Formula Nippon

FN:第3戦富士公式予選 トップ2台が同タイムの接戦!ポールポジションはオリベイラのものに

全日本選手権フォーミュラニッポン第3戦の公式予選が7月17日、早朝の富士スピードウェイで行われ、上位2台が全くの同タイムという、日本のトップフォーミュラ史上稀に見る接戦が展開された。
この結果、規定により先にタイムを記録した#1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)がポーうポジションを獲得。#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が予選2番手から午後の決勝をスタートすることになった。

fn_r03_q_1

fn_r03_q_36

fn_r03_q_37

fn_r03_q_oliveira

公式予選は朝8時10分よりノックアウト方式で行われた。
富士スピードウェイは昨日に引き続いての快晴。朝から強い陽射しの降り注ぐ中、午後の予選に向けて各ドライバーがしのぎを削った。

予選Q1
ここでは走行時間20分で上位12名がQ2出走の権利を得る。
殆どのドライバーがこの20分間をフルに使って2アタックを敢行する中、フリー走行から好調ぶりを見せていたオリベイラだけは終盤一発だけのアタックを敢行する作戦をとり、見事1分25秒237を叩き出し、いきなりトップに躍り出てQ2出場を決めてみせた。
2番手にはロッテラーがつけ、3番手#2平手晃平、4番手#37中嶋一貴とインパル勢とトムス勢が上位を占める結果に。これにより中嶋一貴は開幕以来始めてのQ2進出を果たすことになった。
一方ここで予選を終えたのは13位#18アレキサンドレ・インペラトーリ、#3アンドレア・カルダレッリ、#10小林崇志、#62嵯峨宏紀の4名となった。

予選Q2
10分間のインターバルをおいて予選Q2が開始された。走行時間7分間で上位8名がQ3に進出できる。
ここで真っ先に飛び出して言ったのは中嶋一貴だ。Q3進出を確実なものとするために、1周余分に周回できる時間を確保しようとした一貴は、最初のアタックで1分25秒539をマーク。結果的に「あと1周」に頼ることなくQ3進出をものにした。
フリー走行から速さをみせていたインパル勢はここでも1位オリベイラ1分25秒270、2位平手1分25秒398と上位を占める。
一方ここでノックアウトされたのは#37中嶋大祐、#33国本雄資、#40伊沢拓也。そしてなんと#32小暮卓史までもが予選を終えることになった。

予選Q3
ポールポジションを決める最後のセッションは8時58分より7分間で行われた。
真っ先にコースに飛び出して言ったのはオリベイラ。以下、平手、一貴、#7大嶋和也、#8石浦宏明、#41塚越広大、#36ロッテラーの順でコースイン。このことが予選結果に影響を及ぼそうとは誰も予想だにしていなかっただろう。
先頭を走るオリベイラはここで1分25秒263をマーク。平手1分25秒372、一貴1分25秒330と続いて、ロッテラーの出したタイムは1分25秒263。オリベイラと全くの同タイムだ。
この場合は先にタイムを出したものが上位となる既定があるため、ポールポジションはオリベイラのものとなった。

第3戦決勝はこの後午後2時40分より44周で行われる。
今回のレースではピットストップ2回が義務付けられ、それぞれ4本のタイヤ交換が求められることとなっている。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース