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2025年9月

VITA筑波

第4戦筑波決勝ドライバーコメント 優勝・兒島弘訓「赤旗を想定して序盤は飛ばさずタイヤマネジメントした」

優勝 兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)

 「レース自体も赤旗が出ずに終われたということでしたが、赤旗を想定して序盤は飛ばさずにタイヤマネジメントしていました。中盤以降(1分)3秒6というターゲットタイムをずっと出せるように狙って走っていて。一回3秒4に入れて、そこからもう一声いけるかなというところだったのですがちょっとグリップダウンしてしまって、それ以降は3秒6を目指して走っていて、ペースコントロールという部分では、いいレースができたと思います。スタートも悪くはなかったですが抜群というわけではなかったので解析が必要かと思いますが、失敗ではないスタートだったので、次回もこういうスタートができるように、練習してきたいと思います」

2位 西濱康行(ETA 白波ワークス VITA)

 「スタートはうまく行ったのですが、その先でシフトミスをしてしまって、後ろの人たちに迷惑をかけてしまいました。その後は兒島さんには逃げられてしまったので(後ろの)佐藤さんを気にしながら、距離が開くかどうかを見ながらのレースをしていました。想定していたのとは違いますがが、2位はキープできたので、ヨシとします」

3位 佐藤元春(KOSHIDO×ビーンズVITA)

 「スタートでちょっと並ばれたのですが、1コーナーで冷静に対処して3位をキープしたまま、最後まで順位を死守できたのはよかったです。ただ前を行く兒島選手と西濱選手に対して中盤から後半自分のペースが遅くて、ついて行くのがやっとだったので、まだまだトップ2に食らいつくには練習が必要かな、というレースでした。来週が十勝(3時間)で、再来週が岡山でMEC120分と3週連続でVITAでのレースなので、今日はちょうどいいトレーニングにもなりました」

4位 佐藤考洋(Tipo ETA VITA-01)

 「まずは順位を落とさないように、と。ラッキーなことに大沢さんがペナルティで下がったので、順位をキープして抜かれたくないなと思っていたのですがスタートを失敗して(苦笑)抜かれてしまって。それからは前のクルマがやりあっていたので、チャンスがこないかという思いで見ていて。で、チャンスが来たので、それを活かせたかなと思います。レースは楽しめました」

5位 山本龍( お先にどうぞ☆VITA)

 「終盤佐藤(考洋)さんに接近されて、振り切ろうと思っていましたがだめでした。あまりいいところの無かったレースでした」

6位 大沢良明(ビーンズ☆SPM☆VITA)

 「スタートはばっちり決まりました。前の龍さんは抜けそうだったのですが、ちょっと気を抜いたら(順位を)戻されて、続いて後ろからコーナーでインを差されて。放っておけば(相手が)まっすぐ行ってくれそうだったのにこちらも同調してしまって(笑)、順位をひとつ下げました。次は出られないのですが、最終戦また頑張ります」

Text: Junichi SEKINE

VITA筑波

第4戦筑波決勝 兒島弘訓がポール・ツー・ウインの完勝で4連勝を飾る

優勝は兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)

 VITA筑波シリーズ第4戦決勝は9月14日(日)に行われ、ポールポジションからスタートの兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)がホールショットを奪うとそのまま後続を引き離して危なげない走りで18周を走り切り優勝。開幕からのシリーズ連勝を4と伸ばしチャンピオンに大きく近づいた。

 決勝は本日の最終レースとして午後3時45分にフォーメーションラップ開始。日差しはやや傾いたものの依然として気温31.4度、路面温度37.5度という暑さだ。13台のVITA-01が15周または30分のレースに向けてグリッドに整列するとレーススタート。

決勝がスタートした

フロントロウの兒島、西濱康行(ETA 白波ワークス VITA)は好スタート。3番グリッド佐藤元春(KOSHIDO×ビーンズVITA)、4番グリッド山本龍(おさきにどうぞ☆VITA)もスムーズにスタートしてポジションを守り、第1コーナーで山本がアウトから仕掛けるが、佐藤元春はしっかりインを押さえて3位を守る。

 加速がよかったのが7番手スタートの大沢良明(ビーンズ☆SPM☆VITA)で5番手スタートの佐藤孝洋(Tipo ETA VITA-01)、6番手スタートの土屋伊津季(ディープレーシングVITA)をストレートエンドまでにごぼう抜き、5位に上がって第1コーナーへ飛び込む。土屋はさらに9番手スタートの中島正之(ビーンズスポーツ3年目VITA)にもオーバーテイクを許し8位に後退。8番手スタートのおぎねぇ(ORC白岩設備ワコーズVITA)もスタートの蹴り出しが弱く第1コーナーまでに中島、並木海和(ViVa ETA VITA)に先行されて10位にダウン。

 オープニングラップを終えてトップは兒島は2位西濱と早くも2.064秒の差。そこから0.304秒差で3位佐藤元春、0.296秒差の4位山本、5位大沢は0.218秒差、さらに0.271秒差で6位佐藤孝洋。

 3周目に入り序盤が勝負と言っていたトップ兒島が1分3秒791と最速タイムで2位西濱との差を2.267秒に拡げる。前を追いたい西濱だが0.263秒差で3位佐藤元春がチャンスを伺っていて、防戦に回らざるを得ない。4位山本はそこから1.022秒離され、勢いのある大沢とは0.110秒差とテール・ツー・ノーズ状態だ。

 兒島は5周目に1分3秒664とファステストを更新。ただひとり1分3秒台で周回し6周目には2位西濱との差を3.704秒まで拡大して独走状態になる。3位以降も膠着状態だ、

 8周目に入りレースは後半戦。兒島はまったくペースを緩めず1分3秒662、さらに9周目3秒604と最速タイムを更新し続けて、10周目は3秒521と本日のファステストラップを叩き出して2位西濱と6.691秒差と段違いのスピードを見せる。各車ポジションを守っている中で次第に接近してきたのが5位大沢と6位佐藤孝洋で、8周目に1.037秒あった間合いが10周目に0.217秒と一気に短縮。4位山本にセクター1で仕掛けた大沢にミスがあったようで佐藤孝洋に詰め寄られることになった。二人のバトルは11周目0.123秒差とテール・ツー・ノーズ状態になると12周目の第1セクターで逆転。佐藤孝洋5位、大沢6位と入れ替わる。

 トップ兒島は13周目に入ってようやく手綱を僅かに緩めて1分4秒台、それでも2位西濱よりは0.5秒速いペースでリードは8.829秒。ここで12位を争っていた内田美保乃(RaiseUP miiisuke VITA)と鈴木悠太(ELEV Racing Dream)が接触。それぞれマシンにダメージを負いストップしてしまう。そして14周目、4位を走る山本を佐藤孝洋がロックオン、最終コーナーからの加速で山本をオーバーテイク。4位佐藤孝洋、5位山本の順でファイナルラップへ。

 後方の混乱をよそに兒島はそのまま15周を走り切ってチェカードフラッグの下を通過。2位以下に10秒以上の大差をつけるぶっちぎりで優勝を飾った。2位西濱、3位佐藤元春が表彰台を獲得。4位佐藤孝洋、5位山本、6位大沢というトップ6になった。

 第4戦を終えてVITA筑波シリーズのランキングは4連勝の兒島が80ポイントと大きくリード、2位には52ポイントの西濱が上がって47ポイントの山本が3位にダウン。残り2レースということでシリーズチャンピオン争いはこの3人に絞られて、次戦第5戦は10月26日(日)に行われる。

決勝2位は西濱康行(ETA白波ワークス VITA)

決勝3位は佐藤元春(KOSHIDO×ビーンズVITA)

決勝4位は佐藤孝洋(Tipo ETA VITA-01)

決勝5位は山本龍(おさきにどうぞ☆VITA)

決勝6位は大沢良明(ビーンズ☆SPM☆VITA)

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
Kazuhiro NOINE

VITA筑波

第4戦筑波公式予選ドライバーコメント ポールポジション・兒島弘訓「コースレコードを狙えると思っていた」

ポールポジション 兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)1分3秒183

 「気温的には自分のコースレコード(第1戦の1分2秒909)を狙えるかなと思っていたのですが、(直前の)スーパーFJの予選辺りから晴れてきてしまって、路面温度が上がって、厳しいかなと思いつつ1分2秒台を狙っていたのですがかなわずでした。1回ピットに入って(ショックアブソーバーの)減衰変えたり、いくつかセットを変えてみたのですが、そもそも路面のコンディションが雨上がりということもあってパフォーマンスを出せきれずでした。コンディションの割には悪くない予選だったと思いますが、目標タイムには届かず、という感じでした。決勝に向けてのクルマの方向性とかはセット変えた時の感触の違いとか、どちらの方がよかったかというのはタイヤがタレた時の雰囲気もわかったので、それはよかったかなと思います」

2位 西濱康行(ETA 白波ワークス VITA)1分3秒650(+0.467秒)

 「前回よりは少し(兒島との)差が詰まったかな、という気もしますが、やっぱりまだ差は大きいなと思います。今日までけっこう準備してきたのですが、それでも兒島君は遠かったです。まだまだ精進します。路面改修されて、全開率が高くなった気がするし、タイムも上がっていると思います」

3位 佐藤元春( KOSHIDO×ビーンズVITA)1分3秒950(+0.767秒)

 「前半でタイム出ましたね。今回のレースウィークは天候が不安定で、ドライでしっかり練習ができなかったのですが。想像よりタイヤの熱の入りが早かったので、自分の想定より早い段階でタイムが出ました。ただ、まだ少し心残りがあるのですが3番手スタートということで、自分としては満足のいく予選アタックでした。筑波の習熟に関してはままだこれからだと思います。なので決勝もここのライバルたちに揉まれながら成長できたらなと思います」

4位 山本龍(お先にどうぞ⭐︎VITA)1分4秒026(+0.843秒)

 「タイヤがいい時に、うまく走れなくて、その後はわりとすぐにタイヤがズルズルになってしまった感じでした。前回からのエンジンの吹けについてはエンジン本体以外のところを変えてみたけれどあまり変わらない感じで、ちょっと苦しいですね。2列目スタートなので表彰台目指して頑張ります」

5位 佐藤考洋(Tipo ETA VITA-01)1分4秒452(+1.269秒)

 「もう精いっぱいでした。車両が旧型なので、若干マシンの差を感じつつも今できることのベストをやって。それでも上位に上がるにはちょっと無理があったので、順当な予選の順位なのかなと思います」

6位 土屋伊津季(ディープレーシングVITA)1分4秒734(+1.551秒)

 「序盤、前のクルマに詰まってしまって、タイムを出すのに苦労しました。もうちょっと行けたかもしれないのですが、詰まってしまって。位置取りの部分をもっと工夫すればもう少しタイム出せたのかな、と思います。タイヤの持ちはいつも通りという感じで、5、6周くらいで一番タイムが出て、そこから下がってくるという感じでした。その意味ではタイヤの美味しいところは使えたと思います。今回レース参加3回目で、まだポイント取れたことがないので、このまま行きたいですね」

Text: Junichi SEKINE

VITA筑波

第4戦筑波公式予選 兒島弘訓がポールポジション獲得で4連勝に近づく

ポールポジションは兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)

 VITA筑波シリーズ第4戦予選は9月14日(日)に開催され、開幕3連勝の兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)が2番手に0.467秒の差でポールポジションを獲得した。

 9月中旬に入り前日まで気温20度台と暑さも一段落かと思われた筑波サーキットだが、今日の筑波は猛暑が復活。2カ月前の第3戦までは兒島が怒涛の3連勝で60ポイントを荒稼ぎ。シリーズ2番手の39ポイント山本龍(おさきにどうぞ☆VITA)を引き離し、本日の結果いかんではチャンピオンに大きく近づくことになる。

 筑波サーキットは8月に路面の補修が行われ、第1ヘアピンの入り口からダンロップコーナーを経て80Rまでの舗装が新しくなった。に変化について印象を聞くと思ったほどグリップが向上していないとのことだが、今日は雨あがりでもあり予選~決勝とコンディションの変化が大きいだろうと予想している。

 15分間の予選は午前10時50分コースオープン。筑波シリーズ規則によって前戦優勝の兒島を先頭に13台のVITA-01がコースイン。すでに気温29.5度、路面温度37.4度で、路面はほぼドライコンディションだ。

 ウオームアップを終えて計測1周目、早くも兒島が1分4秒208をマークしてトップ。2番手に4秒518で山本がつけるが、直後に大沢良明(ビーンズ☆SPM☆VITA)が4秒400のタイムで山本を上回る。

 残り時間12分。兒島はトップタイムを1分3秒573まで短縮。2番手には3秒904で西濱康行(ETA白波ワークス VITA)が上がってくる。山本も4秒066までタイムを詰めて3番手。大沢4番手にドロップ。後方で順位を上げてきたのがおぎねぇ(ORC白岩設備ワコーズVITA)、4秒902で6番手へ進出。

 残り時間10分、タイムアタックに入った佐藤元春(KOSHIDO×ビーンズVITA)が1分4秒022で13番手から3番手へと一気にポジションアップ。初めての筑波でのVITAレースだが十勝のVITAのチャンピオン経験者、今年はFCR-VITAに参戦し上位入賞、さらにスーパー耐久ST-5Rクラスでもオートポリスでの第5戦ではクラス優勝を飾っている。土屋伊津季(ディープレーシングVITA)が8番手、こちらも筑波VITAレース初出場の山口心愛(FIRSTGARAGE大和設備工業VITA)が9番手へそれぞれ順位を上げている。

 トップ兒島はさらにタイムを削り取り1分3秒183。2番手西濱3秒814、3番手佐藤元春3秒950とトップ3は揃って1分3秒台。4番手山本、5番手大沢、6番手には佐藤孝洋(Tipo ETA VITA-01)がつけている。

 このあたりで各車タイヤのピークを終えたかタイムを短縮するが少なくなる。そんな中で2番手西濱は1分3秒650まで自己ベストを削り取るが、トップ兒島とは0.467秒の差。大沢も1分4秒109と詰めるも5番手変わらず。

 15分の予選が終わりチェカードフラッグ。残り時間3分に早々とピットインした兒島が1分3秒183でポールポジション。2番手西濱3秒650でフロントロウを獲得。セカンドロウ3番手に佐藤元春3秒950、4番手山本4秒026。5番手タイムは4秒109の大沢だが、ホワイトラインカットがあり7番グリッドに降格。替わって佐藤孝洋が4秒452で5番グリッド、土屋が4秒734で6番グリッドを獲得した。

 筑波VITAシリース第4戦決勝は本日最終のレースとして午後3時42分スタート予定だ。

予選2位は西濱康行(ETA白波ワークス VITA)

予選3位は佐藤元春(KOSHIDO×ビーンズVITA)

予選4位は山本龍(おさきにどうぞ☆VITA)

予選5位は佐藤孝洋(Tipo ETA VITA-01)

予選6位は土屋伊津季(ディープレーシングVITA)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

VITAもてぎ・菅生

第4戦もてぎ決勝ドライバーコメント 3位・カワモトミツル「あれは柿沼選手がしんどかったでしょうね」

優勝 兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)

 「ここまですごいバトルを、レース全周にわたってできたというのは今シーズン初めてだったので、それがすごい刺激になりました。中盤でのペースが柿沼さんに対してビハンドがあったので、ちょっと練習走行の時と同じ差かなと思ったのですが。後半のペースは僕の方がよさそうだったので、そこをちょっと冷静に見ながら、残り2周で抜くと決めて、そこに照準を合わせて。ちょっとずつミラーに見せてタイヤ削りながらという感じでした」

2位 柿沼一峰(プラチナ恵比寿制動屋NUTECVITA)

 「すごいバトルでした。あんなに毎周ずっとバトルをして疲れました(笑)。抜かれて抜いて、抜かれて抜いて、何回それをやったか覚えていないぐらいずっとやっていました。クリーンにバトルできて当たらなくてよかったです。ホントによかった」

3位 カワモトミツル(シンエイジャパン&オートルックVITA)

 「スタート直後の1コーナーのバトルでホイールを接触してしまってから速度が上がらなくなりました。だから前のバトルを指くわえて見ていました(笑)。3位で御の字です。前の2台の最高のバトルを楽しみました。あれは柿沼選手がしんどかったでしょうね。あの中に入っていたら私もきつかったと思います。今回は3位で十分です。あれ以上はクルマも無理だったので(スピードが)出ませんでした」

4位 志賀卓弥(シードソリューション・マーズ01)

 「カワモトさんについていくだけでもう必死で、離されないように頑張ったのですが。今回は調子が上がらない原因もいくつかあって、それは次回までにクリアして、次のSUGOはいいところに立てるように頑張ります。特にドライバー側ですね、体重増やしてしまったし、あとセッティング出しに練習とかも来られなかったのですし、ぶっつけ本番みたいな感じだったので、次回は練習もセッティングもちゃんと出せるように、時間をつくります」

5位 小松寛子(XCELL-LITEマーズ01)

 「予選がダメダメだったので、決勝までの間に監督にいろいろ教えてもらって、できるだけ集中力あげて頑張ったら、まわりがどんどんと(笑)倒れていったので。それでも1台自分で抜くこともできたので、結果としてはよかったかな、と思っていて、全体としてはよいレースだったと思います」

6位 平川圭介(ELEVレーシングドリームVITA)

 「6位ですか、ちょっと嬉しいですね。90度コーナーで大スピンしてしまって(苦笑)。それでなんとか追い上げようというところだったのですが、ちょっと周回数が足らず、不甲斐ない結果になってしまいました。セッティングもできていなくて、練習走行に比べて新品タイヤのフィーリングがよくなくて、いまいちな結果になりました。90度のスピンはブレーキでタイヤをロックさせてしまいました。でもグラベルにはまらずにすぐ復帰できてよかったです。11月のもてぎでリベンジするので、そこでいい結果を残せたらなと思います」

Text: Junichi SEKINE

VITAもてぎ・菅生

第4戦もてぎ決勝 スタートからフィニッシュまで続いたバトルに競り勝って兒島弘訓が優勝

優勝は兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)

 VITAもてぎSUGOシリーズ第4戦決勝が8月31日(土)にモビリティリゾートもてぎで行われ、フロントロウから発進の兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)が柿沼一峰(プラチナ恵比寿制動屋NUTECVITA)とスタートからゴールまでバトルを繰り広げて0.585秒差でフィニッシュ。優勝を遂げた。

 午前中の予選に続いて行われた第4戦決勝は午後3時15分にコースイン開始。さすがも猛暑もすこしやわらいできたが気温31.9度、風が抜けるストレートの路面温度はやや下がったようだがまだ熱い。9台のVITA-01がグリッドに整列しレーススタート。10周または30分間の戦いが始まった。

