
2025年JAF地方選手権スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第3戦は、スポーツランドにて14台で争われるが、その中に1名、今回がレースデビューという選手がいた。
18号車「ZAP SPEED 10V ED」をドライブする新渡戸(にとべ)歩は20歳の社会人ドライバーだ。初めのレースで予選を控えた新渡戸にショートインタビューを行った。
――これまでのモータースポーツ経験は?
「公式レースの経験はないのですが、神奈川の『ガレージ茶畑』がやっている富士のカートレースに何戦か出て、優勝の経験があります」
――デビューに向けて練習はいっぱい積んだ?
「2年ぐらいトレーニングを積んできましたので、満を持してのデビューです」
――SUGOでの事前練習はどうだった?
「昨日と一昨日走って、初日はSUGOを走るのが初めてだったのでコースを覚えることと、自分でいけると思うところまで攻めた感じでした。タイムは1分37秒だったのですが、昨日の練習で31秒2まで詰めることができたので、今日のレースの中で、30秒とか29秒まで行けるように頑張りたいと思います」
――今後の予定は?
「今年はこの後出場の予定はないのですが、来年はシーズン通してやる可能性があります。筑波富士シリーズを考えています」
迎えた初の予選では公約通り1分30秒651をマーク。2レースともに猛暑の中きちんと完走した。本格参戦するという来年からの活躍を期待したい。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA
優勝 吉田馨(TAKE FIRST KKS-II)
「スタートでは順位を上げることができませんでした。アドレナリンがいっぱい出るレースでした。赤旗後、直後の1コーナーで一発で仕留めることができてよかったです。その後はペースがあるのは分かってたので、落ち着いて走ればいけると思っていました」
2位 五十嵐文太郎(Drago CORSE)

「スタートはミスして後ろのクルマに抜かれましたが、リバースグリッドなので前の人たちは抜けると思っていました。そこからトップに立ちましたが、吉田選手が来てるので、ミスも多くなった感じです。バトルで相手をブロックして押さえるの得意なんですが、そういう状況になる前の一人で走っているときにミスが多いです。赤旗が出てちょっと冷静になって、最後に酒井選手を抜くことができました」
3位 酒井翔太(ファーストガレージ制動屋S2)

「スタートでは1台も抜けなかったんですが、その後、徐々に抜いていくことができ、トップまで立ちました。その後の赤旗でピットに戻ったときにタイヤの内圧が下がりきって、ピットアウト後の1周でタイヤを暖めきれなかったのが、その後のペースに響いてしまいました。ミスも多かったのでメンタルの弱さが出た気がします。抜かれて3位チェッカーだったので悔しいです」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ第4戦は13日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、5番グリッドからスタートした吉田馨(TAKE FIRST KKS-II)が赤旗で一時中断する荒れたレースを制して、今季2勝目を飾った。
12周の決勝は午後4時40分、この日の最終レースとしてフォーメーションラップが始まった。いくぶん暑さは和らいだが、まだまだ蒸し蒸しするなか、28台(内3台がジェントルマンクラス)がコースを1周してグリッドに着いた。
ポールポジションの土橋皇太(Rn-sports制動屋KK-S2)はトップを守って1コーナーへ向かう。2番グリッドの永原蒼翔(ピットワークながはら/MYST)と3番グリッドの五十嵐文太郎(Drago CORSE)の間に割り込んできたのは、好スタートを切った4番グリッドの八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII)で、1コーナーで永原にアウトからかぶせて2位に浮上した。4位に落ちた五十嵐は、2コーナーでアウトから永原をパスし、スタートポジションの3位まで回復した。

