカー。今季2勝目を挙げた。平手が今季初表彰台となる2位。中嶋一貴は3位に入り、開幕から3戦連続の表彰台を獲得し、ランキングでも首位の座を守った。オリベイラが4位で続き、トヨタエンジンはホームの富士でトップ4を独占。石浦が6位に入って今季2度目のポイント獲得を果たした。

Text & Photo: TOYOTA

Formula Nippon

FN:第3戦富士決勝 上位3人と優勝監督のコメント

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優勝 アンドレ・ロッテラー(トムス)
fn_r03_r_pc_lotterer  「スタートはまぁまぁでした。JPが速かったので離されないようについていって、プッシュ・トゥ・パスで前に出ました。クルマの状態はよかったので、序盤でギャップを広げようとハードにプッシュしました。セクター3のタイムがよくなかった分はセクター1、2でカバーするようにして。公判辛くなるかと思いましたが最後までペースを保てました。チームのストラテジーもよかったようで、最初のピットストップを終えた時点でコウヘイを後ろにとどめておくことができました。大変なレースでした。しかも暑かった」
決勝2位 平手晃平(インパル)
fn_r03_r_pc_hirate  「フリー走行まではクルマがうまく仕上がったと思っていましたが、朝の予選では気温が低かったことに助けられてか、周囲のクルマが速くなっていました。僕はQ3でタイムをまとめることができず、ポーエルを取れませんでした。スタートで一貴がストールしかかっていたので、これを避けてアンドレについていきました。途中JPに何かあったようで無線で『ロッテラーと一騎打ちになるから頑張って』といわれ、追いかけました。今年に入ってからトムスのクルマがずっと好調ですが、今回僕らは去年のデータに頼りすぎたと思います。最後までアンドレを追い詰めることができず、逆に離されてしまいました。もっとレースセットでギャップを詰めていかないといけませんね。これ以上緑の車に逃げられるわけにはいかないんで」
決勝3位 中嶋一貴(トムス)
fn_r03_r_pc_nakajima  「スタートを失敗したのが一番の誤算でした。そこからは戦略を使って3位に戻すレースになり、20週以上もJPを後ろに従えて走ることになりました。そんな中でもきっちり自分のペースでは知れたと思いますし、タイムもトップと遜色なかったはずです。今日はスタートで失敗したのが全てでした。それでもポイントを獲り続けられていることは良かったです。JPには自分がミスさえしなければ抜かれないと思って走っていました」
優勝チーム監督 館信秀(トムス)
fn_r03_r_pc_tachi  「まさかウチのチームが開幕から3連勝できるなんて思っても見ませんでした。JAFグランプリから数えても全勝だそうで非常に驚いています。予選ではアンドレが出て行くときにギヤがかんでしまって、すぐにコースに出られなかったんですが、あれがなかったらポールだって獲れてたかもしれませんからね(笑) こんなに上手くいった週末はありませんよ。今日は一貴も予選が良かったので、作戦面でもいろんな選択肢の中で一番いい戦略が取れました。アンドレはハードスケジュールの中での優勝ということで、メンタル面でもフィジカル面でも素晴らしいドライバーだと思います」
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第3戦富士決勝 ロッテラーが復帰戦を勝利で飾る。中嶋一貴も3戦連続表彰台でトムス1-3を達成!

全日本選手権フォーミュラニッポン第3戦の決勝レースが7月17日、静岡県の富士スピードウェイで行われた。
44周のレースを制したのは、先月フランスで行われたルマン24時間耐久レースで見事総合優勝を果たした#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)だった。
2位は昨年の富士で優勝した#2平手晃平(TEAM IMPUL)、前回優勝の#37中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)も3位につけ、開幕戦以来3戦連続で表彰台に上がった。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:15,800人)

