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2026年10月

KYOJO CUP

第4戦富士ファイナル結果

SUPER FORMULA HALLOWEEN -RIJ- (2026/10/11) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2026 KYOJO CUP Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
LapTimeBehindGap
138佐藤 こころOPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
INGING MOTORSPORT
1529'58.647--
210ジョアンヌ・チコンテFLEET KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1529'59.261 0.614 0.614
37翁長 実希nat KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1529'59.747 1.100 0.486
486下野 璃央Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01
Dr.Dry Racing Team
1530'01.142 2.495 1.395
532金本 きれいミハラ自動車エムクラフトKC-MG01
MIHARA RACING TEAM
1530'07.419 8.772 6.277
639富下 李央菜OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
INGING MOTORSPORT
1530'07.633 8.986 0.214
717白石 いつもTeam ReFa Aira KC-MG01
AIWIN
1530'08.439 9.792 0.806
84平川 真子NTT docomo Business ROOKIE KC-MG01
NTT docomo Business ROOKIE
1530'09.36510.718 0.926
911ペイジ・ラダッツ富士山静岡レーシングKC-MG01
クボタモータースポーツ
1530'10.38511.738 1.020
108佐々木 藍咲nat KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1530'16.32317.676 5.938
1133岩岡 万梨恵FUKUDA racing KC-MG01
FUKUDA racing
1530'17.41818.771 1.095
1212いとう りな富士山静岡レーシングKC-MG01
クボタモータースポーツ
1530'20.03221.385 2.614
1335シタルウイ・リムナンタラックINGING 2W Singha Sittipol Nexter KC-MG01
INGING MOTORSPORT
1530'20.27221.625 0.240
1457ジャオ ユンチェンATEAM Buzz Racing KC-MG01
Buzz Racing
1530'22.94924.302 2.677
159ケルシー・ピンコウスキーVINIA KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1530'27.87529.228 4.926
1687山本 龍ARF☆お先にどうぞ☆KC-MG01
Autolook Racing
1530'31.38332.736 3.508
1737ハナ・バートンSCS TOM'S KYOJO KC-MG01
TOM'S KYOJO
1530'44.51545.86813.132
---- 以上規定周回数(70% - 10 Laps)完走 ----
-36斎藤 愛未SCS TOM'S KYOJO KC-MG01
TOM'S KYOJO
919'38.2536Laps6Laps
-18三浦 愛Team ReFa KC-MG01
AIWIN
25'13.65713Laps7Laps
-*3松井 沙羅KeePer KONDO RACING KC-MG01
KONDO RACING
12'30.42214Laps1Lap
  • Fastest Lap: CarNo. 7 翁長実希(nat KDDP KC-MG01) 1'46.103 (11/15) 154.819 km/h
  • CarNo. 3は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第16条4.1.a(他車への衝突)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

KYOJO CUP

第4戦富士スプリント結果

SUPER FORMULA HALLOWEEN -RIJ- (2026/10/10) Sprint Race Weather:Sunny Course:Dry
2026 KYOJO CUP Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
LapTimeBehindGap
17翁長 実希nat KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1017'35.729--
238佐藤 こころOPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
INGING MOTORSPORT
1017'37.733 2.004 2.004
310ジョアンヌ・チコンテFLEET KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1017'39.757 4.028 2.024
418三浦 愛Team ReFa KC-MG01
AIWIN
1017'41.963 6.234 2.206
536斎藤 愛未SCS TOM'S KYOJO KC-MG01
TOM'S KYOJO
1017'42.496 6.767 0.533
639富下 李央菜OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
INGING MOTORSPORT
1017'43.939 8.210 1.443
73松井 沙羅KeePer KONDO RACING KC-MG01
KONDO RACING
1017'45.326 9.597 1.387
88佐々木 藍咲nat KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1017'46.41710.688 1.091
986下野 璃央Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01
Dr.Dry Racing Team
1017'46.42510.696 0.008
1017白石 いつもTeam ReFa Aira KC-MG01
AIWIN
1017'50.96615.237 4.541
11*37ハナ・バートンSCS TOM'S KYOJO KC-MG01
TOM'S KYOJO
1017'52.60516.876 1.639
1232金本 きれいミハラ自動車エムクラフトKC-MG01
MIHARA RACING TEAM
1017'55.19419.465 2.589
134平川 真子NTT docomo Business ROOKIE KC-MG01
NTT docomo Business ROOKIE
1017'55.44919.720 0.255
1433岩岡 万梨恵FUKUDA racing KC-MG01
FUKUDA racing
1017'57.84122.112 2.392
1535シタルウイ・リムナンタラックINGING 2W Singha Sittipol Nexter KC-MG01
INGING MOTORSPORT
1018'01.21625.487 3.375
16*87山本 龍ARF☆お先にどうぞ☆KC-MG01
Autolook Racing
1018'08.72232.993 7.506
1757ジャオ ユンチェンATEAM Buzz Racing KC-MG01
Buzz Racing
1018'14.64338.914 5.921
1812いとう りな富士山静岡レーシングKC-MG01
クボタモータースポーツ
712'57.5233Laps3Laps
---- 以上規定周回数(70% - 7 Laps)完走 ----
-11ペイジ・ラダッツ富士山静岡レーシングKC-MG01
クボタモータースポーツ
611'16.2384Laps1Lap
-9ケルシー・ピンコウスキーVINIA KDDP KC-MG01
nat team KCMG
59'47.9105Laps1Lap
  • Fastest Lap: CarNo. 18 三浦愛(Team ReFa KC-MG01) 1'45.203 (10/10) 156.144 km/h
  • CarNo. 37, 87は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第16条4.1.a/b(他車への衝突+コースアウト)により、決勝レースを4グリッド降格とする。

KYOJO CUP

第4戦富士公式予選 翁長実希が初ポールポジションを獲得

 KYOJO CUP第3戦は10月10日、富士スピードウェで公式予選を行い、翁長実希(nat KDDP KC-MG01)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は秋晴れに恵まれ、富士山もくっきりと見える富士スピードウェイで20台が参加し、午前8時55分より20分間の予定で行われた。

 予選中盤、各ドライバー本格的にアタックを始めるとトップに立ったのは1分44秒865で三浦愛(Team ReFa KC-MG01)。2位に金本きれい(ミハラ自動車エムクラフトKC-MG01)が、3位に白石いつも(Team ReFa Aira KC-MG01)がつける。

 残り9分、佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)が1分44秒528でトップに立つと、チームメートの富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)も2位に上がってきた。三浦は3位に落ちた。

 残り8分、本格的にアタックを始めた翁長実希(nat KDDP KC-MG01)が1分44秒165でいきなりトップに浮上。2位には佐々木藍咲(nat KDDP KC-MG01)が44秒186の僅差で続き、佐藤は3位にドロップダウン。翁長は次周タイムを44秒155とわずかに縮めた。

 残り3分、ジャオユンチェン(ATEAM Buzz Racing KC-MG01)がコースアウトしたため赤旗が提示され予選は打ち切りとなった。

 最後のアタックを行えなかったドライバーもいたようだが、ポールポジションは翁長が獲得。2位には佐々木が、3位には佐藤が、4位にはジョアンヌ・チコンテ(FLEET KDDP KC-MG01)が、5位には斎藤愛未(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)が、6位には松井沙羅(KeePer KONDO RACING KC-MG01)が続いた。ポイントリーダーの富下は7位と振るわなかった。

 スプリントレースはこの後、午後1時5分より10周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI

VITA筑波

第4戦筑波決勝ドライバーコメント 2位・日高公朝「スタートが命だと思っていた」

優勝 西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

優勝した西濱康行(ETA白波ワークス VITA)

 「スタートで2番手のクルマ(日高)がちょっと見えなくなって『どこにいるのかな』と探してしまったところはありましたが、自分のペースでキチンと走れて、よかったなと思います。8秒差ですか、次はもっと離せるように頑張ります(笑)。ポイント差もついて、次も同じように優勝で締められるように、頑張ります」

2位 日高公朝(SHORAI ETA)

決勝2位の日高公朝(SHORAI ETA)

 「スタートが命だと思っていたので、できるだけ西濱さんについて、後ろにも距離を詰められないようにというのを考えていて。スタートが思った以上にうまく行って自分でも驚きだったのです。後ろは気にせず西濱さんに食いついて行こうと思っていたので。何周かは西濱さんの後ろについて行くことができて、いろいろなことを勉強することができたので、とてもよかったです。終盤からは後ろの様子も見ていたのですが、だいぶ距離があったので、西濱さんのペースについて行こうと思っていましたが、まだ自分はそのレベルにないと思ったので、自分の余裕がある範囲で、できるだけペースを落とさずに、かつ失敗せずに、ということで。自分の初戦にしては、上出来だったと思います」

3位 オオサワヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)

決勝3位のオサワヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)

 「なんとか結果がまとまって、うまく走れましたね。予選からこういうふうに行きたいので、次はしっかり練習して、走りを自分のものにしようかなと思います。次回はいいところに行けると思います。予選からいい所にいきたいですね」

4位 中村大善(VITA-01)

決勝4位の中村大善(VITA-01)

 「けっこう苦しかったですね。(後続を)抑える中で何個か課題を見つけたので、それをまた修行して、次のレースに繋げたいと思います。プレッシャーは感じました。得意なコーナー、不得意なコーナーがありまして、後ろを見ながら、ほとんど前を見ないで走っていました(笑)」

5位 中島正之(ビーンズスポーツVITA二号)

決勝5位の中島正之(ビーンズスポーツVITA二号)

 「スタートで失敗して。1周目の第2ヘアピンの立ち上がりで前のクルマの横に並んで、インを差したのですが、立ち上がりのところで逆に(ラインが)膨らんで、ちょっと芝生に落ちてしまい前に出られて。さらにそれでまた(別のクルマが)後ろにつかれてしまって、最終コーナーの進入でそれにも抜かれてしまって、4位から5位に落ちて、後はそれが抜けずにそのまま最後まで行ってしまい(順位を)ひとつ落としてしまいました。残念。苦しい展開でしたが、前と3台でレースしながら走っていたので、単独で行くよりは楽しめたと思います」

6位 TATSUYA OKAHATA(Jcoレーシング-UT)

決勝6位のTATSUYA OKAHATA(Jcoレーシング-UT)

 「レース2戦目にして入賞できてよかったです。がまんのレースで、後ろの方のかたが速かったので、抑ええるので精いっぱいで、逆にブロックばかりしてしまって、申し訳なかったです。もっと腕を磨きます。まだ上の方に届かないと思うので徐々にやっていきます。バトルはどこのレースでやってきているので、その辺は大丈夫でした。長かったです(笑)」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

VITA筑波

第4戦筑波決勝 西濱康行が盤石のポール・ツー・ウインで完勝、驚速ルーキー日高公朝が2位

トップでゴールする西濱康行

 VITA筑波シリーズ第4戦決勝は9月27日(日)に行われ、ポールポジションからスタートの西濱康行(ETA 白波ワークス VITA)スタートでトップに立つとそのまま逃げ切り、2位のチームメイト日高公朝(SHORAI ETA)に大差をつけて連勝を飾った。

 決勝は定刻の午後3時15分スタート。天候は相変わらずの曇りで気温25.3度、路面温度32.6度のドライコンディションだ。13台のVITA-01がグリッドについて15周のレースが開始。

 ホールショットを奪ったのはポールシッターの西濱。危なげないスタートでトップに立つとそのまま第1コーナーへ。フロントロウに並ぶ日高、3位中村大善(VITA-01)もスムーズな加速で2位と3位を守ったのに対し、4番グリッドの中島正之(ビーンズスポーツVITA二号)は蹴り出しが弱く、5番手スタートのオオサワヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)に先行されそうになるが、そこからの加速で中島が前に。同じく出足がよかったのが7番手スタートのTATSUYA OKAHATA(Jcoレーシング-UT)、6番グリッドの山口心愛(大和設備工業PJ VITA)と並びかけて第1コーナーをターン、6位のポジションを奪い取る。

 中島は第1ヘアピンへの進入で中村のインを狙うがブレーキングで僅かに接触して姿勢を乱す。勢いのあるのがOKAHATAで第1ヘアピンではオオサワのインから差しに行くが、ここはオオサワが死守する。

 3位以下のバトルをよそに、トップ西濱と2位日高はテール・ツー・ノーズで後続を引き離し、20メートルほどの差をつけてバックストレートから最終コーナーへ。オープニングラップだけで3位中村と早くも2.505秒の差をつける。3位グループは中村から0.302秒差でオオサワ、0.394秒差で中島、0.284秒差でOKAHATAに続いて、第3セクターで山口を仕留めた佐藤孝洋(ETA-TIPO-01)が0.121秒差と5台がワンパックで連なる。

 トップに立った西濱は序盤が勝負どころとみたか、2位日高との間合いを2周目0.385秒、3周目0.482秒とじわじわと引き離していく。ラップタイムも3周目1分3秒893、4周目には1分3秒879とこの日のファステストラップでギャップを0.793秒へ。この二人のペースが突出して速く、4周目で早くも3位中村との差を6.106秒まで拡大する。

 レースは中盤戦の5周目、西濱は2位日高に対し0.4秒以上速いラップタイムでリードは1.122秒と着実に拡大していく。中村を先頭とした3位争いは依然として続き、オオサワ~中島~OKAHATA~佐藤が1.284秒の中に連なっている。この中でも特にOKAHATAと佐藤は0.161秒差、4周目の第1コーナーでは佐藤がOKAHATAのインを差すシーンもあったが果たせず、テール・ツー・ノーズ状態が突いている。こうして3位グループが膠着状態の間に背後に近づいてきたのが、8位4山口と9位おぎねぇ(ORCIRC社員募集中ワコーズVITA)で、6周目に佐藤から0.344秒の差。両者の間隔も0.429秒と、一触即発の状態となる。8周目の第1セクターのバトルでおぎねぇが脱落、大きく順位を落としてしまう。9位箭内健太(SHINRYU UT VITA)、10位Haruki Koso(Raise UP VITA)、11位渡邊晴也(ELEVレーシング VITA01)という並びになり、おぎねぇ12位にドロップ。

 トップ西濱は淡々と1分3秒台のラップタイムを刻み、7周目1.584秒、8周目2.304秒、9周目3.431秒と2位日高を突き放してレースは10周目。ここでオオサワが第1コーナーでイン側から中村を強襲、ついに3位の差を奪い取る。これで3位オオサワ、4位中村、5位中島、6位OKAHATAの順。

 3位グループがほどけた後は6位を争うバトルが激しくなり、OKAHATAと佐藤、さらに山口の3台が11周目0.7秒以内のワンパックになるが、ここから山口が脱落、終盤はOKAHATAと佐藤の一騎打ちに。

 ファイナルラップ、一人旅となった西濱は僅かにペースを落とし、それでも誰よりも速いペースで走ってチェッカードフラッグの下を通過。予選開始直後からトップでポールポジション獲得、決勝でもポール・ツー・ウインという完勝でレースを完全制覇した。2位は日高、こちらも2番手スタートから後続には影も踏ませぬ万全の走りでデビュー戦をまとめあげた。3位は終盤に中村のブロックをこじ開けたオオサワが表彰台を獲得、以下4位中村、5位中島、6位は佐藤を0.241秒差で振り切ったOKAHATAが初入賞というトップ6となった。

 レース後の車検から戻ってきた西濱はコックピットに立ち上がり、ガッツポーズ。前戦では初優勝をかみしめるような様子だったが、連勝の今回は歓喜と笑顔を振りまくポディウムとなった。これでシリーズポイントを62と伸ばし、次回第5戦でチャンピオン獲得の可能性も出てきた。そして初レースで2位の高校生、日高。レースでは先輩である西濱の背後につけて多くの学びを得たうえで、さらに中盤以降は2位をしっかり守る走りを心掛けていたという、18歳とは思えないクレバーさも見せ今後が楽しみだ。不安要素があるとすれば今回は速すぎて経験できなかったバトルだけかもしれない。

 筑波VITAシリーズ第5戦は10月25日(日)開催予定。シリーズタイトル争いも佳境だ。

優勝は西濱康行(ETA白波ワークス VITA)

決勝2位は日高公朝(SHORAI ETA)

決勝3位はオオサワヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)

決勝4位は中村大善(VITA-01)

決勝5位は中島正之(ビーンズスポーツVITA二号)

決勝6位はTATSUYA OKAHATA(Jcoレーシング-UT)

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

VITA筑波

第4戦筑波公式予選ドライバーコメント ポールポジション 西濱康行「『ダンロップの下でザリガニが出る』という話を聞いてビクビク」

ポールポジション 西濱康行(ETA白波ワークスVITA)1分3秒400

ポールポジションは西濱康行(ETA白波ワークス VITA)

 「うちのチームがフロントロウに並ぶというのがなかったので、いい形で予選を終えられたと思います。昨日が雨で走らなかったので、金曜日にドライで走って、感触よかったので、その感触のまま走って、まずまずいいアタックできたのではないかな、と思います。路面はだいたいドライで『ダンロップ(ブリッジ)の下でザリガニが出る』という話を聞いて(笑)、ちょっとビクビクしましたが、全体にはドライで路面の状態もよかったと思います。決勝はこのままゴールまでクルマを運びたいなと、後輩に先に行かれないように気を付けます」

2位 日高公朝(SHORAI ETA)1分3秒850(+0.450秒)

予選2位は日高公朝(SHORAI ETA)

 「これが自分の実力というのか、運というのかというのは初めて(の予選)なのでよくわからなくて言い切れないのですが。この前までは1分4秒2とか、タイムも振るわずという感じで、5、6番手かなというのが予想だったのですが。これからの決勝、2番手を維持した状態で、よかったらトップを狙っていこうかな、と思います。油断せず頑張りたいと思います」

3位 中村大善(VITA-01)1分3秒887(+0.487秒)

予選3位は中村大善(VITA-01)

 「間合いをうまく開けられたので、それがタイムを出せた要因だと思います。タイヤもいいところを使えたし、うまく行ったなと思います。今回足のセットを変えてきたので、それが10周とか走った後でどう変化するかという確認を行っていました。全体的にはいい方向に進んでくれたなと思います。それが成功のほうに行ったのが、今回のタイムに大きく寄与したと思います」

4位 中島正之(ビーンズスポーツVITA二号)1分3秒975(+0.575秒)

予選4位は中島正之(ビーンズスポーツVITA二号)

 「ぜんぜん練習の時間が取れなくて。前回のレースが終わって、次が今日だったので(苦笑)、いきなり予選からなので、最初はちょっと目の慣らしも兼ねて。後半徐々にタイムを詰めていけて、このタイムだったという感じです。本当はもうちょっと上でがんばりたかったのですが、1分3秒8くらいで。でも久々に走った割にはまずまず、ということで、決勝もがんばります」

5位 オオサワヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)1分4秒136(+0.736秒)

予選5位はオオサワヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)

 「ダメですね(苦笑)、全然伸びきれていないですね。タイムも思ったほどは出ていないです。なんでだろう? という感じです。フレッシュなタイヤの使い方がまだまだのような気がします。思ったより全然(タイムが)上がらなかったです。決勝にむけてクルマはこのまま、がんばって行くしかないですね」

6位 山口心愛(大和設備工業PJ VITA)1分4秒146(+0.746秒)

予選6位は山口心愛(大和設備工業PJ VITA)

 「途中でピットインして空気圧をちょっと下げました。それはよかったですね。そこからタイム上がってきました。でも今日の路面は難しいなと思いました。思ったよりタイムでなくて、難しいですね。決勝はがんばります(笑)、とりあえず6位以内には入れるように。もっと上も目指したいので表彰台めざして、がんばります」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

KYOJO CUP

第4戦富士公式予選結果

SUPER FORMULA HALLOWEEN -RIJ- (2026/10/10) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2026 KYOJO CUP Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

Pos№DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
17翁長 実希nat KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1'44.155--157.715
28佐々木 藍咲nat KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1'44.186 0.031 0.031157.668
338佐藤 こころOPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
INGING MOTORSPORT
1'44.322 0.167 0.136157.462
410ジョアンヌ・チコンテFLEET KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1'44.368 0.213 0.046157.393
536斎藤 愛未SCS TOM'S KYOJO KC-MG01
TOM'S KYOJO
1'44.419 0.264 0.051157.316
63松井 沙羅KeePer KONDO RACING KC-MG01
KONDO RACING
1'44.434 0.279 0.015157.294
739富下 李央菜OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
INGING MOTORSPORT
1'44.455 0.300 0.021157.262
818三浦 愛Team ReFa KC-MG01
AIWIN
1'44.500 0.345 0.045157.194
9*86下野 璃央Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01
Dr.Dry Racing Team
1'44.755 0.600 0.255156.812
1011ペイジ・ラダッツ富士山静岡レーシングKC-MG01
クボタモータースポーツ
1'44.849 0.694 0.094156.671
1132金本 きれいミハラ自動車エムクラフトKC-MG01
MIHARA RACING TEAM
1'44.899 0.744 0.050156.596
1217白石 いつもTeam ReFa Aira KC-MG01
AIWIN
1'44.902 0.747 0.003156.592
134平川 真子NTT docomo Business ROOKIE KC-MG01
NTT docomo Business ROOKIE
1'45.044 0.889 0.142156.380
1437ハナ・バートンSCS TOM'S KYOJO KC-MG01
TOM'S KYOJO
1'45.132 0.977 0.088156.249
1533岩岡 万梨恵FUKUDA racing KC-MG01
FUKUDA racing
1'45.180 1.025 0.048156.178
1635シタルウイ・リムナンタラックINGING 2W Singha Sittipol Nexter KC-MG01
INGING MOTORSPORT
1'45.271 1.116 0.091156.043
1757ジャオ ユンチェンATEAM Buzz Racing KC-MG01
Buzz Racing
1'45.486 1.331 0.215155.725
1887山本 龍ARF☆お先にどうぞ☆KC-MG01
Autolook Racing
1'45.717 1.562 0.231155.385
19*12いとう りな富士山静岡レーシングKC-MG01
クボタモータースポーツ
1'46.301 2.146 0.584154.531
209ケルシー・ピンコウスキーVINIA KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1'46.489 2.334 0.188154.258
---- 以上基準タイム(130% - 2'15.487)予選通過 ----
  • CarNo. 86は、H項(黄旗区間での追い越し)により、予選結果より4グリッド降格とする。
  • CarNo. 12は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3(走路外走行3回)により、予選結果より3グリッド降格とする。

VITA筑波

第4戦筑波公式予選 西濱康行が第3戦に続く連続ポールポジション、レースデビューの18歳・日高公朝がフロントロウを獲得

ポールポジションは西濱康行(ETA白波ワークス VITA)

 VITA筑波シリーズ第4戦予選は9月27日(日)に行われ、第3戦で初のポール・ツー・ウインを飾った西濱康行(ETA 白波ワークス VITA)がポールポジションを獲得した。

 15分間の予選は午前10時5分コースオープン。前日から降り続いていた雨は朝にはあがったが、コースにはところどころウエットパッチが残り、特にダンロップコーナーにはレコードライン上に水が残っている。第3戦で初優勝した西濱康行(ETA白波ワークスVITA)を先頭に13台がコースインした。

 ウオームアップから計測2周目、西濱が早くも1分3秒台に入れて3秒438のトップタイム。2番手にはなんと新人の日高公朝(SHORAI ETA)が4秒632でつける。日高は18歳の現役高校生。カートの経験はないが14歳の頃からミニサーキットでロードスターをドライブ、16歳からはVITAを走らせていたという。以下3番手オオサワヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)、4番手TATSUYA OKAHATA(Jcoレーシング-UT)、5番手佐藤孝洋(ETA-TIPO-01)、6番手山口心愛(大和設備工業PJ VITA)と続く。

 西濱は続いて1分3秒452とトップタイムを短縮。2番手には4秒049のオオサワ、3番手4秒478で中島正之(ビーンズスポーツVITA二号)が上がり日高は4秒558まで自己ベストを短縮するも4番手にドロップ。5番手4秒636の箭内健太(SHINRYU UT VITA)、6番手山口4秒677。

 西濱のタイムアタックはさらに続いて残り時間9分に1分3秒400を叩き出す。2番手以下は入れ替わりが激しく、中村大善(VITA-01)が3秒887の2番手、オオサワは3番手に下がり、4番手には4秒195でOKAHATAが8番手からジャンプアップ。5番手佐藤4秒286、日高が6番手にダウン。