 ポールシッターの兒島がホールショットを奪い第1コーナーへ飛び込む、2番グリッド柿沼、3番グリッドカワモトとグリッド通りにスタートしたが、蹴り出しのよかったカワモトがアウトから柿沼に並びかけてターンインで接触。柿沼はイン側の縁石に乗って暴れるマシンを御して並走のままでコーナーを抜け、2位のポジションを守る。その後方では6番手スタートの窪田俊浩(A-PEX☆TOKAIDENSO☆VITA)が第3コーナーへのブレーキングで5位志賀卓弥(シードソリューション・マーズ01)のインからオーバーテイク、その勢いのまま第4コーナーに向けて4位イシカワヨシオ(東京IRCニルズvivoVITA)のイン側にノーズをねじ込むが、ここで接触して両車スピン。イシカワはグラベルストップ。

 オープニングラップを終えてトップ兒島と2位柿沼は0.631秒の差、3位カワモト1.559秒差。その後方には上位の混乱に乗じてポジションを上げた4位志賀、5位平川圭介(ELEVレーシングドリームVITA)、6位小松寛子(XCELL-LITEマーズ01)、7位山口心愛(FIRSTGARAGE大和設備工業VITA)と続く。接触があった窪田は再スタートするもそのままピットに戻りガレージイン。イシカワの方はオフィシャルの手でコースに戻され1周遅れでレースに復帰する。

 2周目に入ると柿沼がペースアップ。2分14秒903とトップ兒島より0.3秒以上速いラップタイムを刻んで0.318秒差まで接近する。カワモトはこの2台のペースについていけないか2秒以上にギャップがひらいている。4位志賀は単独走行で、平川を小松が仕留めて5位に上がってメインストレートに戻ってくる。

 3周目、柿沼が第1コーナーで兒島のリヤに張り付くと第3コーナーへのブレーキングでアウトからオーバーテイク、トップに浮上する。しかし兒島はテール・ツー・ノーズで追走。90度コーナーからの加速で柿沼のアウト側に出てセカンドアンダーブリッジを並走。ビクトリーコーナーで前に出てトップの座を奪い返す。平川が90度コーナーで単独スピン、山口が先行して6位に。しかし山口にはジャンピングスタートスタートの判定が下されフィニッシュタイムに5秒加算が課せられることになる。

 コントロールライン上でトップ兒島と2位柿沼は0.094秒の差。兒島のスリップストリームから抜け出た柿沼が4周目の第1コーナーでイン側から前に出て再逆転。とはいえ兒島は今回も柿沼を逃がさない。0.116秒差でコントロールラインを通過すると続く5周目にお返しとばかりに第1コーナーでイン伺うが、ここは沼がブロックラインを通って首位を守る。3位カワモトはこの2台から2.6秒後方。4位以下に動きはなく、6位を走る山口と平川のギャップは6.036秒。山口は5秒加算ペナルティを抱えているがこの間合いなら順位を守れる。

 5周目を終えてトップ柿沼と2位兒島は依然0.393秒の差、トップ2台だけが2分15秒台で3位以下をちぎる一騎打ちでレースは後半戦へ。兒島は勝負どころを変えて6周目のダウンヒルストレートでスリップストリームから抜け出してインかアウトにラインをスイッチ、90度コーナーへのブレーキングでチャンスを伺うがインを押さえた柿沼がポジションを守る。兒島は7周目のヘアピンで今度はアウト側から仕掛けるがここも柿沼がうまく抑え込む。オーバーテイクのチャンスを模索する兒島とそれを阻止する柿沼の息詰まる攻防が展開する。後方では5秒のペナルティをめぐる6位の山口と7位平川の間で続きがあり、7周目平川が山口とのギャップを3.743秒まで縮め実質6位に順位を戻す。

 8周目のS字のアプローチでついに兒島が突破口を見出す。柿沼のインにノーズをねじ込むと、サイド・バイ・サイドで左~右と駆け抜けV字コーナーでインを奪ってオーバーテイクに成功する。トップを奪回された柿沼が逆襲を開始、6周目とは立場を入れ替えてダウンヒルストレートで兒島のスリップストリームから抜け出してインから90度コーナーへのレイトブレーキングでみたびトップに返り咲き。両車はテール・ツー・ノーズでコントロールラインを通過し9周目へ。ここで前の周のリプレイを見るかのように柿沼のインを差して兒島がS字で再びトップへ出る。ダウンヒルストレートで柿沼をうまく牽制してオーバーテイクのチャンスを与えずにメインストレートまで戻っていよいよレースはファイナルラップへ。2台の差は0.249秒だ。

 第1コーナーから柿沼が兒島のスキを狙って激しくプレッシャーかける。第3コーナーへの加速でサイド・バイ・サイドになると、インから柿沼が先行してターンするが、アウトから進入した兒島がクロスラインでインに切れ込み柿沼の前に出る。S字でも柿沼がインを狙うが兒島が被せて守る。柿沼なおも諦めず90度コーナーで仕掛けにいくがここも兒島がラインを封じると勝負あり。ビクトリーコーナーを立ち上がるとそのままチェカードフラッグの下を駆け抜けて10周に渡ったドッグファイトを制して兒島が優勝を飾った。3位カワモト。トップグループからは7秒以上離されてしまったが、4位以下を寄せ付けずに表彰台を守った。以下4位志賀、5位小松とMARS RACING勢が入り、6位に平川、7位山口となり、オープニングラップの接触~スピンから再スタートを切ったイシカワも1周遅れながら8位完走となった。

 VITAもてぎSUGOシリーズ第5戦は10月26日(日)にスポーツランドSUGOで行われる。

決勝2位は柿沼一峰(プラチナ恵比寿制動屋NUTECVITA)

決勝3位はカワモトミツル(シンエイジャパン&オートルックVITA)

決勝4位は志賀卓弥(シードソリューション・マーズ01)

決勝5位は小松寛子(XCELL-LITEマーズ01)

決勝6位は平川圭介(ELEVレーシングドリームVITA)

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

VITAもてぎ・菅生

第4戦公式予選ドライバーコメント ポールポジション・兒島弘訓「間違いなく柿沼さんとバチバチのバトルになる」

ポールポジション 兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)2分14秒439

 「もてぎにまだ慣れ切れていないというか、難しい部分がまだあります。タイムのバラつきも大きくて、ピークを出しに行くタイミングがタイヤのおいしい所をちょっと過ぎた時だったので、いまひとつ決めきれていない感じはあるのですが。めちゃくちゃ僅差ですが、なんとかポールを取れてよかったなと思います。昨日からセットをかなり大きく変えて、それは悪くなかったなと。ヤリスのラジアルタイヤの路面になってしまっていて、それを見越してちょっと曲がらない方向にセットしたのがよかったです。昨日の練習走行が3番手だったので、それを考えれば良くはなったかなと思います。決勝が3時半ごろからで多少路面温度下がってくると思うのですが、直前にヤリスカップもありますし、路面は相変わらず悪い状況かなと思うので、タイヤマネジメントをしっかりしつつ。タイム差見ると間違いなく柿沼さんとバチバチのバトルになるだろうなという感じなので、楽しくバトルできればなと思います」

2位 柿沼一峰(プラチナ恵比寿制動屋NUTECVITA)2分14秒481(+0.042秒)

 「路面が昨日と違いすぎるので、クルマもぜんぜん止まらなくて。決勝はどうなるか分からないですが、頑張ります。決勝で涼しくなって路面温度も下がってくればいいですね」

3位 カワモトミツル(シンエイジャパン&オートルックVITA)2分14秒815(+0.376秒)

 「ちょっとうまくできませんでしたね、タイヤのいいところを使い切れずで。路面にラバーが乗っていたのかな? すごい滑って思ってたより上手にできませんでした。私は経験が浅いのでそういう場合にどうしたらいいか、どう対処したらいいのかは、これから勉強していきます。(前回までと)まったく違う路面になっていて、びっくりした所があって、攻めきれなかったというか、どうしたものかな、という感じですね。それでも兒島選手は上手にこなしていたので、私の実力不足、これも経験を重ねて、次に活かせられればいいかな、と。決勝はせっかく兒島選手みたいな上手な人と走れるので、こういう機会もあまりないので、1個でも2個でも学んで、頑張りたいと思います」

4位 イシカワヨシオ(東京IRCニルズvivoVITA)2分14秒857(+0.418秒)

 「なかなか難しいですね。練習中もずっとどんぐり(の背比べ)と分かっていたので、ちょっとでも失敗したらアウトだな、と思っていました。もうちょいこの辺り(3番手)までは行きたかったです。決勝はミスのないように、昨日とかも何回がミスしているし、今年になってからミスが多いのですよ。それを無くせばなんとか3番手ぐらい行けるのではないかな、と思います。体調はもうすっかり、握力も少しずつ戻っていて、腰も大丈夫。あとは暑さだけですね(笑)。昨日もいむらさんダウンしてたし、熱中症対策を十分していっぱい水飲んで。でもあまり飲むと決勝前にトイレ行きたくなっちゃうんですよね(苦笑)。決勝はちょっと夕方で一昨日の午後も走っているので、同じくらい気温下がってくれれば、何とかなるかな」

5位 志賀卓弥(シードソリューション・マーズ01)2分15秒316(+0.877秒)

 「なんか全然、今週ダメダメで、思ったタイムも出せず、ちょっと迷走していたのですが。予選もちょっと冷静さに欠けていたような気がするのですが、でも今週はタイムも(全体的に)そんなに出ていないですし、あと前回から体重が8キロ増えてしまって(苦笑)、それもちょっと影響あるみたいで。仕方ないかなと思います」

6位 窪田俊浩(A-PEX☆TOKAIDENSO☆VITA)2分15秒469(+1.030秒)

 「路面が悪いより人間が悪いですね(笑)。路面温度が高いのでタイムはそれなりかな、という気がします。コンディションは皆さん一緒なので、単純に今回初日から調子悪くて、なんか乗り切れていないですね。予選開始前のファストレーンへの進入も勘違いしていて、本来1分前からなのに2分前に出てしまって、とかもう冴えていないです。でも(上位を)狙える位置ではあるので、あきらめずに、ポイント(首位)も守りたいので、粘って頑張りたいと思います」

Text: Junichi SEKINE

VITAもてぎ・菅生

第4戦もてぎ公式予選 もてぎVITA初見参の兒島弘訓がポールポジションを獲得

ポールポジションは兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)

 VITAもてぎSUGOシリーズ第4戦予選が8月31日(土)にモビリティリゾートもてぎで行われ、兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)が2番手の柿沼一峰(プラチナ恵比寿制動屋NUTECVITA)に0.042秒という僅差でポールポジションを獲得した。

 8月も終わりというのに一向に猛暑が収まらない栃木県のモビリティリゾートもてぎに9台のVITAが集結。シリーズ参戦している8名に加えて注目されるのVITAもてぎ初見参の兒島で、FIA-F4参戦経験があり、スーパーフォーミュラではチーム無限のデータエンジニアも務めているというマルチタレントで現在筑波シリーズ3連勝中なだけに目が離せない。

 15分間の予選は午前10時コースオープン。この時間ですでに気温31.7度、路面温度50度超という厳しいコンディション。兒島を先頭に全車がコースインしてタイムアタックを開始。まずは計測1周目、兒島が2分15秒061でトップ。続いて2番手に15秒284のカワモトミツル(シンエイジャパン&オートルックVITA)、3番手15秒777の窪田俊浩(A-PEX☆TOKAIDENSO☆VITA)、とシリーズの上位ランカーが続く。4番手はイシカワヨシオ(東京IRCニルズvivoVITA)の15秒823。昨年は最終戦で惜しくもチャンピオンを逃し今年こそと意気込むイシカワはここまでシリーズ4位。

 残り時間8分、カワモトが2分14秒815のトップタイムをマークするが、すかざず柿沼が14秒503で逆転。兒島3番手にドロップ。イシカワは15秒429で4番手を守り、窪田5番手にドロップと目まぐしくポジションが入れ替わる。6番手は志賀卓弥(シードソリューション・マーズ01)、7番手小松寛子(XCELL-LITEマーズ01)とMARS RACING勢が並ぶ。志賀は目下ランキングトップの窪田とは2.5ポイント差のシリーズ2位だ。小松も2回入賞でランキング7位につけている。

 いったん3番手に落ちた兒島だが残り時間5分40秒に2分14秒439を叩き出してトップに再浮上。このあたりで各車タイヤのピークが終わったか自己ベストを更新するが少なくなる中、イシカワが2分14秒台に入れて14秒857を出すも4番手変わらず。そして残り3分、2番手の柿沼が2分14秒481と兒島に迫るが0.042秒届かない。さらに平川圭介(ELEVレーシングドリームVITA)、山口心愛(FIRSTGARAGE大和設備工業VITA)がそれぞれ15秒210、17秒216と自己ベストを更新するがポジションは7番手、9番手で変わらず。

 15分が経過しチェカードフラッグが振られて予選は終了。上位に変動はなくトップ兒島、2番手柿沼、3番手カワモト、4番手イシカワ、5番手志賀、6番手窪田、7番手平川、8番手小松、9番手山口という結果になった。

 決勝は本日午後3時25分スタート予定だ。

予選2位は柿沼一峰(プラチナ恵比寿制動屋NUTECVITA)

予選3位はカワモトミツル(シンエイジャパン&オートルックVITA)

予選4位はイシカワヨシオ(東京IRCニルズvivoVITA)

予選5位は志賀卓弥(シードソリューション・マーズ01)

予選6位は窪田俊浩(A-PEX☆TOKAIDENSO☆VITA)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

v.Granzもてぎ

第4戦もてぎ決勝ドライバーコメント 優勝・金澤力也「チャンピオン取れなかったので来年も出るかも」

優勝 金澤力也(ファイブコアジャパンv.Gra)

 「予選の後にも言った通り、決勝の間うまくタイヤマネジメントして、タイヤをタレさせないような運転ができて、後半までペースが維持できたので、自分なりにはいいレースができたと思います。開幕戦はクルマの調子がよくて勝てて、今回もよかったのですが、その間の2レースがちょっとよくなくて。それがなかったらチャンピオン狙えたので、ちょっと悔しいなとは思いますね。チャンピオン取れなかったので、来年も出るかもしれません(笑)」

2位 山下亮生(AKILAND RACING)

 「金澤選手が速くて、すごい頑張ったのですが、追いつけなかったです。無理してもよくないなとは思ったので、少しだけ(笑)安全パイを引きながらも必死に追いかけました。でも追いつけなかったので、素直に『おめでとう』とお祝いの言葉を贈りたいと思います」

3位 イノウエケイイチ(ワコーズ三和EDニルズ)

 「なんとか抑えきってしまいました(笑)。前に出て、そのまま行くのかなと思ったら離れなくて。最後ミスしたので(再逆転した)、という感じでしたね。まぁまぁ付いていけたので」

4位 OOKA(G-TECH)

 「スタートは失敗してしまいました。それで最下位近くまで落ちて、そこからはもう死ぬ気で走ろうと頑張っていたら、かなりいいところでは挽回できて4位まで行けたのはよかったと思います。レースとしてはすごく楽しかったですね」

5位 いむらせいじ(オートルックV.GRANZ)

 「これは今の実力でございます、ちょっと射程距離じゃなかったので。スタート決まって3位には上がれたのですが、路面温度も高くて、ちょっとミスでペースが落ちてしまうので。イノウエ選手も頑張っていたので、序盤はちょっとやり合っていたのですが、そうしたら後ろからどんどん来ちゃうので、もう譲っていかせて最後の方で(勝負)と思っいたら、集中力切れて(苦笑)、暑いし『5位でいいや、後ろいないし』となってしまって。ちょっとでもスキがあったら行ってやろうと思っていたのですが、差が縮まるわけでもなく10周終わった、という感じです」

6位ハヤシヒロキ(ZENKAIRACING Winmax vGranz)

 「この前(7月)もその前(5月)の大会も出ていたのですが、8月やはり気温も路面温度も高くて。もうめっちゃしんどかったです。今回は1位2位の金澤君とか山下君が若手枠というか、速い2人でばーっと行ってましたが、3番以降のところは4台5台が同じようなタイムレンジだったので、そこでうまいことワチャワチャやりながら楽しくレースできて。一発狙ってやろうかと思っていましたが、みんな速い方ばかりで、そんな易々とは上に行けなかったですね。でも皆さんと一緒に絡んでレースがやれて、レースの場でいろいろとコミュニケーション取れるのが、やっぱり楽しいです。こういうレースを他のところでもいっぱいやって欲しいし、継続して運営していただきたいなと思います」

Text: Junichi SEKINE

v.Granzもてぎ

第4戦もてぎ決勝 金澤力也がポール・ツー・ウインの完勝、山下亮生2位でシリーズチャンピオンを獲得

優勝は金澤力也(ファイブコアジャパンv.Gra)

 v.Granzもてぎシリーズ最終第4戦決勝が8月30日(土)にモビリティリゾートもてぎで行われ、ポールポジションからスタートの金澤力也(ファイブコアジャパンv.Gra)が一度もトップを譲らず10周を走り切りトップチェッカー、優勝を飾った。2位には山下亮生(AKILAND RACING)が入りシリーズチャンピオンを獲得した。

 決勝は午後2時20分にコースイン開始。気温は36度を超え、路面温度も60度超という猛暑を超えて炎暑といえそうな厳しいコンディションだ。

 予選の際にパドルシフトのトラブルを抱えていたイノウエケイイチ(ワコーズ三和EDニルズ)も修復なったとのことで9台のv.Granzがグリッッドに整列しレースがスタート。

 ポールシッターの金澤、2番手山下とフロントロウの2台がポジションを守って第1コーナーへ飛び込んだのに対して3番グリッドのOOKA(G-TECH)が課題と言っていたスタートで失速して大きく順位を落とし、いむらせいじ(オートルック V.GRANZ)3位へアップ。そして6番手スタートのイノウエがインサイドから5番手スタートの西濱康行(Arcobaleno V.Granz)を差して4位にポジションを上げる。OOKAは最後尾で第2コーナーをターンするが、第3コーナーへ向けての加速で前を行く牧野淳(JAMC麻布ワコーズEDニルズ)をオーバーテイク、8位へ上がる。

 トップ金澤は山下をやや引き離しオープニングラップだけで1.374秒の差をつける。対していむらとイノウエは3位を争ってテール・ツー・ノーズ状態で戻ってくると、コントロールライン上ではサイド・バイ・サイドの0.087秒差でいむらが僅かに先行。5位ハヤシヒロキ(ZENKAIRACING Winmax vGranz)と6位西濱も0.514秒差と接近戦で、さらにヘアピンで前を行く國廣隆一(R estate Racing with Rn-S)も仕留めたOOKAが西濱と0.519秒差の7位まで浮上している。