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決勝レースは午後2時40分にスタートした。
ポールシッターの#1J.P.オリベイラが勢いよく飛び出してホールショットを決め、トップを快走するが、2位につけたロッテラーも離されずについていき、最終コーナー立ち上がりでオーバーテイクボタンを作動させて次の1コーナーでトップに立った。
その後方では予選3番手の中嶋一貴がスタートに失敗、一気に6位まで後退する波乱が。これをかわして3位に浮上したのが予選4番手の平手だった。

出遅れた一貴は4周終わりで早めのピットストップを行い、前が開いた状態でスパートをかける作戦に出た。前戦のオートポリスと同じ作戦だ。
これが功を奏し、一貴は全車が最初のピットストップを終えた16周の時点で3位に浮上することに成功した。逆に2番手を走行していたオリベイラは8周終わりでピットインした際、リヤタイヤの交換に手間取って大幅にタイムロスをし、一貴の先行を許す結果に。

この結果、平手が2位に繰り上がり、トップのロッテラーを僅差で追い上げる展開に。はじめはコンマ6秒、コンマ8秒という間隔を保ってロッテラーを追い上げていた平手だったが、2度目のピット作業を終えた27周目にもロッテラーの前には出ることができず、逆にそこからじりじりと引き離されてしまう。

結局ロッテラーは平手に2.6秒の差をつけて44周を走り切り、開幕戦鈴鹿に続く今季2勝目をものにした。 これによりポイントランキング上でも再びトップに。
これでチームトムスは開幕3連勝を達成したことになり、昨年の富士スプリントカップから負け無しという状態が続くことになった。
2位平手に続いて3位は一貴。最後までオリベイラの追撃を退け、FNデビュー以来3戦連続で表彰台を獲得した。
その他、ルーキー勢では中嶋大祐も8位に入り、中嶋兄弟は揃って入賞ということになった。

次回の舞台はツインリンクもてぎ。8月6日決勝だ。
前の震災で甚大な被害があったというもてぎだが、被災後初の四輪ビッグレースは果たしてどんな展開になるだろうか。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Foum

Formula Nippon

FN:第3戦富士決勝結果

Fニッポン第3戦 -RIJ- (2011/07/17) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K441:06'08.906
22平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K442.623
337中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K4410.041
41ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K4410.908
541塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E4415.479
68石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K4425.063
732小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E4441.266
831中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E4445.733
916山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E4446.594
1040伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E4449.116
1110小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E441'09.633
127大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K441'11.508
133アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K441'12.868
1462嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K413Laps
1533国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K404Laps
---- 以上規定周回数(39Laps)完走 ----
-18アレキサンドレ・インベラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K377Laps
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.1 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL) 1'27.153 (10/44) 188.482km/h