 残り時間6分、このあたりで各車いったんクールダウンするが、その中で自己ベストを短縮してきたのが日高で1分3秒996と1分3秒台にいれて3番手にアップ。後方ではおぎねぇ(ORCIRC社員募集中ワコーズVITA)が4秒669で10番手に浮上する。そしていったん9番手まで順位を落としていた山口がピットアウト後にペースを上げて残り時間3分に4秒216で6番手に返り咲き。さらにこちらも8番手まで落ちていた中島が4秒116で5番手にアップすると続く周回では3秒975で4番手に。

 残り時間20秒、渡邊晴也(ELEVレーシング VITA01)が1分4秒318で10番手に上がった直後にチェッカードフラッグが振られて15分間の予選が終了。しかし直前にコントロールラインを通過した日高はタイムアタック継続。第2セクターで自己ベストを出すと最後になんと3秒850の2番手タイム。ルーキー恐るべし。

 西濱は5周目に出した1分3秒400でポールポジションを獲得、第3戦に続く連続だ。2番手ルーキー日高でチームの先輩に続いてフロントロウを独占した。3番手中村、4番手中島がセカンドロウに並び、3列目にはオオサワと山口がつけた。

 VITA筑波シリーズ第4戦決勝は午後3時15分スタート予定。絶好調の西濱にルーキー日高が挑むという構図に誰が割り込むか注目だ。

予選2位は日高公朝(SHORAI ETA)

予選3位は中村大善(VITA-01)

予選4位は中島正之(ビーンズスポーツVITA二号)

予選5位はオオサワヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)

予選6位は山口心愛(大和設備工業PJ VITA)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

KYOJO CUP

第3戦富士ファイナル結果

富士チャンピオンレースシリーズ第4戦 -RIJ- (2026/09/06) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2026 KYOJO CUP Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
LapTimeBehindGap
186下野 璃央Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01
Dr.Dry Racing Team
1533'22.737--
239富下 李央菜OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
INGING MOTORSPORT
1533'25.497 2.760 2.760
336斎藤 愛未SCS TOM'S KYOJO KC-MG01
TOM'S KYOJO
1533'26.115 3.378 0.618
410ジョアンヌ・チコンテFLEET KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1533'30.660 7.923 4.545
53松井 沙羅KeePer KONDO RACING KC-MG01
KONDO RACING
1533'38.55415.817 7.894
611ペイジ・ラダッツ富士山静岡レーシングKC-MG01
クボタモータースポーツ
1533'40.71317.976 2.159
738佐藤 こころOPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
INGING MOTORSPORT
1533'42.16419.427 1.451
88佐々木 藍咲nat KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1533'45.37722.640 3.213
932金本 きれいミハラ自動車エムクラフトKC-MG01
MIHARA RACING TEAM
1533'46.82524.088 1.448
1037ハナ・バートンSCS TOM'S KYOJO KC-MG01
TOM'S KYOJO
1533'53.90531.168 7.080
1117白石 いつもTeam ReFa Aira KC-MG01
AIWIN
1533'55.08832.351 1.183
1233岩岡 万梨恵FUKUDA racing KC-MG01
FUKUDA racing
1534'04.20941.472 9.121
1335シタルウイ・リムナンタラックINGING 2W Singha Sittipol Nexter KC-MG01
INGING MOTORSPORT
1534'04.97642.239 0.767
1412いとう りな富士山静岡レーシングKC-MG01
クボタモータースポーツ
1534'05.91243.175 0.936
1557ジャオ ユンチェンATEAM Buzz Racing KC-MG01
Buzz Racing
1534'20.64857.91114.736
169ケルシー・ピンコウスキーVINIA KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1534'54.3001'31.56333.652
1718三浦 愛Team ReFa KC-MG01
AIWIN
1228'11.9073Laps3Laps
1887山本 龍ARF☆お先にどうぞ☆KC-MG01
Autolook Racing
1126'55.3254Laps1Lap
197翁長 実希nat KDDP KC-MG01
nat team KCMG
1023'57.5015Laps1Lap
---- 以上規定周回数(70% - 10 Laps)完走 ----
  • Fastst Lap: CarNo. 10 ジョアンヌ・チコンテ(FLEET KDDP KC-MG01)/ CarNo. 39 富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01) 1'56.983 (10/15) 140.420 km/h

SUPER GT

第4戦富士GTA定例会見 2027カレンダーはGT500が全8戦、GT300は全9戦に

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)は7月31日付けでプレスリリースを発行し、2027年のシリーズカレンダーが下記の通りで決定したことを発表した。

2027 年 SUPER GT カレンダー(JAF/FIA 申請中)

第1戦 4月3-4日 岡山国際サーキット

第2戦 5月3-4日 富士スピードウェイ

第3戦 6月18-19日 セパン インターナショナル サーキット(マレーシア)

第4戦 7月31日‐8月1日 鈴鹿サーキット

IGTC鈴鹿 1000km(GT300 のみ) 9月4-5日 鈴鹿サーキット

第5戦 9月18-19日 スポーツランド SUGO

第6戦 10月16-17日 オートポリス

第7戦 11月6‐7日 富士スピードウェイ

第8戦 11月20‐21日 モビリティリゾートもてぎ

 従来のカレンダーとの大きな相違点は、開幕戦岡山大会が4月の第1週に行なわれること、8月の富士大会が11月に移動したこと、そして鈴鹿1000kmがGT300クラスのシリーズ戦に含まれることなどだ。

 この件について、8月2日に行われたGTA定例会見において坂東正明代表がコメント、その狙いと今後に向けての展望を語った。

 まず富士大会の移動の目的は、昨年の時点で早期に実現したいとしていた2〜3週間程度のサマーブレイクの導入だ。その実現のため、GTAは日本自動車会議所のモータースポーツ委員会を通じてJRPやSTO、JAF、さらにはMFJにもカレンダー調整を呼びかけたという。

 その結果、8月に開催されていた富士大会を11月初旬に移動し、最終戦もてぎ大会を3週目に開催することとした。

 また鈴鹿1000kmについては、IGTCとスーパーGTの併催という形で開催されるという。ただしIGTCの参加台数如何によりピットガレージの数が足りなくなる可能性を考慮。同様にGT300クラス全車が参加できないマレーシア大会のことも鑑みて、GT300クラスについては有効ポイント制を導入するという。詳細なガレージの割り振りについては今後SROと調整を進めていくとのことだ。

 こうしたことから従来は長距離レースにおいて設けられていたポイント加算を鈴鹿1000kmでは実施しない方向。

 これにより2027シーズンはGT500クラスが全8戦、GT300クラスは全9戦で行なわれることとなる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

 

SUPER GT

第4戦富士優勝ドライバーのコメント 山本尚貴「また頑張れる起爆剤をもらえた」

GT500クラス 100号車STANLEY HRC PRELUDE-GT(STANLEY TEAM KUNIMITSU)

山本尚貴(STANLEY TEAM KUNIMITSU)

 「(リスタートの)タイミングはばっちりでした。ハードタイヤだったこともあって8号車よりも人一倍タイヤを温めないといけないなという思いで、セーフティーカー中はずっとタイヤのあっためてました。これまでもうまくいかないレースの方が多かったですし、これまでも牧野選手の足引っ張っちゃうようなレースがあったので、自分としても自信を失いかけてた部分もありましたが、でもやっぱり彼と一緒にまた勝ちたいと思いもあり、ホンダのプライドを背負って僕たちも走ってるので、何が何でも今回勝ってやるって思いでスタートから気合入れていってたので、こういう風にうまくいくレースもあるんだなということで、またなんか頑張れる起爆剤をもらえたなと思います。」

 「(次戦鈴鹿大会について)ホンダにとってはホームコースなんですけど、プレリュードに関してはまだちゃんとテストで走っていないので、特性が合ってる合ってないもありますし、タイヤの選択も含めてマッチングはその時にならないと正直わからないなと思います。いずれにせよ、第2戦の悪夢のレースからはかなり車を進歩させてもらったと思いますし、それに合わせてチームもセッティングを高いところまで詰めて、結果につなげてくれたので、流れとかって大事だと思いますし、鈴鹿もいいレースができるように頑張りたいなと。ホンダのファンの皆さんをがっかりさせないようなレースをこれからもしていきたいなと」

牧野任祐(STANLEY TEAM KUNIMITSU)

 「前半は(山本)尚貴さんがトップで引き継いでくれて、僕はポジションを守るっていう点ではシンプルだったんですけど、結局、一番ポイントだったのはタイヤ選びで、前半の尚貴さんのスティントがハードタイヤでいって調子良さそうだったんで、僕も同じタイヤでいくことになったんですけど、自分のスティントの最初から真ん中ぐらいはすごい調子が良くて、かなり燃費もセーブできました。で、ベースもコントロールしてっていう風にかなりできてたんですけど、残り10周ぐらいの路面温度が下がってからがもうきつくて。ピックアップをかなり拾ったのと、まあ完全にタイヤの作動レンジから外れてしまってたんで、かなりきつかったですね」

 「最初37号車が後ろに変わって、そのまま37号車が来るのかなと思ってたら、そういう感じでもなくて、逆に8号車が抜き返したってことは相当ペースあるんだろうなっていうのは、なんとなく認識をしていました。そこは選んでるタイヤが違うからっていうのを認識してて、向こうの方が最後はペースが良くなるかもっていうのはなんとなく頭には入れてたんで、そこはあんまり考えすぎずに、とにかく自分のやることをしっかりやるしかなかったんで、そこは自分の仕事をちゃんとできたのかなと思います」

 「いやもう全然最後まで勝てるという実感はなかったですね。残り2周がかなりGT300に引っかかるタイミングが悪くて、特に2周前のBコーナーがもうとんでもなく止まっちゃったんで、あれはかなり痛かったですけど。で、最終ラップもクリアでいけるかなと思ったら、また変なタイミングでBコーナーでまあ来たんで、なかなか。タイミングは大変でしたけど、まあとにかく守れてよかったです」

GT300クラス 52号車Green Brave GR Supra GT(埼玉Green Brave)

野中誠太(埼玉Green Brave)

 「チームに加入して3年目なんですが、ちょうどチームがチャンピオンを取った翌年に加入して、そこから勝てなかったっていうのは、なんとなく自分の責任というか、プレッシャーとかも感じてました。やっと勝てたっていうのはホッとしていますし、3年かかったけど勝てて、これでここからチャンピオンに向けて、頑張っていきたいなって思います」

 「きっと僕が入る5、6周前ぐらいで2本交換に決めました。本来の作戦では4輪交換を考えていました。そこから赤旗やらセーフティーカーで周回短くなって、無交換ていう案が出てきました。ペースはそんなに悪くなかったんですが、フロントの摩耗が進んでいて、割とリアは余裕ありそうっていうので、これはフロント2輪交換が一番最適じゃないかなっていう判断をチームがそのタイミングでしました」

吉田広樹(埼玉Green Brave)

 「もともとは4本交換か無交換で作戦を考えてたんですよ。2本交換は想定していませんでした。想定していれば昨日の練習でフロント2本変える練習もしてたんですけど、それをやんないできて。だったら無交換で行こうかって話をしてたら、(野中)誠太がこれフロントを替えた方がいいっていう風に言ってくれて、その時まだピット入ってない誠太とタイヤ替えた人たちがそんなに差がないペースで走ってたんで、悪くないバランスかなとは思ってたんですけど、誠太が替えた方がいいと言ってくれたんでやってみルことにしました。この路温、気温の影響もあってか思ったよりもそのフロントタイヤも温まってはきました。ただ温まってもレースで戦える内圧になるまでの2、3周がペースがなくて、その間に川端選手に仕掛けられちゃって。そこは苦しかったんですけど。その戦い終わったぐらいから、もうフロントの内圧が(作動レンジに)来て、まだ前後のバランスがちょっと乗りにくいものの、それなりの乗り方に合わせて乗れたんで。そこはいいペースで走れたんです。練習でやってこなかった割にはうまくいったかなと思います」

 「終盤はやっぱりリアタイヤがきつくて、もう全然前に進んでかない感じではあったんですけど、フロントがある分ボトムスピードを上げてっていうような乗り方にアジャストできました。元々車がちょっとアンダーっぽかったんで、そこは結果としていいバランスに。4本交換の方がもちろんいいんですけど、2本交換の割にはいいバランスで走れたかなと思いました」

 「(地元熊本への思いについて)自分としては少しでも元気づけられればという気持ちでは戦っているものの、多分被災した人たちからすると、そんなことよりもう本当、多分明日のことすら分からないような状況だと思うんで、僕らがやれることも限られてるし、それは今後この勝ったことでまた何か状況が変われば、それをもって熊本に対する大きなアクションつながるかもしれないし。熊本の人は大変ですけど」

Text: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

第4戦富士決勝GT500クラス ホンダ勢待望の1-2フィニッシュ!! 100号車STANLEY HRC PRELUDE-GTが今季初勝利

GT500クラス:優勝はSTANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)

 2026オートバックス スーパーGT第4戦「富士GT300kmレース」の決勝が8月2日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは予選2位からスタートした100号車STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)が今季初優勝。開幕戦から苦戦続きだったホンダHRCプレリュードGTに最初の勝利をもたらす結果となった。2位にも8号車#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)が入り、ホンダが1-2フィニッシュを達成した。

 スタートに先立って行われたウォームアップ走行はドライコンディションで行われたが、スタート進行が始まるや否や上空から雨が降り始め、路面はウェットコンディションに変わっていった。

 これに対応していくつかのチームがウェットタイヤに履き替えたが、スタート時刻が近づくにつれて雨は止み、各チームメカニック退去を前に再びドライに戻し始める。結局GT500クラスは全車ドライに。第4戦決勝は午後1時30分にセーフティーカースタートにより66周の戦いが始まった。

 SCは4周目に消灯。ピットへ。5周目からグリーンフラッグが振られ、追い越しが可能となったが、その直後にホームストレート上でイゴール・オオムラ・フラガ(Modulo HRC PRELUDE-GT)、高星明誠(MOTUL Niterra Z)、ベルトラン・バゲット(TRS IMPUL with SDG Z)が絡むアクシデントが発生。これにより64号車がスピン状態に陥って宙を舞い、ピットウォールに激しく衝突してしまう。これを受けて直ちに赤旗が提示され、レースは中断となった。

GT500クラス:接触して宙を舞うイゴール・オオムラ・フラガ(Modulo HRC PRELUDE-GT)

 幸いフラガには意識があったが、減速Gの大きさを鑑みてFROが救出、そのままメディカルセンターへ搬送されることに。レースは64号車の回収を待って午後2時15分にセーフティーカーの先導で再開された。

 なお、このアクシデントを受け、12号車には他車への接触に対する90秒間のペナルティストップと、SC中の追い越しに対するドライブスルーペナルティが課せられ、完全に勝負権を失うことに。23号車もダメージの修復のため長時間の修復作業を強いられ、一旦は26周遅れでレースに復帰したものの、すぐにガレージに戻ってリタイヤとなっている。

 セーフティーカーは9周終わりでピットへ。メインポストからグリーンフラッグが振られて10周目から追い越しが可能となると、すかさず山本尚貴(STANLEY HRC PRELUDE-GT)が1コーナーで大外からポールシッターの大津弘樹(#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)をかわしてトップに躍り出た。

 以下2番手に8号車、3番手に野村勇斗(Astemo HRC PRELUDE-GT)、4番手に小林利徠斗(KeePer CERUMO GR Supra)、5番手に野尻智紀(#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)、そして6番手に笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)と2番手以降は予選順位通りで10周目を終了。14周目に入ったところで上空から再び雨が降り出してきたが、規定周回の1/3である22周には達していないことから各車ドライタイヤのまま我慢の走りを続ける。そのうちに雨は止み、路面は再び乾いていった。

 この間に37号車が15周目の最終コーナーで16号車を抜いて5番手に。

 21周目の1コーナーでは38号車が17号車のインに飛び込み、3番手。

 22周目には37号車が17号車をアウトから攻略。さらにコカコーラコーナーで38号車をも抜き去って3番手に躍り出る。

 トップの100号車はこの間に2番手以下との差を着実に広げにかかり、17周目までに2秒532、22周目には2秒599のリードを築き上げる。

 この辺りからピット作業に取り掛かるチームが相次いだ。まずは38号車、16号車、19号車が22周目にピットイン。ここで38号車は16号車の先行を許すことになる。

 続いて23周目に17号車がピットイン。25秒の作業時間で塚越がピットを離れた。
24周目に8号車がピットイン。トップの100号車は25周目にピットに入り、牧野任祐が8号車の太田格之進の前でコースに復帰する。

 28周目には山下健太(au TOM'S GR Supra)と大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)がピットイン。36号車の坪井翔が14号車の福住仁嶺の前でピットを離れた。その後方からは27周目の1コーナーで佐藤蓮(#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)を抜き返した大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)が迫る。

 29周目に37号車と三宅淳詞(リアライズコーポレーションZ)がピットイン。ここでジュリアーノ・アレジ(Deloitte TOM'S GR Supra)は8号車の前でコースに復帰する。

 30周目の1コーナーで38号車が36号車を捉えて6番手に。まだピット作業を済ませていない関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)を除けば実質5番手だ。

 32周目にようやく39号車がピットイン。これで再び100号車がトップに立った。

 33周目のダンロップで14号車がサッシャ・フェネストラズ(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)を抜いて7番手に。この時点で100号車は37号車に対して7秒614のリードを築き上げた。35周目にはその差が8秒278にまで広がる。

 しかしここから2番手、3番手がトップを上回るペースで徐々に差を詰めていく。100号車は徐々に低下する路面温度に対して選択したハードタイヤが次第にマッチしなくなり、我慢の走りを強いられていたのだ。

 40周目に入るとそのリードは6秒631となり、45周目には5秒881、50周目には5秒441となる。100号車の牧野はそれでも55周目にはその差を6秒102まで挽回するが、59周目のダンロップで8号車が37号車をアウトから抜いて2番手を奪い返すと、その後は周回を重ねるごとにみるみるその差を詰めにかかる。

 その差は61周目に5秒778、62周目に4秒831、63周目には4秒179となり、100号車が周回遅れに引っかかった64周目には2秒646にまで縮まった。

 そしてついに65周目に1秒078差にまで縮まってファイナルラップへ。

 しかし8号車の追撃もここまで。1コーナー、ヘアピン、ダンロップと8号車は次第に接近するものの、オーバーテイクするには至らず、最後は0秒662の僅差で100号車STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)は8号車#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)の追撃を退けてフィニッシュ。ホンダHRCプレリュードGTが今季初優勝をものにすると同時に1-2フィニッシュをも達成する結果となった。

 3位には笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)が入った。

 一方、予選11位からスタートしたポイントリーダーの36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)は54周目に38号車を捉えて5番手に浮上すると、60周目の1コーナーでは17号車のインをついて4位でフィニッシュ。ドライバーズポイントを48とし、7位に終わったランキング2位の14号車ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺/大嶋和也)との差を24にまで広げた。

 次戦の舞台は三重県の鈴鹿サーキット。8月22日決勝だ。

GT500クラス:決勝2位は#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)

GT500クラス:決勝3位はDeloitte TOM\'S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)

GT500クラス:優勝して抱き合う山本尚貴と牧野任祐(STANLEY TEAM KUNIMITSU)

GT500クラス:表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第4戦富士決勝結果

GT500クラス

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2026/08/02) Final Race Weather:Rain/Cloudy Course:Wet/Dry
2026 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWLapTimeBehindGap
1100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS14662:23'36.345--
28太田 格之進
大津 弘樹
#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Team HRC ARTA MUGEN
BS662:23'37.007 0.662 0.662
337笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS662:23'37.823 1.478 0.816
436坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS80662:23'52.24615.90114.423
517塚越 広大
野村 勇斗
Astemo HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Astemo REAL RACING
BS6662:23'57.52721.182 5.281
638大湯 都史樹
小林 利徠斗
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS32662:23'57.86321.518 0.336
714福住 仁嶺
大嶋 和也
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS48662:23'59.51123.166 1.648
839関口 雄飛
サッシャ・フェネストラズ
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS28662:24'00.71624.371 1.205
916野尻 智紀
佐藤 蓮
#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
ARTA MUGEN
BS22662:24'05.58429.239 4.868
1019国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport BANDOH GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH2662:24'09.39433.049 3.810
1124名取 鉄平
三宅 淳詞
リアライズコーポレーションZ
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
BS14662:24'18.45742.112 9.063
12*12平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
TRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS30652:24'44.5621Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(70% - 46 Laps)完走 ----
-23千代 勝正
高星 明誠
MOTUL Niterra Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS28161:46'27.94650Laps49Laps
-64大草 りき
イゴール・オオムラ・フラガ
Modulo HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Modulo Nakajima Racing
DL410'56.42662Laps12Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 100 山本尚貴(STANLEY HRC PRELUDE-GT) 1'29.842 (10/66) 182.841 km/h
  • CarNo. 12(ベルトラン・バゲット)は、SpR.13-1.a(SC中の他車への衝突)により、罰金20万円およびペナルティーストップ90秒を科した。
  • CarNo. 12(ベルトラン・バゲット)は、SpR.付則-3.7(SCリスタート時の追い越し)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

GT300クラス

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2026/08/02) Final Race Weather:Rain/Cloudy Course:Wet/Dry
2026 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWLapTimeBehindGap
152吉田 広樹
野中 誠太
Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS30622:24'28.036--
232石浦 宏明
鈴木 斗輝哉
ENEOS X PRIME AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM ENEOS ROOKIE
BS20622:24'35.917 7.881 7.881
37ザック・オサリバン
梅垣 清
CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO
Ferrari 296 GT3 EVO
CARGUY MKS RACING
YH16622:24'37.192 9.156 1.275
445篠原 拓朗
川端 伸太朗
PONOS FERRARI 296 EVO
Ferrari 296 GT3 EVO
PONOS RACING
YH622:24'37.696 9.660 0.504
556ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
木村 偉織
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH54622:24'45.30417.268 7.608
6666スヴェン・ミューラー
藤波 清斗
seven x seven PORSCHE GT3R EVO
PORSCHE 911 GT3R EVO
seven x seven Racing
YH34622:24'47.22519.189 1.921
72堤 優威
卜部 和久
HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS62622:24'49.55421.518 2.329
8*62平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH6622:24'56.02227.986 6.468
96片山 義章
ニコラス・クルッテン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3 EVO
VELOREX
YH14622:25'04.82636.790 8.804
1065蒲生 尚弥
菅波 冬悟
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS62622:25'07.20539.169 2.379
1160吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL12622:25'08.87840.842 1.673
1218小林 崇志
新原 光太郎
UPGARAGE AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM UPGARAGE
YH622:25'09.21941.183 0.341
134谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & Team UKYO
YH42622:25'09.41341.377 0.194
1431小高 一斗
小山 美姫
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS64612:23'39.7381Lap 1Lap
1596新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
BS30612:23'49.4071Lap 9.669
169冨林 勇佑
藤原 優汰
PACIFICうま娘NAC BMW
BMW M4 GT3 EVO
PACIFIC RACING TEAM
MI612:23'50.2521Lap 0.845
1788小暮 卓史
ダニール・クビアト
VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH20612:23'52.9521Lap 2.700
18*360荒川 麟
清水 啓伸
RUNUP × SOL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH612:23'58.4651Lap 5.513
1911富田 竜一郎
大木 一輝
GAINER TANAX Z
NISSAN Fairlady Z
GAINER
DL4612:24'00.2141Lap 1.749
2025松井 孝允
洞地 遼⼤
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH612:24'25.8311Lap 25.617
2130永井 宏明
平良 響
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH612:24'33.6481Lap 7.817
225塩津 佑介
荒尾 創大
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH10612:24'54.7901Lap 21.142
23777藤井 誠暢
チャーリー・ファグ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL70612:24'55.0571Lap 0.267
2448井田 太陽
ジェームス・プル
健康ケーズフロンティアWMニルズGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH2612:24'55.0581Lap 0.001
25*87元嶋 佑弥
松浦 孝亮
OPEN HOUSE Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH10602:23'50.5582Laps1Lap
2620平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングRC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
SHADE RACING
MI602:24'06.3752Laps15.817
27*22加納 政樹
和田 久
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH602:24'09.0582Laps 2.683
2861井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL2602:25'03.1902Laps54.132
2926安田 裕信
リ ジョンウ
ANEST IWATA GAINER Z
NISSAN Fairlady Z
ANEST IWATA Racing
YH522:11'58.78810Laps8Laps
---- 以上規定周回数(70% - 43 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 45 篠原拓朗(PONOS FERRARI 296 EVO) 1'38.218 (11/62) 167.248 km/h
  • CarNo. 62(平木湧也)は、SpR.13-1.b(コースアウトを強いるもの)により、タイムペナルティー5秒を科した。
  • CarNo. 360(荒川麟)は、SpR.18-1(走路外追い越し)により、タイムペナルティー5秒を科した。
  • CarNo. 87(元嶋裕弥)は、SpR.26-11(ピットレーン通過速度)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 87(松浦浩介)は、SpR.26-11(ピットレーン通過速度)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 22は、公式通知No. 28(スタートドライバー申告漏れ16分)により、罰金5万円を科す。

SUPER GT

第4戦富士GTA定例会見 最終戦もてぎ大会をダブルヘッダーで開催し2027シーズンは全8戦に

 8月2日にGTアソシエイション(GTA)は8月2日に静岡県小山町の富士スピードウェイで行った定例会見において、今シーズンの最終戦茂木大会を土曜、日曜各1レースのダブルヘッダーで開催することを発表した。

 これはイラン情勢に鑑みて開催を延期した第3戦マレーシア大会の代替レースをレースウィークの土曜日に実施するもの。これにより当日のスケジュールは金曜日に公式練習を行い、土曜に第3戦の予選と決勝、日曜に第8戦の予選と決勝が行われる。

 既に全7戦での開催を発表し、代替レースは行わないとしていた2027シーズンだが、GTエントラント協会などからの強い要望があり、今回の決定に至ったという。

 レース距離について各レース250km程度となる見込み。サクセスウェイトの運用についてもスポーティングレギュレーションに準じて土曜日がハーフウェイト、日曜をノーウェイトとし、オートポリス大会をフルウェイトで闘う方向で調整を進めている。ただしレース距離、ウェイトの運用共に現在調整段階にあり、正式決定がなされ次第順次ブルテンにて発表するとのことだ。

 スーパーGTでは10年前の熊本地震によってオートポリス大会が中止となった際にも最終戦もてぎをダブルヘッダーとした前例があり、今回も同様の開催となりそうだ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

第4戦富士GTA定例会見 2027以降のタイヤサプライヤーが決定 GT500はブリヂストン、GT300はダンロップのワンメイクに

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)は8月2日、シリーズ第4戦が開催されている静岡県小山町の富士スピードウェイにて定例会見を行い、2027年より導入が決まっているタイヤワンメイク制について、各クラスのタイヤサプライヤーが決定したことを発表した。

 供給契約は2027〜2029年までの3シーズンで、GT500クラスにはブリヂストン、GT300クラスにはダンロップ(住友ゴム工業)がタイヤを供給する。

 これに伴い、タイヤ関連ルールも以下の通り変更される。

 まず、ドライタイヤのコンパウンドはソフト(サイドカラーは赤)、ミディアム(サイドカラーは黄)、ハード(サイドカラーは白)の3種類を設定し、コンパウンドごとにサイドウォールを塗り分ける。GT500クラスは大会毎に最大3種類の持ち込みが可能で、GT300クラスはこの中から2種類を選んで各大会に持ち込むこととなる。ただしウェットタイヤの運用については現在検討中とのこと。

 各大会の持ち込みセット数は国内の300kmレースではドライ4セット、ウェット5セット、マレーシア大会はドライ5セット、ウェット6セット、そして3時間レースはドライ6セット、ウェット7セットとする。これによりウェットタイヤは従来ルールより各1セットが削減となる。

 また、各大会においては持ち込んだ全てのコンパウンドを大会期間中に使用しなければならない。ただし予選決勝を通じて2種類にするか、決勝中に2種類の使用義務を課すかなどの詳細な運用については、第4戦終了後に各サーキットで実施される開発テストの結果を踏まえて判断し、来年度のスポーティングレギュレーションに盛り込むこととする。

 会見にはブリヂストンのグローバルモータースポーツオペレーション部門長である内田達也氏、住友ゴム工業よりタイヤ事業統括、タイヤ営業企画統括、タイヤ事業本部長の津崎正浩氏が出席。今後の抱負を語った。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

第4戦富士公式予選ポールシッターのコメント 太田格之進「完璧、タイムを見てポールを確信した」

予選フォトセッション:GT500クラスでポールを獲得した太田格之進/大津弘樹組(8号車・#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)

GT500クラス 8号車#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(Team HRC ARTA MUGEN)

大津弘樹(Team HRC ARTA MUGEN)

 「アタック自体は結構良かったんですけど、前との距離が近かったりしたので、本来ならもうちょっとタイム出るかなっていうポテンシャルでした。フリー走行から車の手ごたえがかなり良かったので、このインターバルでかなりチームが準備してくれたことが一つ、形になって良かったなっていうのは思いますね」

 「僕のアタックはミスなくできたし、2ラップアタックしてるので、その2ラップ目がベストかなと思ってたんですが、そこで前の車に引っかかっちゃったんです。それでもしっかりアタックし切れたし、Q2へのフィードバックもできたので、よかったかなと」

 「午前中のフリーでは結構ペースは良かったかなと思います。ただ、前回のレースがあまりにも酷かったので、そうした経験も踏まえて、しっかりとトップのままチェッカー受けられるようにしたいなと思ってます。それは本当に感じます」

太田格之進(Team HRC ARTA MUGEN)

 「開幕2戦で結果が出なかった中で、厳しい意見というか、ファンの声もありました。僕は結果を残すためにスーパーGTに戻ってきた身なので、スーパーフォーミュラでは結果を残している中で、GTでも残さなきゃいけないっていうような気持ちはどうしてもありました」

 「前半戦はいろいろマテリアル的にもやっぱ苦しい中でも、チームとして、メーカーとして開発しながらレースを戦っているので、僕個人としてもすごく責任感を持ってやってきてたので、(プレリュード勢の中では)僕たちが一番にポールを取らないといけないし、一番に勝たないといけないという気持ちで、、陣営内で責任感っていうか、プレッシャーを感じてたところだったので、まずは一歩。本当、チームのみんなが喜ぶ顔が見れて、亜久里さんもすごい眩しいと思って。それが見れて良かったです」

 「3レース目だし、もちろん36号車とかがウェイトもそこそこ積んでる中でですけど、まだすごく積んでるわけじゃない中で、まずは一発こう、上位をプレリュードで占めてますし、その中で僕たちがポール取れたっていうのは、今後に向けての士気って意味でも、本当にHRCの皆さん、あのチームの皆さんが、本当に寝る間も惜しんで準備をすごくしてくれる中で、一つ結果になったということが、この結果以上に、今後のシリーズ、中長期考えてもやっぱりすごい大きなきっかけになると思います。(HRCの)渡辺社長も喜んでいたので良かったですね。めちゃくちゃ嬉しいです」

 「(Q2のアタックラップについて)いやもう完璧だと思いますね。もうタイム見た時に、これ取っただろうなって確信しました。アタックに出ていくときは、やっぱポール取らなきゃって今回結構特別な思いを持ってたんですけど、緊張というかプレッシャーは全然なかったですね。全然なかったです。歌ってましたね(笑)」

 「レースペースもロングライン良さそうなんで。決勝は大丈夫なことを願ってます。大津さんがスタートで逃げてもらって、僕はもうイージーにラップして。そんな感じで頑張ります」

予選フォトセッション:GT300クラスでポールを獲得した篠原拓朗/川端伸太朗組(45号車・PONOS FERRARI 296 EVO)

GT300クラス 45号車PONOS FERRARI 296 EVO(PONOS RACING)

篠原拓朗(PONOS RACING)

 「今回3ヶ月、GTが開きましたし、その間にチームメイトが変わったり体制面が変わって、僕が初めてAドライバーでチームを引っ張る側になりましたので、かなり不安と緊張がある中でフリー走行から入りました」

 「けれどもフリー走行もトップタイムで終わりましたし予選に向けては割と自信が持っていた中で、まさかこんなにもパーフェクトに予選を終えられると思ってなかったので、非常にいい気持ちですし、何よりQ2本当にぶっつけ本番で走ってくれた川端選手に感謝です」

川端伸太朗(PONOS RACING)

 「率直な感想としてはびっくりしました。ただこのポノスレーシングの皆さんが今年結構苦労していて、3ヶ月ぐらいのインターバルの期間に、すごくいろいろと頑張ってこう速くなるように取り組んできた結果が実を結んだなと。そのタイミングでたまたま僕が乗ったっていうイメージだと思います」

 「僕のアタックとしてはぶっつけ本番だったので、篠原選手からのフィードバックと予想でイメージトレーニングをして、なんとかそれがはまったっていう感じですかね。5年前にも篠原選手と一緒に走っている時に、彼が車に求めているところがすごく一緒だったので、篠原選手が大丈夫っていうんだったら、僕も大丈夫っていう。本当に信じていった結果っていう感じですね」

 「フェラーリには僕はジャパンカップで乗っていて、去年もチャンピオン取らせてもらいましたが、フェラーリは、それなりに、難しいって印象がありました。タイヤもワンメイクタイヤとGTのタイヤは全然違うんで、本当にどのぐらい行けるのかっていうのはもう行ってみないとわかんないんで、そこは全部篠原選手のフィードバック通りに攻めたっていうイメージです」

 「ロングランをあんまりできてないんで、決勝でどこまで行けるかわかんないんですけど、行けるとこまで行くしかないなっていうイメージですね。具体的な順位はわかんないですね。とりあえず頑張ります」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第4戦富士公式予選GT500クラス 8号車#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTがPP獲得!! ホンダ勢が1−2−3

GT500クラスポールポジションは#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)

 2026オートバックス スーパーGT第4戦「富士GT300kmレース」の公式予選が8月1日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは8号車#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)がホンダHRCプレリュードGTに初のポールポジションをもたらしただけでなく、上位3台を全てホンダ勢が占める結果となった。

予選Q1 ルーキー野村勇斗がトップタイム

 予選Q1は午後2時20分にGT300クラスから開始された。開始時の気温は32℃、路面温度45℃。上空が曇ってきた影響で少し気温は下がっている。GT500クラスの予選Q1は午後2時53分にコースオープン。走行が始まるや否やセクター3で小雨が降り始めたが、すぐに止み、走行には影響を及ぼさなかった。

 各車入念にウォームアップ走行でタイヤに熱を入れ、徐々にペースを上げていき、残り時間が2分を切ったところでアタック合戦が始まった。路面のグリップが向上するのを見越して、チェッカーフラッグ直前のラップでの一発勝負だ。

 まずは大草りき(Modulo HRC PRELUDE-GT)が1分27秒909と、いきなり1分27秒台のタイムを記録すると、小林利徠斗(KeePer CERUMO GR Supra)は1分28秒539、1分28秒166とタイムを削っていく。

 公式練習から好調なホンダ勢は大津弘樹(#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)が1分27秒780、山本尚貴(STANLEY HRC PRELUDE-GT)は1分27秒447とここでも好調。笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)が1分27秒764でこの2台に割って入る。

 福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)は1分28秒040、高星明誠(MOTUL Niterra Z)は1分28秒013と僅かに27秒台に届かず。

 そして最後の最後に野村勇斗(Astemo HRC PRELUDE-GT)が1分27秒420を叩き出し、公式練習に続いて17号車がトップでQ2に駒を進めた。

 2位に100号車、3位には8号車がつづき、以下37号車、64号車、23号車、14号車、16号車、12号車そして38号車が Q2に進出。

 開幕2連勝を飾ったポイントリーダーの坪井翔(au TOM'S GR Supra)は1分28秒355に終わり、11位でQ1敗退となった。サクセスウェイト80kg(ウェイト50kg搭載、燃料リストリクター88kg/h、および給油リストリクター21mm)の条件下ではこの結果もやむなしか。

予選Q2 太田格之進が今季初のポール獲得!!

 予選Q2は午後3時13分にGT300の走行から。上空には少し陽射しが戻ってきて、気温は33℃、路面温度48℃に再び上昇してきた。GT500クラスは午後3時31分から10分間で行われた。

 ここでもタイヤやエンジンに厳しい環境の中、入念なウォームアップを行いながら周回を重ね、路面のグリップが向上する最後の数分に勝負をかける展開となる。

 まずはイゴール・オオムラ・フラガ(Modulo HRC PRELUDE-GT)が残り2分を切ったところで1分27秒944をマーク。

 これを佐藤蓮(#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)が1分27秒701で上回るが、すぐに大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)が1分27秒605でトップに立った。

 しかしその直後に牧野任祐(STANLEY HRC PRELUDE-GT)が1分27秒078で大湯をコンマ5以上突き放すと、太田格之進(#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)もチェッカー寸前に1分26秒776を叩き出した。

 アタックを続行していた大湯だったが、タイムは1分27秒502に留まる。そして最後の最後に塚越広大(Astemo HRC PRELUDE-GT)が1分27秒325で3番手に割って入ったところでチェッカー。

 8号車#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)が今季初のポールポジションを獲得したほか、100号車STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)が2位、17号車Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)が3位とホンダ勢が1-2-3を独占。

 トヨタ勢最上位は38号車の4位、日産勢最上位は23号車の8位という結果となった。

 2年ぶりにスーパーGTに復帰した太田は2024年にも当時新規参入されたばかりのシビックType-R GTに初のポールをもたらしている。今季から新たにHRCとジョイントすることとなったTeam HRC ARTA MUGENだが、8号車は開幕戦、第2戦共に11位と不本意な結果に終わった。

 第3戦セパン大会の開催延期でできた3ヶ月のインターバルを利用して、チームとHRC、そしてドライバーたちは地道な作業を積み上げてポテンシャル向上に努めてきたという。既に開発の凍結された車両においてはそれほど大きな変更は望むべくもなく、その作業は全てのピースを隙間なく嵌め込むようなものだったという。

 メーカーの開発を担うチームで走るドライバーとして、これまで大きな責任感とプレッシャーを背負って戦ってきた太田にとって、今回のポール獲得は自分以上にチームやHRCのスタッフの喜ぶ顔が見られたことが嬉しかったようだ。

 第4戦決勝は2日の午後1時30分より66周で行われる。

GT500クラス予選2位はSTANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)

GT500クラス予選3位はAstemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第4戦富士公式予選GT300クラス PONOS FERRARI 296 EVOがセッションすべてを制してポール奪取

GT300クラスポールポジションはPONOS FERRARI 296 EVO(篠原拓朗/川端伸太朗)

 2026オートバックスSUPER GT第4戦「FUJI GT 300km RACE」の公式予選が、静岡県・富士スピードウェイで行われ、GT300クラスは、PONOS FERRARI 296 EVO(篠原拓朗/川端伸太朗)が、ポールポジションを獲得した。

 午前の公開練習でトップタイム、予選Q1Aグループでもトップタイム、そしてQ2でもトップと、パーフェクトな形で、第4戦のポールを奪ったのは、今大会から新コンビとなった45号車PONOS FERRARIだった。

 2位は、少数派ダンロップユーザーの60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)、3位は、6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ニクラス・クルッテン)、4位は、7号車CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO(ザック・オサリバン/梅垣清)と、上位4台中3台はフェラーリGT3車両だった。

■予選Q1

 A、Bグループに分けられたGT300クラスの予選は、各グループ上位9台までがQ2に進出。

 Aグループでは、公式練習でトップだった45号車PONOS FERRARI(篠原拓朗)が、早めのアタックで1分39秒744、1分37秒100とタイムアップし、他車を引き離すタイムで早々にQ2進出を決めた。

 これに続いたのは、やはり早めにアタックした18号車UPGARAGE AMG GT3(小林崇志)。ただ、タイムは1分37秒782と45号車に大きく水を開けられることになった。3番手はサクセスウェイト62kgを積みながらも大健闘の2号車HYPER WATER INGING GR86 GT(卜部和久)が入った。

 一方、ポイントリーダーの777号車D'station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)は、70kgのサクセスウェイトが足かせになり、1分38秒623でQ1敗退となった。

 Bグループでは、まず52号車Green Brave GR Supra GT(吉田広樹)が1分37秒360と、Aグループに迫るタイムを出してQ2進出を決め、他車のアタックを待った。このタイムを破るべく、次々にアタックをかけるが、65号車LEON PYRAMID AMG(菅波冬悟)1分37秒446、7号車CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO(梅垣清)1分37秒400、31号車apr LC500h GT(小高一斗)1分37秒443と届かない。

 これでアタック終了かと思われた最後の最後。7号車CARGUY (梅垣)が、連続アタックで1分37秒214を叩き出し、トップを奪った。

■予選Q2

 空を雲が覆い、暑さが若干和らぐなか始まったQ2は、Q1を通過した18台がしのぎを削った。

 天候のせいもあってタイムはQ1を大きく上回り、まず18号車UPGARAGE AMG GT3(新原光太郎)が、1分37秒の壁を破る1分36秒825をマークしてトップに立つと、各車、これをベンチマークとして次々にアタックをかける。

 ここで存在感を示したのは、Q1の両グループでトップを奪ったフェラーリGT3車両。6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(ニクラス・クルッテン)1分36秒808、7号車CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO(ザック・オサリバン)1分36秒822、そして、45号車PONOS FERRARI 296 EVO(川端伸太朗)は、フェラーリGT3のなかでも断トツの1分36秒209をマーク。あっさりとポールを決めてしまった。

 上位をフェラーリGT3が占めるなか、60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(河野駿佑)が、フェラーリの牙城を崩し、2位に食い込んだ。

 ランキング上位車では、4 位につける65号車LEON PYRAMID AMGが9位、5位につける56号車リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rが10位、ランキング3位のHYPER WATER INGING GR86 GTが11位と、それぞれサクセスウェイトを搭載しながらも健闘した。

 決勝は、明日2日の午後1時30分から300km(66周)で行われる。現時点では、富士スピードウェイのある小山町は午後から雨予報となっており、天候が勝負の行方を左右する可能性もありそうだ。

GT300クラス予選2位はSyntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)

GT300クラス予選3位はUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ニコラス・クルッテン)

GT300クラス予選4位はCARGUY Ferrari 296 GT3 EVO(ザック・オサリバン/梅垣清)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第4戦富士ノックアウトQ1結果

GT500クラス

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2026/08/01) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2026 AUTOBACS SUPER GT Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

Pos№DriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
117野村 勇斗Astemo HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Astemo REAL RACING
BS61'27.420--187.907
2100山本 尚貴STANLEY HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS141'27.447 0.027 0.027187.849
38大津 弘樹#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Team HRC ARTA MUGEN
BS1'27.580 0.160 0.133187.563
437笹原 右京Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1'27.764 0.344 0.184187.170
564大草 りきModulo HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'27.909 0.489 0.145186.861
623高星 明誠MOTUL Niterra Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS281'28.013 0.593 0.104186.641
714福住 仁嶺ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS481'28.040 0.620 0.027186.583
816野尻 智紀#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
ARTA MUGEN
BS221'28.110 0.690 0.070186.435
912ベルトラン・バゲットTRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS301'28.144 0.724 0.034186.363
1038小林 利徠斗KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS321'28.166 0.746 0.022186.317
---- 以上Q2進出 ----
1136坪井 翔au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS801'28.355 0.935 0.189185.918
1219国本 雄資WedsSport BANDOH GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH21'28.362 0.942 0.007185.903
1339サッシャ・フェネストラズDENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS281'28.380 0.960 0.018185.866
1424名取 鉄平リアライズコーポレーションZ
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
BS141'28.717 1.297 0.337185.160

GT300クラス(グループA)

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2026/08/01) Knock Out Q1 Gr.A Weather:Cloudy Course:Dry
2026 AUTOBACS SUPER GT Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

Pos№DriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
145篠原 拓朗PONOS FERRARI 296 EVO
Ferrari 296 GT3 EVO
PONOS RACING
YH1'37.100--169.174
218小林 崇志UPGARAGE AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'37.782 0.682 0.682167.994
32卜部 和久HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS621'37.854 0.754 0.072167.871
4666スヴェン・ミューラーseven x seven PORSCHE GT3R EVO
PORSCHE 911 GT3R EVO
seven x seven Racing
YH341'37.861 0.761 0.007167.858
56片山 義章UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3 EVO
VELOREX
YH141'37.988 0.888 0.127167.641
696高木 真一K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
BS301'37.988 0.888 0.000167.641
748ジェームス・プル健康ケーズフロンティアWMニルズGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH21'38.021 0.921 0.033167.584
856木村 偉織リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH541'38.021 0.921 0.000167.584
987元嶋 佑弥OPEN HOUSE Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH101'38.050 0.950 0.029167.535
---- 以上Q2進出 ----
1062平木 湧也HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH61'38.344 1.244 0.294167.034
1188小暮 卓史VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH201'38.398 1.298 0.054166.942
1220清水 英志郎シェイドレーシングRC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
SHADE RACING
MI1'38.483 1.383 0.085166.798
1326安田 裕信ANEST IWATA GAINER Z
NISSAN Fairlady Z
ANEST IWATA Racing
YH1'38.518 1.418 0.035166.739
14777チャーリー・ファグD'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL701'38.623 1.523 0.105166.562
1522加納 政樹アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'39.179 2.079 0.556165.628

GT300クラス(グループB)

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2026/08/01) Knock Out Q1 Gr.B Weather:Cloudy Course:Dry
2026 AUTOBACS SUPER GT Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

Pos№DriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
17梅垣 清CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO
Ferrari 296 GT3 EVO
CARGUY MKS RACING
YH161'37.214--168.976
252吉田 広樹Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS301'37.360 0.146 0.146168.722
331小高 一斗apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS641'37.443 0.229 0.083168.579
465菅波 冬悟LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS621'37.446 0.232 0.003168.573
561山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL21'37.489 0.275 0.043168.499
660吉本 大樹Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL121'37.549 0.335 0.060168.395
79冨林 勇佑PACIFICうま娘NAC BMW
BMW M4 GT3 EVO
PACIFIC RACING TEAM
MI1'37.634 0.420 0.085168.249
832石浦 宏明ENEOS X PRIME AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM ENEOS ROOKIE
BS201'37.678 0.464 0.044168.173
94谷口 信輝グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & Team UKYO
YH421'37.728 0.514 0.050168.087
---- 以上Q2進出 ----
105荒尾 創大マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH101'37.733 0.519 0.005168.078
1130平良 響apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'37.908 0.694 0.175167.778
12360荒川 麟RUNUP × SOL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'37.934 0.720 0.026167.733
1311大木 一輝GAINER TANAX Z
NISSAN Fairlady Z
GAINER
DL41'38.017 0.803 0.083167.591
1425松井 孝允HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'38.337 1.123 0.320167.046

SUPER GT

第4戦富士公式練習GT300クラス PONOS FERRARI 296 EVOがトップタイム

公式練習:GT300クラストップタイムはPONOS FERRARI 296 EVO(篠原拓朗/川端伸太朗)

 2026オートバックスSUPER GT第4戦「FUJI GT 300km RACE」の公式練習が、静岡県・富士スピードウェイで行われ、GT300クラスは、PONOS FERRARI 296 EVO(篠原拓朗/川端伸太朗)がトップタイムをマークした。

 朝から強い日差しが照りつけ、富士スピードウェイは午前中から30度超えの夏日となるなか、午前10時30分から1時間35分間の公開練習が行われた。

 トップタイムをマークした45号車PONOS FERRARIは、開幕戦20位、第2戦リタイアと、今季ここまでノーポイントと噛み合わないレースが続いているが、今回からドライバーラインナップを変更。ケイ・コッツォリーノに代えて、川端を起用している。その緒戦から良い滑り出しとなった。

 2番手は、2号車HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/卜部和久)。昨年はランキング10位に沈んだが、2023年は2位、2024年は3位と常に安定した力を発揮する2号車は、今季から卜部が加入。今シーズンは開幕戦2位、第2戦5位と順調にきている。今回も優勝を狙う位置にいるようだ。

 3番手は、52号車Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)。ここまで8位、9位でランキング10位だが、サクセスウェイトが30kgと上位陣に比較して軽いだけに、チャンスはありそうだ。何と言っても、2023年のチャンピオンチームだけに、安定したレース運びには定評がある。上位フィニッシュのチャンスは十分ありそうだ。

 4番手は、7号車CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO(ザック・オサリバン/梅垣清)。トップタイムをマークしたPONOSと同じGT3車両を使用するCARGUYは、開幕戦13位、第2戦11位と上位まであと一歩だが、車両のポテンシャル、オサリバンとSFライツで活躍中の梅垣のコンビ、そして何よりも16kgと軽いサクセスウェイトを考えると、上位を狙う力は十分ある。

 5番手は、6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ニクラス・クルッテン)。このチームも使用車両は、45号車、7号車と同じFerrari 296 GT3 EVOだ。ポテンシャルの高いGT3車両を使用することは、今やコスパを考えると勝利への近道といえるのかもしれない。

