
v.Granzもてぎシリーズ最終第4戦予選が8月30日(土)にモビリティリゾートもてぎで行われ、シリーズランキング2位の金澤力也(ファイブコアジャパンv.Gra)が2番手に0.236秒の差でポールポジションを獲得した。
8月最後の週末を迎えたもてぎだが、朝から夏の太陽が照り付けて温度はどんどん上昇。午前11時55分のコースオープン時点で気温34.5度という厳しいコンディションだ。
國廣隆一(R estate Racing with Rn-S)を先頭に9台のv.Granzがコースインして15分間の予選が始まるが、昨年のチャンピオンで今年初参戦のイノウエケイイチ(ワコーズ三和EDニルズ)が計測ラップに入らずピットイン。前日から発生していたミッションの不具合が解決していないとのことで、リヤカウルを開けて応急処置にとりかかる。
計測1周目のトップはOOKA(G-TECH)の2分5秒723、2番手に6秒778で西濱康行(Arcobaleno V.Granz)がつける。西濱は昨年10月のもてぎv.Granz第2戦で2位に入って以来の参戦だ。
残り時間10分を切ってタイムアタックが本格化。まず金澤が2分5秒662でトップに立ちOOKA2番手にドロップし、残り時間8分にはいむらせいじ(オートルック V.GRANZ)が6秒007で3番手に浮上。西濱も自己ベストを2分6秒140まで短縮するが4番手にドロップ。
残り時間7分、金澤はトップタイムを2分4秒579まで短縮して予選は後半戦。以下。2番手OOKA、3番手いむら、4番手西濱と続き、5番手にはシミュレータでおなじみ「ZENKAI RACING」代表のハヤシヒロキ(ZENKAIRACING Winmax vGranz)が6秒309で上がってくる、6番手國廣、7番手牧野淳(JAMC麻布ワコーズEDニルズ)、8番手にはシリーズポイント首位の山下亮生(AKILAND RACING)がつけて、このタイミングでイノウエが応急処置を終えてピットアウト。
残り時間5分、ここまでスローペースだった山下がギアを上げて2分5秒280をマークし、一気に2番手に上がり、OOKA以下がそれぞれ一つずつポジションを落とす。さらに残り4分、いむらが5秒796で4番手から3番手へアップ。残り3分30秒、金澤はトップタイムを4秒310まで短縮。2番手山本も自己ベストを4秒546まで削り取るがトップからは0.236秒の差がある。そして残り2分15秒、3番手に応急処置を施したイノウエが5秒559で進出してくる。
チェカードフラッグが振られて15分間の予選が終了。トップ金澤、2番手山下は変わらず、最後の最後にOOKAが2分5秒479と自己ベストを更新して3番手に上がる、以下4番手イノウエ、5番手いむら、6番手西濱、という結果となった。金澤はv.Granzではキャリア初のポールポジション獲得だ。
v.Granzもてぎシリーズ第4戦決勝は本日午後2時30分スタート予定。暑さもピークとなる時間帯の戦いだ。





Photo: Asako SHIMA