Japanese F3

JF3:第7戦富士決勝 各クラス上位3人のコメント

優勝 安田裕信(スリーボンド)
f3_r07_r_pc_yasuda 「スタート前のエンジンをかけた時に隣のオフィシャルが『駄目だ』というジェスチャーをしているのが見えて、関口選手のタイヤにマーキングがされてないのを自分の目でも見て確認しましたから、レースでは前を気にせず自分がトップだと言い聞かせて走っていました。エンジンはすぐに水温が上がってしまい、5周くらいでパワーダウンが起きる状態でしたが、エンジン屋さんもギリギリまでがんばっていただいてましたし、結果的に2位、1位で終われたので、いい週末だったと思います。次のもてぎではブレーキで助けられる場面がありますが、富士ではエンジンへの負担が大きい。今回悔しい思いをしたことはもてぎでリベンジします」
決勝2位 山内英輝(ハナシマ)
f3_r07_r_pc_yamauchi 「前2台が1コーナーで当たったお陰で3番手に繰り上がり、そこから安田選手についていこうと思ったのですが引き離されてしまいました。今週末は練習走行から歯車が噛合っていない感じでした。次のレースでステップアップしていけるように何か掴まないといけないと考えながら走っていました」
決勝3位 蒲生尚弥(トムス)
f3_r07_r_pc_gamo 「1コーナーでリチャード選手と接触してしまって最後尾から追い上げるレースになってしまいました。しかし1コーナーでずっと黄旗が出ていたためにNクラスの車両を抜くのに時間がかかってしまって、その間にCクラスの上位に逃げられてしまったのが今回の敗因です。 (スタートのアクシデントについて)リチャードにスタートで抜かれて、1コーナーで彼がイン側のラインをとったので、僕はアウト側からブレーキを我慢してぬいていこうと思ったのですが、僕の右リヤと彼の左フロントが引っかかってしまったんです」
■Nクラス
優勝 中山雄一(トムススピリット)
f3_r07_r_pc_nakayama 「ピットロードから出て行くときと、ホームストレート上でグリッドにつく直前にスタート練習をやっていい感触を掴んでいました。その結果スタートが上手くいってトップを取れました。最初の1~2周はCクラスの西本選手にコーナーで詰まってしまい、ペースを上げられずに佐々木選手に詰め寄られましたが、後半になって引き離していくことができ、最後まで攻めの走りを続けることができました。夏場のセットではいいペースで走れていますので、このセッティングを考えてくださったチームスタッフの皆さんや監督に感謝しています」
決勝2位 佐々木大樹(NDDP)
f3_r07_r_pc_sasaki 「スタートは良くなかったんですが、ポジション取りの関係で順位をキープすることができ、1周目で野尻選手をパスすることが出来て2位に上がれました。そこから中山選手を抜くチャンスを伺っていたんですけど、中山選手は12周目、13周目あたりからが速くて、逆に離されていってしまいました。次回からは後半ペースが落ちないよう、練習からロングランを意識して走りこみたいです」
決勝3位 野尻智紀(HFDP)
f3_r07_r_pc_nojiri 「昨日はいいレースができなかったので、今日はいいレースを仕様と思っていたのに同じ結果になってしまいました。チームの皆さんにに申し訳ないと思いますし、こんなことを続けていたらステップアップしても通用しないので、これからはドライビング、セッティング、全ての面で改善していきたいと思いました」
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第7戦富士決勝 独走関口にまさかのペナルティ!勝ったのは安田

全日本F3選手権第7戦の決勝レースが7月17日、快晴の富士スピードウェイで行われた。
レースはポールポジションからスタートした#50関口雄飛(B-MAX)が終始独走状態で21周を走り切ったものの、レギュレーション違反が判明してペナルティの対象となる波乱の展開となった。この結果2番手でフィニッシュした#12安田裕信(ThreeBond)が繰り上げ優勝となった。
またNクラスは#37中山雄一(トムススピリット)が今季2勝目を挙げた。

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決勝レースは午前10時45分スタート。
ポールから飛び出した関口がそのままトップで1コーナーを通過。2番手は安田が続く。
ところがその後方で#36リチャード・ブラッドレー、#1蒲生尚弥のトムス勢がまさかの接触。ブラッドレーはその場でストップしてレースを終え、蒲生もスピンを喫して最後尾から追い上げることになってしまった。
これにより#5山内英輝が3番手に浮上、2番手安田を追い上げにかかる。

更にその後方では追い抜きざまに#23千代勝正の左フロントホイールを引っ掛けてしまった#20ギャリー・トンプソンがホームストレート上でスピン、こちらも大きく後退するアクシデントが発生していた。

こうした後方集団の混乱を尻目に関口は独走状態に入り、2位安田との差をぐんぐん引き離していく。
最後は5.746秒もの大差を築いて21周を走り切り、昨日の第6戦に続いて2連勝を飾ったかに見えた。
しかし関口はスタート時にマーキングされていないタイヤを装着していたことがオフィシャルによって確認されていたため、チェッカー後に40秒加算のペナルティを受けてしまう。
この結果、安田が1位に繰り上がり、先月富士で行われた第4戦以来の、今季通算3勝目を挙げた。
2位は昨日メカニカルトラブルによりリタイヤに終わった山内、3位には序盤のアクシデントから粘り強く順位を挽回してきた蒲生が入った。