 6番手は、18号車UPGARAGE AMG GT3(小林崇志/新原光太郎)。ここまでペナルティなどもあって、思うような結果を残せずにいるが、メルセデスのGT3車両のポテンシャルはいうまでもない。第2ドライバーは、ホンダ育成ドライバーの指定席ともいえるだけに、新原としても昨年の野村勇斗が優勝しているだけに、表彰台はほしいところだ。

 7番手以下は、60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)、48号車ケーズフロンティアWMニルズGT-R(井田太陽/ジェームス・プル)、56号車リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(J・P・デ・オリベイラ/木村偉織)、88号車VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/ダニール・クビアト)と続いた。

 今シーズンで複数のタイヤメーカーの参入は最後になるが、気になる上位10台の使用タイヤは、 1位ヨコハマ、2-3位ブリヂストン、4-6位ヨコハマ、7位ダンロップ、8-10位ヨコハマとなっている。この暑さのなかでどのメーカーが優位なのか、注目できるのも今シーズンが最期だ。

 予選は、本日午後2時20分から行われる。

公式練習:GT300クラス2位はHYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/卜部和久)

公式練習:GT300クラス3位はGreen Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)

公式練習:GT300クラス4位はCARGUY Ferrari 296 GT3 EVO(ザック・オサリバン/梅垣清)

公式練習:GT300クラス5位はUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ニコラス・クルッテン)

公式練習:GT300クラス6位はUPGARAGE AMG GT3(小林崇志/新原光太郎)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第4戦富士公式練習GT500クラス ホンダ勢が1-2!! トップはAstemo HRC PRELUDE-GT

公式練習:GT500クラストップタイムはAstemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)

 2026オートバックス スーパーGT第4戦「富士GT300kmレース」の公式練習が8月1日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは17号車Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)が専有走行で1分28秒770を記録してトップだった。

 公式練習は午前10時30分にコースオープン。天候は晴れ。路面はドライ。真夏の強い陽射しが早朝から降り注ぐ中、各車ピットイン、アウトを繰り返しながら周回を重ねていく。

 序盤トップに立ったのは大津弘樹(#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)。自身の4周目に1分29秒945を記録して6周でピットに戻ってきた。

 続いて開始から10分が経過したところで平峰一貴(TRS IMPUL with SDG Z)が1分29秒749を5周目に記録して8号車を上回ると、6周目にも1分29秒838と立て続けに1分29秒台のタイムを記録する。

 さらに開始から15分が経過したところで塚越広大(Astemo HRC PRELUDE-GT)が5周目に1分29秒689を叩き出してトップへ。

 開始から20分が経過した時点での順位は17号車がトップで12号車が2番手、3番手に8号車が続き、24号車リアライズコーポレーション Z(名取鉄平/三宅淳詞)が4番手、23号車MOTUL Niterra Z(千代勝正/高星明誠)が5番手、100号車STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)が6番手とホンダ勢、日産勢がトップ6を占める。トヨタ勢の最上位は38号車KeePer CERUMO GR Supra(大湯都史樹/小林利徠斗)で7番手だ。

 その後は牧野任祐(STANLEY HRC PRELUDE-GT)が1分29秒789までタイムを縮めて3番手に浮上する。

 これにより30分経過時点の順位はトップが17号車、2番手12号車、3番手100号車、4番手8号車。38号車も大湯が1'29.992を8周目に記録して5番手に順位を上げてきた。

 開始から32分が経過したところで4号車グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)がスローダウン。自らハザードを点灯してピットに戻ってきたが、これによる中断やSC導入はなかった。

 その後も各車ピットイン、アウトを繰り返しながら周回を重ねるが、上位陣には目立ったタイム更新はなく、2クラスの混走は午前11時30分で終了。その後は15分間のFCY訓練を経て両クラスの専有走行が各10分間で行われた。

 GT500クラスの専有走行は午前11時55分に走行開始。この頃には気温も35℃を超えた。

 まずは23号車の高星が1分29秒685を記録。続いて笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)が1分29秒294を叩き出す。佐藤蓮(#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)も1分29秒526で2番手に。

 笹原はなおもアタックを続行するが、ここではタイム更新ならず。この間に野村勇斗(Astemo HRC PRELUDE-GT)が1分28秒770を叩き出してトップに浮上、佐藤蓮も1分29秒112までタイムを縮めて再び2番手に。笹原の37号車は結局3番手で公式練習を終えることとなった。

 4番手に山本の100号車、5番手には太田の8号車がつづき、高星の23号車も1分29秒623までタイムを縮め、日産勢最上位の6番手で走行を終えている。

 第4戦の公式予選はこのあと午後2時20分よりノックアウト方式で行われる。

公式練習:GT500クラス2位は#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮)

公式練習:GT500クラス3位はDeloitte TOM\'S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)

公式練習:GT500クラス4位はSTANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)

公式練習:GT500クラス5位は#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)

公式練習:GT500クラス6位はMOTUL Niterra Z(千代勝正/高星明誠)

Text: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

第4戦富士公式練習結果

GT500クラス

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2026/08/01) Official Practice Weather:Sunny Course:Dry
2026 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
117塚越 広大
野村 勇斗
Astemo HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Astemo REAL RACING
BS61'28.770--185.049
216野尻 智紀
佐藤 蓮
#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
ARTA MUGEN
BS221'29.112 0.342 0.342184.339
337笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1'29.294 0.524 0.182183.963
4100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS141'29.485 0.715 0.191183.570
58太田 格之進
大津 弘樹
#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Team HRC ARTA MUGEN
BS1'29.584 0.814 0.099183.368
623千代 勝正
高星 明誠
MOTUL Niterra Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS281'29.623 0.853 0.039183.288
712平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
TRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS301'29.745 0.975 0.122183.039
864大草 りき
イゴール・オオムラ・フラガ
Modulo HRC PRELUDE-GT
Honda HRC PRELUDE-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'29.842 1.072 0.097182.841
939関口 雄飛
サッシャ・フェネストラズ
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS281'29.929 1.159 0.087182.664
1019国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport BANDOH GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH21'29.972 1.202 0.043182.577
1138大湯 都史樹
小林 利徠斗
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS321'29.992 1.222 0.020182.536
1214福住 仁嶺
大嶋 和也
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS481'30.052 1.282 0.060182.415
1324名取 鉄平
三宅 淳詞
リアライズコーポレーションZ
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
BS141'30.059 1.289 0.007182.400
1436坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS801'30.220 1.450 0.161182.075

GT300クラス

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2026/08/01) Official Practice Weather:Sunny Course:Dry
2026 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
145篠原 拓朗
川端 伸太朗
PONOS FERRARI 296 EVO
Ferrari 296 GT3 EVO
PONOS RACING
YH1'37.789--167.982
22堤 優威
卜部 和久
HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS621'37.889 0.100 0.100167.810
352吉田 広樹
野中 誠太
Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS301'38.001 0.212 0.112167.619
47ザック・オサリバン
梅垣 清
CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO
Ferrari 296 GT3 EVO
CARGUY MKS RACING
YH161'38.058 0.269 0.057167.521
56片山 義章
ニコラス・クルッテン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3 EVO
VELOREX
YH141'38.231 0.442 0.173167.226
618小林 崇志
新原 光太郎
UPGARAGE AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'38.432 0.643 0.201166.885
760吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL121'38.470 0.681 0.038166.820
848井田 太陽
ジェームス・プル
健康ケーズフロンティアWMニルズGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH21'38.615 0.826 0.145166.575
956ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
木村 偉織
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH541'38.634 0.845 0.019166.543
1088小暮 卓史
ダニール・クビアト
VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH201'38.671 0.882 0.037166.481
11666スヴェン・ミューラー
藤波 清斗
seven x seven PORSCHE GT3R EVO
PORSCHE 911 GT3R EVO
seven x seven Racing
YH341'38.760 0.971 0.089166.330
1261井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL21'38.850 1.061 0.090166.179
1332石浦 宏明
鈴木 斗輝哉
ENEOS X PRIME AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM ENEOS ROOKIE
BS201'38.877 1.088 0.027166.134
1487元嶋 佑弥
松浦 孝亮
OPEN HOUSE Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH101'38.981 1.192 0.104165.959
159冨林 勇佑
藤原 優汰
PACIFICうま娘NAC BMW
BMW M4 GT3 EVO
PACIFIC RACING TEAM
MI1'39.038 1.249 0.057165.864
1665蒲生 尚弥
菅波 冬悟
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS621'39.106 1.317 0.068165.750
1762平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH61'39.122 1.333 0.016165.723
1830永井 宏明
平良 響
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'39.161 1.372 0.039165.658
1925松井 孝允
洞地 遼⼤
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'39.166 1.377 0.005165.650
2096新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
BS301'39.236 1.447 0.070165.533
215塩津 佑介
荒尾 創大
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH101'39.379 1.590 0.143165.294
2231小高 一斗
小山 美姫
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS641'39.415 1.626 0.036165.235
2326安田 裕信
リ ジョンウ
ANEST IWATA GAINER Z
NISSAN Fairlady Z
ANEST IWATA Racing
YH1'39.452 1.663 0.037165.173
24777藤井 誠暢
チャーリー・ファグ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL701'39.737 1.948 0.285164.701
2511富田 竜一郎
大木 一輝
GAINER TANAX Z
NISSAN Fairlady Z
GAINER
DL41'39.796 2.007 0.059164.604
2622加納 政樹
和田 久
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'40.241 2.452 0.445163.873
2720平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングRC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
SHADE RACING
MI1'40.611 2.822 0.370163.270
284谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & Team UKYO
YH421'42.666 4.877 2.055160.002
29360荒川 麟
清水 啓伸
RUNUP × SOL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'44.739 6.950 2.073156.836

FJ1500鈴鹿・岡山 | S-FJ鈴鹿・岡山

第4戦鈴鹿決勝ドライバーコメント FJ1500優勝・宮本颯斗「ヘアピン立ち上がりからうまく合わせ込めた」

FJ1500

優勝 宮本颯斗(MYST制動屋KK-F)

FJ1500:優勝した宮本颯斗(MYST制動屋KK-F)

 「素直に嬉しいです。やっと勝つことができて、まずは安心しています。1周目のスプーンの入り口で、ヘアピンの立ち上がりからうまく合わせ込むことができました。後ろにクルマがついていたこともあってストレートでも意外と伸び、抜くことができました。そこからは、ストレートで差を詰められてもコーナーで引き離すという展開の繰り返しでした」

 「途中でセーフティカーが入り『やばいな』と思いましたが、最終的には後続を引き離してフィニッシュできたので本当に良かったです」

 「次は6番手からのスタートとなり、少し危険な位置からになります。1周目にどれだけ順位を上げられるかが鍵になると思っているので、うまく切り抜けたいです。接触さえなければぜんぜん自信はあるので、クリーンなレースをしてまた勝ちたいと思います」

2位 田崎脩馬(MYST制動屋KK-F)

FJ1500:決勝2位の田崎脩馬(MYST制動屋KK-F)

 「結果は2位で、優勝できなかったことは悔しいですが、今年初めて表彰台に登ることができたため、まずは一安心という気持ちです」

 「終盤、シケインの手前で仕掛けました。結構ギリギリのタイミングだとは思ったのですが、思い切って行って抜き切ることができました。これまでのレースではトップを走りながらスピンしてしまうなど、最後まで何事もなく走り切れた展開があまりありませんでした。トラブルなくしっかり走り切れました」

 「次は5番手からのスタートで、厳しい位置からですが、次こそは優勝できるように頑張りたいと思います」

3位 村上太晟(ファーストガレージBLAU KK-F)

FJ1500:決勝3位の村上太晟(ファーストガレージBLAU KK-F)

 「予選で思うようにタイムが伸びず、集団に埋もれてしまいました。レース1のグリッドが決まる予選結果は総合9位でした。リバースグリッドでポールポジションが獲得できる6位を目指していたのですが、3番ほど届かず悔しい結果となりました」

 「スーパーFJのストレートでの伸びが凄まじく、なかなか追いつけない状況です。スリップストリームに入れば追いつくことは可能なのですが、少しでも前のクルマとバトルをして差が開いてしまうと、もう追いつけなくなってしまうため、そこで非常に苦戦を強いられました」

 「次のレースは、スタートから積極的に順位を上げていくつもりです」

スーパーFJ

優勝 井出七星翔(RSイデア・イーグルKKS2)

S-FJ:優勝した井出七星翔(RSイデア・イーグルKKS2)

 「前回のレースと同様に4番手からのスタートとなりましたが、レースには自信を持って臨めました。一時、総合トップを走ることもでき、良いレースができたと感じています」

 「落ち着いてレースを運ぶことができました。状況判断をしっかりと行いながら走れたため、内容としては決して悪くなかったです」

 「次も同じ4番手からのスタートになります。今回と同様にしっかりと走ることができれば問題ないと考えています。次こそは優勝を目指して頑張りたいです」

2位 柱本翔夢伊(REV RACING with LAPS)

S-FJ:決勝2位の柱本翔夢伊(REV RACING with LAPS)

 「暫定で1位にはなれましたが、もしかしたらペナルティを受けてしまう可能性があり、素直に喜べない複雑な心境です。呼ばれているので、結果的に1位が確定すれば良かったと思えるのですが、今はまだ分かりません」

 「前回のレースで課題だったバトルに関しては、今回はしっかりと克服できたと感じています。接戦の中で抜きつ抜かれつの展開もあり、とても楽しんで走ることができました」

 「今回のレースは全体的にペースも良く、手応えを感じています。ただ、まだ物足りない部分や課題もあるため、しっかりと修正して次の2戦目に備えて頑張りたいと思います」

3位 府本淳之介(FORM with雅企画KKS-II)

S-FJ:決勝3位の府本淳之介(FORM with雅企画KKS-II)

 「予選でセットを外してしまい下位からのスタートとなりましたが、レース前にセットを変更したことが功を奏しました。スタート直後の1周目で一気に2台を抜き、その後も悪くないペースで走ることができました。もう少し前に行きたかったのが本音ですが、できることはやれたと感じています」

 「まだ改善すべき点はあるかもしれませんが、変更の方向性としては良かったため、この方向で次も頑張りたいです。2番手グリッドからのスタートで、グリッド的にも大きなチャンスなので、次こそは優勝を目指して勝ちに行きます」

4位 伊藤聖七(eagle sport)(第5戦ポールポジション)

S-FJ:決勝4位の伊藤聖七(eagle sport)

 「予選が振るわず10番手からのスタートとなりましたが、少しでも順位を上げようとレースに臨みました。リバースグリッドの制度があることは知っていました。実際には7位でゴールしたのですが、前を走るクルマにペナルティがあり、繰り上げで次のレースのポールポジションです」

 「今年から本格的にレースへ参戦するようになり、これまでポールポジションを獲得したことがなかったため、非常に驚くと同時に緊張しています」

 「マシンのペース自体は悪くなく、次のレースでは新品タイヤを投入する予定です。スタートをしっかりと決めて順位を守り、タイヤのタレをうまく調整しながら走りたいと思います。まずは、まだ経験のない表彰台を最低限の目標として乗りたいと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

FJ1500鈴鹿・岡山 | S-FJ鈴鹿・岡山

第4戦鈴鹿決勝 FJ1500は宮本颯斗が初優勝、スーパーFJは井出七星翔が3連勝

FJ1500:優勝は宮本颯斗(MYST制動屋KK-F)

S-FJ:優勝は井出七星翔(RSイデア・イーグルKKS2)

 FJ1500/スーパーFJ鈴鹿・岡山地方選手権シリーズ第4戦は7月12日、鈴鹿サーキットチャンピオンカップレースシリーズ第3戦で10周の決勝を行い、FJ1500では宮本颯斗(MYST制動屋KK-F)が、スーパーFJでは井出七星翔(RSイデア・イーグルKKS2)がそれぞれ優勝を飾った。

 決勝は午前9時10分にフォーメーションラップが始まった。天候は薄曇りで蒸し暑い。FJ1500が7台、スーパーFJが17台、合計24台が1周を回ってグリッドに着きスタートが切られた。

 ポールポジションのS-FJ・柱本翔夢伊(REV RACING with LAPS)はマシンをインに振り、予選2位のFJ1500・宮本颯斗(MYST制動屋KK-F)を牽制しながらトップで1コーナーへ飛び込む。3位には予選4位から好スタートを切ったS-FJ・井出七星翔(RSイデア・イーグルKKS2)が上がり、4位にはS-FJ・河野晃大(レブレーシングガレージ)が、5位にはFJ1500・田崎脩馬(MYST制動屋KK-F)が続き、6位にはS-FJ・府本淳之介(FORM with雅企画KKS-II)が上がってきた。

 ペースの上がらない4位河野は、デグナー入り口で田崎に、ヘアピンで府本にパスされ6位まで順位を落とす。ヘアピン立ち上がりからは2位宮本がトップ柱本に急接近。宮本はスプーンインから柱本を捉えトップに躍り出た。河野はスプーンから130R間で府本、S-FJ・藤井翔太(Dorago CORSE)にもかわされ7位まで落ちてしまった。

 1周目、トップで戻ってきたのは宮本、2位に柱本、3位に井出。この3台はテールトゥノーズ。4位に田崎、5位に府本、6位に藤井、7位に河野と続く。

 2周目の130Rでは3位井出がアウトから宮本を攻略し2位に浮上。この周、後方では三瓶旭(中日本自動車短期大学KK-SII)が130Rでクラッシュ。セーフティーカー(SC)が導入された。

 SC中の順位は、トップ宮本、2位井出、3位柱本、4位田崎、5位府本、6位藤井、7位S-FJ・太田援増(MYST制動屋KK-SII)、8位S-FJ・伊藤聖七(eagle sport)、9位S-FJ・一宮總太朗(MYST KK-SII)、10位河野だ。

 SCは5周を回って退き、レースは6周目から残り5周で再開された。

 6周目、宮本は1コーナーでトップを守ったが、2位井出と3位柱本は2コーナーにかけて併走。S字入り口で柱本が井出を抜き返し2位を奪い返した。

 7周目、今度は3位井出がシケインで柱本を抜き返し再び2位に浮上。柱本と井出は抜きつ抜かれつの攻防を繰り返す。この2台の攻防に田崎が追いつき2位争いは3台がワンパックとなった。トップ宮本は2位以下の争いを尻目に後続を1秒離し、安全圏まで逃げつつある。

 この周、2位争いの3台はシケイン入り口でスリーワイド。インに田崎、中央に柱本、アウトに井出。田崎はインから2台をパスし2位に浮上。柱本はシケインをショートカットして最終コーナー立ち上がりで田崎の前に出て2位で復帰した。3位に田崎が、4位に井出がつける。

 ファイナルラップの10周目、ペースのいい田崎が、1コーナーで井出を攻略、3位に浮上した。

 レース終了。優勝は宮本(FJ1500・優勝)、2位柱本(S-FJ・優勝)、3位田崎(FJ1500・2位)、4位井出(S-FJ・2位)、5位藤井(S-FJ・3位)、6位府本(S-FJ・4位)、7位伊藤(S-FJ・5位)、8位小野原悠(FTK・レブレーシングガレージwith LAPS)(S-FJ・6位)、9位太田(S-FJ・7位)、10位村上太晟(ファーストガレージBLAU KK-F)(FJ1500・3位)の順でゴールした。

 しかし、5位の藤井はスタート手順違反で5秒加算のペナルティーで総合10位に後退。S-FJ優勝の柱本は、暫定表彰式終了後にシケインショートカットで5秒加算のペナルティーを科され、S-FJ・2位に後退した。

 結果、FJ1500の順位は変わらず、優勝は宮本、2位田崎、3位村上。S-FJの優勝は井出で3連勝。2位は柱本、3位府本となった。

 第5戦決勝は本日午後2時45分より10周で行われる。グリッドはこのレースの結果順となるが、上位6台がリバースグリッド。このため、ポールポジションは伊藤(S-FJ)、2番グリッドが府本(S-FJ)、3番グリッドが柱本(S-FJ)、4番グリッドが井出(S-FJ)、5番グリッドが田崎(FJ1500)、6番グリッドがこのレース優勝の宮本(FJ1500)となる。

決勝のスタートシーン

宮本颯斗、柱本翔夢伊、井出七星翔の争い

FJ1500:決勝2位は田崎脩馬(MYST制動屋KK-F)

FJ1500:決勝3位は村上太晟(ファーストガレージBLAU KK-F)

S-FJ:決勝2位は柱本翔夢伊(REV RACING with LAPS)

S-FJ:決勝3位は府本淳之介(FORM with雅企画KKS-II)

S-FJ:決勝4位は伊藤聖七(eagle sport)

FJ1500の表彰式

スーパーFJの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNSHI

FJ1500鈴鹿・岡山 | S-FJ鈴鹿・岡山

第4戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿チャンピオンカップレース第3戦 -RIJ- (2026/07/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2026 FJ1500/スーパーFJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoGClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
156FJ15001宮本 颯斗MYST制動屋KK-F
MYST KK-F
1026'21.093--
257FJ15002田崎 脩馬MYST制動屋KK-F
MYST KK-F
1026'23.045 1.952 1.952
335S-FJ1井出 七星翔RSイデア・イーグルKKS2
MYST KK-S2
1026'23.506 2.413 0.461
4*7S-FJ2柱本 翔夢伊REV RACING with LAPS
MYST KK-S2
1026'27.085 5.992 3.579
566S-FJ3府本 淳之介FORM with雅企画KKS-II
MYST KK-S2
1026'27.596 6.503 0.511
650S-FJ4伊藤 聖七eagle sport
MYST KK-S2
1026'27.776 6.683 0.180
79S-FJ5小野原 悠FTK・レブレーシングガレージwith LAPS
MYST KK-S2
1026'27.908 6.815 0.132
858S-FJ6太田 援増MYST制動屋KK-SII
MYST KK-S2
1026'29.889 8.796 1.981
948FJ15003村上 太晟ファーストガレージBLAU KK-F
MYST KK-F
1026'31.56410.471 1.675
10*34S-FJ7藤井 翔太Dorago CORSE
MYST KK-S2
1026'31.84210.749 0.278
116S-FJ8河野 晃大レブレーシングガレージ
MYST KK-S2
1026'32.12611.033 0.284
1261S-FJ9一宮 總太朗MYST KK-SII
MYST KK-S2
1026'33.22612.133 1.100
1351FJ15004永原 蒼翔ピットワークながはら/MYST
MYST KK-F
1026'33.66812.575 0.442
1485S-FJ10吉田 英翔K&G RACING C72 KKS-2
MYST KK-S2
1026'34.91413.821 1.246
1570S-FJ11加藤 薫デルタモータースポーツKKS-II
MYST KK-S2
1026'35.92214.829 1.008
1688S-FJ12八巻 渉中日本自動車短期大学KK-SII
MYST KK-S2
1026'35.97714.884 0.055
1755S-FJ13板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
1026'36.12615.033 0.149
1852FJ15005酒井 翔太ファーストガレージ
MYST KK-F
1026'36.17515.082 0.049
1921S-FJ14本田 宙MYST KK-SII
MYST KK-S2
1026'36.83715.744 0.662
20*11GFJ15006小嶋 健太郎Rn-sports制動屋KK-F
MYST KK-F
1026'39.10518.012 2.268
214GS-FJ15古里 拓HOLOSレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1026'51.70730.61412.602
2216GFJ15007青合 正博TEAM HERO'S RnーSPORTS
MYST KK-F
1026'51.94930.856 0.242
2322GS-FJ16高橋 蓮tailor RaiseUP
MYST KK-S2
1027'17.51656.42325.567
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
-79S-FJ-三瓶 旭中日本自動車短期大学KK-SII
MYST KK-S2
12'20.3699Laps9Laps
  • Fastest Lap(FJ1500): CarNo. 57 田崎脩馬(MYST制動屋KK-F) 2'14.112 (10/10) 155.879 km/h
  • Fastest Lap(S-FJ): CarNo. 7 柱本翔夢伊(REV RACING with LAPS) 2'14.310 (9/10) 155.649 km/h
  • CarNo. 7は、鈴鹿チャンピオンカップレースシリーズ規則第59条6(ドライバーの遵守事項)違反により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 34, 11は、鈴鹿チャンピオンカップレースシリーズ規則第58条8(反則スタート)により、タイムペナルティー5秒を科した。

FJ1500鈴鹿・岡山 | S-FJ鈴鹿・岡山

第4戦鈴鹿公式予選ドライバーコメント S-FJポールポジション・柱本翔夢伊「得意なスタートで一気にぶっちぎって逃げ切る」

FJ1500

ポールポジション 宮本颯斗(MYST制動屋KK-F)

FJ1500:ポールポジションの宮本颯斗(MYST制動屋KK-F)