2位八巻のペースが上がらないためトップに立った土橋は逃げる。シケインでは五十嵐が、インから八巻をパスして2位に上がった。
1周目の順位は、トップ土橋、0秒7差で2位に五十嵐、3位八巻。永原はペースが上がらずずるずると後退。4位には吉田馨(TAKE FIRST KKS-II)が、5位には酒井翔太(ファーストガレージ制動屋S2)が続き、永原は6位まで落ちた。
2周目、3位の八巻は苦しい。S字で吉田にパスされ4位に落ちると、130Rでは酒井にも攻略され5位まで後退した。6位にはデビュー戦の伊藤聖七(eagle sprots)が10番グリッドから上がってきた。
3周目、トップ土橋に後続が追いついてきた。1コーナーでは2位の五十嵐がアウトから土橋をパスしてトップに立つ。土橋は焦ったか、続く2コーナーでアウトの芝生にマシンを落とし失速。この間、吉田にもパスされ3位まで順位を落とした。ここで後方スタートから追い上げていた杉田悠真(LAPS with REV RACING GARAGE)がデグナーでクラッシュ。セーフティーカーが導入された。
SC中の順位は、トップ五十嵐、2位吉田、3位酒井、4位八巻、5位伊藤、6位土橋だ。SCは4周を回って退き、レースは5周目から再開される。
トップ五十嵐はシケインからアクセルオン、しかし加速で伸びず後続は1列縦隊。それでも五十嵐は1~2コーナーで並びかける吉田を制し、S字ではトップを守った。

6周目、トップ五十嵐と2位吉田のサイドバイサイドの争いが激しくなる。逆バンクからNIPPOコーナーで並走。デグナーコーナー出口で五十嵐が若干はらんだところを吉田がぴたりと後ろにつけ、ヘアピンでインからトップに浮上した。しかし、まだまだ争いは続く。130R手前では、トップ吉田、2位五十嵐、3位酒井、4位八巻がワンパック。シケインでは、五十嵐が吉田を攻略しトップを奪い返した。
7周目に入ったストレートでは、インから五十嵐、吉田、酒井の3人がスリーワイド。1コーナーではアウトから飛び込んだ酒井が2人をまとめてパスし、ついにトップに躍り出た。2位に吉田、3位に五十嵐が続く。
その後方、デビューレースで7位と健闘していた小野原悠(レヴレーシングガレージwith LAPS)と鈴木七瀬(ネッツトヨタ三重with FORM)が1コーナーから2コーナーにかけて接触し、コースアウト。小野原がコース復帰する際、後続のハンゼヒ(Eagle Sports KKS-2)と接触。ハンが横転したため、SCが導入された。その後、コースに散乱したハン車の破片回収とオイル処理のため赤旗に切り替えられ、各車ピットに戻ってきた。
赤旗中の順位は、トップ酒井、2位吉田、3位五十嵐、4位八巻。5位に土橋と伊藤をパスしてきた藤井翔太(Drago CORSE)、6位伊藤、7位土橋、8位永原、そして9位には最後尾から19台をパスしてきた箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)が上がってきた。
レースは5時19分に再開。各車ピットアウトし、SCに先導され8周目を周回。レースは9周目から残り4周での戦いが始まった。
9周目の1コーナーでは、トップ酒井の背後につけた吉田が、1コーナー手前でアウトに振り、2コーナ手前でオーバーテーク。ついに吉田がトップに浮上した。
10周目、トップに立った吉田は後続を引き離しにかかる。2位の酒井はペースが上がらない。3位の五十嵐に徐々に接近を許すと、130Rでアウトから五十嵐に攻略され3位に落ちた。
SCと赤旗で荒れたレースは12周を回って終了。トップの吉田は後続を2秒1離して開幕戦以来の2勝目を飾った。2位には五十嵐が、3位には酒井が入った。
八巻はベテランの味を発揮し、ペースの上がらないクルマを4位に持ち込んだ。箕浦は驚異的なスピードで赤旗後、永原、土橋、伊藤を攻略し6位に上がると、最終ラップにはこのレースのファステストラップを記録。藤井をも抜き去り5位に入った。6位には藤井が入った。
ジェントルマンクラスは総合17位に入った山根一人(光精工TK-Sport MYST)が優勝。2位には総合19位の上吹越哲也(FTK・レヴレーシングガレージ)が、3位には総合23位の古里拓(FLEETレブレーシングガレージ)が入った。
この結果、選手権ポイントでは酒井が67ポイントでリーダー、吉田は55ポイントで2位、3位には五十嵐が31ポイント、4位には土橋が29ポイントでつけている。
全6戦で行われるシリーズは残り2戦。6戦中5戦(レース数×80%の四捨五入)の有効ポイント制となるため、酒井と吉田は12ポイント差だが、2勝ずつでほぼ並んでいるとみていい。第5戦は10月5日にここ鈴鹿サーキットで決勝が行われる。







Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinoir OHNISHI
鈴鹿チャンピオンカップレース第3戦 -RIJ- (2025/07/13) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 6 | | | 吉田 馨 | TAKE FIRST KKS-II MYST KK-S2 | 12 | 47'39.759 | - | - |
| 2 | 43 | | | 五十嵐 文太郎 | Drago CORSE MYST KK-S2 | 12 | 47'41.945 | 2.186 | 2.186 |
| 3 | 22 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージ制動屋S2 MYST KK-S2 | 12 | 47'41.972 | 2.213 | 0.027 |
| 4 | 88 | | | 八巻 渉 | 中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII MYST KK-S2 | 12 | 47'42.139 | 2.380 | 0.167 |
| 5 | 56 | | | 箕浦 稜己 | MYST SEIDOYA KK-SII MYST KK-S2 | 12 | 47'43.406 | 3.647 | 1.267 |
| 6 | 34 | | | 藤井 翔太 | Drago CORSE MYST KK-S2 | 12 | 47'43.465 | 3.706 | 0.059 |
| 7 | 50 | | | 伊藤 聖七 | eagle sprots MYST KK-S2 | 12 | 47'46.218 | 6.459 | 2.753 |
| 8 | 11 | | | 土橋 皇太 | Rn-sports制動屋KK-S2 MYST KK-S2 | 12 | 47'46.315 | 6.556 | 0.097 |
| 9 | 13 | | | 武者 利仁 | KF MOTORSPORT KKS-2 MYST KK-S2 | 12 | 47'47.168 | 7.409 | 0.853 |
| 10 | 51 | | | 永原 蒼翔 | ピットワークながはら/MYST MYST KK-S2 | 12 | 47'47.342 | 7.583 | 0.174 |
| 11 | 12 | | | 宮本 颯斗 | JAYLOCK MYST KK-S2 | 12 | 47'47.994 | 8.235 | 0.652 |
| 12 | 53 | | | 石井 大雅 | ファーストガレージ制動屋SII MYST KK-S2 | 12 | 47'51.742 | 11.983 | 3.748 |
| 13 | 57 | | | 東 慎之介 | サンセルモMYST/ORM MYST KK-S2 | 12 | 47'53.481 | 13.722 | 1.739 |
| 14 | 55 | | | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII MYST KK-S2 | 12 | 47'53.494 | 13.735 | 0.013 |
| 15 | 61 | | | 一宮 總太朗 | MYST KK-SII MYST KK-S2 | 12 | 47'53.660 | 13.901 | 0.166 |
| 16 | 52 | | | 中川 賢太 | イーグルスポーツ MYST KK-S2 | 12 | 47'53.774 | 14.015 | 0.114 |
| 17 | 47 | G | 1 | 山根 一人 | 光精工TK-Sport MYST MYST KK-S2 | 12 | 47'58.789 | 19.030 | 5.015 |
| 18 | 3 | | | 堀 隼登 | レヴレーシングSuper-FJ #3 MYST KK-S2 | 12 | 47'59.463 | 19.704 | 0.674 |
| 19 | 9 | G | 2 | 上吹越 哲也 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 12 | 48'06.065 | 26.306 | 6.602 |
| 20 | 70 | | | 地崎 壱星 | デザインラボKKS2 MYST KK-S2 | 12 | 48'10.506 | 30.747 | 4.441 |
| 21 | 79 | | | 三瓶 旭 | 中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII MYST KK-S2 | 12 | 48'19.917 | 40.158 | 9.411 |
| 22 | *8 | | | 西田 光来 | FTK・REV RACING GARAGE MYST KK-S2 | 12 | 48'23.506 | 43.747 | 3.589 |
| 23 | *4 | G | 3 | 古里 拓 | FLEETレブレーシングガレージ MYST KK-S2 | 12 | 48'25.493 | 45.734 | 1.987 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ---- |
| - | 18 | | | 鈴木 七瀬 | ネッツトヨタ三重with FORM MYST KK-S2 | 6 | 15'33.595 | 6Laps | 6Laps |
| - | 39 | | | ハン ゼヒ | Eagle Sports KKS-2 MYST KK-S2 | 6 | 15'38.350 | 6Laps | 4.755 |
| - | *7 | | | 小野原 悠 | レヴレーシングガレージwith LAPS MYST KK-S2 | 6 | 16'43.318 | 6Laps | 1'04.968 |
| - | 10 | | | 杉田 悠真 | LAPS with REV RACING GARAGE MYST KK-S2 | 2 | 4'46.958 | 10Laps | 4Laps |
| - | 72 | | | 久保 直也 | AQUAだーはまレーシングNUTEC WEST 07J | 2 | 5'05.667 | 10Laps | 18.709 |
- Fastest Lap: CarNo. 56 箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII) 2'14.655 (12/12) 155.250 km/k
- CarNo. 8は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.10(SC中の追い越し)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 4は、鈴鹿チャンピオンカップレースシリーズ規則第54条5(反則スタート)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 7は、鈴鹿チャンピオンカップレースシリーズ規則第59条1.1(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 7は、鈴鹿チャンピオンカップレースシリーズ規則第59条1.6,7(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
優勝 箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)