Nクラスは予選2番手からスタートでトップに躍り出た#37中山雄一が#19西本直樹や蒲生といったCクラスの車両と抜きつ抜かれつを繰り返しながら後続の#22佐々木大樹、#8野尻智紀らをおさえて21周を走り切り、第3戦に続く今季2勝目を同じ富士で挙げる結果となった。

次回第8戦、第9戦はツインリンクもてぎが舞台。8月5日、6日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第3戦富士公式予選 上位3人のコメント

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ポールポジション ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)
fn_r03_q_pc_oliveira 金曜日からクルマはすごくいい状態で、タイムも出ていましたから、予選には自信がありました。ポールポジションが獲れ、思ったとおりの結果になりました。 Q1では余裕で上位12人に残れると思っていましたから、1セット温存するつもりで前半は走りませんでした
予選2位 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)
fn_r03_q_pc_lotterer ちょっとセットアップに問題はありましたが、全体としてはいい予選でした。Q1、Q2、Q3とクルマの状態はずっとよかったです。折角二人が同じタイムだったのだから、両方ともポールポジションということにしておいてくれればいいのに、と思いました。 コースに出て行くタイミングで結果が左右されるほどの接戦でした。JPは今朝ジュースだけで済ましたそうですが、僕はしっかり朝食を食べた。その僅かな重量の差がこの結果を招いたのかもしれませんね(笑)
予選3位 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)
fn_r03_q_pc_nakajima 金曜日からインパル勢の2台が速かったので、それに追いつけるようにセッティングを進めてきました。 ここまで予選に課題を残していたので、クルマ、人間の両面でそれを改善するように準備を進めてきました。今回Q3に残れたことで手ごたえをつかめましたし、今後に繋がると思います。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第7戦富士決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2011/07/16) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 7 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
112C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20VE2134'26.187
25C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE218.427
31C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE2118.382
419C西本 直樹SGC by KCMGDALLARA F3063S-GE2124.605
537N中山 雄一TDP SPIRIT F307DALLARA F3073S-GE2131.069
622N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE2133.584
7*50C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE2134.254
88N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE2135.939
97N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE2141.201
1020Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE21109.663
116N石川 資章コルサ・スクーデリアF306DALLARA F3063S-GE211'23.449
1277N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE211'25.137
---- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 ----
-36Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE021 Laps
-23N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE021 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.50 関口雄飛(B-MAX F308) 1'36.969
  • Fastest Lap: CarNo.37 中山雄一(TDP SPIRIT F307) 1'38.858
  • CarNo.50は、2011年全日本フォーミュラ3統一規則第3章第13条2.(マーキング無しのタイヤ仕様)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティを科した。

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FN:第3戦富士公式予選 トップ2台が同タイムの接戦!ポールポジションはオリベイラのものに

全日本選手権フォーミュラニッポン第3戦の公式予選が7月17日、早朝の富士スピードウェイで行われ、上位2台が全くの同タイムという、日本のトップフォーミュラ史上稀に見る接戦が展開された。
この結果、規定により先にタイムを記録した#1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)がポーうポジションを獲得。#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が予選2番手から午後の決勝をスタートすることになった。

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公式予選は朝8時10分よりノックアウト方式で行われた。
富士スピードウェイは昨日に引き続いての快晴。朝から強い陽射しの降り注ぐ中、午後の予選に向けて各ドライバーがしのぎを削った。

予選Q1
ここでは走行時間20分で上位12名がQ2出走の権利を得る。
殆どのドライバーがこの20分間をフルに使って2アタックを敢行する中、フリー走行から好調ぶりを見せていたオリベイラだけは終盤一発だけのアタックを敢行する作戦をとり、見事1分25秒237を叩き出し、いきなりトップに躍り出てQ2出場を決めてみせた。
2番手にはロッテラーがつけ、3番手#2平手晃平、4番手#37中嶋一貴とインパル勢とトムス勢が上位を占める結果に。これにより中嶋一貴は開幕以来始めてのQ2進出を果たすことになった。
一方ここで予選を終えたのは13位#18アレキサンドレ・インペラトーリ、#3アンドレア・カルダレッリ、#10小林崇志、#62嵯峨宏紀の4名となった。