 「ポールポジションを獲れましたが、自分は総合1位しか狙っていなかったので、正直複雑な気持ちです」

 「路面のコンディションが変わったことでクルマのバランスが苦しくなり、ベストは尽くしたのですがスーパーFJの選手たちに負けてしまいました。昨日の午後から路面が悪化していて、昨日よりもタイムが出ていません。最初のアタックでタイヤも使い切ってしまい、後半はタレてしまいました」

 「周りの1500クラスの選手も、スーパーFJより全体的にタイムが遅い状態です。それでも総合1位を取らなければいけないので、前回同様に難しいレースになるとは思います。セカンドロウからのスタートになると思うので、スタートでうまく前に出て、後ろの選手たちがごちゃごちゃと競り合ってくれればチャンスがあると思っています」

2位 田崎脩馬(MYST制動屋KK-F)

FJ1500:予選2位の田崎脩馬(MYST制動屋KK-F)

 「昨日の2回目のフリー走行ではトップで調子が良かったのですが、予選ではあまり上手くタイムが出せませんでした。スーパーFJの選手たちに負けてしまったことが、一番悔しいです。昨日の最後の方から路面が変わってきてしまい、少し合わせるのが難しかったです」

 「総合では5位で、前に2台いる状態からのスタートになります。前回のレースではスタートをうまく決められたので、今回も同じようにバシッと決めて前にいきたいです。明日からの2回の決勝レースで、最後はしっかり優勝できるように頑張ります」

3位 酒井翔太(ファーストガレージ)

FJ1500:予選3位の酒井翔太(ファーストガレージ)

 「コースに出ていった1周目から、エンジンがバラバラいって吹けなくなってしまいました。原因はちょっと不明なんですけど、思うようにアタックもできず、スピードも全然出ていませんでした。結果、予選は総合11番手とだいぶ下の方になってしまいました」

 「決勝レースまでにトラブルの原因を見つけて直したいと思っています。決勝は追い上げのレースになりますが、それはそれで楽しんで、しっかり頑張りたいです」

スーパーFJ

ポールポジション 柱本翔夢伊(REV RACING with LAPS)

S-FJ:ポールポジションの柱本翔夢伊(REV RACING with LAPS)

 「前半にミスが重なり下位に沈んだためメンタル的にもキツかったが、最終的に自身初のポールポジションを獲得できて嬉しいです」

 「トップタイムだった小原選手がコース外走行でタイム抹消になったための繰り上げでなので、実際にはコンマ2秒ほどのタイム差をつけられていたため、データを見て修正したいです」

 「得意なスタートで一気にぶっちぎって逃げ切り、そのままポール・トゥ・ウィンをしたいと思います」

2位 河野晃大(レブレーシングガレージ)

S-FJ:予選2位の河野晃大(レブレーシングガレージ)

 「最初は前の車についていけなくて、タイヤが温まるまではバランスも悪くて全然タイムが出ませんでした。でも、タイヤが温まってからはすごくペースが良くなって、後半はタイヤのグリップが落ちるかと思いきや、どんどん上がってコーナリングもすごく良くなりました。おかげで最後の周にベストタイムが出せました」

 「決勝は3番手スタートになると思います。しっかりスタートを決めて、上の順位で終われるように頑張ります。最低でも表彰台は狙いにいきます」

3位 井出七星翔(RSイデア・イーグルKKS2)

S-FJ:予選3位の井出七星翔(RSイデア・イーグルKKS2)

 「本当はクラスポールを取りたかったのですが、結果はクラス3番手でした。でも、この前のレースと一緒ですし、そんなに気にしなくてもいい、悪くない結果で終われたかなと思っています」

 「特に落ち込んでいるようなこともないですし、決勝レースには自信があります。いけるんじゃないかなと思っているので、頑張ります」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

FJ1500鈴鹿・岡山 | S-FJ鈴鹿・岡山

第4戦鈴鹿公式予選 FJ1500は宮本颯斗が、S-FJは柱本翔夢伊がポールポジションを獲得

FJ1500:ポールポジションは宮本颯斗(MYST制動屋KK-F)

S-FJ:ポールポジションは柱本翔夢伊(REV RACING with LAPS)

 FJ1500/スーパーFJ鈴鹿・岡山地方選手権シリーズ第4戦は7月11日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、FJ1500では宮本颯斗(MYST制動屋KK-F)が、スーパーFJでは柱本翔夢伊(REV RACING with LAPS)がそれぞれポールポジションを獲得した。

 近畿以西はすでに梅雨明け宣言が出されたが、鈴鹿サーキットのある東海地方はまだ。鈴鹿は早朝より雲に覆われていたが徐々にはけ、公式予選の始まる9時30分には蒸し暑い梅雨の晴れ間が広がってきた。

 参加はFJ1500が7台、スーパーFJが17台、合計24台がコースインし20分間の予選が始まった。

 2周目、まずはFJ1500の宮本颯斗(MYST制動屋KK-F)が2分15秒083でトップに立つ。2位には15秒733でスーパFJの井出七星翔(RSイデア・イーグルKKS2)、3位に同カテゴリーの藤井翔太(Dorago CORSE)が続く。

 宮本は3周目に2分14秒860までタイムを縮めトップのまま。5周目にはスーパーFJの小野原悠(FTK・レブレーシングガレージwith LAPS)が14秒756でトップに浮上。宮本は2位に落ち、タイムを15秒094まで縮めたものの井出が3位のまま。

 7周目、スーパーFJの柱本翔夢伊(REV RACING with LAPS)が2分14秒652で2位に浮上し、宮本は3位に落ちた。

 予選終了。スーパーFJの小野原がFJ1500を上回るタイムでオーバーオールのトップ。2位にも同カテゴリーの柱本、3位にFJ1500の宮本、4位にスーパーFJの河野晃大(レブレーシングガレージ)、5位に同カテゴリーの井出、6位にFJ1500の田崎脩馬(MYST制動屋KK-F)が入った。

 ところが、トップタイムの小野原が走路外走行でベストタイム~3rdタイムが抹消され15位までドロップ。トップは柱本(スーパーFJ・ポールポジション)、2位に宮本(FJ1500・ポールポジション)、3位に河野(スーパーFJ・2位)、4位に井出(スーパーFJ・3位)、5位に田崎(FJ1500・2位)、6位に藤井(スーパーFJ・4位)となった。FJ1500の3位には総合11位の酒井翔太(ファーストガレージ)が入った。

 第4戦決勝は明日12日、午前9時10分より10周で行われる。

FJ1500:予選2位は田崎脩馬(MYST制動屋KK-F)

FJ1500:予選3位は酒井翔太(ファーストガレージ)

S-FJ:予選2位は河野晃大(レブレーシングガレージ)

S-FJ:予選3位は井出七星翔(RSイデア・イーグルKKS2)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO

FJ1500鈴鹿・岡山 | S-FJ鈴鹿・岡山

第4戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿チャンピオンカップレース第3戦 -RIJ- (2026/07/11) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2026 FJ1500/スーパーFJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km

Pos№GClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
17S-FJ1柱本 翔夢伊REV RACING with LAPS
MYST KK-S2
2'14.652--155.254
256FJ15001宮本 颯斗MYST制動屋KK-F
MYST KK-F
2'14.738 0.086 0.086155.154
36S-FJ2河野 晃大レブレーシングガレージ
MYST KK-S2
2'14.962 0.310 0.224154.897
435S-FJ3井出 七星翔RSイデア・イーグルKKS2
MYST KK-S2
2'15.094 0.442 0.132154.746
557FJ15002田崎 脩馬MYST制動屋KK-F
MYST KK-F
2'15.118 0.466 0.024154.718
634S-FJ4藤井 翔太Dorago CORSE
MYST KK-S2
2'15.300 0.648 0.182154.510
766S-FJ5府本 淳之介FORM with雅企画KKS-II
MYST KK-S2
2'15.397 0.745 0.097154.399
861S-FJ6一宮 總太朗MYST KK-SII
MYST KK-S2
2'15.425 0.773 0.028154.367
955S-FJ7板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
2'15.442 0.790 0.017154.348
1050S-FJ8伊藤 聖七eagle sport
MYST KK-S2
2'15.524 0.872 0.082154.255
1152FJ15003酒井 翔太ファーストガレージ
MYST KK-F
2'15.611 0.959 0.087154.156
1258S-FJ9太田 援増MYST制動屋KK-SII
MYST KK-S2
2'15.760 1.108 0.149153.986
1348FJ15004村上 太晟ファーストガレージBLAU KK-F
MYST KK-F
2'15.872 1.220 0.112153.860
1451FJ15005永原 蒼翔ピットワークながはら/MYST
MYST KK-F
2'15.976 1.324 0.104153.742
159S-FJ10小野原 悠FTK・レブレーシングガレージwith LAPS
MYST KK-S2
2'16.073 1.421 0.097153.632
1685S-FJ11吉田 英翔K&G RACING C72 KKS-2
MYST KK-S2
2'16.187 1.535 0.114153.504
1721S-FJ12本田 宙MYST KK-SII
MYST KK-S2
2'16.373 1.721 0.186153.294
1879S-FJ13三瓶 旭中日本自動車短期大学KK-SII
MYST KK-S2
2'16.410 1.758 0.037153.253
1911GFJ15006小嶋 健太郎Rn-sports制動屋KK-F
MYST KK-F
2'16.557 1.905 0.147153.088
2088S-FJ14八巻 渉中日本自動車短期大学KK-SII
MYST KK-S2
2'16.574 1.922 0.017153.069
2170S-FJ15加藤 薫デルタモータースポーツKKS-II
MYST KK-S2
2'16.779 2.127 0.205152.839
224GS-FJ16古里 拓HOLOSレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
2'18.261 3.609 1.482151.201
2316GFJ15007青合 正博TEAM HERO'S RnーSPORTS
MYST KK-F
2'18.393 3.741 0.132151.057
2422GS-FJ17高橋 蓮tailor RaiseUP
MYST KK-S2
2'21.086 6.434 2.693148.173
---- 以上基準タイム(130% - 2'55.219)予選通過 ----

FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第4戦富士決勝ドライバーコメント FJ1500優勝・吉田馨「前に出てちぎるという最高の結果」 S-FJ優勝・切替悠喜「1周違っていたらヤバかった」

FJ1500

優勝 吉田馨(MYST&HobbBase)

FJ1500:優勝した吉田馨(MYST & Hobby Base)

 「スタートをちょっと失敗というか、イン側のグリッドだったので路面がちょっと濡れていて。シビアなスタートだったのですが、うまく決められて。そこからは自分のペースで(酒井を)抜けて、離していけたので、いいレース展開だったのかなと思います。(シナリオ通り?)前に出て、ちぎるという最高の結果になりました」

2位 酒井翔太(ファーストガレージ)

FJ1500:決勝2位の酒井翔太(ファーストガレージ)

 「吉田選手と僕のタイヤのロットの違いもあるのかなと思いますが、その差があったとしてもペースが全然なかったと思います。チームメイトの光山選手も僕と同じロットのタイヤなので、でも後半僕よりペースがよさそうだったので、他に原因があるのではないかなと思うので。次のレースまでにデータとか見てセッティングも見直していこうかなと思います。僕の問題もあるかもしれないですし」

3位 光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)

FJ1500:決勝3位の光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)

 「最後の方にラインをいろいろ変えてみたらペースが上がって。(酒井に)追いつくかなと思ったのですが、ちょっと時間が足りなかったです。もしかしたらですが、ペースがよかったので『抜けたらいいな』という気持ちで走っていました。(いい感じを掴んだ?)スタートですごいミスが出てしまったので、そこをしっかり、次のレースで(コースイン時の)スタート練習をしっかりやって、もっといい順位を目指せたらと思います」

スーパーFJ

優勝 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)

FJ1500:優勝した切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)

 「最後は3速から抜けなくなってしまいました。1周違っていたらヤバかったのですが、ファイナルラップに出てくれたので、運がよかったかなと思います。レースの流れとしては何回か危ないところがあったのですが、そこを落ち着いて対処できたのはよかったです。(村上選手の)前に出てからは順調でした。最後にトラブル出ましたが、原因を見つけて次のレースをやりたいと思います」

2位 畠山退三(Hobby Base& MYST)

 「運がよかったですね。板倉選手が詰めてきているのは見えていたし、心配はありましたよ(笑)。序盤に前(のアクシデント)をうまくよけられたので、巻き込まれなかったので大丈夫でした」

3位 板倉慎哉(AMORE Racing with F)

FJ1500:決勝3位の板倉慎哉(AMORE Racing with F)

 「最後ちょっとがんばって詰めて、1コーナーで行けるかなと思ったのですが、第2コーナーのアウト側がまだちょっと濡れていたので、それで接触してもいけないので引いた感じです。次のレースもあるので(クルマを)壊しちゃいけないなと思いまして。ですので次のレースもがんばります」

Text & Photo: Junichi SEKINE

FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第4戦富士決勝 FJ1500は吉田馨、S-FJは切替悠喜がそれぞれ優勝

S-FJ:優勝は切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)

FJ1500:優勝は吉田馨(MYST & Hobby Base)

 2026年スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500筑波・富士選手権シリーズ第4戦決勝が6月21日(日)に富士スピードウェイで開催され、FJ1500はスタート直後のバトルを制した吉田馨(MYST&HobbBase)がトップに立つとそのまま独走で優勝。S-FJは切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)がスタートでトップに立った磐上隼斗(アルビレックス富士吟景GIA・KKS2)を2周目に仕留めると後続を突き放して優勝、開幕から4連勝となった。

 第4戦決勝は午後1時10分フォーメーションラップ開始。午前の予選では小雨が次第にやんでいく方向だったが、その後再び雨足が強くなり、さらに11時5分開始予定だった「Lamborghini Super Trofeo Asia」Race2決勝の頃から富士スピードウェイ名物ともいえる霧がおり始めて視界不良となりスケジュールが延伸。当初予定の12時50分から20分遅れの開始となった。この段階で雨は止んで薄日も差し始めているが路面はセミウエットということでタイヤの選択が分かれた。上位はほとんどがスリックタイヤを選択。3番グリッドのFJ1500光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)はグリッド上でレインからスリックに交換。7番グリッドのS-FJ2番手磐上隼斗(アルビレックス富士吟景GIA・KKS2)はレイン。以下12番手S-FJ宇髙希(テイク エヌエーティー)、14番手S-FJ前田大道(ELEVレーシングドリームKKSⅡ)、16番手FJ1500デワン クリストファー(InfernoR.KK-F)、そしてS-FJ勢の20番手野村大樹(WRS NONURA KKS-Ⅱ)、21番手野口伸周(野口商會 ZAP10VED)、22番手井伊諒河(RD10VアルビGIA訪問介護こころ10V)、23番手フェリペ昌(WRS MASA KKS-Ⅱ)がレインを選択した。予選中にギアが破損して早々にアタックを中断したS-FJポールポジションの切替はインターバルの間に修復を完了、6番グリッドについた。イン側偶数列の路面にはウエットパッチが残っている。

 23台が整列して12周の決勝がスタート。ポールポジションの酒井の加速がよく、ホールショットを奪い第1コーナーへ。フロントロウの吉田は一瞬出遅れたかに見えたが順位を守って加速していく。4番グリッドの村上太晟(ファーストガレージ BLAU KK-F)の蹴り出しがよく、3番手光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)の前に出る。さらに5番手スタートの鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)も第1コーナーで光山のインから差しに行くが、ここは光山が守る。後方では切替のアウトから磐上が仕掛けて大外刈りで総合6位、S-FJのトップに出る。レインタイヤの威力か。10番手スタートのS-FJ内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)も第2コーナー出口でS-FJ板倉慎哉(AMORE Racing with F)を仕留めて9位へアップすると前を行くS-FJ畠山退三(Hobby Base& MYST)に迫っている。この間に総合15番手、S-FJジェントルマンクラスの2位だった秋山が第2コーナーでスピン。最後尾まで落ちてしまう。

 トップに立った酒井だが吉田もテール・ツー・ノーズでコカ・コーラコーナーを通過。後方では100R出口で野村大樹(WRS NONURA KKS-Ⅱ)がスピン、これを後続の井伊諒河(RD10VアルビGIA訪問介護こころ 10V)がアウト側に回避しようとしたが、野村が戻ってきて接触。揃ってコースアウトしてしまう。野村はレースに復帰したが井伊はダメージが大きくここでマシンを降りることになり、ほろ苦いデビュー戦となってしまった。この間にも前方ではバトルが展開、アドバンコーナーで内藤が畠山のインを差して8位に浮上する。

 酒井対吉田のトップ争いはストレートに戻ってきてもテール・ツー・ノーズ状態。ここからスリップストリームを効かせた吉田が酒井の右サイドに出ると並走から前に出て、0.042秒差でコントロールラインを通過、トップで2周目へ入るとGRコーナーへのブレーキングでは吉田のマシンが左右に暴れるほどのハードブレーキで酒井を制する。S-FJのトップ争いもストレートで磐上を捉えた切替がGRコーナーでインから仕掛けてオーバーテイク。逆転で総合6番手、S-FJトップを取り戻す。

 トップに立った吉田は酒井とのギャップを拡げ始め、セクター1だけで0.7秒の差をつける。2周目を終えて1.141秒の差。3位村上はこのペースについて行けないか酒井と2.991秒の差で、逆に光山がストレートで0.017秒差と並びかけると3周目のGRコーナーで3位を奪い返す。鈴木~切替と続き、さらに総合7番手の磐上から畠山、内藤の3台が0.2秒以内のサイド・バイ・サイドでコントロールラインを通過するとGRコーナーでは磐上が前。逆にGRコーナーでラインがワイドになった内藤を抜いて畠山が総合7番手、S-FJ3位のポジションを取り戻す。

 トップ吉田はここで一気にギアを上げて3周目に酒井との差を2.628秒とすると、さらに4周目にここまでの最速ラップ1分55秒005をマークして3.600秒までマージンを広げる。後続では磐上が畠山に0.139秒差と迫られ、内藤のペースもやや悪く板倉に逆転を許してS-FJ5位まで後退する。5周目にも吉田は54秒251の最速ラップで酒井と4.731秒差と独走状態に持ち込む。光山~村上の3位4位は変わらないが、切替が村上より0.7秒近く速いペースで0.590秒差まで迫っている。そしてここまでレインタイヤで粘ってきた磐上が畠山と板倉にオーバーテイクを許し6番手畠山、7番手板倉、8番手磐上の順、それぞれS-FJの2位~4位だ。

 村上と切替による4番手争いが激しくなり、並走でコントロールラインを通過して7周目へ。村上が僅かに前に出てGRコーナーへ。そのままサイド・バイ・サイドで第2コーナーを抜けてファーストガレージの2台が交錯する。コカ・コーラコーナー出口で村上が前に出て2台はそのままセクター3へ。テール・ツー・ノーズでつづら折りを駆け上がるとパナソニックオートモーティブコーナーを抜けてストレート勝負で8周目へ。ここで最高速で有利と言われるS-FJの切替がじわりと前に出てストレートエンドへ。総合4番手でGRコーナーをターンするとじわじわと村上を引き離していく。

 後続のバトルをよそにトップ吉田は7周目に1分53秒751と今回のファステストラップをマークして酒井との差は6.606秒。もはや吉田を脅かす者はなく、後続も順位が落ち着いてきている中で、内藤が磐上を仕留めて総合8番手、S-FJの4位へ。レインタイヤという磐上のギャンプルは裏目に出てしまった。

 このまま終盤戦かと思われたレースで緊張が増してきたのが、2位酒井に対し3位光山がじわじわと近づいていることで、8周目に3.279秒あった差は9周目2.912秒、11周目1.920秒と接近しつつファイナルラップへ。さらに総合6番手の畠山に7番手の板倉が仕掛けて、こちらも9周目に0.8秒あった差が一気に縮まり10周目を終えて0.551秒差、さらに11周目0.311秒となりファイナルラップ。ストレートではスリップストリームを効かせて板倉がテールに張り付くとGRコーナーでアウトからオーバーテイクを試みる。2台は並んで第2コーナーを抜けると畠山が引き離して勝負あり。このままポジションを守り切る。

 トップ吉田はただ一人1分53秒台で走り続け、2位酒井に12.270秒の大差をつけてフィニッシュラインを通過、ぶっちぎりの勝利をあげた。2位酒井に続いて光山が1.553秒差まで詰めたが3位、ここまでがFJ1500のトップ3となった。そして総合4番手争いはパナソニックオートモーティブコーナーまで先行していた切替がストレートでいきなりスローダウン。村上が前に出てフィニッシュ、切替は惰性でそのままフィニッシュラインを通過しS-FJでの優勝は飾ったが総合では5番手にドロップ。切替によると最後にミッショントラブルが出たとのことで、後続が近ければS-FJ優勝も逃すところだった。そして最後までバトルを続けた畠山がS-FJの2位とジェントルマンクラスの優勝、板倉がS-FJ3位という結果に。以下総合8番手内藤がS-FJ4位、総合9位の小嶋がFJ1500ジェントルマンクラスの優勝という結果となった。

 筑波/富士スーパーFJ/FJ1500選手権第5戦は本日午後4時10分スタート予定。第4戦で異次元の速さを見せた吉田が再び席巻するか。酒井がインターバルの間に勝機を見出すか、はたまた速さを身につけつつある光山が一皮むけるか。そして目標は1台でも多くFJ1500を倒すことと公言する切替がどこまで順位を上げるか、雨上がりの富士で注目は尽きない。

切替悠喜と村上太晟の争い

FJ1500:決勝2位は酒井翔太(ファーストガレージ)

FJ1500:決勝3位は光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)

S-FJ:決勝2位は畠山泰三(Hobby Base & MYST)

S-FJ:決勝3位は板倉慎哉(AMORE Racing with F)

FJ1500、インターリーグ(総合)の表彰式

スーパーFJの表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第4戦富士決勝結果

富士チャンピオンレースシリーズ第3戦 -RIJ- (2026/06/21) Final Race Weather:Cloudy Course:Wet/Dry
2026 FJ1500/スーパーFJ筑波・富士選手権シリーズ Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoGClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
156FJ15001吉田 馨MYST & Hobby Base
MYST KK-F
1222'57.038--
252FJ15002酒井 翔太ファーストガレージ
MYST KK-F
1223'09.30812.27012.270
377FJ15003光山 勇正Fガレージ丸和精光KK-F
MYST KK-F
1223'10.86113.823 1.553
448FJ15004村上 太晟ファーストガレージBLAU KK-F
MYST KK-F
1223'19.42622.388 8.565
551S-FJ1切替 悠喜ファーストガレージRSD制動屋S2
MYST KK-S2
1223'22.29725.259 2.871
638GS-FJ2畠山 泰三Hobby Base & MYST
MYST KK-S2
1223'27.49130.453 5.194
755S-FJ3板倉 慎哉AMORE Racing with F
MYST KK-S2
1223'27.77330.735 0.282
822S-FJ4内藤 大輝RCIT RaiseUP MT
MYST KK-S2
1223'35.44038.402 7.667
911GFJ15005小嶋 健太郎Rn-sports制動屋KK-F
MYST KK-F
1223'47.47550.43712.035
1014FJ15006鈴木 大翔ZAP SPEED KK-F
MYST KK-F
1223'48.15951.121 0.684
1115S-FJ5相田 有羽音ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1223'49.83552.797 1.676
1267S-FJ6磐上 隼斗アルビレックス・富士吟景GIA・KKS2
MYST KK-S2
1223'49.97652.938 0.141
133GS-FJ7秋山 健也スーパーウィンズKKS2 ED
MYST KK-S2
1223'57.5031'00.465 7.527
142S-FJ8松下 彰臣Abel Hosho&PARM ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1224'04.5121'07.474 7.009
1516GFJ15007青合 正博TEAM HERO'S RnーSPORTS
MYST KK-F
1224'05.6981'08.660 1.186
164GS-FJ9古里 拓HOLOSレヴレーシング
MYST KK-F
1224'12.8601'15.822 7.162
1772S-FJ10前田 大道ELEVレーシングドリームKKSII
MYST KK-S2
1224'12.8931'15.855 0.033
1843S-FJ11宇高 希テイクエヌエーティー
MYST KK-S2
1224'12.9631'15.925 0.070
1913FJ15008クリストファー・デワンInfernoR. KK-F
MYST KK-F
1224'14.6921'17.654 1.729
208GS-FJ12野村 大樹WRS NOMURA KKS-II
MYST KK-S2
1224'41.4521'44.41426.760
217GS-FJ13野口 伸周野口商會ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1224'56.1981'59.16014.746
2225S-FJ14フェリペ昌WRS MASA KKS-II
MYST KK-S2
1224'56.4501'59.412 0.252
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
-36S-FJ-井伊 諒河アルビ・GIA・訪問介護こころ
TOKYO R&D RD10V
0-12Laps12Laps
  • Fastest Lap(FJ1500): CarNo. 56 吉田馨(MYST & Hobby Base) 1'53.751 (7/12) 144.410 km/h
  • Fastest Lap(S-FJ): CarNo. 51 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2) 1'54.688 (11/12) 143.230 km/h

FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第4戦、第5戦富士公式予選ドライバーコメント FJ1500第4戦、第5戦PP・酒井翔太「雨でも晴でも気を抜かない」 S-FJ第4戦PP、第5戦2位・切替悠喜「S-FJでの優勝が最低条件」

FJ1500

第4戦/第5戦ポールポジション 酒井翔太(ファーストガレージ)

FJ1500:第4戦、第5戦ともポールポジションの酒井翔太(ファーストガレージ)  BACK CLOSE NEXT

 「路面が(前に走った)カートを見てもけっこうしぶきが上がっていたので、自分の予選もレインタイヤかなと思って、その選択は正しかったと思います。予選は最後のほうでちょっとずつ(路面が)乾いてきていたので、1周クールダウンを入れて、そうしたらタイムが上がったので。思うように行けたかなという感じです」。決勝は雨でも晴でも気を抜かないようにがんばります」

第4戦2位/第5戦2位 吉田馨(MYST&HobbBase)

FJ1500:第4戦、第5戦とも予選2位の吉田馨(MYST & Hobby Base)

 「セクター1と2は酒井選手と同じかそれ以上速いぐらいのタイムでしたが、セクター3で伸び悩んで。そこはちょっとレースに向けて改善していきたいです。(スリックでは行けなかった?)まだところどころしぶきも出ていたので、スリックは無理でしたね。難しい予選にはなりましたが、決勝は大丈だと思うので、自信を持っていきます」

第4戦3位/第5戦3位 光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)

FJ1500:第4戦、第5戦とも予選3位の光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)

 「少し雨が降っていたのですが、だんだん(路面が)乾いてきて。最後にまた雨が降ってきました。最後のあたりの周に路面もだいぶ乾いてきたので、アタックに行ったのですが、1コーナーでミスしてしまって。もうちょっと(タイムを)上げられたかなと思います。決勝は予報としてはドライで行けそうなので、練習してきたところをしっかり発揮できるように、前の選手を抜かしていきたいと思います」

スーパーFJ

第4戦ポールポジション/第5戦2位 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)

S-FJ:第4戦ポールポジション、第5戦予選2位の切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)

 「ペースはもっと上げられたのですが、途中でギアが壊れてしまって、5周くらいしかできなかったです。練習ではペースが総合でトップを狙えるくらい調子よかったので、決勝はまずはS-FJでの優勝が最低条件だと思っていますので、そこは落ち着いて行けば。大丈夫だと思います。(金曜日は総合トップだった?)ドライだと速いのですが雨だとコーナーで差が多くなるのか、ちょっとFJ1500の方が速いのかなと思います」

第4戦2位/第5戦ポールポジション 磐上隼斗(アルビレックス富士吟景GIA・KKS2)

S-FJ:第4戦予選2位、第5戦ポールポジションの磐上隼斗(アルビレックス・富士吟景GIA・KKS2)

 「中途半端なコンディションで、セミウエットに近いコンディションでしたね。クルマのフィーリングはよくて。(要望は)欲張ればいっぱいありますが、最低限フロントロウが取れたので、よしとして切り替えて決勝に挑もうかと思っています。このクルマはふだんオーナーさんが乗っているのですが、いいクルマに仕上げてくれているので、とてもありがたいです」

第4戦3位/第5戦3位 板倉慎哉(AMORE Racing with F)

S-FJ:第4戦、第5戦とも予選3位の板倉慎哉(AMORE Racing with F)

 「今日はドライになるかと思って昨日乗らなかったのですが、今日もウエットだったのでぶっつけのセットで行って。最後の方(路面が)乾いてくるかと思ったので、うまくスリップストリームにつけて、徐々に自分のコンディションも上げて、最後1周でまとめられた感じです。決勝はとりあえず(順位を)キープできて表彰台に乗れたらな、という感じで。ただ後ろの人もタイムが近いので、レースをやり切りたいなと思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Junichi SEKINE

FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第4戦、第5戦富士公式予選 FJ1500は酒井翔太が連続ポールポジション S-FJは切替悠喜と磐上隼斗がポールポジションを分け合う

FJ1500:第4戦、第5戦ともポールポジションは酒井翔太(ファーストガレージ)

S-FJ:第4戦ポールポジション、第5戦予選2位は切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)

S-FJ:第4戦予選2位、第5戦ポールポジションは磐上隼斗(アルビレックス・富士吟景GIA・KKS2)

 2026JAF筑波/富士スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500選手権シリーズ第4戦/第5戦予選が6月21日(日)に富士スピードウェイで開催され、第4戦はFJ1500が酒井翔太(ファーストガレージ)、S-FJが切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)がポールポジション。セカンドベストタイムで決定される第5戦はFJ1500が酒井、S-FJは磐上隼斗(アルビレックス富士吟景GIA・KKS2)がそれぞれポールポジションを獲得した。

 第3戦から4週間のインターバルで開催の本大会、舞台を筑波から富士に移しての高速バトルとなるが、梅雨まっただなかの富士スピードウェイは朝から雨。今年から始まったFJ1500シリーズとしては初の富士でのレースが生憎のコンディションとなってしまった。

 本大会は全国を転戦する「FJジャパンリーグ」の第2戦、第3戦も兼ねているため普段の筑波富士シリーズよりエントリーが多くFJ1500が8台、S-FJが15台の計23台が出場。午前8時25分から20分間の予選が開始された。前日から降り続いた雨はほとんど止んだ状態だが路面はほぼウエット。全車がレインタイヤでコースインした。

   まずは残り時間15分、FJ1500の吉田馨(MYST&HobbBase)が2分3秒478のトップタイム。2番手以下はまだ2分5秒以上だ。

 残り13分50秒、酒井が4秒120で2番手へ浮上。続いて残り12分40秒にFJ1500の光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)が4秒992の3番手タイム。以下4番手村上太晟(ファーストガレージ BLAU KK-F)、5番手鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)とFJ1500勢が続き、総合6番手にS-FJトップの切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋S2)が5秒720でつけている。

 トップ吉田は続く周回でセクター1、2と区間ベストを出してベストタイムを0.4秒上回るペースで走るがセクター3で失速。逆にここで1.2秒以上も上回る区間ベストで走った酒井が2分3秒429でトップに立つ。吉田は3秒478と0.049秒差の2番手にドロップ。この2台が群を抜いており3番手光山以下は1.5秒離れている。そして切替が5秒064でFJ1500の間に割って入り総合4番手。村上5番手で鈴木6番手。S-FJ2位3位は相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)の6秒431と宇髙希(テイク エヌエーティー)6秒925。全体では7番手と8番手でS-FJも切替のタイムが群を抜いている。

 残り11分、相田が2分5秒469で鈴木を追い落として総合6番手に上がる。さらに村上が4秒739で切替を上回り4番手。しかし切替がすぐに4秒710で4番手を取り返す。今日と同様ウエットだった前日の練習走行の際の話として、FJ1500は最低地上高が低く水に乗ってしまう可能性がありドライより車高を上げているため、S-FJに比べて有利なコーナリングスピードが減じられているという声があったが、蓋を開けてみればトップ3がFJ1500。切替は別としてS-FJ勢はトップから2秒以上離されている状態だ。

 残り10分を切って予選は後半戦。酒井はトップタイムを2分2秒931まで短縮。吉田は自己ベストを3秒191まで縮めるが酒井との差は0.26秒と拡大。3番手には鈴木が4秒410で上がり4番手光山4秒466。S-FJトップの切替は4秒719で総合5番手にダウン。FJ1500の村上を挟んでS-FJ2位相田が5秒459の全体7番手で、S-FJ3位は磐上隼斗(アルビレックス富士吟景GIA・KKS2)が5秒484、0.025秒差の全体8番手だ。6台がエントリーのS-FJジェントルマンクラスのトップは5秒607の畠山退三(Hobby Base& MYST)で総合は9番手、磐上に0.123秒差と迫っている。最高速が他のマシンに比べて3キロぐらい速い。S-FJジェントルマンクラス2位は秋山健也(スーパーウィンズKKS2)。7秒895で総合15番手と畠山からはかなり差がある。秋山に0.113秒差でS-FJジェントルマンクラス3位の古里拓(HOLOSレヴレーシング)、さらにFJ1500ジェントルマンクラスのトップ青合正博(TEAM HERO'S Rn SPORTS)が続いている。今回S-FJデビューの井伊諒河(アルビGIA訪問介護こころ 10V)は11秒848の総合22番手で走行を続けている。

 残り8分30秒、光山が2分4秒267で3番手、鈴木4番手にドロップ。さらに村上が4秒435で5番手に上がりトップ5台がFJ1500で占められる。切替は4秒710まで自己ベストを削るが総合6番手に落ちる。S-FJの2位には磐上が5秒510で浮上、さらに板倉慎哉(AMORE Racing with F)が5秒413で3位に上がり相田は4位にダウン、総合の6~8番手に並ぶ。後方ではFJ1500ジェントルマンクラスの順位が入れ替わり小嶋健太郎(Rn-sports制動屋KK-F)が総合13番手でクラストップ。小嶋は鈴鹿のFJ1500の他FIA-F4インディペンデントクラスにも出場している。クラス2位の青合は総合17番手。今回3シーズンぶりS-FJ参戦の前田大道(ELEVレーシングドリームKKSⅡ)を挟んで19番手には今回から新車のFJ1500に変更してご機嫌のデワン クリストファー(InfernoR.KK-F)が続く。

 このあたりでレコードラインはかなり乾いてきており、タイヤも限界に近づいたかタイムアップする選手が少なくなる中、残り6分20秒に村上が2分4秒065で光山を上回り3番手。吉田がセクター1で区間ベストを出すとラップタイムは3秒185。0.006秒短縮するが2番手変わらずで残り時間は2分に。

 光山が3秒910と2分3秒台に入れて3番手を奪い返す。S-FJトップの切替は早々に予選をやめたがS-FJ2位の磐上は4秒894で切替に0.184秒差と迫る。酒井がベストタイムを0.4秒上回るペースで走るとセクター3で区間ベストを出して2秒090と一気に0.841秒削り取ってみせる。吉田も3秒102を出すが大きくギャップがあるままで20分間の予選が終了した。

 FJ1500のトップは酒井、2番手吉田とは1.012秒の大差をつけて第4戦のポールポジションを決めた。3番手光山、4番手村上、5番手鈴木とFJ1500勢が続き、6番手にS-FJポールポジションの切替、4列目7番手にS-FJ2位の磐上で8番手は最後にS-FJ3位のタイムを出した板倉が並んだ。S-FJジェントルマンクラスのトップは総合9番手の畠山、クラス2位の秋山は総合15番手。入れ替わりの多かったFJ1500ジェントルマンクラスのトップは総合13番手の青合となった。

 セカンドベストタイムで決まる第5戦のグリッドはポールポジションに2分2秒931の酒井、フロントロウは0.254秒差の3秒186で吉田。3番手3秒910の光山、4番手村上、5番手鈴木とここまでは第4戦と同じだが、6番手は磐上4秒955で切替を0.106秒上回りS-FJのポールポジション。4列目にS-FJ2位の切替と3位の板倉が並んだ。S-FJジェントルマンクラスのトップは総合9番手の畠山、クラス2位の秋山は総合15番手。FJ1500ジェントルマンクラスのトップは総合13番手の青合と第4戦と同じ並びとなった。

 筑波/富士スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500選手権シリーズ第4戦は本日12時50分スタート予定。予報では午前中に雨が止むと見られているが、路面のコンディションがどうなるか。各陣営は雨雲レーダーをにらみながら待つことになる。

FJ1500:第4戦、第5戦とも予選2位は吉田馨(MYST & Hobby Base)

FJ1500:第4戦、第5戦とも予選3位は光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)

FJ1500:第4戦、第5戦とも予選4位は村上太晟(ファーストガレージBLAU KK-F)

FJ1500:第4戦、第5戦とも予選5位は鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)

FJ1500:第4戦、第5戦とも予選6位、ジェントルマンクラス2位は青合正博(TEAM HERO\'S RnーSPORTS)

S-FJ:第4戦、第5戦とも予選3位は板倉慎哉(AMORE Racing with F)

S-FJ:第4戦、第5戦とも予選4位、ジェントルマンクラスポールポジションは畠山泰三(Hobby Base & MYST)

S-FJ:第4戦、第5戦とも予選5位は内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)

S-FJ:第4戦、第5戦とも予選6位は相田有羽音(ZAP SPEED 10V ED)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第4戦富士公式予選結果

富士チャンピオンレースシリーズ第3戦 -RIJ- (2026/06/21) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2026 FJ1500/S-FJ筑波・富士選手権シリーズ Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

Pos№GClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
152FJ15001酒井 翔太ファーストガレージ
MYST KK-F
2'02.090--134.547
256FJ15002吉田 馨MYST & Hobby Base
MYST KK-F
2'03.102 1.012 1.012133.441
377FJ15003光山 勇正Fガレージ丸和精光KK-F
MYST KK-F
2'03.815 1.725 0.713132.672
448FJ15004村上 太晟ファーストガレージBLAU KK-F
MYST KK-F
2'03.864 1.774 0.049132.620
514FJ15005鈴木 大翔ZAP SPEED KK-F
MYST KK-F
2'04.410 2.320 0.546132.038
651S-FJ1切替 悠喜ファーストガレージRSD制動屋S2
MYST KK-S2
2'04.710 2.620 0.300131.720
767S-FJ2磐上 隼斗アルビレックス・富士吟景GIA・KKS2
MYST KK-S2
2'04.894 2.804 0.184131.526
855S-FJ3板倉 慎哉AMORE Racing with F
MYST KK-S2
2'04.961 2.871 0.067131.455
938GS-FJ4畠山 泰三Hobby Base & MYST
MYST KK-S2
2'05.091 3.001 0.130131.319
1022S-FJ5内藤 大輝RCIT RaiseUP MT
MYST KK-S2
2'05.329 3.239 0.238131.069
1115S-FJ6相田 有羽音ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'05.459 3.369 0.130130.934
1243S-FJ7宇高 希テイクエヌエーティー
MYST KK-S2
2'05.924 3.834 0.465130.450
1316GFJ15006青合 正博TEAM HERO'S RnーSPORTS
MYST KK-F
2'06.085 3.995 0.161130.284
1472S-FJ8前田 大道ELEVレーシングドリームKKSII
MYST KK-S2
2'06.163 4.073 0.078130.203
153GS-FJ9秋山 健也スーパーウィンズKKS2 ED
MYST KK-S2
2'06.408 4.318 0.245129.951
1613FJ15007クリストファー・デワンInfernoR. KK-F
MYST KK-F
2'06.734 4.644 0.326129.616
172S-FJ10松下 彰臣Abel Hosho&PARM ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'06.771 4.681 0.037129.579
1811GFJ15008小嶋 健太郎Rn-sports制動屋KK-F
MYST KK-F
2'07.048 4.958 0.277129.296
194GS-FJ11古里 拓HOLOSレヴレーシング
MYST KK-F
2'07.213 5.123 0.165129.128
208GS-FJ12野村 大樹WRS NOMURA KKS-II
MYST KK-S2
2'07.621 5.531 0.408128.715
217GS-FJ13野口 伸周野口商會ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'09.469 7.379 1.848126.878
2236S-FJ14井伊 諒河アルビ・GIA・訪問介護こころ
TOKYO R&D RD10V
2'10.574 8.484 1.105125.805
2325GS-FJ15フェリペ昌WRS MASA KKS-II
MYST KK-S2
2'12.32410.234 1.750124.141
---- 以上基準タイム(130% - 2'39.903)予選通過 ----

FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第4戦、第5戦富士注目ドライバーインタビュー 前田大道「修行だと思って今回参戦」

 2026JAF筑波/富士スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500選手権シリーズ第4戦/第5戦が6月21日(日)に富士スピードウェイで開催される。本大会にはFJ1500が8台、S-FJが15台の計23台がエントリーしている。その中で今回レースデビューを迎える新人と、普段は同シリーズに参戦するチームの代表が3シーズンぶりに出場という対照的な2名が共にS-FJにエントリーしている。レースを前日に控えた練習走行の前とレース後に話を聞いた。

井伊諒河(アルビ・GIA・訪問介護こころ)

 36号車「アルビGIA訪問介護こころ 10V」をドライブする井伊諒河は今回がS-FJデビュー。東日本のS-FJではお馴染みの「新潟国際自動車大学校(GIA)の学生でもある。昨年まではJAFカート新潟選手権に参戦。2024年ランキング3位、2025年同5位の実績を残している。この時のライバルは今年もてぎSUGOシリーズで初優勝した小林留魁だ。

 練習走行前インタビュー

 ――これまでのモータースポーツ歴は?

 「高校生からずっとカートに乗っていて、4輪はフォーミュラもふくめてほとんど初めてになります。ですのでけっこう緊張しています。今はGIAの生徒ですが、校内でのドライバーのオーディションでは去年千分の1秒差で負けてしまって、メカニックとして帯同していました」

 ――練習はかなり積んだ?

 「練習の機会もミニサーキットで乗れたのが2回か3回、シフト練習ぐらいでした。こういう大きなコースは感覚が違います。今週の月曜日に初めて(富士を)走って、その後が今日なので、未経験のことが多くて、探り探りな所があります」

 ――富士スピードウェイの印象は?

 「道がすごく広いので、走行ラインとか初めてだとすごく迷います。いまだにまったく詰めきれていないところがいっぱいあるので、難しいけれどそれ以上にハイスピードで楽しいです」

 ――カートと感触の違いは?

 「違いますね。カートはタイヤからフレームへダイレクトにつながっているので、すぐに車両の反応というか、操作からの応力が出るのですが、フォーミュラとか4輪はバネがついているので、車体からの反応を待つ時間が少しあります。自分の中でその感覚が育っていないので、そこが難しいですね」

 ――今日は雨だがウエットで走るのは初めて?

 「初めてですね。4輪を含めても雨は初めてなので、わからないことだらけです」

 ――カート時代はウエットで速かった?

 「特別速かったということはないですが、それなりには乗れていました。ただ車体のセッティングに頼っていた部分があって、ドライバーの実力で走れていたという感じがないです。(36号車は実績のあるマシンだが?)そこはクルマに頼らないドライバーになりたいですが、しっかりクルマを信じて頑張っていきたいです」

 レース後コメント(第4戦はオープニングラップにリタイヤ、第5戦は19位完走)

 「一つ目のレースは車両を壊してしまって、気が落ち込んでいることもあったのですが、そこも経験ということで。(気持ちの)切替えを自分なりにしっかりやりました。マシンを直してくれた皆さんに感謝です。そして2レース目にジェントルマンの方の後ろについて引っ張ってもらったので、今日の朝よりも車両の動きに対する理解度が深まった気がします。特にセクター3とか自己ベストで走れて、周りの人に教えて貰った車両の動きも体感できたので、今後につながるいい勉強になったと思います」

前田大道(ELEVレーシングドリームKKSII)

 そして久々実戦のチーム代表は72号車「ELEVレーシングドリームKKSⅡ」の前田大道。「ELEVレーシングドリーム」の代表としてチームを率いて、今は選手を指導する立場だが、元はといえばS-FJのドライバーであり、2020年の「スーパーFJ日本一決定戦」では15台抜きでジャンプアップ賞を獲得するなど実績がある。最後にS-FJに出たのは2023年筑波の開幕戦ということで3シーズンぶりの参戦だ。

 練習走行前インタビュー

 ――今回参戦の目的は?

 「久しぶりに公式戦に出て、どれぐらい戦えるかという興味もありますし、あと最近うちのチームからFIA-F4とかKYOJO Formulaとか大きな舞台に出て行っている選手がたくさんいる中で、新しく育っていくドライバーさんがいて『レースに強いドライバーとは何なのか』ということをもう一度しっかりと見つめ直してコーチングして行けたらいいな、ということで半分(自分の)修行だと思って今回参戦しました」

 ――参戦に向けてトレーニングは行った?

 「フィジカル面でも久しぶりだったので、しっかりスタミナや筋力をつけました。それに関しては今週月曜日の富士のスポーツ走行枠で40分を3回問題なく走行できました。ただ、その時はドライの走行しかできなかったので、(富士の)レインでの経験はないので、そこがちょっと不安です」

 ――富士でもレース経験は?

 「2年前の5月にFCR-VITAに1戦だけ参戦させていただきましたが、フォーミュラで富士を走るのは今回初めてなのです。お恥ずかしいことで(笑)。どこまで戦えるかはわからない状態ではありますが、やれるだけやっていって、初心に戻って、自分の走り、クルマの動きを確認しながら、少しずつペース上げられたらなと思います」

 ――3年前と比べてS-FJの感触は変わった?