「SCが出て、僕SCの先頭初めてだったので、ちょっと焦ったところはありました。そのまま逃げ切れたので、よかったです。(何も不安はなかった?)ペースもよくてそのまま行けたので、大丈夫でした」
2位 津田光輝(ファーストガレージ制動屋S2)

「(酒井とのバトルは?)ストレートで抜かれたら、他で追いついてもどうしょうもないなと思ってブロックが必要になって。ちょっと無理やり(ノーズを)突っ込んでいってしまったところもありました。あまりきれいなバトルではなかったかもしれませんが、順位は死守できました。(その間に箕浦に逃げられた?)どうやって追い上げたらいいのか、ちょっとわからなかったです」
3位 五十嵐文太郎(Drago CORSE)

「予選が自分のミスでタイムを出せなかったので、追い上げのレースになるとは思っていました。スタートもミスせず、ペースはあったので、そこから順位上げられたという感じです。(2位に上がれそうだったが?)抜けそうだったのですが、もうちょっと自分のペースが欲しかったですね」
4位 酒井翔太(ファーストガレージ制動屋S2)

「(最初に2位に出られたが?)レースの展開考えたら、そこは(前を追う流れに)乗ってほしかったのですが、やっぱりみんな最初から(攻めて)来るよな、という感じだったので。僕は箕浦君も巻き込んでバトルをやりたかったので、そこは抑えてほしいなと思ったのですが、そこは自分の思い通りにはいかないので(苦笑)。その後、五十嵐選手と絡んでコースアウトもしてしまったので、その後は前について行くのが精いっぱいでした」
5位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)

「スタートはけっこう決まってよかったのですが、その後の立ち回りですね。五十嵐選手に抜かれてから、あまりよくなかったです。酒井選手に対しても追い上げる機会があったのですが、11周目くらいで自分がGRスープラコーナで飛び出てしまって、そこで離されてしまいました」
6位 切替悠喜(ファーストガレージRSDS2)

「悪い中でもカバーができたというか、水曜の走行まですごく調子よかったのですが、昨日から調子崩してしまって、そんな中で最低限の立て直しはできたかなと思います。あと初めての富士だったので、予選に関しては赤旗出てしまってアタックができずに終わって。それで予選で前に行けなかったのが今回の敗因なのかなと思います。富士では予選でスリップの使い方とかまったくわからないところがあったので、それがわかったというのは次の富士に向けてはポジティブな要素です」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