予選Q2
10分間のインターバルをおいて予選Q2が開始された。走行時間7分間で上位8名がQ3に進出できる。
ここで真っ先に飛び出して言ったのは中嶋一貴だ。Q3進出を確実なものとするために、1周余分に周回できる時間を確保しようとした一貴は、最初のアタックで1分25秒539をマーク。結果的に「あと1周」に頼ることなくQ3進出をものにした。
フリー走行から速さをみせていたインパル勢はここでも1位オリベイラ1分25秒270、2位平手1分25秒398と上位を占める。
一方ここでノックアウトされたのは#37中嶋大祐、#33国本雄資、#40伊沢拓也。そしてなんと#32小暮卓史までもが予選を終えることになった。

予選Q3
ポールポジションを決める最後のセッションは8時58分より7分間で行われた。
真っ先にコースに飛び出して言ったのはオリベイラ。以下、平手、一貴、#7大嶋和也、#8石浦宏明、#41塚越広大、#36ロッテラーの順でコースイン。このことが予選結果に影響を及ぼそうとは誰も予想だにしていなかっただろう。
先頭を走るオリベイラはここで1分25秒263をマーク。平手1分25秒372、一貴1分25秒330と続いて、ロッテラーの出したタイムは1分25秒263。オリベイラと全くの同タイムだ。
この場合は先にタイムを出したものが上位となる既定があるため、ポールポジションはオリベイラのものとなった。

第3戦決勝はこの後午後2時40分より44周で行われる。
今回のレースではピットストップ2回が義務付けられ、それぞれ4本のタイヤ交換が求められることとなっている。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第3戦富士公式予選総合結果

Fニッポン第3戦 -RIJ- (2011/07/17) Knock Out Total Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineQ1Q2Q3
11ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.2371'27.2701'25.263
236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'25.4181'27.4361'25.263
337中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'25.5931'27.5391'25.330
42平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.4431'27.3981'25.372
541塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'26.0711'27.4131'25.452
616山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'25.6661'27.4521'25.549
78石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'25.8821'27.5841'25.740
87大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'25.7771'27.4921'25.927
932小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'26.2031'27.728
1040伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'26.4671'28.057
1133国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'26.2211'28.105
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'26.1141'28.193
1318アレキサンドレ・インベラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'26.521
143アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'26.847
1510小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'27.198
1662嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'27.332
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第3戦富士ノックアウト予選Q3結果

Fニッポン第3戦 -RIJ- (2011/07/17) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
11ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.263--192.66
236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'25.2630.0000.000192.66
337中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'25.3300.0670.067192.51
42平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.3720.1090.042192.41
541塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'25.4520.1890.080192.23
616山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'25.5490.2860.097192.02
78石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'25.7400.4770.191191.59
87大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'25.9270.6640.187191.17
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'24.290

Formula Nippon

FN:第3戦富士ノックアウト予選Q2結果

Fニッポン第3戦 -RIJ- (2011/07/17) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
11ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'27.270--188.23
22平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'27.3980.1280.128187.95
341塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'27.4130.1430.015187.92
436アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'27.4360.1660.023187.87
516山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'27.4520.1820.016187.84
67大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'27.4920.2220.040187.75
737中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'27.5390.2690.047187.65
88石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'27.5840.3140.045187.55
---- 以上Q3進出 ----
932小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'27.7280.4580.144187.25
1040伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'28.0570.7870.329186.55
1133国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'28.1050.8350.048186.45
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'28.1930.9230.088186.26
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'24.290

