Japanese F3

JF3:第6,7戦富士 関口雄飛が第6戦独走でのポール・トゥ・ウィン、第7戦NクラスはTDPドライバー中山雄一が制す (TOYOTA)

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第6戦は関口雄飛(中央)が今季2勝目。蒲生尚弥(右)が3位に入った

 全日本F3選手権の第3大会(第6戦、第7戦)が7月16日(土)と17日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 16日(土)富士スピードウェイは朝から好天に恵まれ、午前8時25分から10分間のインターバルを挟んで、10分ずつのセッションで第6戦、第7戦の予選が行われた。

 今季第3戦より参戦を開始し、既に1勝を挙げている関口雄飛(B-MAX ENGINEERING)が第6戦、第7戦共にポールポジションを獲得。TDPドライバーの蒲生 尚弥(PETRONAS TEAM TOM'S)が共に3番手。第6戦は山内 英輝(HANASHIMA RACING)4番手、リチャード・ブラッドレー(PETRONAS TEAM TOM'S)が5番手、第7戦は山内とブラッドレーがポジションを入れ替えてのグリッドとなった。

 Nクラスでは、第6戦は三浦 和樹(HFDP RACING)、第7戦は野尻 智紀(HFDP RACING)がポールポジション。TDPドライバーの中山 雄一(TOM'S SPIRIT)は、第6戦3番手、第7戦は2番手につけた。

 路面温度が50度を超え、コース上が陽炎に霞む暑さの中で、午後0時58分に第6戦決勝レース(15周)がスタート。

 ポールポジションの関口は好スタートで2番手の安田 裕信(ThreeBond Racing)を押さえて1コーナーへと進入。後方では、蒲生、山内、ブラッドレーによる激しいポジション争いとなったが、蒲生が3位をキープ。山内は1周目を終えようかというところで駆動系トラブルに見舞われスローダウン。無念のリタイアとなってしまった。

 その後は関口が2位以下との差を大きく広げていき、独走状態でそのままチェッカー。ポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を挙げた。蒲生は、トランスミッションにトラブルを抱えながら追い上げたブラッドレーとのバトルを制し、3位フィニッシュ。今季5度目の表彰台獲得となった。

 Nクラスでは、ポールポジションの三浦が首位を逃げる後方で、3番手スタートの中山が2周目に野尻をかわすと、ファステストラップをマークする速さで激しく三浦をプッシュ。首位争いを繰り広げた。中山は何度か三浦に並びかけたものの、逆転には至らず、そのままの順位でフィニッシュ。三浦はF3参戦2年目での嬉しい初優勝。中山が2位となった。

 17日(日)は午前10時40分より第7戦決勝(21周)がスタート。第6戦同様に関口が好ダッシュで首位を守る一方で、2列目に並んだ蒲生とブラッドレーが第1コーナーで接触。蒲生は大きく順位を落としながらもレースに復帰したが、ブラッドレーはここでレースを終えることとなってしまった。

 これで山内が3位に浮上。その後蒲生は4位までポジションを戻したが、上位勢は順位変動無くフィニッシュ。しかし、レース後に、トップでチェッカーを受けた関口の車両が、タイヤの規約違反だったことが発覚し、痛恨の40秒加算ペナルティ。これで山内、蒲生は順位が繰り上がり、それぞれ2位、3位というレース結果となった。

 Nクラスでは、2番手グリッドの中山が抜群のスタートを切りトップを奪うと、そのポジションを最後まで守りきり、今季2勝目。中山はランキングでも2位に浮上した。

Text & Photo: TOYOTA


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