2025年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第4戦決勝が6月29日(日)に富士スピードウエイで開催され、スタート直後のクラッシュでセーフティカー(SC)が出るという展開のレースで箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)が終始リード。一度もトップを脅かされることなく12周を走り切り優勝した。
午前8時からの予選に続いて決勝は定刻午前11時に21台でフォーメーションラップ開始。気温29度で日差しは夏のものだ。フロントロウにポールシッターの箕輪、予選2番手の津田光輝(ファーストガレージ制動屋S2)が並び、セカンドロウに酒井翔太(ファーストガレージ制動屋S2)とYOSHIDA KODAI(T's TECHNO RF)、3列目に石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)、中村ブンスーム(ファーストガレージKKSII)というグリッド順。なお予選14番手のタイムを出した板倉慎哉(AMORE with Racing F)は五十嵐文太郎(Drago CORSE)との接触によって降格。最後尾からのスタートとなった。富士には毎年参戦してコンスタントな成績を残し、過去には優勝争いも演じている板倉だけに追い上げが期待される。

ポールシッター箕浦が好スタートを切ってホールショットを奪いTGRコーナーで進入したのに対し、2番グリッドの津田はやや加速が弱くTGRコーナー進入でアウト側から酒井の先行を許す。津田以上にスタートが悪かったのが4番グリッドのYOSHIDAでクラッチミートを失敗したか一瞬出遅れて後続車に飲み込まれる。スタートがよかったのが7番グリッドの五十嵐で、ストレートエンドまでにYOSHIDAを抜くとコカ・コーラコーナーで6番手スタートの中村ブンスーム(ファーストガレージKKSII)のインを差して5位にポジションアップ。YOSHIDAは7位まで順位を落とした。
各車がTGRコーナーに殺到する中でクラッシュが発生。14番手スタートからやや出遅れた山本龍(おさきにどうぞ☆KKS-II)に19番手スタートの水谷誠(HC桶川MRPYTTZAPED)が追突、スピンした山本に水谷が再度接触、山本は再スタートを切ったものの水谷はコーナーの脇にストップ。ただちにSC投入が宣言される。
オープニングラップを終えてSCを先導に箕浦~酒井~津田~石井~五十嵐~中村というトップ6。水谷の車両が移動され2周目にSCインとなり3周目からレース再開。箕浦はSCランの先頭が初めてだったということもあり、SCが離れた後も極端な隊列のけん制は行わず、ゆっくりと最終パナソニックオートモビルコーナーの立ち上がりから加速を開始。2位以下もこれに追随してレースはリスタートした。
2位酒井は箕浦に0.124秒差とテール・ツー・ノーズ状態でコントロールラインを通過、TGRコーナーに向けてアウト側から並びかけようとするが箕浦がインを守る。逆に津田が酒井のインを突く形になり、サイド・バイ・サイドでTGRコーナーを通過すると、4位石井がクロスラインからこの2台のさらにイン側から仕掛けて、第2コーナーではアウト側酒井、真ん中津田、イン側石井というファーストガレージ勢の3台がスリーワイドで旋回する。ここは津田が一歩引いて酒井~石井~津田の順になるが、続くコカ・コーラコーナー進入で津田が石井を仕留めて3位を取り戻す。この2位争いの背後につけているのが五十嵐で、アドバンコーナー入り口で石井のインから差しに行き並走。ここは石井が守ったがダンロップコーナーでアウトから五十嵐が被せるとオーバーテイクに成功。4位にポジションアップ。5位に落ちた石井の後方に今度はスタート失敗で順位を落としていたYOSHIDAがリスタートで中村をかわして迫ってくる。
3周目を終えてトップ箕浦はバトルを続ける2位以下に1.035秒の差をつけてコントロールラインを通過。2位酒井と3位津田は0.012秒のサイド・バイ・サイドでストレートを駆け抜けると津田が前に出てインからTGRコーナーへターンイン、2位のポジションを奪い返す。4位を争う石井と五十嵐も0.058秒差で並走、こちらはストレートエンドまでに五十嵐が前に出る。これで箕浦~津田~酒井~五十嵐~石井~YOSHIDAの順に。