Formula Nippon

FN:第3戦富士ノックアウト予選Q1結果

Fニッポン第3戦 -RIJ- (2011/07/17) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
11ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.237--192.72
236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'25.4180.1810.181192.31
32平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.4430.2060.025192.25
437中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'25.5930.3560.150191.92
516山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'25.6660.4290.073191.75
67大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'25.7770.5400.111191.51
78石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'25.8820.6450.105191.27
841塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'26.0710.8340.189190.85
931中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'26.1140.8770.043190.76
1032小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'26.2030.9660.089190.56
1133国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'26.2210.9840.018190.52
1240伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'26.4671.2300.246189.98
---- 以上Q2進出 ----
1318アレキサンドレ・インベラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'26.5211.2840.054189.86
143アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'26.8471.6100.326189.15
1510小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'27.1981.9610.351188.39
1662嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'27.3322.0950.134188.10
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'31.2045.9673.872180.11
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'24.290

Formula Nippon

FN:第3戦富士 第1回サタデー・ミーティング 第二部「システムEのこと。海外展開のこと」(白井裕JRP社長)

ドライバーの懇談会に続いては、JRP社長の白井裕氏が登場。
来季から投入を予定している「システムE」の進捗状況や海外展開について語った。

(システムEについて)
fn_r03_jrp_pc_shirai 先の震災でホンダの栃木研究所の被害がすごかったため、開発が事実上ストップしていました。
そのため本来ならば6月にはシェイクダウンを済ませる予定でしたが、8月30、31日に延期になりました。
このシステムではバッテリーがキーになります。バッテリーに開発のフィールドを作りたいと思います。 容量、効率などタガをはめずに研究開発の場に利用してもらってEVや燃料電池車に役立てて欲しいと思います。
ただ現状は予定より3ヶ月強の遅れが生じており、開幕に間に合うかどうかが微妙になってきました。

(海外展開について)
予定していたシンガポール開催が結果的に開催が一年延期になりました。これはパドックのスペースが充分でなく、設計変更が必要になったためで、当初の4月開催に間に合いそうになくなったためです。秋には完成するとのことでしたが、その時期の日本はスケジュールが詰まっているので、無理をせずに翌年に繰り越したほうがいいとの判断でした。
現在韓国を初めアジア各国でサーキットの建設が進んでいますが、そこで走らせるコンテンツが絶対できに不足しているのが現状です。
そこで、日本で確立されているピラミッドの頂点を海外に持っていくことで、それぞれにレースのピラミッドを作っていければと思います。フォーミュラニッポンと、その下のFCJに相当するカテゴリー。例えばFCKとかFCCという呼び名になるでしょうか、そうしたものを作っていければと思います。

(観光庁との連携について)
鈴鹿には溝端長官に来ていただきましたが、震災で減ってしまった海外からのお客さんが戻ってくるためのお手伝いができれば、と思います。菅生ではイベントを予定していますし、今後JRPで開催するイベントに関して観光庁に後援していただけることになっています。

(パドッククローズについて)
今回から8時でパドックを閉めることにしました。7月8月の電力需要の増大に対応した節電の意味と、労働条件を改善してメカニックという職業のイメージを改善したいと考えています。

(次回開催について)
次は「被災地もてぎ」での開催となります。モータースポーツを原動力に復興に役立てたい。初めての2&4ということで沢山のお客様に来ていただき、盛り上げたいと思っています。今年は第1戦鈴鹿、第2戦オートポリスと二輪を併催してきましたし、今回もGTアジアシリーズを併催します。今後もこうした併催は進めていきたいと考えています。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第3戦富士 第1回サタデー・ミーティング 第一部 「ルマン優勝はキャリアにおける重要なポイント」(アンドレ・ロッテラー)

既にスーパーGTでは坂東代表による定例会見の開催が定着しているが、フォーミュラニッポンでも今回の第3戦から「サタデー・ミーティング」と題した懇談会を実施することになった。
第1回の出演者は、先日のルマン24時間レースで見事総合優勝を果たしたアンドレ・ロッテラー選手(トムス)と、第2戦オートポリスで優勝し、ランキングトップに躍り出た中嶋一貴選手(トムス)、そして日本レースプロモーション(JRP)社長の白井裕氏の三名だ。
ここではドライバー2名による第1部の模様をお送りする。