 いむら対イノウエの3位争いは続く2周目の第1コーナーでイノウエがアウトから仕掛けるがイン側いむらが順位を守る。しかし続く第5コーナーで今度はイン側からイノウエがブレーキング勝負に持ち込みオーバーテイクに成功する。これでイノウエ3位、いむら4位となり、バトルの間に後続も接近。5位グループのハヤシ~西濱~OOKAもすぐ後ろに迫っている。その中で動きを見せたのが勢いのあるOOKAでS字の出口で西濱を抜いて6位に進出すると。90度コーナーでアウトからハヤシに並びかけてターンイン、セカンドアンダーブリッジで前に出てこれで5位。

 2周目を終えてトップ金澤と2位山下の差は1.443秒。3位以下はそこから5秒以上離れてレースは早くも一騎打ちの様相。

 3周目、6位を争うハヤシと西濱が第3コーナーへの進入でサイド・バイ・サイドになると僅かに接触したか、イン側西濱がスピン。ただちにレースに復帰するが最下位まで順位を落としてしまう。

 勢いにのって順位を挽回するOOKAが、イノウエとの3位争いに敗れたいむらに接近。0.145秒差で4周目に入るとテール・ツー・ノーズ状態で追走。第1コーナーでアウトから狙うがここはラインがワイドになりいむらが守る。しかしOOKAはプレッシャーをかけ続け、ダウンヒルストレートで右サイドに出るとインから90度コーナーへのブレーキングでオーバーテイクに成功、4位に上がる。トップ金澤は山下に対して4周目で2.230秒差と着実にリードを拡げている。

 元々予選3番手と速かったOOKAの挽回はさらに続き、5周目には3位イノウエをロックオン。ペースは明らかにOOKAが速く、4周目に0.9秒あった差が5周目に入ってみるみる縮まり、テール・ツー・ノーズでダウンヒルストレートを通過、イノウエがなんとかポジションを守って最終コーナーを抜けるが、メインストレートでは0.083秒差と並走状態で6周目に突入。OOKAが勝負を仕掛けたのは第3コーナー。ブレーキングで僅かに先行するとそのまま大外刈りでイノウエを仕留めて3位に返り咲く。しかし黙って引き下がるイノウエではなく、第5コーナーから130R~S字とOOKAを攻め立てる。このバトルの間にいったんは引き離されたいむらも追いついて三つ巴の展開に。こうなるとイノウエは前を追いつつ後方も抑えなければならない展開。

 6周目にトップ金澤は2分4秒826とこの日のファステストラップを叩き出して、2位山下との差を2.935秒まで拡げて独走状態。3位OOKA、4位イノウエ、5位いむら、6位ハヤシと続く。

 後半戦に入って上位のポジションが落ち着き始めている中で3位争いは接近戦が続き、OOKAを先頭にイノウエ、いむらまでが6周目0.677秒差、7周目1.177秒差、8周目1.624秒差と僅かずつ拡大しているがワンミスが命取りの展開だ。

 そのミスが出たのが9周目のOOKA。9周目の90度コーナー手前でミスがあり失速。イノウエに逆転を許してしまう。OOKAは再度挽回すべくイノウエを追うが、ビクトリーコーナーではラインがワイドになり縁石ぎりぎりで持ちこたえる間に0.470秒差まで離される。一方トップ7金澤は山下に5.947秒の大差をつけてファイナルラップへと入り、最後まで2分4秒台のペースを崩さずフィニッシュラインを通過。今シーズン2勝目を飾った。2位は山下、優勝でチャンピオンを飾る希望はかなわなかったが、しっかりゴールまでマシンを運んでチャンピオンを獲得した。山下によるとレースキャリアを通じてひとつのシリーズでチャンピオンを獲得するのは初めてのことだそうだ。3位フィニッシュは9周目の逆転で表彰台を獲得したイノウエ、4位OOKAはスタートミスからオーバーテイクショーを演じてみせてくれたが惜しい結果に。以下5位いむら、6位ハヤシというトップ6になった。

決勝2位は山下亮生(AKILAND RACING)

決勝3位はイノウエケイイチ(ワコーズ三和EDニルズ)

決勝4位はOOKA(G-TECH)

決勝5位はいむらせいじ(オートルック V.GRANZ)

決勝6位はハヤシヒロキ(ZENKAIRACING Winmax vGranz)

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
Junichi SEKINE

v.Granzもてぎ

第4戦もてぎ公式予選ドライバーコメント 2位・山下亮生「優勝してチャンピン決められたら格好いい」

ポールポジション 金澤力也(ファイブコアジャパンv.Gra)2分4秒310

 「今回はクルマもバランスよく仕上がっています。決勝はたぶん路面温度がかなり高くてタイヤにはきついと思うのですが、うまくタイヤマネジメントしながら、ペースを落とさず、守り切れればなと思います。チャンピオン争いは僕が勝ったとしても山下君が4位以上入れば取られてしまうので、そこはどうなるか分かりませんが、まずは今回のレースでベストを尽くせればなと思います」

2位 山下亮生(AKILAND RACING)2分4秒546(+0.236秒)

 「ポールを取りたかったので、正直悔しい気持ちが多いです。でもレースは何があるかわからないので、最後までプッシュして、格好よく決められたらいいなと思います。自信はないのですが、優勝してチャンピン決められたら格好いいなと思うので、できるように頑張ります。(最近2連勝で)クルマにもかなり慣れてきて、走らせ方もだいぶわかってきましたので、勢いのまま行きたかったのですが、中々金澤君も速かったので、いいバトルしながらチェッカー受けられればいいなと思っています」

3位 OOKA(G-TECH)2分5秒479(+1.169秒)

 「1秒1は僅差ですね。スリップストリームをつかわせて貰おうと思っていたのですが、1番に(コースに)出て行ってしまったものですから、待っていてもなかなか後ろが来なくて。もう開き直って自分一人で走っていました。私スロースターターなものですから、ほんとは一番タイヤがいい時に(アタックを)やりたいのですが、段々後から調子がよくなるので(苦笑)。でも3位になれたので、よかったです。決勝はスタートが課題ですので、スタートうまく行って、そのままポジションキープしてなんとか表彰台に行けたら、というふうに思っています」

4位 イノウエケイイチ(ワコーズ三和EDニルズ)2分5秒652(+1.342秒)

 「ピットインしたのは 昨日ミッションが壊れて、それを確認したらやっぱりシフトが入らなかったので、そのエラーを消したりしていました。解決はしなかったのですがとりあえず応急処置で出ました。決勝までに解消します。とにかく暑いので、いむらさんが少しでも上にいけるように補助しますよ(笑)」

5位 いむらせいじ(オートルック V.GRANZ)2分5秒661(+1.351秒)

 「暑くなって路面温度も高くなって、きついのはわかっていたので、2分5秒台前半にいければと思って走っていたのですが、5秒6どまりでした。でも昨日の最終のセッションと同じような感じだったので、その時6秒切れなかったことを考えれば、タイイヤがよかった分ちょっと上がったのかな。1位2位の人はもう届かないと最初から思っていたので、2番手グループでなるべく粘れるように頑張りたいと思います」

6位 西濱康行(Arcobaleno V.Granz)2分5秒752(+1.442秒)

 「最後バランス崩して回ってしまいました。流して走っていたのですが、気が抜けてたみたいで(苦笑)。ニュータイヤでこの路面温度で走るのが初めてだったので、とりあえずタイヤと路面の感じを見ながら徐々にタイムを上げて行って、ここまで来られたという感じです。上手な人たちと大きくは水を開けられなかったので、今のタイムとポジションは満足しています。v.Granzでもてぎに参戦させていただくのは2回目で、毎回1年ぶりなので、慣れたかと言われるとなんとも言えないですが(笑)、与えられた時間でできる限り習熟したいなと思って取り組んでいます」

Text: Junichi SEKINE

v.Granzもてぎ

第4戦もてぎ公式予選 金澤力也が初のポールポジションを獲得

ポールポジションは金澤力也(ファイブコアジャパンv.Gra)

 v.Granzもてぎシリーズ最終第4戦予選が8月30日(土)にモビリティリゾートもてぎで行われ、シリーズランキング2位の金澤力也(ファイブコアジャパンv.Gra)が2番手に0.236秒の差でポールポジションを獲得した。

 8月最後の週末を迎えたもてぎだが、朝から夏の太陽が照り付けて温度はどんどん上昇。午前11時55分のコースオープン時点で気温34.5度という厳しいコンディションだ。

 國廣隆一(R estate Racing with Rn-S)を先頭に9台のv.Granzがコースインして15分間の予選が始まるが、昨年のチャンピオンで今年初参戦のイノウエケイイチ(ワコーズ三和EDニルズ)が計測ラップに入らずピットイン。前日から発生していたミッションの不具合が解決していないとのことで、リヤカウルを開けて応急処置にとりかかる。

 計測1周目のトップはOOKA(G-TECH)の2分5秒723、2番手に6秒778で西濱康行(Arcobaleno V.Granz)がつける。西濱は昨年10月のもてぎv.Granz第2戦で2位に入って以来の参戦だ。

 残り時間10分を切ってタイムアタックが本格化。まず金澤が2分5秒662でトップに立ちOOKA2番手にドロップし、残り時間8分にはいむらせいじ(オートルック V.GRANZ)が6秒007で3番手に浮上。西濱も自己ベストを2分6秒140まで短縮するが4番手にドロップ。

 残り時間7分、金澤はトップタイムを2分4秒579まで短縮して予選は後半戦。以下。2番手OOKA、3番手いむら、4番手西濱と続き、5番手にはシミュレータでおなじみ「ZENKAI RACING」代表のハヤシヒロキ(ZENKAIRACING Winmax vGranz)が6秒309で上がってくる、6番手國廣、7番手牧野淳(JAMC麻布ワコーズEDニルズ)、8番手にはシリーズポイント首位の山下亮生(AKILAND RACING)がつけて、このタイミングでイノウエが応急処置を終えてピットアウト。

 残り時間5分、ここまでスローペースだった山下がギアを上げて2分5秒280をマークし、一気に2番手に上がり、OOKA以下がそれぞれ一つずつポジションを落とす。さらに残り4分、いむらが5秒796で4番手から3番手へアップ。残り3分30秒、金澤はトップタイムを4秒310まで短縮。2番手山本も自己ベストを4秒546まで削り取るがトップからは0.236秒の差がある。そして残り2分15秒、3番手に応急処置を施したイノウエが5秒559で進出してくる。

 チェカードフラッグが振られて15分間の予選が終了。トップ金澤、2番手山下は変わらず、最後の最後にOOKAが2分5秒479と自己ベストを更新して3番手に上がる、以下4番手イノウエ、5番手いむら、6番手西濱、という結果となった。金澤はv.Granzではキャリア初のポールポジション獲得だ。

 v.Granzもてぎシリーズ第4戦決勝は本日午後2時30分スタート予定。暑さもピークとなる時間帯の戦いだ。

予選2位は山下亮生(AKILAND RACING)

予選3位はOOKA(G-TECH)

予選4位はいむらせいじ(オートルック V.GRANZ)

予選5位は西濱康行(Arcobaleno V.Granz)

予選6位はイノウエケイイチ(ワコーズ三和EDニルズ)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

F110 CUP

第4戦岡山レース8上位3人のコメント 酒井涼「落ち着いて走ることに専念した」

レース8優勝 酒井涼(KF MOTORSPORT F110)

 「とりあえず僕、新品タイヤ履いてたんで、落ち着いていけば勝てるなっていう状況でした。本当落ち着いて走ることに専念して,って感じです。クルマは今週に入ってからはずっと好調でしたね」

レース8決勝2位 加納康雅(AKILAND F110)

 「スタートで豊島君を前に行かしちゃって、それをなんとかオープニングランプのヘアピンで外側から抜き替えして、あとは横ばいですね」

 「酒井選手はめちゃくちゃ速かったです。昨日パイパーコーナーでスピンしたらしくて、プレッシャーかけたワンチャン行けるかなと思ったんですけど、もう手も足も出なかったですね。(最後に落合選手が追い上げてきたが)これでもし抜かれでもしたら、俺はチームに帰れないって、もう意地でしたね」

レース8決勝3位 落合蓮音(HOJUST & EAGLE)

 「最低限の結果だなと思います。1位を狙ってたし、ペース的にも1位とは変わらずに走れてはいたんで、そこはやっぱ悔しいところが大きい。」

 「最後スリップついてちょっとタイム上がったのはあったんですけど、それにしてもやっぱり予選の順位が痛かったんで、今後はすごい反省して、次に生かさないといけないですね。来月はFIA-F4のSUGOがあるんで、そこでミスしちゃ本当いけないんで。結果3位だったんですけど、同じミス繰り返さないといけない」

 「今シーズン応援してくださったスポンサーとかチームはじめ、両親に本当に感謝していますし、これからも頑張るので、応援してもらえると嬉しいです」

Text&Photo: Kazuhisa SUEHIRO

F110 CUP

第4戦岡山レース8決勝 酒井涼が雪辱のポール・トゥ・ウィン!!

 「GSTR GRAND PRIX F110 CUP」第4戦レース8決勝が8月31日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、昨日惜しくも勝利を逃した酒井涼(KF MOTORSPORT F110)が後続に付け入る隙を与えず、見事ポール・トゥ・ウィンでシーズンを締め括った。

 レース8決勝は午前8時45分より12周で行われた。天候は晴れ。路面はドライ。気温は32℃。路面温度は36℃だ

 ホールショットを決めたのは酒井。予選3位の豊島里空斗(Dr.Dry Racing Fl10) が2番手に上がり、予選2位の加納康雅(AKILAND Fl10)が3番手。前日優勝の落合蓮音は9番手からのスタートながら、この1周で4台を抜き去り、5番手で帰ってくると、2周目には上野晴紀(TEJ―project)を捉えて4番手に浮上してきた。

 3周を終えた時点で酒井のリードは1秒100。2番手の豊島と加納のギャップは0秒977。その0秒411後方に落合が迫ってきた。

 4周目に入ると、加納が豊島をヘアピンで捉えて2番手を奪い返す。続いて落合も豊島を攻略し、3番手に浮上した。その後方では予選6位の杉田悠真(AKILAND F110)が上野を捉えて5番手に上がる。

 6周終わって酒井のリードは1秒470。加納と落合の差は1秒462だ。

 落合は8周目に1分33秒875、10周目に1分33秒815とファステストを更新し、加納を猛然と追い上げるが、11周目には杉田が1分33秒790を叩き出し、これがこのレースのファステストラップとなった。

 11周終わって酒井のリードは2秒101。もはや誰一人彼のポジションを脅かすものはなく、最後は後続に2秒104差をつけてチェッカー。酒井涼が最終戦でついに今季初優勝を成し遂げた。

 一方、11周終了時点で加納と落合のギャップは0秒488。最後までオーバーテイクのチャンスを模索する落合だったが、加納は最後までポジションを守り切り、加納康雅が2位、落合蓮音は3位に終わった。

Text&PHOTO: Kazuhisa SUEHIRO

F110 CUP

第4戦岡山レース7決勝上位3人のコメント 落合蓮音「次は宮田選手の記録を抜くぐらいの気持ちで」

レース7優勝 落合蓮音(HOJUST & EAGLE)

 「今回のレースに関しては、自分の走りもできましたし、満足いくレースだったと思ってます。ミスもなくいけてよかったんじゃないかなと。」

 「新品タイヤで出てって、周りのほとんどのドライバーが中古タイヤだったので、そこの点でもう僕は前半に行くしかないっていうので、とにかく前半逃げることを意識しました。明日は9番手というスタート順なんで、諦めてるわけじゃないんですけど、まだ勝ちに行きやすいポジションの時にかける方向で行きました」

 「明日は追い上げのレースにはなりますが、マシンのポテンシャルもすごく高いですし、チームの皆さんがすごくいいクルマを作ってくれてるんで、それに合わせて僕もクルマのポテンシャルを最大限に出して明日も勝ちたい」

 「(宮田莉朋選手のコースレコードを抜きたいと言っていたが)中古タイヤになるので冷静に考えれば難しいかもしれませんが、そのくらいの気持ちで、気は抜かずに行きたいなと。現実的に考えれば難しいかもしれませんが、抜けたらすごい嬉しいです」

レース7決勝2位 杉田 悠真(AKILAND Fl10)

 「もてぎからスタートはあまり上手いこといってなかったんですけど、今回それを改善することができて、結構いいスタートを切れました。酒井涼君と同じようなペースで、なかなか追いつことができませんでしたが、運良く前がスピンしてしまって、僕が上がったっていう感じですね。次は6番手スタートなので、スタートを今日のように上手いことやって上位を狙っていきたいと思います」

 「もちろん1位を狙ってたので、悔しい部分はあるんですけど、僕としては岡山は得意なコースで、予選はあんまり良くなかったんですけど、最低限のことはできたかなと思います。次はもちろんもう1位狙ってガンガン行っていきたいと思います」

レース7決勝3位 中丼 陽斗(HELM GSTR Fl10)

 「今日のレースのスタートは前のクルマがストールしちゃって、それを避けた関係で遅れちゃったんですけど、4位のポジションキープで走っていました。少しペースが足りてなくて、最後前のドライバーがスピンしちゃったので、それでラッキーという感じでした」

 「表彰台乗れたのは良かったですけど、まだまだトップスリーのドライバーたちと比べると、単純に速さが足りてないなと思うので、しっかりそこを改善していきたいと思います。明日も5番手スタートなので、まずは表彰台を目指して頑張ります」

Text: Kazuhisa SUEHIRO

F110 CUP

第4戦岡山レース7決勝 王者落合蓮音が独走優勝!