トップを行く箕浦のペースは速く、4周目には1分51秒683とここまでの最速ラップを刻み2位に上がった津田に1.424秒の差をつける。津田は箕浦を追うより0.318秒差で離れない酒井への防戦に追われている状況。前を追えないのは4位の五十嵐も同様で、5位に落ちた石井が0.250秒差と再逆転のチャンスを狙っている。さらに6位争いもYOSHIDAに対して中村をかわして7位に上がった切替悠喜(ファーストガレージRSDS2)が0.068秒差とテール・ツー・ノーズ状態で迫り、5周目のTGRコーナーでインを突くとオーバーテイクに成功、6位にアップする。
ジェントルマンクラスではリスタート時点でトップだった古里拓(FLEETレヴレーシングガレージ)が4周目に順位を落とし、クラストップは総合14位の秋山健也(スーパーウインズKKS2)。秋山のマシンは昨年のKKS2投入以来真っ白なボディだったが、今回トレードマークともいえるブルーの面積が増えた。クラス2位は畠山退三(Hobby Base& zap-ED)で秋山の1.448秒後方につける。クラス3位は富士がホームである野村大樹(WRS NOMURA KK-SII)で、こちらも畠山に0.095秒差とテール・ツー・ノーズ状態だ。古里はとこかでミスがあったようで、一気に順位を落とした。
6周目、石井のプレッシャーにさらされながらも五十嵐が酒井へのアタックを開始。100Rで酒井のテールに食らいつくとアドバンコーナーでインから仕掛けてオーバーテイクに成功、酒井はややラインがワイドになり五十嵐の先行を許した。これで五十嵐3位、酒井4位。6周目も箕浦は最速ラップを1分51秒665まで更新。2位津田に1.686秒の差。津田は1.013秒差と3位からのプレッシャーから解放されたが箕浦のペースにはついていけないか。
その後の箕浦は手綱をゆるめることなく走行。2位津田とは9周目2.004秒差。10周目2.216秒とじわじわと引き離していく。3位以下も8周目に5位石井1分51秒513、9周目に3位五十嵐51秒508、10周目に4位酒井51秒471とそれぞれ最速タイムをマークするが、箕浦と津田も51秒台で走っておりおおきな順位変動はない状態。
箕浦は最終的に2位津田に2.469秒の差をつけてレースを走り切り優勝。ポール・ツー・ウインの完勝で富士デビューを飾った。2位津田は序盤で落とした順位を取り戻したものの、トップ箕浦を脅かすところまでは接近できずに終わった。その津田に一時0.6秒差まで近づいた五十嵐だったが、最後の数ラップは酒井と五十嵐がそれぞれ0.3秒差で続く表彰台争いになり、防戦に追われたか0.789秒差で3位、そこから0.371秒差で4位酒井、0.362秒差で石井。石井はファイナルラップに1分51秒068と予選のポールタイムを上回るファステストラップを叩き出した。6位は切替が入賞した。
デビュー戦の林零仁(KK-SII)は13番手からスタートで17位までポジションを落としたが徐々に順位を取り返し、13位でフィニッシュし、上位のペナルティで12位に繰り上がって初レースを終えた。また最後尾スタートとなった板倉は持ち前の速さを見せてオープニングラップで7台抜き、14位まで進出するとその後も順位を上げて11位フィニッシュ。こちらも上位のペナルティで繰り上がり10位という結果になった。
6台が出場のジェントルマンクラスは総合13位の秋山がクラス優勝、総合14位の野村がクラス2位でチームを率いる和田孝夫表を喜ばせた。クラス3位はスタート直後の接触で最下位まで落ちながら総合17位まで挽回した山本となった。
レース終了時点で気温30度という厳しいコンディションになり、各選手は汗だくでポディウムに戻ってきたが、そんな中でも16歳の箕輪は溌剌とした表情で表彰台に上がった。今年鈴鹿/岡山シリーズでS-FJにデビューし、開幕戦鈴鹿で9位、第2戦岡山で5位を獲得しているが、初の表彰台が優勝ということになった。
S-FJ筑波/富士第5戦は7月27日に舞台を筑波サーキットに戻して行われる。シリーズも後半戦。ファーストガレージ勢優位の勢力図に風穴を開けるのは誰だ。













