富士スピードウェイで行われたスーパーGT第4戦「富士GTスプリントレース」レース1の公式予選。GT300クラスは平良響(HYPER WATER INGING GR86 GT)がポールポジションを獲得した。
公式予選は午前11時40分より20分間で行われた。コースオープン直後にコースインするチーム、ガレージに止まって状況を伺うチームそれぞれがあり、最初はコース上も閑散としていたが、残り10分を切る頃には全車が出揃い、終了ギリギリまでタイムアタックを行なった。
この時点でトップにいたのは富田竜一郎(GAINER TANAX Z)で1分38秒184を4周目に記録していた。
しかしすぐに近藤翼(seven × seven PORSCHE GT3R)が1分37秒963でこれを上回ると、小林崇志(UPGARAGE AMG GT3)も1分37秒898、続いて平良が1分37秒184でトップに立ち、次の周には1分37秒094までタイムを縮めてきた。
これに続いたのは小林利徠斗(CARGUY Ferrari 296 GT3)で1分37秒341。山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)で4周目に1分37秒417、5周目に1分37秒314と立て続けに好タイムをマークして2番手に割って入った。
終了間際にはチャーリー・ファグ(D'station Vantage GT3)も1分37秒260を叩き出すが、これに対しては走路外走行との判定が出され、タイムは取り消しに。結局ポールポジションは平良。予選2位は山内、3位は小林利徠斗の順でグリッドは確定。ファグは1分37秒373の4位から決勝に臨むこととなった。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Kazuhiro NOINE