 「GSTR GRAND PRIX F110 CUP」第4戦レース7決勝が8月30日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、予選2位からスタートした落合蓮音(HOJUST & EAGLE)が後続を大きく引き離す速さを見せつけ、第3戦もてぎでのレース5、レース6に続いて3連勝を飾った。

 レース7決勝は午前11時35分より12周で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。

 スタートでトップに立ったのはポールポジションの酒井涼(KF MOTORSPORT F110)。しかし落合はすぐに酒井をとらえてトップに浮上する。一方、予選3位の上野晴紀(TEJ -project)はスタートで痛恨のストール。グリッドから動き出せずにレースを終えることに。

 レースはトップの落合が頭一つ抜け出し、その後方で酒井と杉田悠真(AKILAND F110)が2位争いをしながらついていく展開となるが、酒井はパイパーコーナーで姿勢を乱たことで、杉田と中井陽斗(HELM MOTORSPORT)の先行を許してしまった。

 結局レース7は落合蓮音が後続を5秒548引き離す独走で優勝。2位に杉田悠真が続き、中井陽斗が3位という結果となった。

 レース8決勝は明日31日午前8時45分より12周で行われる。

Text & Photo: Kazuhisa SUEHIRO

F110 CUP

第4戦岡山予選上位3人のコメント 酒井涼「もっと僅差になると予想していた」

レース7、レース8ポールポジション 酒井涼(KF MOTORSPORT F110)

 「昨日の練習の感じだと、もう少しタイム的に周りと僅差になるのかなと思ったんですけど、意外と走り始めてから、自分が抜けてる感じだったので、別に焦ることなくアタックできました」

 「赤旗の影響は全然なくて、落ち着いて走れました。クルマも問題ありません」

レース7予選2位 落合蓮音(HOJUST & EAGLE)

 「僕の思ったよりちょっと終わるのが早かった。スリップにつかれるのを嫌って譲ったりしてたら時間がなかった、みたいな感じなんで、僕の計算ミスっていうのが大きいです。そこは悔しいところで、チームにも申し訳ないなっていうのはありますね。15分でも少ないんですけど、赤旗でさらに短くなっちゃったんでそれがちょっと痛かった」

 「クルマのポテンシャルとしては全然トップ狙えるので、レース1は1位を狙っていけると思いますし、レース2も追い上げのレースで優勝は狙ってきたいです。 いやーもう普通にあれですね連勝を普通にチャンピオンも取ったし、勝って終わりたいって感じです」

レース7予選3位 上野晴紀(TEJ―project)

 「(赤旗中断で)残り周回は結構限られてたので、なるべく早い段階でタイムは出したいなと思ってました。時間もそうですし、位置取りがちょっと悪くて、前に詰まっちゃってって感じで、クリアラップが取れませんでした」

 「クルマ自体はそんなに悪くないので、決勝もやれるだけやってみます」

レース8予選3位 豊島 里空斗(Dr. Dry Racing F110)

 「延長がなかったっていうのもあって、ちょっと厳しかったかなと思うんですけど、位置取りは別に悪くはなかったです。前に居た落合選手と酒井選手が途中で後ろに下がって、僕だけ前に行ってアタックして、その次の周で僕が後ろ下がったんですけど、下がんないで前ずっと走っていたかったかなぁって。そのままアタックしていたらセカンドもベストもタイムが上がったと思います」

 「クルマは悪くないんですけど、時間がなかった影響でタイヤが全然暖まらなくて、内圧が想定より低めになっちゃいました。決勝は表彰台は行けるかなあと思ってます」

Text&Photo: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

第4戦富士レース2優勝記者会見 福住仁嶺「50分って本当に長いなって」

GT500クラス 14号車ENEOS X PRIME GR Supra(TGR TEAM ENEOS ROOKIE)

福住仁嶺(TGR TEAM ENEOS ROOKIE)

レース2決勝記者会見: GT500クラスで優勝した福住仁嶺(TGR TEAM ENEOS ROOKIE)

 「50分って本当に長いなって。スプリントっていう感じじゃないぐらい、体感としてはすごく長かったです。一番心配していた決勝のスタートの時の天気と、かなり路温も下がっていっている状態で、チョイスしたタイヤが逆方向のものだったので、スタートしてすぐは柔らかいタイヤの人たちに抜かれるんじゃないかなとかって、すごく心配はあったんですけども、フォーメーションでしっかりタイヤ暖まってくれましたし、スタートも悪くなかったし、少しギャップを作れたのがすごく、後半に響いたかなと思います」

 「36号車(実際は1号車)が最後の最後まで、本当にまた今日もそうでしたけども、近づいてきて、前2台がぶっちぎっているレースでつまんない展開だったかもしれないですけども、トップ走ってて2秒ぐらいでずっと後ろにつかれちゃうと、すごく精神的にもきついし、それはGT300もすごく似たような状態だったんですけど、最後まで抑えることができて、このスプリントというか、ガチンコレースで1号車に勝てたっていうのが、本当にみんなにとって自信になったかなと思います」

 「今日の500に関しては、スタート時間も遅かったし、あの路温も下がってきて、気温も下がってきてる状態で、よりまあ空力(の影響)が出る方向になっちゃったかなというところで、まあその、そういう空力が出ると、後ろで走ってるクルマの空力が乱れちゃってなかなか抜けなかったりとか、そういう展開になりやすかったりするので、なかなかオーバーテイクも難しかったりしたのかなと思うんですけども。これがもっとそのすごく暑い時に、あのタイヤの落ちがもっと大きい時とか、そういうサーキットでしてるんであれば、すごくぐちゃぐちゃになって、展開としては面白くなるんじゃないかなと思うんで。まあ今日はちょっと300も500も、比較的に安定してたかなっていうところであるんでしたけど。もっと違う時期とか、違うサイクルでやったら面白い展開になったりするんじゃないかなっていうのは思いました」

GT300クラス 777号車D'station Vantage GT3(D'station Racing)

藤井誠暢(D'station Racing)

レース2決勝記者会見: GT300クラスで優勝した藤井誠暢(D\'station Racing)

 「昼と同じ2人なんで、写真撮影なしで出るだけじゃないですか(笑)。先ほど言いましたけど、昔JAFグランプリっていうのがあって、すごい楽しかったんですけど、それは年末で特別戦でした。スーパーGTのシリーズ戦でこういったフォーマットのレースが初めてあって、で、ポイントもあるわけで、お客さんもいっぱいいる中で、真夏で対応もきついので、終わってみてなんですけど、まず優勝できて嬉しかったです」

 「普段のGTと違ってまた本当にガチバトルみたいな感じで、ドライバーはずっと50分間プレッシャーがかかっていて、僕たちここにいるってことは突破してたんで特に後ろが気になるんで、できれば最初の5分くらいでやめてもらいたかったんですけど(笑)意外と50分が長かったです。GT500のやつも見ててそうでしたが、やっぱり300と500がいて、いつものスーパーGTのいろんな面白さとか、終わってくるチャンスだったりって生まれますが、このフォーマットだと本当にラップタイムなりのレースがあるんで、ずっと50分気を抜けなくて、彼らと相談しながら、あるもの全てを使い切って50分戦うレースになりまして、終わってみたら優勝に来て、ホッとしてるっていう気持ちが一番です」

 「GTは2人でやるレースなんで、みんなドライバーは多分一人でレースを楽しみ、楽しみたいっていうか、自分で好きにセットしてやりたいって人がまあ多いと思うんですけど、まあそういう意味でもこういう、まあ自分次第で勝負できるレースはあったら面白いかなというのが印象です。いろいろ考えましたけど、意外と楽しみました。」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINER

SUPER GT

第4戦富士レース2決勝GT500クラス 福住仁嶺が今季初優勝!! トップ4をスープラが独占 

レース2: GT500クラス優勝は福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)

 2025オートバックス スーパーGT第4戦「富士GTスプリントレース」レース2の決勝が8月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスもポルシッターの福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)が優勝、予選に続いて4位までをトヨタGRスープラ勢が独占する結果となった。

(天候:曇り コース:ドライ)

 GT500クラスのレース2決勝は午後4時50分に2周のフォーメーションラップを開始。厚い雲が上空を覆い尽くし、雨が心配される状況となっている。路面はドライ。全車スリックを装着して走り始めた。

 スタートでトップに立ったのはポールの福住。予選2位の山下健太(au TOM'S GR Supra)が2番手。その背後に予選3位の石浦宏明(KeePer CERUMO GR Supra)がぴったりつけ、予選5位の関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が4番手に浮上した。

 ここで順位を落とした予選4位の国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)は2周目の1コーナーで平峰一貴(TRS IMPUL with SDG Z)と接触、この影響から平峰の12号車だけでなく大草りき(Modulo CIVIC TYPE R-GT)や松下信治(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)にも抜かれて一気に7番手に後退、その後も8周目に名取鉄平(リアライズコーポレーションADVAN Z)に抜かれて8番手に後退するなど、ジリジリと順位を落とし、21周目にタイヤ交換を行ったことで完全に勝負権を失った。

 その名取は12周目に大草の64号車を捉えて6番手に浮上すると、前を行く松下の8号車を追い上げ、18周目の最終コーナーでアウトから並びかける。両車は並走したままホームストレートを駆け抜けるが、続く19周目の1コーナーで松下が僅かにオーバーラン、名取はここで5番手に上がった。

 その松下に今度は三宅淳詞(Niterra MOTUL Z)とジュリアーノ・アレジ(Deloitte TOM'S GR Supra)が襲い掛かる。

 最後尾スタートのアレジは1周目に12番手に浮上すると、3周目に塚越広大(Astemo CIVIC TYPE R-GT)を捉えて11番手、10周目には10番手を走行すると予選9位の三宅と共に19号車を捉えて10番手、15周目に三宅が64号車を捉えると、アレジも17周目にこれを抜き去っていた。

 三宅は20周目の1コーナーで8号車を攻略、続いてアレジも21周目にこれを捉え、7番手に浮上する。

 その後2台は前を行く名取の24号車に接近。28周目の1コーナーでついに三宅が24号車に並びかけるが、コカコーラコーナーで両車は接触、コースを飛び出した三宅の3号車はアレジの37号車の接近を許し、ダンロップコーナーでアウトから並びかけられるが、ここで三宅はアレジを押し出してしまった。

 一方、トップ争いは福住が山下を大きく引き離せはしないものの、終始1.5秒から2秒強のリードを保って周回を重ねていたが、終盤に入って山下のペースが福住を上回るようになり、29周目には1秒413、30周目には1秒235とその差は徐々に詰まり始める。

 そして33周目、ついにその差は0秒931と1秒を割り込んだが、レースはここで規定の50分に達したため、34周目が最終ラップということとなり、福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)がそのまま0秒728差で逃げ切って今季初優勝。

 2位には山下健太(au TOM'S GR Supra)が続き、1号車はレース1優勝の坪井翔と合せて17.5ポイントを獲得、ドライバーズランキングでもトップを維持し、さらにそのリードを広げた。

 3位は今季をもってGT500の活動を終えることを先ごろ発表した石浦宏明(KeePer CERUMO GR Supra)が入り、関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が4位。

 5番手を走行していた平峰一貴(TRS IMPUL with SDG Z)には2周目の接触の件で10秒のタイムペナルティが課せられたが、平峰は後続に対して大差をつけていたため、そのままニッサン勢最上位の5位でフィニッシュした。

 一方、名取鉄平(リアライズコーポレーションADVAN Z)にも三宅との接触により5秒が加算され、こちらは10位に降着。これにより三宅淳詞(Niterra MOTUL Z)が6位、ジュリアーノ・アレジ(Deloitte TOM'S GR Supra)が7位となり、大草りき(Modulo CIVIC TYPE R-GT)もホンダ勢最上位の8位を獲得している。

 次戦の舞台は三重県の鈴鹿サーキット。8月24日に300kmの決勝レースが行われる。

レース2: GT500クラスのスタートシーン

レース2: GT500クラス決勝2位は山下健太(au TOM\'S GR Supra)

レース2: GT500クラス決勝3位は石浦宏明(KeePer CERUMO GR Supra)

レース2: GT500クラスの表彰式

レース2: GT500クラスのシャンパンファイト

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第4戦富士レース2決勝GT300クラス 藤井誠暢貫禄のポール・トゥ・ウィン

レース2: GT300クラス優勝は藤井誠暢(D\'station Vantage GT3)

 2025オートバックス スーパーGT第4戦「富士GTスプリントレース」レース2の決勝が8月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われた。2日のレース1は2クラス混走だったが、この日のレース2は各クラス別々に50分間のタイムレースが行われ、GT300クラスは藤井誠暢(D'station Vantage GT3)が他を寄せ付けない走りでポール・トゥ・ウィン。レース1に続いて777号車が2連勝を達成した。

(天候:晴れ コース:ドライ)

 GT300クラス決勝は午後2時15分に2周のフォーメーション開始。気温32℃、路面温度は42℃だ。

 ポールポジションの藤井がトップで1コーナーに飛び込み、予選3位の堤優威(HYPER WATER INGING GR86 GT)が予選2位の谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)を抜いて2番手に浮上した。

 3番手の4号車に続いてザック・オサリバン(CARGUY Ferrari 296 GT3)が4番手。ところが5番手でオープニングラップを終えた井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)は5周目にトラブルに見舞われ、早々と戦列を去ってしまう。

 これで5番手に繰り上がったのが予選8位の菅波冬悟(LEON PYRAMID AMG)だ。菅波は1周目に木村偉織(マッハ車検エアバスターMC86マッハ号)と野中誠太(Green Brave GR Supra GT)をかわして6番手に浮上すると、61号車のトラブルで5番手。13周目には7号車、そして22周目についに4号車を捉えて3番手まで上がってきた。

 一方、トップの藤井は2位の堤に全く付け入る隙を与えずに周回を重ね、31周目に規定の50分を迎えてそのままフィニッシュ。前日のチャーリー・ファグに続いて777号車が2連勝を達成した。2位は2号車の堤。3位は菅波の65号車だった。

レース2: GT300クラスの決勝がスタートした

レース2: 谷口信輝と菅波冬悟の争い

レース2: GT300クラス決勝2位は堤優威(HYPER WATER INGING GR86 GT)

レース2: GT300クラス決勝3位は菅波冬悟(LEON PYRAMID AMG)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

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第4戦富士レース2ポールポジション会見 福住仁嶺「まず一つチームに恩返しできた」

GT500クラス 14号車ENEOS X PRIME GR Supra(TGR TEAM ENEOS ROOKIE)

福住仁嶺(TGR TEAM ENEOS ROOKIE)

レース2予選記者会見: GT500クラスでポールポジションを獲得した福住仁嶺(TGR TEAM ENEOS ROOKIE)

 「14号車にとっては、昨日のフリー走行から、専有の時もちょっとトラブルが出てしまって、すごいあたふたした状態で予選に間に合ったって感じなんですけども。昨日の予選はちょっとまとめきれなかったかなというところで、まあ微妙な順位で悔しい思いをしちゃって。決勝もスタートしてすぐに接触によりリタイアということで、まあメカニックさんもその予選の前もあたふたしてましたし、決勝後も修復するために、夜中の3時ぐらいまでかかったということだったので、僕自身はもう結果で恩返ししたいなって思いもありました。そういうメカニックさんの頑張り、チーム全員の頑張りがあったことが、今回のこのポールという結果に繋がったと思います」

 「昨日は色々と課題が多くて、大嶋さんから色々とフィードバックをもらって、そこでクルマをアジャストしたことが、今日の予選に繋がったかなというところではあるんですけども、実際にフリー走行の流れで言うと、まだまだ詰めないといけないところが多いなって。自分はいろいろ不満を持ったまま、予選に行った状態だったので、その中でうまくまとめられたからポールなんですけども、決勝ちょっと心配かなっていう部分はまだまだあるので、まあ、あの、いろいろ不安要素はあるんですけども、このポールはまずは一つ、チーム恩返しできてよかったかなと思います。」

GT300クラス 777号車D'station Vantage GT3(D'station Racing)

藤井誠暢(D'station Racing)

レース2予選記者会見: GT300クラスでポールポジションを獲得した藤井誠暢(D\'station Racing)

 「まずあのスプリントっていうレースで、ドライバー一人が走るんで、このレースは結構楽しみにしてました。だいぶ前の話なんですけど、2010年からJAFグランプリがあり、結構その時も楽しかった記憶があったので、今回このレースをすごく楽しみにしてたんですけど、そういう中でまず昨日のレースでチャーリー(ファグ)が優勝できました。ただちょっとペース的には苦しいものがあって、ポール取れるほどじゃないなっていう状況だったので、その中からデータとかを見て、今日すごい細かいところのセットアップをちょっと変えたのが良い方向に行き、結果的にボールが取れました。」

 「いつものQ1、Q2も別にやることは一緒なんですけど、まあ一人でやるっていうのは違ってて。その昔、JAFグランプリをやってたんで。時期は違いますけど、それと同じような感じで、一人でいつもよりもちょっとプレッシャーのある中で楽しめるんで、そういう意味ではすごく楽しめました。で、昔JAFグランプリやった時に僕3位、2位。 、1位だっ たんですね。なので、結構この富士のスプリント、意外といい結果が多いので、まあ今回もボールをまず取りたいと思ってましたし、ええ、決勝を勝てるように行きたいと思ってます」

レース2予選フォトセッション: 両クラスのポールシッター

Text: Kazuhisa SUEHIR
Photo: Kazuhiro NOINE

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第4戦富士レース2公式予選 トヨタ勢が上位独占!! ポールポジションは福住仁嶺

レース2: GT500クラスポールポジションは福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)

 2025オートバックス スーパーGT第4戦「富士GTスプリントレース」レース2の公式予選が8月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)がポールポジションを獲得した。

(天候:晴れ 路面:ドライ)

 GT500クラスの公式予選は午前11時30分より10分間で行われた。気温33℃、路面温度は49℃だ。

 今回も残り時間8分のあたりから徐々にコースインするドライバーが出始め、残り6分を切った頃にようやく全車がコース上に出揃った。

 各車2周目、3周目と徐々にペースを上げていくなか、大草りき(Modulo CIVIC TYPE R-GT)は3周目からアタックを開始して1分28秒137を記録。

 続いて早めに走行を開始していた千代勝正(MOTUL AUTECH Z)が4周目に1分28秒632。ここからは4周目にアタックしたドライバーが続々とタイムを刻む。

 松下信治(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)は1分28秒544、三宅淳詞(Niterra MOTUL Z)は1分28秒552、平峰一貴(TRS IMPUL with SDG Z)は1分28秒145で大草に次ぐ2番手だ。

 そしてここで2周目から1分31秒447とハイペースで周回を重ねていた山下健太(au TOM'S GR Supra)が1分27秒675でトップに立つ。

 ここでチェッカーフラッグが提示され、コース上の各車は最後の計測となる。

 石浦宏明(KeePer CERUMO GR Supra)が4周目に1分27秒938。

 三宅は5周目にもアタックを続行するが、タイムは1分28秒452に留まる。

 そして最後の最後に福住が1分27秒477を5周目に叩き出して山下を上回り、見事トップに躍り出た。続いて国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)も1分28秒004と27秒台まであと少しと迫る。

 この結果、福住がポールポジション。山下が予選2位、石浦が予選3位、国本が4位と、上位4台をトヨタ勢が占める結果となった。

 トヨタ勢各チームはこの大会に臨むにあたり、通常はリヤクォーターウィンドウあたりに位置している給油口を取り除くというモディファイを行い、空気抵抗の低減と低重心化を図ったようだ。数値的には僅かなものと思われるが、そこまでするトヨタの本気が上位独占につながったと言えるだろう。

 ニッサン勢最上位は平峰の5位、ホンダ勢は大草の6位が最高だった。

レース2: GT500クラス予選2位は山下健太(au TOM\'S GR Supra)

レース2: GT500クラス予選3位は石浦宏明(KeePer CERUMO GR Supra)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE 

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第4戦富士レース2公式予選GT300クラス 圧倒的な速さで藤井誠暢がポール獲得

レース2: GT300クラスポールポジションは藤井誠暢(D\'station Vantage GT3)

 2025オートバックス スーパーGT第4戦「富士GTスプリントレース」レース2の公式予選が8月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT300クラスは藤井誠暢(D'station Vantage GT3)がポールポジションを獲得した。