 「3年前は感じられなかったコーナーの中での曲がり方の変化や、『車体がこれくらい動くからタイヤのグリップが変化するのか』というような、3年前では感じ取るでことができなかった部分も今はすごく感じられるようになりました。そしてマシン自体もバージョンアップしてきているので、フロントのアライメントまわりとか変更してきているので、違った走りができるのではないかなと思っています」

 レース後コメント(第4戦は17位、第5戦は10位で共に完走)

 「久しぶりのレースでしたが、予選は雨、1レース目も雨で途中からドライになってきて、レインタイヤだと苦しい展開で。2レースはドライで、今日1日難しいコンディションだったと思います。ジャパンリーグということで西の方の速いチームさんドライバーさんがいて、さらにFJ1500とS-FJの混走というのが自分の経験で初めてで。早いFJ1500の人は先に行ってくれるからいいですが、S-FJの間にいるFJ1500がブレーキング開始は早いけれどコーナリングは速い、とすごく難しかったですね。ウェットタイヤの選択は自分の判断で、1コーナーとセクター2が心配で選びましたが、完全にミスでしたね。後悔したのはフォーメーションラップが終わってグリッドに並んだ瞬間でした。左側のレコードラインがかなり乾いていましたので。あと5周目にリヤタイヤのブロックが剥離する感触が背中に伝わってきて、その後急にリヤが苦しくなりました。タワーを見たら『6周目』とあって、これはまずいと(苦笑)。その後は頑張りましたが抜かれて、最後に同じレインの43号車を抜けたのはちょっと良かったのかな、と思います」

 「久しぶりにレースに出ていろいろなチームの方から『いい汗かいた?』といった会話もあれば『もっと速く走らなきゃいけないだろう』みたいなポジティブな喝もいただけたので、またこっそりと(笑)S-FJに参戦したいな、と思っています」

 対照的な両名がそれぞれにいい経験を積めたということで、今後が楽しみだ。

井伊諒河(アルビ・GIA・訪問介護こころ)

前田大道(ELEVレーシングドリームKKSII)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦岡山決勝上位3人のコメント 白崎稜「やっとスタートラインに立ったっていう感じ」

第4戦優勝 白崎稜(HYDRANGEA Kageyama Racing)

優勝した白崎稜(HYDRANGEA Kageyama Racing)

 「正直嬉しいですね。スタートラインに立ったっていう感じですけれども」

 「(武藤選手が1秒前後の間隔でついてきていたが)プレッシャーはもちろんありました。ただ、自分が速いところと遅いところは後ろ見ながらわかってるので、ここは無理しない、ここは勝負かけるべきっていうのを自分の許容範囲内で判断して問題なく走りました。正直、あのままSCが入んなければ、2秒ぐらいはいけたんじゃないかなって思ってます。結構序盤で離せてたのに、そこでSC入ってしまった。コールドタイヤでアドバンテージがあるというか、自信があるので、これからもその戦略はやっていこうかなと思っています」

 「次の富士は8月になりますからね。気温が高いんで、そこにアジャストしていけるような車のセットアップと、自分のドライビングを合わせ込んで4連勝していきたいなと思います。目標は4連勝です」

第4戦決勝2位 武藤雅奈(TGR-DC Racing School)

決勝2位の武藤雅奈(TGR-DC Racing School)

 「昨日も言った通り、スタートがこのレースの決め手でした。昨日よりはいいスタートを切れたんですけど、それでも全然良くなくて。そこで(白崎選手の)後ろについた時点でほぼほぼ勝負権はなかった。タイム差は開かなかったんだけど、チャンスはなかったですね。セク2とセク3は自分の方が全然速いんですけど、結局セクター1で追いつけない限りはオーバーテイクに行けないんで厳しかったです」

 「次の富士は路温がだいぶ上がってくるので、第1戦、第2戦とは状況が変わってくると思います。一応(第2戦で)優勝はしているんで、しっかり自信を持って頑張ります」

第4戦決勝3位 酒井龍太郎(MITSUSADA RACING F4)

決勝3位の酒井龍太郎(MITSUSADA RACING)

 「昨日がすごい悔しくて、今日もスタートで同じミスしちゃったんですけど、最後の最後に(ポジションを)戻していけたのはすごく良かったです」

 「スタート直後に5番手なりましたが、そこからしっかり狙っていって(バックストレートで酒井涼選手に)アウトから仕掛けて、オーバーテイクできました。昨日酒井涼選手を抜けなくて苦労したので、今日にはその対策を兼ねてセット変更したので、ストレートに関しては少しは取り戻せたかなって感じですが、スリップ効いてるのかなって思うぐらいの状態ではありました。気温が下がったことでマイナスに働いて、ペースが厳しくなってしまったようで、ルー選手との間にちょっと差ができて、その差を縮められない状態になっていました」

 「(ファイナルラップの状況は)モスエスで前の周にトップか2番手の選手が芝生を撒いたんですよ。そこをルーが左側のタイヤで踏んでしまって、そこで体制を崩したので、僕は芝生を避けながら、アトウッドで狙いを定めました。それまでずっと飛び込みだけでタイムを稼いでたんですけど、最後は立ち上がりで稼ごうとしたら、それがうまくマッチして、しっかり加速できて、もう早い段階で並べたっていう形でした。リボルバーではF110で練習したことを活かしました。イン側のラインは厳しいかなと思いましたが、あそこでインを締める選手はいないと思ったので差しに行きました。当然相手も粘ってくるだろうから、そこはちゃんとラインも残した上で行って、ちょっと接触はあって、僕もスピンしながら踏んで行ってたんで、よく耐えれたなっていう感じです。ダブルヘアピンの1個目は絶対奥でブレーキ踏んでやろうと思って、普段のレコードラインより奥にいったので全然止まらなかったんですけど、なんとか止める、曲げるっていう。絶対負けたくなかったんで、必死に飛び込んで行ったっていう形です」

 「明日富士に行きます。今日使ったマシンを持って行って練習して、次の富士大会は必死に挑んでいこうと思います。FIA-F4が2回終わって表彰台に乗れたので、F4のこともだいぶ掴めてきました。この結果が岡山だけにならないように、富士でももう一発決めたいなと思ってます」

Txet:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦岡山決勝 チャンピオンクラスは白崎稜、インディペンデントクラスはHIROBONが2連勝

チャンピオンクラス:優勝は白崎稜(Kageyama ZAISEI Verve MCS4)

インディペンデントクラス:優勝はHIROBON(TEAM 5ZIGEN F4)

 2026年FIA-F4選手権第4戦の決勝が6月14日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、チャンピオンクラスは白崎稜(Kageyama ZAISEI Verve MCS4)、インディペンデントクラスはHIROBON(TEAM 5ZIGEN F4)がいずれもポール・トゥ・ウィンで第3戦に続いて2連勝を達成した。

 第4戦は午前11時05分よりインディペンデントクラスの決勝が、午後1時よりチャンピオンクラスの決勝がそれぞれ15周で行われた。この日の岡山国際サーキットは曇り。初夏の強い陽射しのもとで行われた第3戦とは打って変わって、低い気温と路面温度の中での戦いとなった。

■チャンピオンクラス

 スタートでトップに立ったのはポールポジションの白崎。予選2位の武藤雅奈(TGR-DC RS F4)が2番手につけ、予選5位のルーユーデが3番手にジャンプアップしてきた。

 予選3位の酒井龍太郎(MITSUSADA RACING F4)は今回もスタートで出遅れて5番手で1コーナーを立ち上がったが、その周のバックストレートでアウトから酒井涼(TGR-DC RS F4)を捉えて4番手に順位を戻す。

 トップの白崎はタイヤの冷えている序盤でリードを広げて主導権を握る作戦だったというが、その目論見は3周目にセーフティーカーが入ったことで白紙に戻されてしまった。

 2周目の1コーナーで村田将輝(湘工冷熱ZAP SPEED MCS4-24)と塩田惣一朗(Bionic Jack Racing)が接触し、2台はそのままウィリアムズコーナーアウト側に飛び出して止まってしまったたことによるセーフティーカーランだ。

 この2台の回収を終えてセーフティーカーがピットに戻ったのは7周終わり。8周目から追い越しが可能となるが、ここでは上位6台に順位変動はなし。

 その後も白崎は0秒9から1秒1の間隔で武藤を従えて周回を重ねる。路面温度が予想外に下がったことでタイヤのコンディションに不安を抱えていたという白崎だったが、落ち着いて武藤との差をコントロールして付け入る隙を与えない。

 3番手以下はルー、酒井龍太郎、酒井涼の3台が0秒3から0秒5の間隔で接戦を繰り広げていたが、次第に酒井涼が遅れ始め、ルーと酒井龍太郎の一騎打ちに。

 バックストレートでルーのテールに食らいついてオーバーテイクのチャンスを窺う酒井龍太郎だったが、いま一歩決め手を欠いた状態が何周も続いていたが、ファイナルラップでようやく酒井龍太郎がアウトからルーに並びかけ、リボルバーコーナーで並走状態に持ち込むと、そのままダブルヘアピン一つ目まで粘ってルーを攻め落とした。

 これにより、チャンピオンクラスの決勝は白崎稜が最後まで武藤雅奈の接近を許さず、第3戦に続いて2連勝を達成。酒井龍太郎が参戦4レース目にして初の表彰台を獲得することとなった。

チャンピオンクラスのスタートシーン

チャンピオンクラス:村田将輝と塩田惣一朗のアクシデント

チャンピオンクラス:レースは途中セーフティーカーが導入された

チャンピオンクラス:決勝2位は武藤雅奈(TGR-DC RS F4)

チャンピオンクラス:決勝3位は酒井龍太郎(MITSUSADA RACING F4)

チャンピオンクラスの表彰式

■インディペンデントクラス

 インディペンデントクラスもまたポールポジションのHIROBONがホールショットを決め、予選2位のKENTARO(baum beauty clinic)が2番手に続く。第3戦でジャンプスタートの判定を受けた植田正幸(Rn-sports MCS4)も今回は無難にスタートを決めて3番手で1コーナーを立ち上がると、この周のリボルバーコーナーでKENTAROのインをついて2番手に浮上する。

 しかしオープニングラップの1コーナーで鳥羽豊(Kageyama HYDRANGEA MCS4)がグラベルに飛び出して止まってしまったことにより、2周目からセーフティーカーが導入されることに。

 18号車の回収が終わり、セーフティーカーがピットに戻ったのは4周終わり。5周目からレースは再開となる。

 そこからはHIROBONと植田が1秒前後の間隔で一進一退の攻防を繰り広げるが、徐々に植田はアンダーステアに苦しめられるようになり、そこへKENTAROが追いついてきた。

 そして11周目のヘアピンでついにKENTAROが植田のインをつき、2番手を奪い返すことに成功する。

 こうした後続のバトルを尻目にHIROBONは落ち着いて周回を重ね、最後は2位に1秒457の差をつけてチェッカーを受け、岡山大会を2連勝で締め括った。2位はKENTARO、3位には植田正幸が入った。

 2026年FIA-F4選手権は、このあと富士スピードウェイに舞台を移して8月1日、2日の両日に第5戦、第6戦を行う。

インディペンデントクラスのスタートシーン

インディペンデントクラス:決勝2位はKENTARO(baum beauty clinic)

インディペンデントクラス:決勝3位は植田正幸(Rn-sports MCS4)

インディペンデントクラスの表彰式

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Ayumi NAGAMI
Yoshinori OHNIHSI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦岡山チャンピオンクラス決勝結果

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 -RIJ- (2026/06/14) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2026 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 Champion class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
116白崎 稜Kageyama ZAISEI Verve MCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1527'01.046--
229武藤 雅奈TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1527'02.221 1.175 1.175
373酒井 龍太郎MITSUSADA RACING F4
MITSUSADA RACING
1527'07.290 6.244 5.069
419ルー ユーデナビクルATEAM Buzz Racing
AKILAND RACING
1527'07.613 6.567 0.323
535酒井 涼TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1527'07.842 6.796 0.229
636濵邊 誠己TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1527'08.592 7.546 0.750
760熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
1527'08.989 7.943 0.397
828三浦 柚貴TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1527'10.938 9.892 1.949
917鈴木 悠太Kageyama TEAMSTYLE MCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1527'11.45910.413 0.521
1051黒沢 和真HFDP with B-Max Racing Team
HFDP with B-Max Racing Team
1527'12.11911.073 0.660
113山本 聖渚TEAM 5ZIGEN F4
TEAM 5ZIGEN
1527'12.95811.912 0.839
1237五十嵐 文太郎TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1527'16.23715.191 3.279
1345鈴木 恵武PONOS RACING
PONOS RACING
1527'16.64715.601 0.410
1415中里 龍昇Kageyama AMEROID MCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1527'17.20116.155 0.554
1542箕浦 稜己JMS RACING with B-MAX
B-MAX ENGINEERING
1527'17.71716.671 0.516
162岡澤 圭吾RAGNO MOTOR SPORTS
RAGNO MOTOR SPORTS
1527'18.77217.726 1.055
1743中井 陽斗JMS RACING with B-MAX
B-MAX ENGINEERING
1527'19.23418.188 0.462
1838寺島 知毅TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1527'20.10419.058 0.870
1921落合 蓮音HOJUST&EAGLE MCS4-24
イーグルスポーツ
1527'21.95120.905 1.847
2050百瀬 翔HFDP with B-Max Racing Team
HFDP with B-Max Racing Team
1527'22.29921.253 0.348
2162小熊 孝誠HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1527'23.09922.053 0.800
2287豊島 里空斗Dr.Dry Racing Team
Dr.Dry Racing Team
1527'23.77522.729 0.676
2354酒井 翔太PONOS RACING
PONOS RACING
1527'24.27623.230 0.501
247高木 彪乃介ナビクルATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1527'24.77423.728 0.498
2548村上 太晟BLAUフジタ薬局Bellona
フジタ薬局レーシング
1527'29.51928.473 4.745
268ソン ハリムナビクルATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1527'33.49532.449 3.976
2780翁長 実希OTG Motor Sports MCS4
OTG MOTOR SPORTS
1427'50.7681Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 13 Laps)完走 ----
-99塩田 惣一朗Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
23'30.12013Laps12Laps
-14村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
23'30.36113Laps 0.241
  • Fastest Lap: CarNo. 16 白崎稜(Kageyama ZAISEI Verve MCS4) 1'34.314 (13/15) 141.345 km/h

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦岡山インディペンデントクラス決勝結果

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 -RIJ- (2026/06/14) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2026 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 Independent class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
15HIROBONTEAM 5ZIGEN F4
TEAM 5ZIGEN
1526'59.952--
255KENTARObaum beauty clinic
フィールドモータースポーツ
1527'01.409 1.457 1.457
311植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1527'03.243 3.291 1.834
430DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX ENGINEERING
1527'04.327 4.375 1.084
571大山 正芳ダイワN通商アキランド
AKILAND RACING
1527'10.99611.044 6.669
698IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1527'12.49012.538 1.494
761WILLIAMHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1527'12.97313.021 0.483
810中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
1527'13.69813.746 0.725
922清水 剛ZAP FIRST RACING
ZAP SPEED
1527'21.03321.081 7.335
1012小嶋 健太郎Rn-sports ELPA朝日電器
Rn-sports
1527'22.10022.148 1.067
1186大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr.Dry Racing Team
1527'24.91824.966 2.818
12*40⾚松 昌⼀朗GIGS Ride with Eagle Sports
イーグルスポーツ
1527'27.95228.000 3.034
1377MOTOTINOA-PEX MCS4-24
ZAP SPEED
1527'30.43730.485 2.485
1444SYUJIJMS RACING with B-MAX
B-MAX ENGINEERING
1527'31.33331.381 0.896
1523YUGOS2R Racing
N-SPEED
1528'00.9421'00.99029.609
---- 以上規定周回数(90% - 13 Laps)完走 ----
-96齋藤 真紀雄CSマーケテイングアキランド
AKILAND RACING
511'01.42810Laps10Laps
-18鳥羽 豊Kageyama HYDRANGEA MCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
0-15Laps5Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 55 KENTARO(baum beauty clinic) 1'36.732 (14/15) 137.812 km/h
  • CarNo. 40は、岡山国際サーキット4輪一般競技規則第4章18条2(危険なドライブ行為)により、タイムペナルティー5秒を科した。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第3戦、第4戦岡山予選上位3人のコメント 白崎稜「スーパーFJのレコードを持っているので、岡山はよくわかってる」

第3戦、第4戦ポールポジション 白崎稜(HYDRANGEA Kageyama Racing)

第3戦、第4戦ともポールポジションの白崎稜(HYDRANGEA Kageyama Racing)

 「スーパーフォーミュラ・ライツとの併催ってことで、練習走行からなかなか路面が読めないところがありました。それを予選でどうやって組み立てられるかなっていうので、1周1周確かめながら走りました」

 「タイヤに横から力をかけないで、ブレーキングだけで温めて、路面が乗ってきたなって思ったらアタックをかけました。予想してた通りにポールを二つとも取れたのは良かったかなと思います。クムホのラバーは初めて経験しますし、F4のみんなも多分苦戦してると思うので、その中で(ポールを)取れたのは良かったかなと思います」

 「岡山ではスーパーFJのコースレコードを持っています。F4は初めてだけど、サーキット自体はよくわかっているので、決勝もこのまま転がして、ちゃんとポール・トゥ・ウィンで2連勝を決めるように、影山(正彦)さんの機嫌を損ねないように頑張りたいと思います」

第3戦、第4戦予選2位 武藤雅奈(TGR-DC Racing School)

第3戦、第4戦とも予選2位の武藤雅奈(TGR-DC Racing School)

 「この週末通していい状態とはいえなくて、昨日の朝はトラブルで走れなくて、FPを3本しか走っていない状況で、不安もあったんですけど、なんとかうまく車を直せました。コース上の場所取りは良くなかったんですけど、なんとか2位になりました。昨日、一昨日のパフォーマンスからは考えるところもあるけど、いいんじゃないかと思います」

 「岡山は四輪を始めた時に2回走ったくらいでそんなに走ってはないんですけど、上手い人のロガーを見ながら学べた部分もあったんで、それで路面の状況にもアジャストできて、2位に繋がったんじゃないかな。岡山では久しぶりの開催で、車も当時とは違うし、データもないんですが、それはみんな同じですよね」

 「決勝はスタートさえ決めれれば全然勝てるし、スタートで行けなくてもいろいろ駆け引きとかしながらチャンスを見逃さないようにするだけです」

第3戦、第4戦予選3位 酒井龍太郎(MITSUSADA RACING)

第3戦、第4戦とも予選3位の酒井龍太郎(MITSUSADA RACING)

 「もうシンプルにめちゃくちゃ嬉しいです。FIA-F4に関してはまだデビューして2回目で、(四輪)レースとしても3回目にはなるんですけど、4輪コースの中では一番得意なのが岡山なので、そこでしっかりと決められたっていうところと、去年のチャンピオンチームには勝てなかったんですけども、ちゃんとメーカー系のチームの中に割り込めたのは、結構シンプルに嬉しいところですね」

「専有走行でも一発目がトップで始まって、一日目の木曜日も総合トップで終わりましたし、昨日もニュータイヤを入れたタイミングでちゃんと3番手でした。そこの自信は結構でかかったので、今日の予選に関してはプレッシャーもなく、自分のペースでやれました。決勝もプレッシャーのない状態で行きたいんですけど、ちょっとどうやら無理そうです。勝ちは欲しいですけども、自分がどこまで行けるかっていう挑戦をメインに持っていきたいと思うので、そこで勝てるんだったら勝ちますし、表彰台なら表彰台で、ポイントを取れればそれだけでもすごいことなので」

 「決勝の課題はスタートになるのかな。自分的にはスタートはもう普通にやろうと。すごく良いスタート、スペシャルスタートを狙うっていうのも一つですけど、そこで変にリズム崩すってのをF110で経験しているので、今回は周りに合わせるというよりも自分のペースを活かしてどれだけやれるかっていうのをちょっと試していきたいと思います。こんだけ抜けないコースではあるんですけど、今回出るメンバーの中では抜く練習は一番したと思うので、そこはいろいろ考えて組み立てていこうと思います」

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第3戦、第4戦岡山公式予選 チャンピオンクラスは白崎稜、インディペンデントクラスはHIROBONが連続ポールを獲得!!

チャンピオンクラス:第3戦、第4戦ともポールポジションは白崎稜(Kageyama ZAISEI Verve MCS4)

インディペンデントクラス:第3戦、第4戦ともポールポジションはHIROBON(TEAM 5ZIGEN F4)

 FIA-F4選手権第3戦、第4戦の公式予選が6月13日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、チャンピオンクラスは白崎稜(Kageyama ZAISEI Verve MCS4)、インディペンデントクラスはHIROBON(TEAM 5ZIGEN F4)がポールポジションを獲得した。

 通常はスーパーGTのサポートレースとして行われるFIA-F4選手権だが、今回は全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)との併催として、2019年以来7年ぶりに岡山で開催されることとなった。

 この日は朝から好天に恵まれ、真夏を思わせる陽気のもと、公式予選は午前9時30分からインディペンデントクラスの走行がスタート。チャンピオンクラスは午前10時から予定されていたものの、インディペンデントクラスで赤旗中断があった影響で5分遅れの午前10時5分より走行が開始された。

■チャンピオンクラス

 序盤に速さを見せたのは富士大会でダブルポールを獲得している酒井涼(TGR-DC RS F4)だ。計測1周目に1分35秒136でトップに浮上すると、その後も1分34秒057、1分33秒715と計測3周目までは順調にタイムを削っていったが、その後はタイムが伸び悩んだ。

 これに代わってトップに立ったのが今季で3シーズン目を迎えた白崎だ。白崎は初の併催となるSFLの履くクムホタイヤのラバーの影響を考え、なるべくタイヤに負荷をかけないよう慎重に走り出し、残り時間が8分を切った計測6周目に1分33秒718を記録して2番手に浮上すると、次の周では1分33秒561を叩き出してトップに浮上、さらに計測8周目には1分33秒506までタイムを更新する。

 第2戦優勝の武藤雅奈(TGR-DC RS F4)も残り6分を切った計測8周目に1分33秒662までタイムを縮めて2番手に。3番手には先月岡山で開催されたF110CUPで2連勝を達成した15歳の新鋭、酒井龍太郎(MITSUSADA RACING F4)が食い込み、事前練習の成果を見せつけた。

 その後武藤は計測10周目に1分33秒557までタイムを縮めるも、いま一歩白崎に及ばず。

 この結果ベストタイムでグリッドを決める第3戦は白崎稜がポールポジションを獲得。武藤雅奈が予選2位、酒井龍太郎が予選3位となり、酒井涼は結局予選4位から決勝に臨むこととなった。

 またセカンドベストタイムで争う第4戦のグリッドも白崎がポールを獲得、予選2位に武藤、3位に酒井龍太郎、4位に酒井涼とここまでは第3戦と同じだった。

■インディペンデントクラス

 富士スピードウェイで連勝を果たした鳥羽豊(Kageyama HYDRANGEA MCS4)がレース後のコメントで「岡山は関西勢が圧倒的に強い」と語った通り、インディペンデントクラスは上位を関西勢が占めることとなる。

 まずは2022年以来の参戦となるHIROBON(TEAM 5ZIGEN F4)が計測1周目に1分37秒866を記録してトップに立つと、計測2周目には1分36秒279、3周目に1分35秒630と着実にタイムを縮めた。

 これに対してKENTARO(baum beauty clinic)も計測2周目の区間タイムでHIROBONを上回ったが、その直後に金山和弘(Team橋本組MCS4-24)がダブルヘアピンの一つ目でスピン。そのままグラベルに捕まったため、予選は開始からわずか8分で赤旗中断となり、車両改修ののち午前9時44分に残り時間12分で再開された。

 再開後もHIROBONは快調にタイムを上げていき、計測8周目に1分35秒614を記録する。

 対するKENTAROも計測7周目に1分35秒台に突入。1分35秒844、9周目には1分35秒750までタイムを削ってきた。

 そして終了間際にはHIROBONが1分35秒543を記録。KENTAROもアタックを続けたが1分35秒618に終わり、HIROBONが第3戦のポールポジションを獲得。KENTAROが予選2位につけ、予選3位には植田正幸(Rn-sports MCS4)が1分35秒848で続いた。

 またセカンドベストタイムで争う第4戦のグリッドにおいてもHIROBONがポールポジションを獲得、予選2位も同じくKENTAROが、予選3位も植田が獲得する結果となっている。

 第3戦決勝はチャンピオンクラスが13日の午後1時50分より、インディペンデントクラスは同日の午後0時50分より、いずれも15周で行われる。

 第4戦決勝は14日の午前11時05分よりインディペンデントクラスが、チャンピオンクラスは午後1時より、こちらも15周で行われる。

チャンピオンクラス:第3戦、第4戦とも予選2位は武藤雅奈(TGR-DC RS F4)

チャンピオンクラス:第3戦、第4戦とも予選3位は酒井龍太郎(MITSUSADA RACING F4)

インディペンデントクラス:第3戦、第4戦とも予選2位はKENTARO(baum beauty clinic)

インディペンデントクラス:第3戦、第4戦とも予選3位は植田正幸(Rn-sports MCS4)

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Ayumi NAGAMI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦岡山チャンピオンクラス公式予選結果

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 -RIJ- (2026/06/13) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2026 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 Champion class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
116白崎 稜Kageyama ZAISEI Verve MCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1'33.561--142.482
229武藤 雅奈TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'33.662 0.101 0.101142.329
373酒井 龍太郎MITSUSADA RACING F4
MITSUSADA RACING
1'33.678 0.117 0.016142.304
435酒井 涼TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'33.747 0.186 0.069142.200
519ルー ユーデナビクルATEAM Buzz Racing
AKILAND RACING
1'33.996 0.435 0.249141.823
636濵邊 誠己TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'33.998 0.437 0.002141.820
760熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
1'34.007 0.446 0.009141.806
828三浦 柚貴TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'34.064 0.503 0.057141.721
917鈴木 悠太Kageyama TEAMSTYLE MCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1'34.173 0.612 0.109141.556
1051黒沢 和真HFDP with B-Max Racing Team
HFDP with B-Max Racing Team
1'34.210 0.649 0.037141.501
1115中里 龍昇Kageyama AMEROID MCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1'34.218 0.657 0.008141.489
1243中井 陽斗JMS RACING with B-MAX
B-MAX ENGINEERING
1'34.250 0.689 0.032141.441
132岡澤 圭吾RAGNO MOTOR SPORTS
RAGNO MOTOR SPORTS
1'34.266 0.705 0.016141.417
143山本 聖渚TEAM 5ZIGEN F4
TEAM 5ZIGEN
1'34.269 0.708 0.003141.412
1537五十嵐 文太郎TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'34.300 0.739 0.031141.366
1645鈴木 恵武PONOS RACING
PONOS RACING
1'34.300 0.739 0.000141.366
1742箕浦 稜己JMS RACING with B-MAX
B-MAX ENGINEERING
1'34.347 0.786 0.047141.295
1862小熊 孝誠HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'34.354 0.793 0.007141.285
1954酒井 翔太PONOS RACING
PONOS RACING
1'34.456 0.895 0.102141.132
2038寺島 知毅TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'34.470 0.909 0.014141.111
2121落合 蓮音HOJUST&EAGLE MCS4-24
イーグルスポーツ
1'34.493 0.932 0.023141.077
2250百瀬 翔HFDP with B-Max Racing Team
HFDP with B-Max Racing Team
1'34.618 1.057 0.125140.891
2387豊島 里空斗Dr.Dry Racing Team
Dr.Dry Racing Team
1'34.630 1.069 0.012140.873
2480翁長 実希OTG Motor Sports MCS4
OTG MOTOR SPORTS
1'34.682 1.121 0.052140.796
2599塩田 惣一朗Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'34.695 1.134 0.013140.776
2614村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1'35.346 1.785 0.651139.815
278ソン ハリムナビクルATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'35.514 1.953 0.168139.569
2848村上 太晟BLAUフジタ薬局Bellona
フジタ薬局レーシング
1'35.580 2.019 0.066139.473
---- 以上基準タイム(105% - 1'38.316)予選通過 ----
-7高木 彪乃介ナビクルATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'41.829 8.268 6.249130.914