Text: Junichi SEKINE
Phot: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
ポールポジション 箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)1分51秒233

「富士はレースでは初めてです。富士の予選はストレートが長いので、スリップストリームを使うところが難しかったです。そこがうまく行かなかったけれどポール取れたのでよかったです。ペースとしてはよかったと思うので、決勝もスタートを決めて勝ちたいです」
2位 津田光輝(ファーストガレージ制動屋S2)1分51秒245(+0.012秒)

「最終のラップで(タイムを)詰め切れなかったという感じで、そこが差になったと思います。今回富士で晴れたのは初めてで、予選の晴れも初めてなので。位置取りをどこに取ろうかとずっと考えていたのですが、(狙い通りに)ならなかったなという感じになってしまいました。昨日、一昨日とエンジンにトラブルがあって、いろいろ直していただいて、メカニックには感謝です。決勝でも頑張って走りたいと思います」
3位 酒井翔太(ファーストガレージ制動屋S2)1分51秒500(+0.267秒)

「今回はすごい混戦になると思っていました。予選でスリップストリームの使いあいになるだろうなと思っていたので、自分の走りができなくなるのもいやだし、そこで変に引っかかってしまうリスクもあったので、いつも通りちょっと遅れて、最後の1周に前に追いつくぐらいのイメージで出て行ったのですが、それがちょっとうまく行かず、単独になってしまったので、そこで離されてしまっているタイムなのかな、と思います。昨日、一昨日と走行が1本ずつしかなくて、セットもいい方向にはいかなくて、今日やっといいセットになってきたので、決勝は自分の走りも含めて、見直していきたいなと思います。あとの課題はスタートですね(苦笑)」
4位 YOSHIDA KODAI(T's TECHNO RF)58秒997 1分51秒604(+0.371秒)

「最後の周うまく(前を)抜けていればもっとタイム出たと思います。最後に新しい事を見つけたりしてもうちょっと行けたなという感じですが、4番手じゃけっこういい結果だと思います。スタートを決めて前に上がりたいと思います」
5位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)1分51秒705(+0.472秒)

「ちょっと立ち回りをミスしましたね。赤旗前に単独で走ってみたのですが、タイヤの暖めがうまくいかなくて、タイム出そうというところで赤旗になったので、最初は下の方の順位でした。赤旗からの再開後、最初は単独で行ったのですが、最後の方に箕浦選手が後ろの方から来ていたのでの、そこで譲って(後ろについて)タイムを出そうと思って、51秒前半は狙えそうなペースだったのですが、13コーナーでスライドしてしまってタイムロスして51.7秒で終わってしまいました。ミスがなければ3番手は狙える位置にはいたかなと思います」
6位 中村ブンスーム(ファーストガレージKKSII)1分51秒845(+0.612秒)

「最後にうまく前の人のスリップストリーム使えたのですが、セクター3で大きくミスしてしまって。そこでタイムをロスして全然まとまらずで、不完全燃焼な結果になってしまいました。もうちょっと(上に)行けた気がしますけど、微妙ですかね。まず自分のドライビングでミスが目立っているので、そこを直していかないと、絶対に上には行けないと思うので、そこは見直して、決勝に向けて頑張って行きます」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