(天候:晴れ 路面:ドライ)

 GT300クラスの公式予選は午前11時より20分間で行われた。開始時の気温は33℃、路面温度は50℃に達した。

 最初にアタックに入ったのは城内政樹(アールキューズAMG GT3)、松井孝允(HOPPY Schatz GR Supra GT)、永井宏明(apr GR86 GT)の3台。少し遅れてハリー・キング(seven × seven PORSCHE GT3R)も走行に加わる。ここで松井が残り12分で1分38秒587をマーク。キングが残り8分を切ったところで1分38秒114で上回るが、これは走路外走行との判定。

 この頃には全車がコースに出てきており、終盤に向けて相次いでタイムアタックに取り掛かった。

 まずは坂口夏月(METALIVE S Lamborghini GT3)が1分38秒504で25号車を上回るが、すぐにザック・オサリバン(CARGUY Ferrari 296 GT3)が1分37秒388を記録してトップに立った。

 続いて残り3分を切ったところで菅波冬悟(LEON PYRAMID AMG)が1分37秒479、キングも1分37秒646そして井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1分37秒666と上位陣は軒並み1分37秒台に突入。

 残り2分を切ったところで藤井の777号車が1分37秒379。すぐに堤優威(HYPER WATER INGING GR86 GT)が1分37秒300でこれを上回るが、藤井はチェッカー直前に1分36秒888までタイムを短縮して再びトップに。続いて谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)も1分37秒275を叩き出し、2番手に割って入った。

 これによりGT300クラスは藤井誠暢がポールポジションを獲得。谷口信輝が予選2位、堤優威は予選3位で午後の決勝に臨むこととなった。

レース2: GT300クラス予選2位は谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)

レース2: GT300クラス予選3位は堤優威(HYPER WATER INGING GR86 GT)

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

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第4戦富士レース2公式練習GT300クラス 藤井誠暢がダントツの速さでトップタイム

レース2公式練習: GT300クラストップタイムは藤井誠暢(D\'station Vantage GT3)

 2025オートバックス スーパーGT第4戦「富士GTスプリントレース」レース2の公式練習が8月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、レース1優勝の藤井誠暢(D'station Vantage GT3)がトップタイムだった。

 藤井の777号車は5周目に1分36秒946を記録。これはレース1のポールタイムをも上回るものだ。この時点で2番手にはハリー・キング(seven × seven PORSCHE GT3R)が1分37秒513で続き、木村偉織(マッハ車検エアバスターMC86マッハ号)が1分37秒583で3番手。

 その後、堤優威(HYPER WATER INGING GR86 GT)が9周目に1分37秒239を記録して2番手、ザック・オサリバン(CARGUY Ferrari 296 GT3)が10周目に1分37秒421で3番手に食い込んできて、2クラス混走は終了。

 専有走行では野中誠太(Green Brave GR Supra GT)が1分37秒165で2番手に上がってくると、谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)も1分37秒224、1分37秒090と立て続けに好タイムを記録。

 しかしそれでも藤井が序盤に記録した1分36秒台には誰一人近づくことができず、公式練習は777号車がトップ。4号車が2番手、52号車が3番手という結果となった。

レース2公式練習: GT300クラス2位は谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)

レース2公式練習: GT300クラス3位は野中誠太(Green Brave GR Supra GT)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOIME

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第4戦富士レース2公式練習GT500クラス レース1に続いて1号車au TOM'S GR Supraがトップタイム

レース2公式練習: GT500クラストップタイムは山下健太(au TOM\'S GR Supra)

 2025オートバックス スーパーGT第4戦「富士GTスプリントレース」のレース2公式練習が8月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは山下健太(au TOM'S GR Supra)がトップタイム。1号車は二日続けて公式練習トップと好調ぶりを見せている。

 レース2の公式練習はレース1同様に午前8時30分より、混走40分、専有走行各10分間で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。

 序盤トップに立ったのは石浦宏明(KeePer CERUMO GR Supra)。4周目に1分28秒095をマークした。2番手に福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)が1分28秒211で続いて山下健太(au TOM'S GR Supra)が1’28.325で3番手。

 結局、その後も大きな順位変動がなく混走は終了。午前9時20分からの専有走行に移行する。

 当初はガレージで待機していた各ドライバーが動き出したのは残り8分を切ったところ。ここから予選を想定した激しいアタック合戦が展開された。

 まずは千代勝正(MOTUL AUTECH Z)が1分28秒608で5番手に浮上すると、大草りき(Modulo CIVIC TYPE R-GT)は1分28秒106で2番手にジャンプアップ。そしてここでジュリアーノ・アレジ(Deloitte TOM'S GR Supra)が1分27秒794でトップに浮上した。

 国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)は1分28秒075、平峰一貴(TRS IMPUL with SDG Z)も1分27秒816までタイムを縮める。

 さらに福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)が1分27秒528を叩き出し、37号車のタイムを上回ってきたが、山下はそれをさらに上回る1分27秒330を記録し、1号車はレース1に続いて公式練習をトップで終えた。

また2番手は14号車。3番手には19号車、4番手には37号車とここでもスープラ勢が上位を独占している。

レース2公式練習: GT500クラス2位は福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)

レース2公式練習: GT500クラス3位は国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

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第4戦富士レース2 GT500クラス決勝結果

■GT500クラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/03) Race 2 GT500 Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireLapTimeBehindGap
114福住 仁嶺ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS3450'22.936--
21山下 健太au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS3450'23.664 0.728 0.728
338石浦 宏明KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS3450'43.44420.50819.780
439関口 雄飛DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS3450'56.57233.63613.128
5*12平峰 一貴TRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS3451'07.66944.73311.097
63三宅 淳詞Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS3451'12.21549.279 4.546
737ジュリアーノ・アレジDeloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS3451'12.53749.601 0.322
864大草 りきModulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL3451'13.07350.137 0.536
923千代 勝正MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS3451'16.55053.614 3.477
10*24名取 鉄平リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH3451'16.70153.765 0.151
118松下 信治ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS3451'20.41457.478 3.713
12100山本 尚貴STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS3451'20.73657.800 0.322
13*17塚越 広大Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS3451'22.74759.811 2.011
14*16佐藤 蓮ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS3350'28.3271Lap 1Lap
1519国本 雄資WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH3351'29.8391Lap 1'01.512
---- 以上規定周回数(70% - 23 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 14 福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra) 1'28.441 (3/34) 185.737 km/h
  • CarNo. 12は、SpR.13-1.a(他車への接触)により、タイムペナルティー10秒を科した。
  • CarNo. 24は、SpR.13-1.b(他車をコースアウトさせた)により、タイムペナルティー5秒を科した。
  • CarNo. 17は、SpR.13-1.a(他車への接触)により、タイムペナルティー5秒を科した。
  • CarNo. 16は、RD Note(複数回の走路外走行)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

SUPER GT

第4戦富士レース2 GT300クラス決勝結果

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/03) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 14 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireLapTimeBehindGap
1777藤井 誠暢D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL3150'58.204--
22堤 優威HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS3150'59.475 1.271 1.271
365菅波 冬悟LEON PYRAMID AMG
Mercedes GT3
K2 R&D LEON RACING
BS3151'01.364 3.160 1.889
45木村 偉織マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH3151'09.69411.490 8.330
54谷口 信輝グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH3151'12.31514.111 2.621
652野中 誠太Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS3151'13.08414.880 0.769
718野村 勇斗UPGARAGE AMG GT3
Mercedes GT3
TEAM UPGARAGE
YH3151'13.34815.144 0.264
8666ハリー・キングseven × seven PORSCHE GT3R
PORSCHE 911 GT3R
seven × seven Racing
YH3151'15.79117.587 2.443
945ケイ・コッツォリーノPONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
DL3151'20.56322.359 4.772
1056平手 晃平リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH3151'22.03623.832 1.473
110元嶋 佑弥VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH3151'24.25026.046 2.214
1262平木 玲次HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH3151'46.39448.19022.144
139冨林 勇佑PACIFICアイドルマスターNAC AMG
Mercedes GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH3151'47.11048.906 0.716
1487坂口 夏月METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH3151'47.60549.401 0.495
1596高木 真一K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL3151'48.35350.149 0.748
1660吉本 大樹Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL3151'50.15151.947 1.798
17*7ザック・オサリバンCARGUY Ferrari 296 GT3
Ferrari 296 GT3
CARGUY MKS RACING
YH3151'55.62757.423 5.476
1826安田 裕信ANEST IWATA RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing
YH3151'55.91757.713 0.290
1911大木 一輝GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL3151'57.57859.374 1.661
20360清水 啓伸RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH3152'02.8261'04.622 5.248
2120平中 克幸シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI3152'13.1041'14.90010.278
2248柴田 優作脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH3152'13.4991'15.295 0.395
2325松井 孝允HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH3152'13.8221'15.618 0.323
2430永井 宏明apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
MI3152'49.1911'50.98735.369
2522城内 政樹アールキューズAMG GT3
Mercedes GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH3051'21.2491Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(75% - 21 Laps)完走 ----
-61井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL46'37.64627Laps26Laps
-*31小山 美姫apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS26'15.03929Laps2Laps
286片山 義章UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
VELOREX
YH12'51.33430Laps1Lap
  • Fastest Lap: CarNo. 4 谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG) 1'38.098 (8/31) 167.453 km/h
  • CarNo. 7は、RD Note(複数買いの走路外走行)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 31は、SpR.13.1.a(他車への衝突行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科したが、リタイアのため未消化。

SUPER GT

第4戦富士レース2 GT500クラス公式予選結果

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/03) Race 2 GT500 Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
114福住 仁嶺ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS1'27.477--187.784
21山下 健太au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'27.675 0.198 0.198187.360
338石浦 宏明KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS1'27.938 0.461 0.263186.800
419国本 雄資WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'28.004 0.527 0.066186.660
539関口 雄飛DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'28.033 0.556 0.029186.598
664大草 りきModulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'28.137 0.660 0.104186.378
712平峰 一貴TRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS1'28.145 0.668 0.008186.361
824名取 鉄平リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH1'28.186 0.709 0.041186.274
93三宅 淳詞Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS1'28.425 0.948 0.239185.771
108松下 信治ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'28.544 1.067 0.119185.521
1123千代 勝正MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS1'28.632 1.155 0.088185.337
1217塚越 広大Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS1'28.676 1.199 0.044185.245
13100山本 尚貴STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS1'28.683 1.206 0.007185.231
1416佐藤 蓮ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'28.712 1.235 0.029185.170
1537ジュリアーノ・アレジDeloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1'29.743 2.266 1.031183.043

SUPER GT

第4戦富士レース2 GT300クラス公式予選結果

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/03) Race 2 GT300 Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
1777藤井 誠暢D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL1'36.888--169.544
24谷口 信輝グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1'37.275 0.387 0.387168.870
32堤 優威HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS1'37.300 0.412 0.025168.826
47ザック・オサリバンCARGUY Ferrari 296 GT3
Ferrari 296 GT3
CARGUY MKS RACING
YH1'37.388 0.500 0.088168.674
561井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'37.413 0.525 0.025168.630
65木村 偉織マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'37.456 0.568 0.043168.556
752野中 誠太Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS1'37.462 0.574 0.006168.546
865菅波 冬悟LEON PYRAMID AMG
Mercedes GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'37.479 0.591 0.017168.516
9666ハリー・キングseven × seven PORSCHE GT3R
PORSCHE 911 GT3R
seven × seven Racing
YH1'37.646 0.758 0.167168.228
1045ケイ・コッツォリーノPONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
DL1'37.706 0.818 0.060168.125
1118野村 勇斗UPGARAGE AMG GT3
Mercedes GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'37.759 0.871 0.053168.034
120元嶋 佑弥VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'37.907 1.019 0.148167.780
136片山 義章UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
VELOREX
YH1'37.928 1.040 0.021167.744
149冨林 勇佑PACIFICアイドルマスターNAC AMG
Mercedes GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH1'37.933 1.045 0.005167.735
1587坂口 夏月METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'37.969 1.081 0.036167.673
1662平木 玲次HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH1'38.055 1.167 0.086167.526
1731小山 美姫apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS1'38.128 1.240 0.073167.402
1860吉本 大樹Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL1'38.390 1.502 0.262166.956
1996高木 真一K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'38.458 1.570 0.068166.841
2025松井 孝允HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'38.587 1.699 0.129166.622
2126安田 裕信ANEST IWATA RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing
YH1'38.793 1.905 0.206166.275
2220平中 克幸シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI1'38.821 1.933 0.028166.228
2311大木 一輝GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL1'38.938 2.050 0.117166.031
2448柴田 優作脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'39.102 2.214 0.164165.756
25360清水 啓伸RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'39.155 2.267 0.053165.668
2630永井 宏明apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
MI1'39.169 2.281 0.014165.645
2722城内 政樹アールキューズAMG GT3
Mercedes GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'40.280 3.392 1.111163.809
2856平手 晃平リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'40.855 3.967 0.575162.875

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦富士決勝上位3人のコメント 佐藤樹「気づいたら終わった、って感じ」

第4戦優勝 佐藤樹(HYDRANGEA Kageyama Racing)

 「スタートでなんとか前に出れて、気づいたら終わったって感じになったんです。予選で前に出れてたんで、こういう形で勝てたとは思うんで、そこはポジティブに捉えて、また明日も頑張ります。明日もポールなので、しっかり走って優勝できるようにしたいです」

 「なんか,SCについて毎回終わってるみたいな。レースしたいなって。予選もずっと調子良かったし、それが決勝で見せれたら良かったですね。まあ、しょうがないです」

第4戦決勝2位 新原光太郎(HFDP with B-Max Racing)

 「僕にはスタートとSC再開っていう2回チャンスがあったにもかかわらず、前とバトルすらできなかったっていうのは結構悔しいですね」

 「スタートはベストではなくて。でもまあ並べるには並べる距離感だったんですけど、まあ差し切るほどではなかったかなって感じですね。あとちょっと足りなかったですね」

 「スタートのミートの上手さであったり、SCDの合わせの上手さやったり、そういう部分のちょこちょこした改善は絶対あると思うので、無駄にはせず明日に生かしたいなと思います。今日スタートとSC再開の練習はできたんで、明日はうまく合わせればと思います」

第4戦決勝3位 白崎稜(HYDRANGEA kageyama Racing)

 「スタートで全部決まってたと思うんで ちょっとスタートを見直す必要がありそうですね。単純にホンダの2人の新原選手と百瀬選手がスタート上手いので、ここをどう倒すかを考えなきゃいけないですね。そんな感じを考えさせられるレースでした」

 「明日は前に出てバトルできればなんとかいけるんじゃないかなって考えてます。ペースは悪くはないと思うんで」

Text: Kazuhisa SUEHIRO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦富士決勝 相次ぐトラブルとアクシデントでレースは5周に短縮 佐藤樹が今季2連勝

チャンピオンクラス優勝は佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)

インデペンデントクラス優勝はDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)

 2025FIA-F4選手権シリーズ第4戦の決勝が8月2日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われた。レースは1周目にトラブル車両がコース状に撒いたオイルのため赤旗中断となり、再開後もアクシデントによりセーフティーカーが導入されるあれた展開となり、規定周回に達するのを待たずして制限時間を迎え、終了という残念な結果となった。優勝はポールポジションからスタートした佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)だった。

 第4戦決勝は午後5時15分にフォーメーション開始。スーパーGTの決勝中に降った雨は収まり、天候は曇り。路面はドライでの戦いとなった。

 スタートでは佐藤が予選2位からスタートを決めた新原光太郎(HFDP with B-Max Racing)の追い上げを退け、トップで1コーナーに飛び込む。3番手は白崎稜稜(Kageyama YBS Verve MCS4)だ。

 ところがその後方で武藤雅奈(TGR-DC RS F4)がマシントラブルによりホームストレート上にオイルを撒き散らしたため、1周を終えずして赤旗中断となってしまう。

 レースは午後5時40分にセーフティーカー(SC)の先導で再開。4周目から追い越しが可能となったが、その直後に1コーナーで後方集団数台によるクラッシュが発生、再びSCが導入された。

 結局、レースはSC先導のまま制限時間の午後5時50分に達したため、5周終了をもってチェッカーフラッグが提示されることとなった。

 これにより、ポールポジションの佐藤樹が5月の第3戦に続いて2連勝。2位に新原光太郎がつけ、白崎稜が3位という結果となった。

 インディペンデントクラスも予選トップのDRAGON選手(#30 B-MAX TEAM DRAGON)がそのまま優勝となっている。

決勝がスタートした

レースはオイル処理のため赤旗中断となった

レース再開後のアクシデント#1

レース再開後のアクシデント#2

チャンピオンクラス2位は新原光太郎(HFDP with B-Max Racing)

チャンピオンクラス3位は白崎稜(Kageyama YBS Verve MCS4)

インデペンデントクラス2位は今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

インデペンデントクラス3位はKENTARO(Baum Beauty Clinic)

チャンピオンクラスの表彰式

インデペンデントクラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第4戦富士レース1優勝記者会見 坪井翔「やるべきことは通常と変わらない印象」

レース1決勝記者会見: GT500クラスで優勝した坪井翔(TGR TEAM au TOM\'S)

GT500クラス 1号車au TOM'S GR Supra(TGR TEAM au TOM'S)

坪井翔(TGR TEAM au TOM'S)

 「予選があまりにダサすぎたんで。よく2位で収まれたなっていうぐらいの大失敗を正直したので、あれで2位取れるスピードがあるってことは、勝てるのかなっていうふうに決勝前は思ってました。とはいえ、始まってみないとレースは分かんないしっていう感じでレースは進んだんですけど、雨がどうなるかっていうところで、イレギュラーだけは起きないでくれというふうに思ってレースしてて。でも本当に一応守り抜けたので良かったです」

 「このフォーマットに関しては、35周はほぼワンスティントですし、GT300と混走だし、そう考えると、ドライバーとしてやらなきゃいけないことは、普段のワンスティントとあんまり変わらないのかなっていう印象はありました」

 「あとはちょっとこのスケジュールだとちょっとメカさんかわいそうかなって。見てるお客さんに楽しんでもらえたらそれが一番なんですけど。チーム側を見てると、本当にお昼も食べれずにずっとメンテナンスしているのがまた明日も続くので、ちょっとこの暑さで、メカさんたちはにはちょっと酷なスケジュールかなっていうのは感じました。フリー走行を金曜日にやるとか、そういう対策をしていただけると、多分チームの人たちは倒れなくて済むのかなと思うような1日でした」

レース1決勝記者会見: GT300クラスで優勝したチャーリー・ファグ(D\'station Racing)

GT300クラス 777号車D'station Vantage GT3(D'station Racing)

チャーリー・ファグ(D'station Racing)

 「まず、優勝会見の場に戻ってこられて本当に嬉しいです。スーパーGTの表彰台の頂点に戻ってこられて、2度目の優勝を飾ることができて、本当に最高の気分です。そして、GTAとスーパーGTの主催者の方々に、私たちにドライバー1人でレースをするチャンスを与えてくれたことに感謝したいと思います。スプリントレースはとても楽しかったので、他の皆さんにも楽しんでいただけたと思います。観戦するのも楽しかったはずです。」

 「(通常のレースフォーマットとの違いについて)言うまでもなく一番大きいのは、練習走行と予選、そして決勝レースがすべて1日で行われるということだと思います。ですから、一日はとても忙しいです。一人で走るので自分の好みに合わせてマシンをセッティングする機会がずっと多くなりますし、少し自由度も高まります。自分の好きなようにレースに臨むことができ、ピットストップ戦略があることも良いことですが、今日は、最初から最後まで自分の筋書き通りに走行できたのもとても嬉しかったです。」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第4戦富士レース2決勝GT300クラス 接戦を制したのはチャーリー・ファグ!