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦岡山インディペンデントクラス公式予選結果

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 -RIJ- (2026/06/13) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2026 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 Independent class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
15HIROBONTEAM 5ZIGEN F4
TEAM 5ZIGEN
1'35.614--139.423
255KENTARObaum beauty clinic
フィールドモータースポーツ
1'35.648 0.034 0.034139.374
311植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1'36.185 0.571 0.537138.595
430DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX ENGINEERING
1'36.202 0.588 0.017138.571
571大山 正芳ダイワN通商アキランド
AKILAND RACING
1'36.274 0.660 0.072138.467
698IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'36.339 0.725 0.065138.374
740⾚松 昌⼀朗GIGS Ride with Eagle Sports
イーグルスポーツ
1'36.500 0.886 0.161138.143
822清水 剛ZAP FIRST RACING
ZAP SPEED
1'36.545 0.931 0.045138.079
912小嶋 健太郎Rn-sports ELPA朝日電器
Rn-sports
1'36.676 1.062 0.131137.892
1018鳥羽 豊Kageyama HYDRANGEA MCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1'36.679 1.065 0.003137.887
1196齋藤 真紀雄CSマーケテイングアキランド
AKILAND RACING
1'36.698 1.084 0.019137.860
1261WILLIAMHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'36.715 1.101 0.017137.836
1310中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
1'36.745 1.131 0.030137.793
1477MOTOTINOA-PEX MCS4-24
ZAP SPEED
1'37.704 2.090 0.959136.441
1586大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr.Dry Racing Team
1'37.741 2.127 0.037136.389
1644SYUJIJMS RACING with B-MAX
B-MAX ENGINEERING
1'38.490 2.876 0.749135.352
1723YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'40.118 4.504 1.628133.151
---- 以上基準タイム(105% - 1'40.454)予選通過 ----
-9金山 和弘Team橋本組MCS4-24
Team橋本組
1'43.936 8.322 3.818128.260

Forumula Beat

第4戦筑波決勝ドライバーコメント 3位・KAMIKAZE「次は体力との勝負だと思います」

優勝 酒井翔太(ファーストガレージ FG108)

優勝した酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「スタートで2速がはじかれてしまって、立ち上がれなかったのですが。でも金井さんはスタートの出足早かったので(2速に)入っていても抜かれていたかもという印象でした。筑波は前に出られたら抜けるところが少ないので、なんとか一発で抜けるところを探して、第2コーナーでうまく合わせられたので。そこはよかったと思います。前に出てからはペースがあったですし、次のレースも同じような展開になる感じなので、しっかりスタート決めて押さえて、自分のペースで走れればと思っています」

2位 金井亮忠(チームNATS 正義 001)

決勝2位の金井亮忠(チームNATS正義001)

 「スタートはうまく決まって前に出られたのですが、なかなかペースも上がらず、でした。このタイム差で18周ブロックし続けるのはきついかな、というところですかね。いろいろセット変更したのがあまりいい方向に行かなかったので、それも踏まえて、もう1レースあるので、アジャストしたいと思っています」

3位 KAMIKAZE(ファーストガレージ Rd04W)

決勝3位のKAMIKAZE(ファーストガレージRD04W)

 「(村上が迫っていたが?)岡山もあんな感じで、もっと後ろに(迫って)来ていたのですが、ここは僕のホームコースでもあって、昨日も一昨日も練習していて。村上君は今日ぶっつけ本番できているので、その差の分だと思います。体力的には不安でしたよ。10周目まではよかったのですが『残りL8』と(サインが)出ているのを見て『まだ8周もあるのか』と(笑)。次のレースもあるので体力を温存していました。次は体力との勝負だと思います(苦笑)」

4位 村上太晟(ファーストガレージ FG108)

決勝4位の村上太晟(ファーストガレージ FG108)

 「温度が高ったのかリヤが流れている感じで、タイムが出しづらい状況でした。リヤが暴れているので最終コーナーとかカウンター当てながら曲がっている感じでした。リヤをうまくコントロールできずに、滑らすとタイヤがいたむので、それを抑えられなくて(前と)差が開いていった感じです」

5位 長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)ジェントルマンクラストップ

決勝5位の長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

 「順当に行きまししたね、前は見えなかったです(苦笑)。31号車若い子なので、抑えられてよかったです。ずっと(後ろに)見えていました。いつ来るかなと思って、楽しかったです。次も行けそうな気がします」」

6位 大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)

決勝6位の大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)

 「スタートを完全にミスしました。その後はがんばったのですが、長嶋さんに追いつけそうで追いつけなかったので、次はがんばって抜きます」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
Junichi SEKINE

Forumula Beat

第4戦筑波決勝 酒井翔太がスタートミスから挽回で優勝

優勝は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 2026年Formula Beat(F-Beat)地方選手権シリーズ第4戦決勝が5月31日(日)に筑波サーキットで開催され、ポールポジションの酒井翔太(ファーストガレージ FG108)がスタートで金井亮忠(チームNATS 正義 001)の先行を許すも3周目にトップを奪い返すと、そこから一気に引き離して4.521秒の差で優勝した。

 筑波サーキットで6年ぶり開催の決勝は午前10時55分にフォーメーションラップ開始。晴天に恵まれたコースは温度がぐんぐん上がり、既に気温28.9度、路面温度45.8度と厳しいコンデション。2レース行われる本大会では2セットのタイヤが使えるが、全車予選で使ったユーズドタイヤを投入している。予選でクラッシュした富澤もぐら(柏南同窓会公認車ハンマーR疾風)はノーズとフロントイウングを交換しただけで修復が完了、7番グリッドにつけると18周の決勝がスタートした。

決勝がスタートした

 ポールシッター酒井の蹴り出しがやや弱く、ホールショットを決めたのはフロントロウ2番手スタートの金井で、第1コーナーへの加速で酒井の前に出るとトップでターンイン。3番グリッドKAMIKAZE(ファーストガレージ Rd04W)、4番手村上太晟(ファーストガレージ FG108)とグリッド順にレース開始。後方では8番手スタートの松本隆行(SHOUEI☆ミスト)が加速で富澤の前に出ると、第1コーナーアウト側から6番手大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)に仕掛けて前に出る。しかし大蔦は最終コーナーでアウトから松本に並びかけてサイド・バイ・サイドでコーナリング、コントロールライン上では0.000秒差、そこから前に出て6位のポジションを奪い返す。

 トップに立った金井に対して酒井はプレッシャーをかけるが金井も動じず、オープニングラップで0.307秒の差。2周目も酒井は金井のテールに張り付いてチャンスを伺うが、金井もスキを見せない。3位KAMIKAZEはこの2台からすでに3秒以上離されて、後方0.363秒差に村上が迫っている。

 0.296秒差で入った3周目、酒井は満を侍したかのようにテール・ツー・ノーズで金井を追うと、第1ヘアピンのブレーキングでアウトから仕掛けて大外刈りでオーバーテイク。トップの座を奪い返すと一気に差をひろげていく。3周目を終えると早くも0.747秒の差。

 4周目に酒井はセクター1で全体ベストを出すと2位金井との差を拡大。金井もセクター2で全体ベストを粘っているが、その差は0.869秒にひろがる。酒井は5周目もセクター1、2、3と全体ベストを刻むと54秒000とここまでの最速ラップで金井との差は1.198秒。後方で接戦なのはKAMIKAZEと村上の3位争いが0.594秒差、GGクラス松本とGクラス富澤の7位争いが0.461秒差だ。

 酒井は7周目に53秒889、8周目に53秒861と最速ラップを更新し続けて金井を2.310秒差に突き放す。この2台のペースが群を抜いており、3位KAMIKAZEは金井から9.308秒の差、以下村上~長嶋~大蔦~松本~富澤~中村祥貴(ファーストガレージ FG108)と続く。

 レースは折り返しの9周目。酒井は早くもバックマーカーに追いつき中村をラップ遅れにする。そのため僅かにタイムをロスして金井が1.927秒差とマージンを削り取るが、続く10周目に酒井は53秒792とこの日のファステストラップをマークして、再び金井を2.537秒後方へと追いやる。

 ここからは酒井が金井との差をじわじわと拡大。12周目3.842秒、14周目4.905秒と危なげないレース運びを見せる。3位以下ははるか後方、3位KAMIKAZEでも酒井からは21秒以上離されていて、レースは淡々と進んでいく。

 酒井は13周目以降53秒台のペースを維持して金井に6.442秒の差をつけてファイナルラップへ。最後はさすがに3秒ちかくペースを落として余裕のチェカードフラッグ、優勝した。

 2位金井、スタートで魅せたが最速ラップ54秒台で酒井に差をつけられた。以下3位KAMIKAZE、4位村上、5位長嶋はGクラスのトップ。6位大蔦、7位唯一のGGクラス松本、8位富澤はGクラス2番手、最後尾9位の中村がGクラス3番手という結果に。

 F-Beat第5戦決勝はこの後午後1時55分開始予定。トップに立ってからは他を圧倒した酒井が連勝するか、短いインターバルの間に金井が学生たちと共に逆転の目を見つけるかどうか。

決勝2位は金井亮忠(チームNATS正義001)

決勝3位はKAMIKAZE(ファーストガレージRD04W)

決勝4位は村上太晟(ファーストガレージ FG108)

決勝5位、ジェントルマンクラス優勝は長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

決勝6位は大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

Forumula Beat

第4戦筑波決勝結果

筑波チャレンジクラブマンレース第2戦 -RIJ- (2026/05/31) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2026 Formula Beat Round 4 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1816'22.279--
272金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
1816'26.800 4.521 4.521
39KAMIKAZEファーストガレージRD04W
SYNERGY RD04W
1816'50.81828.53924.018
448村上 太晟ファーストガレージ FG108
FG108
1816'52.34630.067 1.528
563G1長嶋 重登ミスト☆T.U.C.GROUP
Dallara F301
1817'17.76155.48225.415
631大蔦 健太MYST☆ダイヤ設備
MYST KK-ZS
1716'23.3621Lap 1Lap
776GG1松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
1717'05.8001Lap 42.438
836G2富澤 もぐら柏南同窓会公認車ハンマーR疾風
疾風
1717'05.9591Lap 0.159
93G3中村 祥貴ファーストガレージFG108
FG108
1717'17.2201Lap 11.261
---- 以上規定周回数(90% - 16 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 6 酒井翔太(ファーストガレージFG108) 53.792 (10/18) 136.860 km/h

Forumula Beat

第4戦、第5戦筑波公式予選ドライバーコメント 第4戦、第5戦5位・長嶋重登「あと数周ほしかったですね」

第4戦/第5戦ポールポジション 酒井翔太(ファーストガレージ FG108)

第4戦、第5戦ともポールポジションの酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「もうちょっと行ける感じはあったのですが、シフトがたまに落ちなことがあったので、そこは決勝までに原因見つけられればなと思っています。金井さんは序盤アタックしていなかったのかもしれないですが、そんなにペースが上がっていなかったので。でも決勝では近いだろうなと思うので、しっかりミスなく走れたらなと思います」

第4戦/第5戦2位 金井亮忠(チームNATS 正義 001)

第4戦、第5戦とも予選2位の金井亮忠(チームNATS正義001)

 「タイムを見られなかったので、どのくらい酒井君と差があるかはわかっていなかったです。順位だけは見られて、ずっと2番だったので、とにかく頑張りました(笑)。ちょっと届かなかったですね。昨日(トラブルで)走れなかったのが大きくて、セットアップを詰め切れていないので、レースではセットの変更もして、もって(前に)迫れるようにしたいと思います」

第4戦/第5戦3位 KAMIKAZE(ファーストガレージ Rd04W)

第4戦、第5戦とも予選3位のKAMIKAZE(ファーストガレージRD04W)

 「昨年までジェントルマンクラスにいて、今年はチャンピオンクラスなので、若手と一緒に戦わなくてはいけないので。筑波サーキットで1秒以上の差がついているので、もう少し練習を重ねてついて行けるように。F-Beatでは54秒台で走れたのが今回初めてなので、もう少し上があるなと感じです。ドライバーとクルマを鍛えていけば、53秒台に入るのではないかな、と思っています」

第4戦/第5戦4位 村上太晟(ファーストガレージ FG108)

第4戦、第5戦とも予選4位の村上太晟(ファーストガレージ FG108)

 「クルマが第1コーナーでものすごくアンダー(ステア)で、それにアジャストしようと作業したりしたのですが、そこに時間を費やしてしまって、タイムが上がらなかったです。セッティングは理想に近づいてきているのですが、まだ1コーナーが気になります」

第4戦/第5戦5位 長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)ジェントルマンクラストップ

第4戦、第5戦とも予選5位の長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

 「あと数周ほしかったですね。昨日の練習ではもうちょっと速かったから。筑波をフォーミュラで走るのは初めてで、ポルシェとかで走っていますが、全然違うので。でも筑波は走り慣れているので、面白いです。レースでは1台くらいは上を喰いたいですね」

第4戦/第5戦6位 大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)

第4戦、第5戦とも予選6位の大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)

 「上とは僅差ですね。長嶋さんとコンマ2、3くらいなので。決勝ではスタートでがんばります。ふだんハコでは筑波を走っていますが、フォーミュラだと初めてなので、この金土日と調整している感じです。(筑波を)走り慣れているので、うまくやれたかなと思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

Forumula Beat

第4戦、第5戦筑波公式予選 酒井翔太が2戦ともにポールポジションを獲得

第4戦、第5戦ともポールポジションは酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 2026年Formula Beat(F-Beat)地方選手権シリーズ第4戦/第5戦公式予選が5月31日(日)に筑波サーキットで開催され、ベストタイムによる第4戦、セカンドベストによる第5戦それぞれのポールポジションを酒井翔太(ファーストガレージ FG108)が獲得した。

 前回筑波でこのクラスのレースがあったのは2020年、まだJAF-F4と呼ばれていた時代で実に6年ぶり。F-Beatとしては初開催ということになる。今回のエントリーは9台、その中で4人が筑波の経験者で、KAMIKAZE(ファーストガレージ Rd04W)、富澤もぐら(柏南同窓会公認車ハンマーR疾風)、松本隆行(SHOUEI☆ミスト)が2020年。金井亮忠(チームNATS 正義 001)が2019年に出場していた。一方2009年生まれの村上太晟(ファーストガレージ FG108)は当時小学生だ。

 予選は午前8時20分コースオープン。気温24.7度、路面温度32.1度のドライコンディションだ。金井を先頭に20分間の予選がスタート。

 まずは計測3周目に酒井が54秒350のトップタイム。2番手金井56秒981、3番手村上太晟(ファーストガレージ FG108)57秒295と酒井が一人突出したタイムを出すと、続く周回では53秒866とトップタイムを削り取る。ちなみに2019年の予選では55秒がポールポジション争いのタイム。そしてこのカテゴリーが「F4」と呼ばれていた頃のコースレコードが2006年の54秒397秒だ。今回は前日の練習走行でトップグループが54秒台で周回しており、ニュータイヤを投入する予選でトップは53秒台に入るだろうという声が聞かれていた。2番手金井55秒870、3番手にはKAMIKAZEの56秒331、4番手57秒295の村上太晟(ファーストガレージ FG108)、5番手は富澤57秒495、6番手長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)57秒703。長嶋のマシンはメタリックの車体に「快獣ブースカ」の絵柄が名物だ。

 6分経過、金井は自己ベストを55秒212まで短縮するが酒井とは1.346秒の大差がある。その酒井はここでピットイン、タイヤの内圧調整だったとのこと。3番手KAMIKAZEが55秒460をマークした直後に赤旗が提示。富澤が第1ヘアピンで単独クラッシュ。モニターを見ると1ヘアに向かってブレーキングを行うところでタイヤがロックアップ、ターンインできずにアウト側のスポンジバリアにまっすぐ刺さってしまった。富澤のマシンはフロントウイングが大きく曲がってしまっているが、スポンジバリアから引き出されると自走でパドックに戻った。チームによると減速時のシフトロックによるもので、ドライバーはいたって元気だそうだ。

 残り時間10分から予選再開。この時点でトップ酒井、2番手金井、3番手KAMIKAZE、4番手村上、5番手富澤はクラッシュしたものの、ジェントルマンクラス(Gクラス)のトップ、6番手Gクラス2位の長嶋、7番手グランドジェントルマンクラス(GGクラス)トップの松本隆行(SHOUEI☆ミスト)、8番手大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)、9番手Gクラス3位の中村祥貴(ファーストガレージ FG108)の順。

 まずは残り時間8分に金井が54秒636と自己ベスト更新、酒井とは0.770秒差とするが、酒井はセクター1、3と全体ベストを出して53秒663とトップタイムを押し上げると、残り時間7分に金井が54秒404と再び酒井と0.741秒の差。後続でポジションを上げたのが大蔦で58秒771の7番手、さらに長嶋が57秒096とクラッシュ前の富澤を上回り5番手へ。

 残り6分、酒井はセクター1、2と再び全体ベストを出して53秒518。金井も53秒台に入れて53秒999、酒井と0.481秒差。KAMIKAZEに続く村上も56秒093まで自己ベストを短縮するが4番手変わらず。大蔦57秒264で6番手へ進出すると続く周回で56秒823と長嶋を上回り5番手へ。

 残り4分20秒、金井は53秒998と0.001秒を削り取ると、続いてセクター1、2、3で自己ベストを出して53秒758。酒井と0.240秒差。いつも予選では後半にペースが上がってくる金井なので、どこまで酒井に迫れるか。KAMIKAZEは55秒123、村上55秒709とそれぞれ自己ベストを更新するが3~4番手変わらず。

 残り2分40秒、金井はふたたびセクター1で自己ベストを出すと53秒616、ついに酒井と0.098秒差まで接近。金井のマシンは前日のフリー走行でミッショントラブルに見舞われて、学生たちと深夜までミッション交換作業を行ったそうだが、その甲斐あって調子よく走っている。短い筑波で酒井と金井だけがトップスピード時速200キロに達している。後方では長嶋が56秒342と大蔦を逆転、5番手を奪い返す。

 ここでチェッカードフラッグが振られて予選終了。金井は終盤酒井に肉薄するも2番手で酒井の第4戦ポールポジションが確定、金井2番手。3番手KAMIKAZE、4番手村上とファーストガレージの先輩後輩がセカンドロウに並び、3列目にGクラストップの長嶋と大蔦、エントラントこそ違うが同じMYSTのメンテナンスで実質的にチームメイトの二人が並ぶ。クラッシュした富澤が7番手。約2時間後のレースに間に合うか? 8番手唯一のGGクラス松本、9番手中村というスターティンググリッドとなった。

 各自のセカンドベストタイムで決定する第5戦のグリッドは53秒620の酒井がポールポジション。0.138秒差の53秒758で金井がフロントロウに並ぶ、以下KAMIKAZE~村上~長嶋~大蔦~富澤~松本~中村、と第4戦とまったく同じグリッド順となった。

 F-Beat第4戦決勝は午前10時55分、同じく第5戦決勝は午後1時55分にそれぞれ開始予定。予選タイムで3番手以下を大きく引き離した酒井と金井の一騎打ちが予想される。

第4戦、第5戦とも予選2位は金井亮忠(チームNATS正義001)

第4戦、第5戦とも予選3位はKAMIKAZE(ファーストガレージRD04W)

第4戦、第5戦とも予選4位は村上太晟(ファーストガレージ FG108)

第4戦、第5戦とも予選5位は長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

第4戦、第5戦とも予選6位は大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

Forumula Beat

第4戦筑波公式予選結果

筑波チャレンジクラブマンレース第2戦 -RIJ- (2026/05/31) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2026 Formula Beat Round 4 筑波サーキット 2.045km

Pos№ClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
16酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
53.518--137.561
272金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
53.616 0.098 0.098137.310
39KAMIKAZEファーストガレージRD04W
SYNERGY RD04W
54.845 1.327 1.229134.233
448村上 太晟ファーストガレージ FG108
FG108
55.268 1.750 0.423133.205
563G1長嶋 重登ミスト☆T.U.C.GROUP
Dallara F301
56.342 2.824 1.074130.666
631大蔦 健太MYST☆ダイヤ設備
MYST KK-ZS
56.526 3.008 0.184130.241
736G2富澤 もぐら柏南同窓会公認車ハンマーR疾風
疾風
57.495 3.977 0.969128.046
876GG1松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
58.149 4.631 0.654126.606
93G3中村 祥貴ファーストガレージFG108
FG108
58.627 5.109 0.478125.574
---- 以上基準タイム(130% - 1'10.190)予選通過 ----

SUPER FORMULA

第4戦決勝 雨に翻弄されたレースをサッシャ・フェネストラズが制する

優勝はサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM\'S SF23)

 5月23日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦の決勝が、鈴鹿サーキットで行われ、サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)が、雨に翻弄されたレースを大逆転で制した。

 午後2時45分、今にも泣き出しそうな空のもと、スタートを迎えた。

決勝がスタートした

 フロントローに並んだ、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)と野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)のチーム無限コンビは順当にスタートを切ったものの、3番グリッドの野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max SF23)はホイールスピンで出遅れ、8番グリッドの小出峻(ThreeBond SF23)はスタートできずにピットへ。

 タイヤ交換の許される8周までは、岩佐、野尻、福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)、阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)のオーダーでレースは進むが、ここからレースが動く。

 上位陣では、3位の福住、7位の太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が早くもタイヤ交換を行う。5位の佐藤もピットに入ってくるが、トラブルのようでそのままクルマをガレージへ入れてしまった。

 10周過ぎから、怒涛の追い上げを見せたのは、早めのタイヤ交換を見送った野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max SF23)。トップを上回るペースで追い上げ、先行する阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)を捕らえて2位の野尻に迫った。野村は16周目にタイヤ交換を行うがここでタイムロスし、後退してしまった。

 もう一人、ファステストタイムを更新しながら追い上げたのが、9周目にタイヤ交換を行った太田。ピットインしているため位置としては中団だったが、タイヤ交換組では福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)とともにハイペースで走り、上位陣のピット作業を待った。

 ここまでは、ステイアウトを選択した岩佐、野尻の無限の二人と、早めにピットに入った太田の戦いとなっていた。しかし、両チームの作戦に狂いが生じ始めたのが、19周目に130Rで起きた野中誠太(KCMG Elyse SF23)のクラッシュと、セーフティカー(SC)ラン中に降り出した雨だった。

 ピット作業を済ませていなかったクルマは、SCの出たタイミングで一斉にピットに滑り込んだが、この頃から僅かながら雨が降り出した。雨雲レーダーには映らないほどの雨雲だったが、確実に路面を濡らしていった。

 特に西コースはスリックタイヤで走るのは困難な状態になり、22周目にリスタートを迎えると、フラガが2コーナーで、名手・野尻がダンロップコーナーでコースアウト。再びSCが導入されると、上位陣はこぞってピットに入ってレインタイヤに交換した。

 一方、中団以降の選手は、半ばギャンブルとも言える判断をしてコースに留まり、SCの後に続く車列は、スリック組とレインタイヤ組にくっきり分かれた。

 しかし、天のいたずらか、5周のSCの間に雨は止み、路面は乾いていった。

 これで、リスタート後は、スリック組のトップを走っていたフェネストラズを先頭に、ルーク・ブラウニング(REALIZE Corporation KONDO SF23)、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)、松下信治(DELiGHTWORKS SF23)、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)、チャーリー・ブルツ(TEAM GOH SF23)が、残り4周で表彰台を争うことになった。

 残り2周になると、逃げるフェネストラズを、松下、坪井が猛追するという展開になり、結局、この順位のままチェッカーを迎えた。

 昨年からスーパーフォーミュラに復帰したフェネストラズは、昨年秋の富士大会以来の勝利で、自身シリーズ3勝目となった。

 天候に翻弄されたレースは、終わってみれば予選でQ2進出を逃したトムスが優勝と3位、フロントローに並んだチーム無限はノーポイントと、誰も予想できなかった結果となった。

 明日は、第5戦の予選が午前10時25分から、決勝が午後2時45分から31周で行われる。

決勝2位は松下信治(DELiGHTWORKS SF23)

決勝3位は坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

決勝4位はルーク・ブラウニング(REALIZE Corporation KONDO SF23 )

決勝5位はチャーリー・ブルツ(TEAM GOH SF23)

決勝6位は大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)

優勝したサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM\'S)

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO

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