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アンドレ・ロッテラー
(ルマン24時間について)素晴らしい一週間でした。チーム一丸となって勝利したこと、僕にとって2年目の挑戦で勝てたこともです。こんな大きなレースで勝てたことは僕のキャリアにとって重要なポイントになると思います。ずっと日本で走ってきて、日本で育ててもらって、その結果の勝利だと思います。
それはもうタフな戦いでした。今は大きな達成感を味わっていますよ。
(グッドウッドフェスティバルに参加したことについて)すごいイベントでした、歴史的な目医者が沢山集まり、ヨッヘン・マスやハンス・ヨアキム・シュトゥックといった名ドライバーたちと一緒に走れて、三日間が大きなプレゼントのようでした。ルマンで優勝したことでみんなが認めてくれたことが嬉しかった。主催者のマーチ卿からも素晴らしいプレゼントをいただきましたし。
(今週末のフォーミュラニッポンについて)僕のわがままを許してくれたチーム、舘監督、トヨタ、みんなに感謝しています。僕が欠場している間にカズキが優勝してポイントリーダーになりましたが、絶対にその座を取り返します。フォーミュラニッポンでポジションを取り戻すのが次の僕の目標ですから。

中嶋一貴
(ここまでの2戦を振り返って)まだ予選に課題がありますが、レースでは結果を残せました。展開に恵まれた面はありましたが、それも自分のおかれた状況の中でベストを尽くせた結果だと思っています。 でもいつも上手くいくとは限らないので、次は課題を克服しながら結果を出したいです。今回の2回ピットストップ義務というルールは非常に悩ましいものですが、これまでの自分の経験を生かせれば、と思いますし、タイミング次第だとも思いますので、まずは予選で前に行くのが重要でしょうね。現時点ではチャンピオンは意識していません。今までどおりやれることをしっかりやるだけです。 (将来的にF1やルマン出場を考えているか)チャンスがあればいつでも出たいと思っていますし、その準備はしているつもりです。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第3戦富士フリー走行2回目 #2平手がトップタイム。総合でインパル勢が1-2!

フォーミュラニッポン第3戦富士のフリー走行2回目は#2平手晃平(TEAM IMPUL)がトップ。
タイムは1分26秒282と午前中の#1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラには一歩及ばなかったものの、これで一日総合ではチームインパルが1-2を達成した格好だ。

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フリー走行2回目は午後1時45分より60分間で行われた。
明日の公式予選に向けた最後の走行となるが、気温、路面温度とも上昇する中、7名のドライバーが自身の午前中のタイムを上回る積極的な走りを見せた。
序盤トップに立ったのはルーキーの#33国本雄資。午前中は1分27秒780に終わった国本だったが、ここでは1分26秒986まで大幅にアップしてきた。

しかし残り15分をきったところで平手が1分26秒282をマーク。一気にトップに躍り出ると、#36アンドレ・ロッテラーも午前中のタイムを上回る1分26秒348で2番手につけ、#37中嶋一貴が1分26秒432でこれに続く。
更に、#41塚越広大、#16山本尚貴らも午前中のタイムを上回ることはできなかったものの4番手、5番手につけてきて、結局国本はこのセッションを6番手で終えることとなった。
午前中トップのオリベイラはここでは7番手に留まり、#32小暮卓史、#31中嶋大祐のナカジマ勢は8番手、9番手につけている。

第3戦の公式予選は明日朝8時10分より、ノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第6戦富士決勝 各クラス上位3人のコメント