レース1決勝: GT300クラス優勝はチャーリー・ファグ(D\'station Vantage GT3)

 8月2日に富士スピードウェイで行われた、スーパーGT第4戦「富士GTスプリントレース」のレース1決勝は、チャーリー・ファグ(D'station Vantage GT3)がGT300クラスを制した。

 スタートでトップに立ったのはポールポジションの平良響(HYPER WATER INGING GR86 GT)。山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)が2番手で続き、予選4位のファグが3番手に浮上。4番手は片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)だ。

 一方、スタートで5番手に後退した予選3位の小林利徠斗(CARGUY Ferrari 296 GT3)は8周目の1コーナーでロベルト・メルヒ・ムンタン(UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI)に捉えられ、6番手に落ちてしまった。しかし6号車には6周目のリスタートの際、コントロールラインの手前で追い越したとしてドライブスルーペナルティが下る。

 上位陣では10周目にファグが山内を捉えて2番手に。さらに21周目のコカコーラコーナーではトップの平良を捉えてトップに浮上した。ペースの上がらない61号車を捉えて3番手を走行していた片岡もこの周のヘアピンで平良を抜いて2番手に。

 続いてセクター3で7号車の小林、予選7位から着実に順位を上げてきた蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)も平良を抜き去り、2号車は5番手まで後退してしまった。

 そしてレース終盤。7号車を捉えて3番手に浮上した蒲生が31周目の1コーナーで4号車のインに飛び込む。しかし片岡はかろうじてこれを抑え込んだ。

 こうして2台がバトルを展開する間にトップのファグはリードを広げることに成功。その差は0秒785と大きなものではなかったが、なんとか逃げ切って蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)が今季初優勝をものにした。

 2位は片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)。蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)が3位と、FIA-GT3勢が表彰台を独占してレース1は幕を閉じた。

 スーパーGT第4戦、レース2決勝は3日の午後2時15分より50分間の時間レースで行われる。混走のレース1とは異なり、今度はGT300のみの戦いだ。

レース1決勝: GT300クラスのスタートシーン

レース1決勝: GT300クラス2位は片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)

レース1決勝: GT300クラス3位は蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)

レース1決勝: GT300クラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第4戦富士レース2公式練習結果

GT500クラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/03) Race 2 Free Practice Weather:Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
11山下 健太au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'27.330--188.100
214福住 仁嶺ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS1'27.522 0.192 0.192187.688
319国本 雄資WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'27.643 0.313 0.121187.429
437ジュリアーノ・アレジDeloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1'27.794 0.464 0.151187.106
512平峰 一貴TRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS1'27.816 0.486 0.022187.059
638石浦 宏明KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS1'27.922 0.592 0.106186.834
764大草 りきModulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'28.106 0.776 0.184186.444
817塚越 広大Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS1'28.145 0.815 0.039186.361
924名取 鉄平リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH1'28.215 0.885 0.070186.213
1023千代 勝正MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS1'28.340 1.010 0.125185.950
11100山本 尚貴STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS1'28.476 1.146 0.136185.664
1216佐藤 蓮ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'28.575 1.245 0.099185.456
133三宅 淳詞Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS1'28.585 1.255 0.010185.435
148松下 信治ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'28.650 1.320 0.065185.299
1539関口 雄飛DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'28.701 1.371 0.051185.193

GT300クラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/03) Race 2 Free Practice Weather:Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
1777藤井 誠暢D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL1'36.946--169.443
24谷口 信輝グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1'37.090 0.144 0.144169.191
352野中 誠太Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS1'37.165 0.219 0.075169.061
418野村 勇斗UPGARAGE AMG GT3
Mercedes GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'37.222 0.276 0.057168.962
52堤 優威HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS1'37.239 0.293 0.017168.932
67ザック・オサリバンCARGUY Ferrari 296 GT3
Ferrari 296 GT3
CARGUY MKS RACING
YH1'37.251 0.305 0.012168.911
765菅波 冬悟LEON PYRAMID AMG
Mercedes GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'37.271 0.325 0.020168.877
8666ハリー・キングseven × seven PORSCHE GT3R
PORSCHE 911 GT3R
seven × seven Racing
YH1'37.387 0.441 0.116168.675
956平手 晃平リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'37.421 0.475 0.034168.617
105木村 偉織マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'37.583 0.637 0.162168.337
110元嶋 佑弥VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'37.630 0.684 0.047168.256
1296高木 真一K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'37.712 0.766 0.082168.114
1360吉本 大樹Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL1'37.771 0.825 0.059168.013
149冨林 勇佑PACIFICアイドルマスターNAC AMG
Mercedes GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH1'37.798 0.852 0.027167.967
1545ケイ・コッツォリーノPONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
DL1'37.849 0.903 0.051167.879
1661井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'37.883 0.937 0.034167.821
1731小山 美姫apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS1'37.922 0.976 0.039167.754
186片山 義章UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
VELOREX
YH1'38.158 1.212 0.236167.351
1911大木 一輝GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL1'38.225 1.279 0.067167.236
2020平中 克幸シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI1'38.283 1.337 0.058167.138
2187坂口 夏月METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'38.341 1.395 0.058167.039
2226安田 裕信ANEST IWATA RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing
YH1'38.423 1.477 0.082166.900
23360清水 啓伸RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'38.439 1.493 0.016166.873
2462平木 玲次HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH1'38.506 1.560 0.067166.759
2530永井 宏明apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
MI1'38.707 1.761 0.201166.420
2625松井 孝允HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'39.142 2.196 0.435165.690
2748柴田 優作脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'39.734 2.788 0.592164.706
2822城内 政樹アールキューズAMG GT3
Mercedes GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'40.706 3.760 0.972163.116

SUPER GT

第4戦富士レース1決勝GT500クラス 坪井翔が貫禄の逆転優勝!!

レース1決勝:GT500クラス 優勝は坪井翔(au TOM\'S GR Supra)

 2025オートバックス スーパーGT第4戦「富士GTスプリントレース」レース1の決勝が8月2日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスはポイントリーダーの坪井翔(au TOM'S GR Supra)が今季2勝目を挙げた。

(天候;曇り コース:ドライ)

 レース1決勝は午後3時15分に静岡県警先導でパレードランを開始。給油もドライバー交代もサクセスウェイトもない、35周のガチンコバトルの幕が上がった。朝から強い陽射しが降り注いでいたコース上空は少し曇ってきている。

レース1決勝: GT500クラスのスタートシーン

 ホールショットを決めたのはポールの阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)。予選3位の大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)が予選2位の坪井をインから抜いて2番手で2コーナーを立ち上がる。すかさずヘアピンでアウトから並びかける坪井。大湯は懸命にこれを抑え込むが、続くダンロップ進入で坪井にインを取られて後退を余儀なくされる。

 坪井は一気にトップを伺うが、阪口はこれを退けた。

 しかしこの周のコカコーラコーナー一つ目に並走状態で飛び込んだ牧野任祐(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)と大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)が接触するアクシデントが発生。これにより大嶋の14号車はコースを飛び出してウォールに前から突っ込んだため、早くも2周目からセーフティーカー(SC)が導入されることとなった。

 車両回収ののちSCは5周目にピットイン。6周目からレースが再開されると、すぐさな坪井が1コーナーで阪口にアウトから並びかける。

 ここでは阪口が坪井を押さえ込んだが、坪井は再びコカコーラ一つ目で大外から並びかけて阪口を攻略、見事トップに浮上した。続いて大湯もヘアピンで阪口のインに飛び込んで2番手に上がってきた。

 そこから坪井と大湯2台によるトップ争いが展開される。坪井は大湯を大きく突き離せないものの、それでも周回を重ねるごとに着実に2秒、3秒とリードを広げていき、最後は2.529秒差をつけてフィニッシュ。開幕戦岡山に続いて今季2勝目を挙げた。

 その後方では熾烈な3位争いが最後まで繰り広げられた。

 まずは予選5位からスタートしたサッシャ・フェネストラズ(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が6周目のリスタートで佐々木大樹(Niterra MOTUL Z)を抜いて4番手に浮上し、徐々に19号車の背後に迫る。

 その後方では予選11位からスタートした笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)が周回を重ねるごとに着実に順位を上げ、7周目の1コーナーで佐々木の3号車をアウトからを抜いて6番手に。続いて13周目のコカコーラ手前でベルトラン・バゲット(TRS IMPUL with SDG Z)を捉えて5番手に浮上してきた。

 フェネストラズは26周目の2コーナー立ち上がりでついに阪口を捉えて3番手に浮上すると、同じ週で笹原も阪口を抜いて4番手につける。

 レースはこのままフェネストラズが笹原を従えてチェッカーフラッグを受けたのだが、フェネストラズに対して走路外から3号車を抜いたとの裁定が下り、5秒のタイム加算を受けることになった。

 これによりレースは坪井翔が優勝、大湯都史樹が2位、笹原右京が3位に繰り上がって、サッシャ・フェネストラズは阪口晴南に次ぐ5位に降着となった。

 スーパーGT第4戦はこのあと8月3日にレース2の予選と決勝を行う。

レース1決勝: スタート早々に接触リタイアとなった大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)

レース1決勝: GT500クラス、坪井翔(#1)と阪口晴南(#19)の争い

レース1決勝: GT500クラス2位は大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)

レース1決勝: GT500クラス3位は笹原右京(Deloitte TOM\'S GR Supra)

レース1決勝: GT500クラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第4戦富士レースポールポジション会見 阪口晴南「爽快って感じ」

GT500クラス 19号車WedsSport ADVAN GR Supra(TGR TEAM WedsSport BANDOH)

阪口晴南(TGR TEAM WedsSport BANDOH)

レース1予選記者会見: GT500クラスポールポジションの阪口晴南(TGR TEAM WedsSport BANDOH)

 「とても気持ちよく、嬉しい気持ちです。練習からトップ争いに自分達はいるなというところで、スープラ勢が好調で。ただまあ大湯選手にはちょっと遅れているかなというような、印象だったんですけど。予選に向けてエンジニアと、今日走ってないんですけど国本さんであったり、横浜さんと一緒に、いろいろみんなでコミュニケーションをとって、こうしていこうっていう方向性がうまく合いました」

 「予選はいつものようなコンディションではなかったんですけど、ただその中でなんとか自分もこらえて。ええ、タイヤとクルマは素晴らしかったし、良いアタックできて、スプリントで僕一人で走ってますけど、本当にみんなの力が合わさっての結果だと思うんで、すごく気持ちいいです」

 「セパンの時は(ポールポジションを)取れなくて取れなくて、迷惑かけて取って、ほっとしたっていう感じだったんですけど、今回はそういうプレッシャーもなかったし、もうスプリントなんで、自分の走りを思っきりアタックにぶつけて取ったんで、爽快って感じですね」

GT300クラス 2号車HYPER WATER INGING GR86 GT(HYPER WATER Racing INGING)

平良響(HYPER WATER Racing INGING)

レース1予選記者会見: GT300クラスポールポジションの平良響(HYPER WATER Racing INGING)

 「今の気持ちとしてはほっとしたなっていう感じです。テストから大きいクラッシュをしちゃって、開幕も思うように結果が出なくて、正直自信がなくなりかけてたので。その次のセパン、富士はすごい調子良かったので、調子を戻していたんですけども、こうやって自分の力でポールを取れたことは自信にもつながりましたし、肩の荷が降りたなっていう感じです。」

 「予選に関してはですね、練習の段階からかなりクルマもタイヤも良く、ドライビングも良かったので、何事もなければ予選はいけるなっていうふうな 好調ぶりでした。それがうまく大きなミスもなく、自信にもつながった走りで、しっかりポール取れたので、そこに関しては本当に良かったです。今回スプリントなので、タイヤのセット数だったり、選び方がいろいろ今までとは違ったので、僕たち正直こんな路面温度が高いとは想定してなかったので、レースウィーク入りした時は正直外れたなっていう感覚でした。なんですけど、意外とタイヤがマッチしたので、まあ今後のレースに向けて、かなりタイヤを自信持って選べるようになったのでよかったです」

 「皆さんノーウェイトなので、そこに関してはガチンコのバトルでちゃんと制したなっていう感じはすごい嬉しいです。」

レース1予選フォトセッション: 両クラスのポールシッター

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第4戦富士レース1公式予選GT300クラス ポールポジションは平良響

レース1: GT300クラスポールポジションは平良響(HYPER WATER INGING GR86 GT)

 富士スピードウェイで行われたスーパーGT第4戦「富士GTスプリントレース」レース1の公式予選。GT300クラスは平良響(HYPER WATER INGING GR86 GT)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午前11時40分より20分間で行われた。コースオープン直後にコースインするチーム、ガレージに止まって状況を伺うチームそれぞれがあり、最初はコース上も閑散としていたが、残り10分を切る頃には全車が出揃い、終了ギリギリまでタイムアタックを行なった。

 この時点でトップにいたのは富田竜一郎(GAINER TANAX Z)で1分38秒184を4周目に記録していた。

 しかしすぐに近藤翼(seven × seven PORSCHE GT3R)が1分37秒963でこれを上回ると、小林崇志(UPGARAGE AMG GT3)も1分37秒898、続いて平良が1分37秒184でトップに立ち、次の周には1分37秒094までタイムを縮めてきた。

 これに続いたのは小林利徠斗(CARGUY Ferrari 296 GT3)で1分37秒341。山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)で4周目に1分37秒417、5周目に1分37秒314と立て続けに好タイムをマークして2番手に割って入った。

 終了間際にはチャーリー・ファグ(D'station Vantage GT3)も1分37秒260を叩き出すが、これに対しては走路外走行との判定が出され、タイムは取り消しに。結局ポールポジションは平良。予選2位は山内、3位は小林利徠斗の順でグリッドは確定。ファグは1分37秒373の4位から決勝に臨むこととなった。

レース1: GT300クラス予選2位は山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)

レース1: GT300クラス予選3位は小林利徠斗(CARGUY Ferrari 296 GT3)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第4戦富士レース1公式予選GT500クラス トップ3をスープラが独占!! 阪口晴南が今季2回目のPP獲得

レース1: GT500クラスポールポジションは阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)

 2025オートバックス スーパーGT第4戦「富士GTスプリントレース」レース1の公式予選が8月2日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)が今季2度目のポールポジションを獲得した。

(天候:晴れ コース:ドライ)

 今回はドライバー1名で走るスプリントレースということで慶次予選1回のみでグリッドを決定する。GT500クラスは午後0時10分より10分間で行われた。

 気温34℃、路面温度59℃という厳しいコンディションの中、いつものように残り7分あたりから次々にピットを離れる各車。最後に残り6分を切ったところで坪井翔(au TOM'S GR Supra)がピットを離れ、ここから1周または2周のタイムアタックが始まった。

 ウォームアップからハイペースで周回する坪井は2周目に1分31秒317を記録、ここで一旦ペースを落とし、4周目にもう一度アタックに行くが、本人曰く「タイヤを温めきれなかった」ということで1コーナーがややオーバーラン気味になってしまう。それでもタイムは1分28秒220と、その時点でのトップに浮上する。

 ここでメインポストからチェッカーフラッグが提示されたが、コース上では阪口の19号車が2周目のアタックを行なっていた。4周目に採捕のアタックを行い、1分28秒327を記録していた阪口は2回目のアタックで1分28秒167までタイムを縮め、坪井を0秒053上回って見事ポールポジションを獲得した。

 2位は坪井。3位には5周目に1分28秒456を記録した大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)と公式練習に続いてスープラ勢がトップ3を独占することとなった。

レース1: GT500クラス予選2位は坪井翔(au TOM\'S GR Supra)

レース1: GT500クラス予選3位は大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦冨士決勝結果

Championクラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 Champion class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
117佐藤 樹KageyamaチームスタイルMCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
530'48.379--
250新原 光太郎HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
530'50.096 1.717 1.717
316白崎 稜Kageyama YBS Verve MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
530'50.431 2.052 0.335
451百瀬 翔HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
530'51.188 2.809 0.757
554迫 隆眞PONOS RACING MCS4-24
PONOS RACING
530'52.097 3.718 0.909
643森山 冬星JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
530'53.302 4.923 1.205
745洞地 遼⼤PONOS RACING MCS-24
PONOS RACING
530'53.627 5.248 0.325
863岸 風児HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
530'54.200 5.821 0.573
962中井 陽斗HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
530'57.109 8.730 2.909
1060熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
530'57.840 9.461 0.731
118落合 蓮音TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
530'58.017 9.638 0.177
1234田中 風輝Drago CORSE
Drago CORSE
530'59.16810.789 1.151
1333鈴木 悠太Drago CORSE
Drago CORSE
530'59.44511.066 0.277
14*15中里 龍昇Kageyama AMEROID MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
531'00.21611.837 0.771
1597三浦 愛Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
531'00.42412.045 0.208
1614村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
531'01.79113.412 1.367
1736菊池 貴博TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
531'02.53514.156 0.744
1880翁長 実希OTG Motor Sports MCS4
OTG MOTOR SPORTS
531'03.25214.873 0.717
1919松井 啓人ATEAM Buzz Racing
AKILAND RACING
531'03.53215.153 0.280
2035鈴木 恵武TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
531'04.60616.227 1.074
213山本 聖渚TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
531'05.91417.535 1.308
2238三浦 柚貴TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
531'06.14117.762 0.227
2353酒井 翔太TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
531'15.79827.419 9.657
2452岩崎 有矢斗B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
531'22.03333.654 6.235
2528梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
531'31.33242.953 9.299
26*29鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
531'32.86244.483 1.530
---- 以上規定周回数(90% - 4 Laps)完走 ----
-37武藤 雅奈TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
0-5Laps5Laps
-87下野 璃央Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry Racing Team
-d.n.s--

Independentクラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 Independent class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
130DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
531'08.960--
244今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
531'11.360 2.400 2.400
355KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
531'13.520 4.560 2.160
410中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
531'16.683 7.723 3.163
56ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
531'18.041 9.081 1.358
611植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
531'20.58611.626 2.545
764清水 剛HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
531'25.79316.833 5.207
861坂井 ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
531'26.57017.610 0.777
986大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry Racing Team
531'27.06418.104 0.494
104佐々木 祐一仙台DayDream & Dr Dry
DAYDREAM RACING
531'27.59118.631 0.527
1140⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
531'28.81219.852 1.221
1298IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
531'32.01823.058 3.206
1374小嶋 健太郎Rn-sports ELPA朝日電器
Rn-sports
531'33.48924.529 1.471
1488三浦 和貴B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
531'35.59026.630 2.101
---- 以上規定周回数(90% - 4 Laps)完走 ----
-21小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle
イーグルスポーツ
325'54.9782Laps2Laps
-*96齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
326'35.7222Laps40.744
-5小谷 素弘TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
-d.n.s--
  • Fastest Lap(Champion): CarNo. 29 鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4) 1'50.226 (4/5) 149.028 km/h
  • Fastest Lap(Independent): CarNo. 88 三浦和貴(B-MAX RACING F4)1'52.372 (3/5) 146.182 km/h
  • CarNo. 15は、シリーズ規則第30条7(スタート手順)違反により、タイムペナルティー5秒を科した。
  • CarNo. 29は、H項(SC中の追い越し)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 96は、シリーズ規則第15条1.1(衝突行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦、第5戦富士公式予選上位3人のコメント 佐藤樹「すごくいい感触、納得できる走りだった」

第4戦、第5戦ポールポジション 佐藤樹(HYDRANGEA Kageyama Racing)

 「アベレージでずっとタイム良くて、徐々にタイムを上げられて、最後までそのペースでいけてました。すごいいい感覚で、自分でも納得できるような走りができてました。」

 「今週の走り始めから自分だけ連続でベストなペースで走れるっていうのがありました。予選もそれを再現できて、っといいペースで走れたんです。最後の2周くらいからさすがに垂れ始めたんですけど、ずっといい走りができて良かったです」

 「開幕の時はここまでベストタイムを連続で走れるっていうのはなかったんで、新ロットになってからこういう感覚にはなってるんで、現在のタイヤが自分の走りに合っているかもしれないなというふうに思いました。もうずっと。決勝のペースも悪くないはずなんで。まずは普通にスタートして、前で出れれば逃げられると思うんで、自信持って走りたいと思います」

第4戦、第5戦予選2位 新原光太郎(HFDP with B-Max Racing)

 「場所取りがあんまりうまくいかなくて後ろからのスタートになったので、あんまり僕たちに選択肢がないというか,前が下がってきたら僕らは詰まるしかないっていう。それが結構難しかったんです。そこでもう一気に全部下がってしまって、集団の一番後ろで走ってたのが、それが良かったのかなと思います」

 「(昨年所属したKageyama Racingとのポール争いになったことについて)チームが速いんじゃなくて、僕が速いということを見せれるように頑張ります。ただやっぱりちょっとバトルする時には若干気を使う のかなと思います。」

 「決勝はスタートで落ちないように頑張って、バトルで勝てるように頑張ります。まずは当たらないのを第一に頑張ります」

第4戦、第5戦予選3位 白崎稜(HYDRANGEA kageyama Racing)

 「正直このレースウィーク結構悪い位置からスタートしてたんで、そう考えると全然いい巻き返しになったかなと。やっと開幕戦の感じに戻ってきました」

 「タイヤがニューロットになったんですが、僕は今週から初めて履いているので、ちょっと感触が分からず、合わせ込むのにちょっと時間かかっちゃった感じです」

 「(決勝は)レースペースは多分大丈夫だと思います。予選のペースも安定してタイム出てたので、あとは自分の課題ももうチームから情報が届いてるんで、そこを直してスタートでまた抜いていきたいと思います」

Text: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

第4戦富士レース1決勝結果

GT500クラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Race 1 Final Weather:Cloudy/Rain Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireLapTimeBehindGap
11坪井 翔au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS3557'40.012--
238大湯 都史樹KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS3557'42.541 2.529 2.529
337笹原 右京Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS3558'03.46523.45320.924
419阪口 晴南WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH3558'07.47627.464 4.011
5*39サッシャ・フェネストラズDENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS3558'07.99827.986 0.522
612ベルトラン・バゲットTRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS3558'09.22129.209 1.223
7100牧野 任祐STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS3558'12.73432.722 3.513
8*3佐々木 大樹Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS3558'15.88735.875 3.153
917小出 峻Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS3558'17.64137.629 1.754
108野尻 智紀ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS3558'23.40643.394 5.765
1123高星 明誠MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS3558'27.50147.489 4.095
1224松田 次生リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH3558'33.44053.428 5.939
1316大津 弘樹ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS3558'34.89754.885 1.457
1464伊沢 拓也Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL3558'35.69555.683 0.798
---- 以上規定周回数(70% - 24 Laps)完走 ----
-14大嶋 和也ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS0-35Laps35Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 1 坪井翔(au TOM'S GR Supra) 1'28.826 (9/35) 184.932 km/h
  • CarNo. 39は、SpR.18-1(走路外追い越し)により、タイムペナルティー5秒を科した。
  • CarNo. 3は、SpR.13-1.b(他車を押しだし)により、タイムペナルティー5秒を科した。

GT300クラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Race 1 Final Weather:Cloudy/Rain Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireLapTimeBehindGap
1777チャーリー・ファグD'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL3359'06.170--
24片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH3359'06.955 0.785 0.785
365蒲生 尚弥LEON PYRAMID AMG
Mercedes GT3
K2 R&D LEON RACING
BS3359'07.405 1.235 0.450
47小林 利徠斗CARGUY Ferrari 296 GT3
Ferrari 296 GT3
CARGUY MKS RACING
YH3359'07.948 1.778 0.543
552吉田 広樹Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS3359'10.998 4.828 3.050
62平良 響HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS3359'11.808 5.638 0.810
75塩津 佑介マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH3359'14.168 7.998 2.360
861山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL3359'15.046 8.876 0.878
9666近藤 翼seven × seven PORSCHE GT3R
PORSCHE 911 GT3R
seven × seven Racing
YH3257'43.7301Lap 1Lap
1018小林 崇志UPGARAGE AMG GT3
Mercedes GT3
TEAM UPGARAGE
YH3257'44.4541Lap 0.724
1156ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラリアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH3257'50.5851Lap 6.131
1211富田 竜一郎GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL3257'58.4481Lap 7.863
1345篠原 拓朗PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
DL3257'58.7441Lap 0.296
1426イゴール・オオムラ・フラガANEST IWATA RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing
YH3258'01.6711Lap 2.927
15*6ロベルト・メルヒ・ムンタンUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
VELOREX
YH3258'02.3181Lap 0.647
1620清水 英志郎シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI3258'06.7841Lap 4.466
1731オリバー・ラスムッセンapr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS3258'08.5441Lap 1.760
1860河野 駿佑Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL3258'14.1591Lap 5.615
1962平木 湧也HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH3258'14.6321Lap 0.473
20360荒川 麟RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH3258'17.2351Lap 2.603
2187松浦 孝亮METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH3258'22.3201Lap 5.085
229阪口 良平PACIFICアイドルマスターNAC AMG
Mercedes GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH3258'28.7671Lap 6.447
2322加納 政樹アールキューズAMG GT3
Mercedes GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH3258'29.5511Lap 0.784
2430織戸 学apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
MI3258'32.8341Lap 3.283
2525佐藤 公哉HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH3258'44.3871Lap 11.553
2648井田 太陽脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH3157'56.3782Laps1Lap
---- 以上規定周回数(70% - 23 Laps)完走 ----
-0小暮 卓史VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1733'45.28416Laps14Laps
-96新田 守男K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL450'40.53329Laps13Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 56 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R) 1'37.744 (30/32) 168.059 km/h
  • CarNo. 6は、SpR.付則-3.7(SCリスタート時の追い越し)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦、第5戦富士公式予選 佐藤樹が連続ポールを獲得

チャンピオンクラス: 第4戦、第5戦ともポールポジションは佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)

 2025FIA-F4選手権シリーズ第4戦、第5戦の公式予選が8月2日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、チャンピオンクラスは佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)が第4戦、第5戦いずれもポールポジションを獲得した。

 開幕戦から3ヶ月のインターバルを経て再び富士で行われるFIA-F4選手権。今回は全く異なる気温、路面温度での戦いとなり、さらにタイヤのロットも今大会より新しくなったとのこと。それへの対応も今回は求められている中、公式予選は午前10時より20分間で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。

 この予選で走り出しから好調だったのが佐藤樹、白崎稜(Kageyama YBS Verve MCS4)のHYDRANGEA kageyama Racingの二人。佐藤は走り出しから3周目、4周目と順調にタイムを上げていき、常にタイミングモニターの最上段をキープ、8周目に1分46秒341を記録して第4戦のポールポジションを獲得すると、9周目に1分46秒375のセカンドベストタイムを記録して第5戦のポールポジションをものにした。

 これに対し、序盤はトラフィックに阻まれて満足にアタックできなかったという新原光太郎(HFDP with B-Max Racing)が6周目に1分46秒599で2番手に上がってくると、8周目には1分46秒499までタイムを縮め、第4戦、第5戦共に予選2位でフロントローを獲得してみせた。

 予選3位は白崎。第2戦で優勝するなど今季は出だしから好調だが、今週末は新ロットのタイヤへの対応に苦労したという。それでも尻上がりに調子を上げて第4戦、第5戦共に優勝の狙えるセカンドロウから決勝に臨むこととなった。

チャンピオンクラス: 第4戦、第5戦とも予選2位は新原光太郎(HFDP with B-max Racing Team)

チャンピオンクラス: 第4戦、第5戦とも予選3位は白崎稜(Kageyama YBS Verve MCS4)

 なお、インディペンデントクラスは午前10時05分より20分間で行われ、DRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)が第4戦、第5戦共にトップだった。

インデペンデントクラス: 第4戦、第5戦ともポールポジションはDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)

インデペンデントクラス: 第4戦予選2位、第5戦予選7位は小嶋禎一(Classic Car.jp Eagle)

インデペンデントクラス: 第4戦、第5戦とも予選3位は今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

インデペンデントクラス: 第4戦予選5位、第5戦予選2位はKENTARO(Baum Beauty Clinic)

 第4戦決勝はこのあと午後5時15分より14周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦富士公式予選結果

Championクラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 Champion class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
117佐藤 樹KageyamaチームスタイルMCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1'46.341--154.473
250新原 光太郎HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1'46.499 0.158 0.158154.244
316白崎 稜Kageyama YBS Verve MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1'46.670 0.329 0.171153.996
451百瀬 翔HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1'46.742 0.401 0.072153.893
543森山 冬星JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'46.811 0.470 0.069153.793
652岩崎 有矢斗B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1'46.868 0.527 0.057153.711
754迫 隆眞PONOS RACING MCS4-24
PONOS RACING
1'46.880 0.539 0.012153.694
845洞地 遼⼤PONOS RACING MCS-24
PONOS RACING
1'46.993 0.652 0.113153.532
928梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.064 0.723 0.071153.430
1029鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.122 0.781 0.058153.347
1160熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1'47.140 0.799 0.018153.321
1263岸 風児HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'47.166 0.825 0.026153.284
1362中井 陽斗HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'47.218 0.877 0.052153.209
14*34田中 風輝Drago CORSE
Drago CORSE
1'47.291 0.950 0.073153.105
1515中里 龍昇Kageyama AMEROID MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1'47.322 0.981 0.031153.061
1697三浦 愛Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'47.359 1.018 0.037153.008
178落合 蓮音TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1'47.365 1.024 0.006153.000
1880翁長 実希OTG Motor Sports MCS4
OTG MOTOR SPORTS
1'47.378 1.037 0.013152.981
1937武藤 雅奈TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.437 1.096 0.059152.897
20*38三浦 柚貴TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.463 1.122 0.026152.860
2133鈴木 悠太Drago CORSE
Drago CORSE
1'47.480 1.139 0.017152.836
2236菊池 貴博TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.495 1.154 0.015152.815
233山本 聖渚TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
1'47.569 1.228 0.074152.709
2414村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1'47.667 1.326 0.098152.570
2535鈴木 恵武TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.668 1.327 0.001152.569
2653酒井 翔太TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1'47.692 1.351 0.024152.535
2719松井 啓人ATEAM Buzz Racing
AKILAND RACING
1'47.895 1.554 0.203152.248
2887下野 璃央Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry Racing Team
1'48.011 1.670 0.116152.085
---- 以上基準タイム(105% - 1'51.828)予選通過 ----
-46有村 将真アポロ電⼯フジタ薬局Bellona
フジタ薬局レーシング
1'48.253 1.912 0.242151.745
-48林 城華BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4
RAGNO MOTOR SPORT
1'49.163 2.822 0.910150.480

Independentクラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 Independent class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
130DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1'48.050--152.030
221小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle
イーグルスポーツ
1'48.472 0.422 0.422151.438
344今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'48.517 0.467 0.045151.375
4*6ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1'48.549 0.499 0.032151.331
555KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
1'48.592 0.542 0.043151.271
6*96齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
1'48.798 0.748 0.206150.984
710中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
1'48.858 0.808 0.060150.901
811植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1'48.953 0.903 0.095150.770
988三浦 和貴B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1'49.412 1.362 0.459150.137
1040⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
1'49.421 1.371 0.009150.125
1186大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry Racing Team
1'49.428 1.378 0.007150.115
1264清水 剛HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'49.455 1.405 0.027150.078
1398IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'49.535 1.485 0.080149.969
14*5小谷 素弘TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
1'49.639 1.589 0.104149.826
15*74小嶋 健太郎Rn-sports ELPA朝日電器
Rn-sports
1'49.662 1.612 0.023149.795
164佐々木 祐一仙台DayDream & Dr Dry
DAYDREAM RACING
1'49.780 1.730 0.118149.634
1761坂井 ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'50.191 2.141 0.411149.076
---- 以上基準タイム(105% - 1'53.763)予選通過 ----
-23YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'51.731 3.681 1.540147.021
1971大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
d.n.s---

  • CarNo. 34, 5は、L項第4章第2条c)d)(走路外走行複数回)により、予選結果より3グリッド降格のペナルティーを科す。
  • CarNo. 38, 96は、L項第4章第2条c)d)(走路外走行複数回)により、予選結果より4グリッド降格のペナルティーを科す。
  • CarNo. 6は、シリーズ規則第26条9(ピットレーン速度)違反により、予選結果より2グリッド降格のペナルティーを科す。
  • CarNo. 74は、シリーズ規則第26条9(ピットレーン速度)違反により、予選結果より3グリッド降格のペナルティーを科す。

SUPER GT

第4戦富士レース1公式予選結果

GT500クラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Race 1 Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
119阪口 晴南WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'28.167--186.315
21坪井 翔au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'28.220 0.053 0.053186.203
338大湯 都史樹KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS1'28.456 0.289 0.236185.706
43佐々木 大樹Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS1'28.466 0.299 0.010185.685
539サッシャ・フェネストラズDENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'28.570 0.403 0.104185.467
624松田 次生リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH1'28.711 0.544 0.141185.172
7100牧野 任祐STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS1'28.763 0.596 0.052185.064
812ベルトラン・バゲットTRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS1'28.870 0.703 0.107184.841
923高星 明誠MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS1'28.871 0.704 0.001184.839
1014大嶋 和也ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS1'28.922 0.755 0.051184.733
1137笹原 右京Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1'28.937 0.770 0.015184.702
1217小出 峻Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS1'29.046 0.879 0.109184.475
138野尻 智紀ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'29.058 0.891 0.012184.451
1416大津 弘樹ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'29.230 1.063 0.172184.095
1564伊沢 拓也Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'29.589 1.422 0.359183.357

GT300クラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Race 1 Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
12平良 響HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS1'37.094--169.185
261山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'37.314 0.220 0.220168.802
37小林 利徠斗CARGUY Ferrari 296 GT3
Ferrari 296 GT3
CARGUY MKS RACING
YH1'37.341 0.247 0.027168.755
4777チャーリー・ファグD'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL1'37.373 0.279 0.032168.700
54片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1'37.421 0.327 0.048168.617
66ロベルト・メルヒ・ムンタンUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
VELOREX
YH1'37.547 0.453 0.126168.399
765蒲生 尚弥LEON PYRAMID AMG
Mercedes GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'37.565 0.471 0.018168.368
85塩津 佑介マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'37.590 0.496 0.025168.325
956ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラリアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'37.605 0.511 0.015168.299
1052吉田 広樹Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS1'37.801 0.707 0.196167.961
11666近藤 翼seven × seven PORSCHE GT3R
PORSCHE 911 GT3R
seven × seven Racing
YH1'37.814 0.720 0.013167.939
1218小林 崇志UPGARAGE AMG GT3
Mercedes GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'37.898 0.804 0.084167.795
1320清水 英志郎シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI1'37.983 0.889 0.085167.649
140小暮 卓史VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'38.016 0.922 0.033167.593
1511富田 竜一郎GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL1'38.089 0.995 0.073167.468
1626イゴール・オオムラ・フラガANEST IWATA RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing
YH1'38.125 1.031 0.036167.407
1760河野 駿佑Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL1'38.217 1.123 0.092167.250
1831オリバー・ラスムッセンapr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS1'38.249 1.155 0.032167.196
1945篠原 拓朗PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
DL1'38.285 1.191 0.036167.134
2087松浦 孝亮METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'38.290 1.196 0.005167.126
2162平木 湧也HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH1'38.427 1.333 0.137166.893
2296新田 守男K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'38.726 1.632 0.299166.388
239阪口 良平PACIFICアイドルマスターNAC AMG
Mercedes GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH1'38.787 1.693 0.061166.285
24360荒川 麟RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'38.869 1.775 0.082166.147
2530織戸 学apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
MI1'38.869 1.775 0.000166.147
2622加納 政樹アールキューズAMG GT3
Mercedes GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'39.507 2.413 0.638165.082
2725佐藤 公哉HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'39.701 2.607 0.194164.761
2848井田 太陽脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'42.231 5.137 2.530160.683

SUPER GT

第4戦富士レース1公式練習GT300 3戦ぶりに復帰のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがトップタイム

レース1公式練習: GT300クラストップタイムはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R)

 2025オートバックス スーパーGT第4戦「富士GTスプリントレース」レース1の公式練習が8月2日、静岡県小山町の富士すおいードウェイで行われ、GT300クラスは開幕戦岡山以来の参戦となったジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R)が1分37秒048でトップだった。

 開始から5分の時点でトップに立ったのは篠原拓朗(PONOS FERRARI 296)で1分39秒499。昨年までチームメイトだった蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)が1分40秒387で2番手につける。

 しかし小林利徠斗(CARGUY Ferrari 296 GT3)が5周目に1分37秒131でトップに立つと、山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1分37秒438、ロベルト・メルヒ・ムンタン(UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI)が1分37秒506と相次いで1分37秒台のタイムを記録。さらに10周目にはオリベイラが1分37秒048と1分36秒台に迫るタイムを叩き出し、結局これが混走、専有走行を通じてのトップタイムとなった。

 2番手は小林利徠斗、3番手にはメルヒがいずれも混走のタイムで続くこととなり、5番手の片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)、7番手の吉田広樹(Green Brave GR Supra GT)らが専有走行でタイムを上げてトップ10に食い込んできている。

レース1公式練習: GT300クラス2位は小林利徠斗(CARGUY Ferrari 296 GT3)

レース1公式練習: GT300クラス3位はロベルト・メルヒ・ムンタン(UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第4戦富士レース1公式練習GT500クラス トップは坪井翔!!

レース1公式練習: GT500クラストップタイムは坪井翔(au TOM\'S GR Supra)

 2025オートバックス スーパーGT第4戦「富士GTスプリントレース」レース1の公式練習が8月2日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは坪井翔(au TOM'S GR Supra)が唯一の1分27秒代となる1分27秒977でトップだった。

 第4戦富士大会は土曜日と日曜日にそれぞれ予選と決勝を行う2レース制が採用された。スーパーGTとしては2010年から2013年にかけて開催されたノンタイトル戦の「富士スプリントカップ」が2レース制で行われたほか、2003年7月に行われたJGTC第4戦「Malaysian JGTC in Fuji Speedway」でも2レース制が採用されているが、スーパーGTのシリーズ戦としては今回が初めてとなる。

 これにより今大会はサクセスウェイトが0kgとされたほか、シリーズポイントもレース1、レース2それぞれで通常の半分のポイントが与えられることとなった。なおドライバーは事前に発表されたエントリーリストに従い、土曜日はレース1のドライバー、日曜日はレース2のドライバーのみが走行を許される。

 こうした中、レース1の公式練習は午前8時30分より混走40分間、専有走行各クラス10分間で行われた。この日の天候は晴れ。路面はドライ。心配された台風の影響もなく、気温は30℃、路面温度は35℃というコンディションでの走行となった。

 決勝レースが35周のスプリントということもあり、各車とも短いスティントでタイムアタックを繰り返す展開となる。

 まずは大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)が3周目に1分30秒146でトップに。大湯は4周目にも1分29秒396までタイムを縮めるが、5周目にはいると坪井翔(au TOM'S GR Supra)が1分28秒762を記録。これを阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)が1分28秒421で上回ってトップに浮上、6周目には1分28秒280までタイムを縮めるが、坪井も8周目に1分28秒198を叩き出し、そのままトップで混走を終えた。

 2番手は阪口、3番手には大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)が続いた。

 午前9時20分より行われた専有走行においても坪井の速さは変わらず、唯一の1分27秒台となる1分27秒977を記録してトップで公式練習を締め括った。

 混走2番手の阪口はタイム更新ならず。これに対して牧野任祐(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)が1分28秒252で19号車のタイムを上回るが、チェッカー寸前に大湯が1分28秒190、さらにその直後に笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)が1分28秒173を叩き出し、笹原が2番手、大湯が3番手に割って入った。

 これにより公式練習はトムス勢が1-2、スープラ勢が1-2-3という結果となった。

 第4戦富士大会レース1の公式予選はこのあと午後0時10分より10分間のタイム予選形式で行われる。

レース1公式練習: GT500クラス2位は笹原右京(Deloitte TOM\'S GR Supra)

レース1公式練習: GT500クラス3位は大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第4戦富士レース1公式練習結果

■GT500クラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Official Race 1 Practice Weather:Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
11坪井 翔au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'27.977--186.717
237笹原 右京Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1'28.173 0.196 0.196186.302
338大湯 都史樹KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS1'28.190 0.213 0.017186.266
4100牧野 任祐STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS1'28.252 0.275 0.062186.135
519阪口 晴南WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'28.280 0.303 0.028186.076
639サッシャ・フェネストラズDENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'28.506 0.529 0.226185.601
716大津 弘樹ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'28.586 0.609 0.080185.433
83佐々木 大樹Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS1'28.601 0.624 0.015185.402
914大嶋 和也ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS1'28.657 0.680 0.056185.285
1024松田 次生リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH1'28.672 0.695 0.015185.254
1123高星 明誠MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS1'28.709 0.732 0.037185.176
1264伊沢 拓也Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'28.837 0.860 0.128184.909
1317小出 峻Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS1'28.848 0.871 0.011184.887
1412ベルトラン・バゲットTRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS1'28.996 1.019 0.148184.579
158野尻 智紀ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'29.132 1.155 0.136184.297

■GT300クラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Official Race 1 Practice Weather:Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
156ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラリアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'37.048--169.265
27小林 利徠斗CARGUY Ferrari 296 GT3
Ferrari 296 GT3
CARGUY MKS RACING
YH1'37.131 0.083 0.083169.120
36ロベルト・メルヒ・ムンタンUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
VELOREX
YH1'37.335 0.287 0.204168.766
461山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'37.438 0.390 0.103168.587
54片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1'37.520 0.472 0.082168.445
62平良 響HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS1'37.524 0.476 0.004168.439
752吉田 広樹Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS1'37.580 0.532 0.056168.342
865蒲生 尚弥LEON PYRAMID AMG
Mercedes GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'37.653 0.605 0.073168.216
945篠原 拓朗PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
DL1'37.758 0.710 0.105168.035
1060河野 駿佑Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL1'37.804 0.756 0.046167.956
1120清水 英志郎シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI1'38.023 0.975 0.219167.581
120小暮 卓史VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'38.034 0.986 0.011167.562
13777チャーリー・ファグD'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL1'38.091 1.043 0.057167.465
1487松浦 孝亮METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'38.245 1.197 0.154167.202
15666近藤 翼seven × seven PORSCHE GT3R
PORSCHE 911 GT3R
seven × seven Racing
YH1'38.330 1.282 0.085167.058
1631オリバー・ラスムッセンapr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS1'38.377 1.329 0.047166.978
175塩津 佑介マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'38.416 1.368 0.039166.912
1826イゴール・オオムラ・フラガANEST IWATA RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing
YH1'38.452 1.404 0.036166.851
19360荒川 麟RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'38.565 1.517 0.113166.660
2011富田 竜一郎GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL1'38.579 1.531 0.014166.636
2118小林 崇志UPGARAGE AMG GT3
Mercedes GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'38.608 1.560 0.029166.587
2296新田 守男K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'38.662 1.614 0.054166.496
2362平木 湧也HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH1'38.669 1.621 0.007166.484
249阪口 良平PACIFICアイドルマスターNAC AMG
Mercedes GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH1'38.855 1.807 0.186166.171
2530織戸 学apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
MI1'39.184 2.136 0.329165.619
2625佐藤 公哉HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'39.374 2.326 0.190165.303
2722加納 政樹アールキューズAMG GT3
Mercedes GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'39.442 2.394 0.068165.190
2848井田 太陽脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'39.900 2.852 0.458164.432

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第4戦SUGO決勝ドライバーコメント 優勝・吉田馨「何も心配はなかった」

優勝 吉田馨(TAKE first kks-2)

優勝した吉田馨(TAKE first kks-2)

 「最初ちょっと(酒井に)近づかれたので、びっくりしたのですが。その後落ち着いて走れて、しっかりギャップを築けたのでよかったかなと思います。そこからは安定したラップを刻めるように集中していたので、何も心配はなかったです」

2位 酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

決勝2位の酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

 「スタートは普通で、昨日みたいに前に出られる形ではなかったのですが。その後吉田選手と僕のペースが変わらなくて、近づきもしなければ離れもしない、みたいな展開で、乗っている側も楽しくなかったです。もうちょっと自分のペースがよければ抜けたレースだったなと思うのですが、そこは次の課題として、直していけたらなと思います」

3位 石井大雅選手(ファーストガレージ制動屋SII)

決勝3位の石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)

 「表彰台といっても上位との差があるので、そこは悔しいところです。ペースというより最初の立ち上げのところが遅くて、それで離されてしまって、そこからつかず離れずという感じで仕掛けようがない距離まで行ってしまったので、そこが反省点です。次はもてぎになりますが、去年も表彰台に乗ったし、小田選手、酒井選手とも争えたので、今年もトップ争いができると思います」

4位 中村ブンスーム(ファーストガレージKKSⅡ)

決勝4位の中村ブンスーム(ファーストガレージKKSII)

 「昨日とはセットを大幅に変えて、乗りやすくなったのですが、まだコンマ2、3秒ペースが足りなくて、そこは自分がアジャストできていなかったと思います。石井君に対しては一時追いついて、また離されてという感じで、差が縮まらなくてレースが終わった感じなので、いろいろ反省点や課題が見つかったので、次のレースに活かしていきたいと思います」

5位 KODAI YOSHIDA(T's TECHNO RF KKS 2)

決勝5位のKODAI YOSHIDA(T's TECHNO RF KKS2)

 「またスタートでミスしてしまって、後ろに下がってから巻き返すという展開になってしまいました。5位で昨日よりひとつ順位は下がってしまったのですが、昨日は繰り上がりの4位、今日は実力で5位を取ることができたので、そこはいいレースだったかなと思います。(11周目のオーバーテイクは?)馬の背で、結構距離があったのですが、ここで行くしかない、という感じで飛び込んだ時は狙い通りに行けて気持ちよかったです」

6位 五十嵐文太郎(Drago CORSE)

決勝6位の五十嵐文太郎(Drago CORSE)

 「(最後のオーバーテイクは?)馬の背で、ちょっと相手のミスも多かったので抜けた感じです。(最後尾から抜きまくった?)タイム的にはもっと速く走れるはずですが、前との間合いとか、抜くのに1周かかってしまったりして、それで時間が無くなってしまったですね。もうちょっとスムーズに抜けていればよかったです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Junichi SEKINE

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第4戦SUGO決勝 魔物も手なずけたか吉田馨がSUGOを完全制圧、2戦連続のポール・ツー・ウイン

優勝は吉田馨(TAKE first kks-2)

 2025年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第4戦決勝が7月20日(日)にスポーツランドSUGOで開催され、ポールポジションからスタートの吉田馨(TAKE first kks-2)がホールショットを奪うと酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)からのプレッシャーに動ぜず12周のレースを走り切り優勝、第3戦に続いて連勝した。

 第4戦決勝は午前10時15分にフォーメーションラップ開始。前日の第3戦での各選手のベストラップでスターティンググリッドは以下のように決定された。なお第3戦失格の五十嵐文太郎(Drago CORSE)は嘆願により最後尾からの出走が許可された。

  • ポールポジション 吉田馨 1分27秒504
  • 2番手 酒井翔太 1分27秒595(+0.091秒)
  • 3番手 石井大雅(ファーストガレージ制動屋SⅡ)1分27秒996(+0.492秒)
  • 4番手 中村ブンスーム(ファーストガレージKKSⅡ)1分28秒092(+0.588秒)
  • 5番手 KODAI YOSHIDA(T’s TECHNO RF KKS 2)1分28秒186(+0.682秒)
  • 6番手 松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)1分28秒304(+0.800秒)
  • 7番手 小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIAED)1分28秒447(+0.943秒)
  • 8番手 小野大地(RiNoA Racing project)1分28秒706(+1.202秒)
  • 9番手 三ツ井光輝(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)1分28秒975(+1.471秒)
  • 10番手 畠山退三(Hobbybace&zap-ED)1分29秒559(+2.055秒)ジェントルマンクラス
  • 11番手 松下彰臣(Abel HOSHO&PARM zap 10v ED)1分29秒669(+2.165秒)
  • 12番手 今瀬統哉(ALBIREX-RT GIAED)1分30秒270(+2.766秒)
  • 13番手 新渡戸歩(ZAP SPEED 10V ED)1分31秒504(+4.000秒)
  • 14番手 五十嵐 NO TIME

決勝がスタートした

 本日も朝から晴れたスポーツランドSUGOの気温は30.9度、路面温度早くも50.4度と容赦ない暑さの中、全車がグリッドにつきレッドライト消灯でレースがスタート。

 フロントロウの吉田と酒井が無難なスタートを切った後方で蹴り出しがよかったのが石井で、酒井の左サイドに並びかけるようにストレートを加速するが、第1コーナーでは酒井が前。4番手の中村の後方で、YOSHIDA、松原、小林の3台が5位を争って3ワイドで走る。第1コーナーに向けてインから松原、真ん中にYOSHIDA、アウトに小林と並んでターンすると競り勝ったのは小林で5位にポジションアップ。松原とYOSHIDAは引き続きサイド・バイ・サイドで第2コーナーへ飛び込むと続く第3コーナーで松原がアウト側にコースオフしかけて勝負あり。YOSHIDA6位で、松原は続く第4コーナーで三ツ井と小野のTeam RiNoA勢にも差されて9位までダウンするが、S字からの加速で小野からポジションを奪い返す。後方では最後尾スタートの五十嵐が早くも3台をかわして11位まで上がってバックストレートを通過。馬の背で畠山を仕留めて10位へ。

 前戦と同じくスタート直後の混戦を利して順位を上げた小林だが、レースペースにはやや厳しいものがあるのか、松原とのバトルを制したYOSHIDAが背後に迫って最終コーナーを立ち上がると、10%の急坂の加速でYOSHIDAが右サイドに並びかけて、コントロールラインでは0.038秒と僅かに前に出て、そのまま2周目の第1コーナーで小林のインからオーバーテイク、5位に返り咲く。6位に落ちた小林には三ツ井が張り付いていて、3台が連なって走行する。

 オープニングラップを終えてトップ吉田は酒井に0.334秒の差。3位石井はそこから0.575秒、4位中村0.585秒と第3戦より間合いが詰まった状態だ。5位グループでは6位に落ちた小林がそこから粘りをみせて、前の周のYOSHIDAと同じように最終コーナーからの立ち上がりで詰め寄るとコントロールラインまでに前に出て0.236秒の差で5位を取り戻す。YOSHIDAは加速が鈍かったのか三ツ井にも0.024秒差まで迫られて2周目を終了。

 3周目、吉田は1分27秒545と最速タイムで酒井との差を0.801秒にひろげる。3位石井、4位中村と続き、5位小林はYOSHIDAとのバトルの間に中村から3.338秒後方とやや離され、0.402秒差でYOSHIDA、0.192秒差で三ツ井と接近戦が続き、さらに三ツ井の0.413秒後方の8位には五十嵐が上がってきている。この集団から5周目になると小林が少し抜け出し、6位グループが形成されYOSHIDA~三ツ井~五十嵐~松原の4台が0.668秒差にひしめくワンパック状態に。

 7周目、トップ吉田と酒井の差は0.977秒、8周目には1.101秒と、吉田がジリジリと酒井を引き離していく。石井、中村は単独走行で5位小林は中村から6秒以上離されている。6位グループは8周目の第2コーナーで三ツ井がスピン大きく遅れてしまう。三ツ井は金曜日の練習走行、土曜日の第3戦予選/決勝とSPコーナーでコースアウトしてオイルパンをたびたび損傷、それでも今日の決勝は攻めていけと里見乃亜代表からハッパをかけられての6位グループでの走行であったが、YOSHIDAに仕掛けようとしてミスが出てしまったようで10位までドロップ。

 6位グループがバラけたことでYOSHIDAは前を行く小林の攻略に集中できるようになったか、8周目に0.529秒あった差を9周目に0.120秒とテール・ツー・ノーズ状態に持ち込み、10周目のストレートエンドで小林に勝負を挑むが第1コーナーでオーバーラン。すぐにコースに復帰したが小林に逃げられてしまい、五十嵐が0.379秒差と迫る。それでも諦めないYOSHIDAは11周目に入ると再度アタックを開始、バックストレートで小林に追いつくと馬の背で攻略に成功、5位に上がる。6位に落ちた小林に今度は0.162秒差で五十嵐が襲い掛かってファイナルラップに突入する。

 ファイナルラップ、トップを走る吉田は今回もダメ押しとばかりに最後にファステストラップを叩き出して締めくくるとトップチェッカー、前日に続く2連勝をポール・ツー・ウインで飾った。2位酒井とは1.141秒差、酒井も最後に自己ベストを出したが、吉田との差はスタートから縮まらないままで終わった。3位石井~4位中村とファーストガレージ勢が2位から4位を占めて5位にバトルを制したYOSHIDA、そして6位にはファイナルラップの馬の背でインから小林をかわした五十嵐が最後尾から這い上がってきた。

 1台出走のジェントルマンクラス、畠山退三(Hobbybace&zap-ED)は11位でフィニッシュした。

 もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第5戦は舞台をモビリティリゾートもてぎに戻して8月30日に行われる。シリーズはこれで4戦を終えて、酒井と吉田が2勝ずつ。シリーズポイント的には吉田が1戦欠場しているためまだ差があるが、有効ポイント制でもあり、シーズン当初に予想した酒井のワンサイドという構図は完全に崩れた。

1列縦隊

決勝2位は酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

決勝3位は石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)

決勝4位は中村ブンスーム(ファーストガレージKKSII)

決勝5位はKODAI YOSHIDA(T's TECHNO RF KKS2)

決勝6位は五十嵐文太郎(Drago CORSE)

ジェントルマンクラス優勝は畠山泰三(Hobbybase&zap-ED)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第4戦SUGO決勝結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/07/20) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 4 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16吉田 馨TAKE first kks-2
MYST KK-S2
1217'38.059--
222酒井 翔太ファーストガレージ制動屋
MYST KK-S2
1217'39.200 1.141 1.141
353石井 大雅ファーストガレージ制動屋SII
MYST KK-S2
1217'41.627 3.568 2.427
457中村 ブンスームファーストガレージKKSII
MYST KK-S2
1217'44.544 6.485 2.917
52KODAI YOSHIDAT's TECHNO RF KKS2
MYST KK-S2
1217'54.24316.184 9.699
643五十嵐 文太郎Drago CORSE
MYST KK-S2
1217'54.78516.726 0.542
733小林 留魁アルビ新潟第一ホテルGIA ED
TOKYO R&D RD10V
1217'55.96217.903 1.177
814松原 将也ZAP MARUTOKU 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1217'56.46018.401 0.498
981小野 大地RiNoA Racing project
MYST KK-S2
1217'59.00320.944 2.543
1082三ツ井 光輝群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
1218'02.18724.128 3.184
1138G1畠山 泰三Hobbybase&zap-ED
MYST KK-S2
1218'06.53828.479 4.351
1215松下 彰臣Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1218'15.73137.672 9.193
1336今瀬 統哉ALBIREX-RT GIA ED
TOKYO R&D RD10V
1218'34.99556.93619.264
1418新渡戸 歩ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1218'41.5811'03.522 6.586
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 6 吉田馨(TAKE first kks-2) 1'27.490 (12/12) 147.576 km/h

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