■Cクラス
優勝 関口雄飛(B-MAX)
f3_r06_r_pc_sekiguchi 「今週は走りはじめからクルマの状態がよく、不安が一切なかったので、あとはスタートに集中するだけでした。その結果決勝では普通にスタートを切れましたから、明日からはスタートも上手くいくようになると思います。決勝を走っている間も余計なスライドなど一切なく、クルマは完璧でした。明日も連勝を目指してがんばります」
決勝2位 安田裕信(スリーボンド)
f3_r06_r_pc_yasuda 「金曜日の1セッションめでトラブルが出て、流れは悪かったんですが、今日の予選は気温が低かったこともあってポールとの差も大きくありませんでした。それでも決勝ではついていけませんでした。ウチのクルマは気温が上がると厳しいので、チームとも相談して明日はいいレースができるように頑張ります。でも、できれば7時頃にレースをしたいですね(笑)」
決勝3位 蒲生尚弥(トムス)
f3_r06_r_pc_gamo 「スタートは悪くなくて、トップ2台に1周はついていけたんですが、そこから離されてしまいました。明日までにその原因をみつけて、今日よりいいレースができるように頑張ります」
■Nクラス
優勝 三浦和樹(HFDP)
f3_r06_r_pc_miura 「昨日のフリー走行では3番手でしたが、トップとの差もなくいい感じでした。予選は気温が低かったのでクルマのバランスもよく、自分でもロガーを見て直すべきところは直して走りましたが、まさかポールが取れるとは思いませんでした。Cクラスが1台後ろからスタートするので、まずはその前でスタートしようと思っていましたが、それが上手くいって2位との差を広げることが出来ました。でもCクラスに抜かれてからはダウンフォースが抜けるような状態が起きて差を詰められてしまいました。僕は後ろをみて走る悪い癖があるんですが、最初のほうでミラーが片方折れてしまったので、後ろを見ないで走ることができました。明日は今日みたいな良い位置からのスタートじゃありませんが、最後まで諦めずに頑張ります」
決勝2位 中山雄一(トムススピリット)
f3_r06_r_pc_nakayama 「3番手からのスタートでしたが、前にCクラスが絡んでしまいました。すぐに抜いていくと思っていたら間に入ってしまったのが計算外でした。スタートは最初は失速気味でしたがそこからの加速がよく、位置取りの関係もあって野尻選手の前に出られました。その後もペースがよく手前に追いついていったんですが、前半でタイヤがなくなった状態で後半三浦選手とバトルになってしまい、並びかけたものの汚れたラインに乗ってしまいました。明日はレース後半で勝負できるように考えて走ります」
決勝3位 野尻智紀(HFDP)
f3_r06_r_pc_nojiri 「2番手からのスタートで、決して良くはなかったんですが回りもよくなかったみたいで最初はポジションキープができました。でも僕のミスで千代選手にも抜かれてしまいました。僕のミスで勝てるレースを落としてしまったので、チームには申し訳ないと思います。千代選手を簡単に行かせすぎました」
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第3戦富士フリー走行総合結果

Fニッポン第3戦 -RIJ- (2011/07/16) Free Session Total Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineFree 1
Free 2
TimeDelaykm/h
11ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K*1'26.252
1'27.051
1'26.252-190.45
22平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'26.452
*1'26.282
1'26.2820.030190.39
336アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'26.605
*1'26.348
1'26.3480.096190.24
437中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'26.676
*1'26.432
1'26.4320.180190.05
57大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K*1'26.456
1'28.261
1'26.4560.204190.00
616山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E*1'26.689
1'26.826
1'26.6890.437189.49
741塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E*1'26.743
1'26.750
1'26.7430.491189.37
832小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E*1'26.830
1'27.133
1'26.8300.578189.18
940伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E*1'26.850
1'27.347
1'26.8500.598189.14
1033国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'27.780
*1'26.986
1'26.9860.734188.84
118石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K*1'27.143
1'27.889
1'27.1430.891188.50
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'27.806
*1'27.332
1'27.3321.080188.10
1310小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'28.147
*1'27.663
1'27.6631.411187.39
143アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K*1'27.763
1'27.918
1'27.7631.511187.17
1518アレキサンドレ・インベラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'27.977
*1'27.876
1'27.8761.624186.93
1662嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'30.205
*1'28.311
1'28.3112.059186.01
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

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