2025年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第4戦公式予選が6月29日(日)に富士スピードウエイで開催され、赤旗中断明けにトップタイムを出した箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)が津田光輝(ファーストガレージ制動屋S2)に千分の12秒差でポールポジションを獲得した。
筑波/富士シリーズも中盤戦に差し掛かり、今年初の富士ラウンドを迎えた。シリーズに2大会しかない富士でのレースだが、今年は年末のS-FJ日本一決定戦がここ富士で開催されることもあって、シリーズを追う選手以外にも10名が参戦、計21台がエントリーした。
20分間の予選は午前8時コースオープン。各地で猛暑、熱帯夜が報じられているが高地の富士スピードウエイは気温24.6度と控えめ。しかし日差しはじりじりと強く、路面温度はかなり高そうだ。
各車ウオームアップを終えて計測3周目あたりからタイムアタックが本格化。まずは残り時間14分50秒に箕浦が1分52秒225でトップに出る。箕浦は鈴鹿/岡山シリーズからの遠征だ。すかさず筑波での第2戦/第3戦優勝で好調なポイントリーダー津田が51秒751といち早く51秒台に入れてトップに立つ。箕浦2番手で、以下3番手石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)52秒411、4番手YOSHIDA KODAI(T's TECHNO RF)52秒418、5番手中村ブンスーム(ファーストガレージKKSII)52秒464ともてぎ/SUGOシリーズを主戦場とする選手が続き、6番手には五十嵐文太郎(Drago CORSE)の52秒521。五十嵐はもてぎ/SUGOシリーズ、鈴鹿/岡山シリーズにも参戦中だ。
そして残り時間13分、各地のS-FJを転戦し、F4にも参戦している酒井翔太(ファーストガレージ制動屋S2)が52秒033で2番手浮上する。
このタイミングで赤旗が提示。五十嵐と板倉慎哉(AMORE with Racing F)がアドバンコーナーで接触。板倉がコースサイドに停止したことによるものだ。板倉も主戦場は鈴鹿/岡山シリーズだが富士にも毎年出てきている。
板倉の車両が移動されて、予選は残り時間6分40秒から再開。各車仕切り直しでタイムアタックのチャンスは2周程度しかない。
残り時間3分、箕浦が1分51秒233でトップに出る。YOSHIDAが51秒604で2番手につけ、津田は0.001秒だけ自己ベストを更新して3番手にドロップ。4番手五十嵐51秒901、5番手は赤旗前のベストタイムで酒井、6番手52秒075の石井と続く。今回6台がエントリーのジェントルマンクラスでは古里拓(FLEETレヴレーシングガレージ)が53秒149とジェントルマンクラスのコースレコードを出して総合10番手でトップにつける。
今回S-FJでのレースデビューを迎えた林零仁(KK-SII)は前日夕方のスポーツ走行でクラッシュ、リヤセクションをかなり損傷していたが、メカニックの懸命の修復で予選出走にこぎつけて、この段階で16番手。55秒012をマークしている。
残り時間1分20秒。津田が1分51秒245まで自己ベストを短縮して2番手に上がり吉田3番手。続いて残り30秒で酒井が51秒565をマークして3番手浮上。YOSHIDAは4番手にドロップしたところで20分が経過。
チェッカードフラッグが振られる中で最後のタイムアタックを続けていたのが酒井、石井、中村のファーストガレージ勢で、まず石井が51秒706を出して5番手に上がり、中村も51秒845で6番手へ。これで2台並んで3列目のグリッドを確保。一方五十嵐は7番手に陥落。酒井も51秒500とベストタイムを更新したがトップから0.267秒差の3番手変わらずで、YOSHIDAとセカンドロウに並ぶこととなった。そしてポールポジションは箕浦。2番手津田が0.012秒差でフロントロウから決勝を迎えることとなった。デビュー戦の林は1分53秒419まで自己ベストを短縮、マシンを修理してくれたメカニックに感謝しつつ13番手でレースをスタートすることとなった。
ジェントルマンクラスはレコードタイムの古里が総合12番手のクラストップ。クラス2位は総合15番手の山本龍(おさきにどうぞ☆KKS-II)同じくクラス3位は総合17番手の畠山退三(Hobby Base& zap-ED)というトップ3となった。
S-FJ筑波/富士第4戦決勝は午前11時ちょうどにスタート予定。遠来の箕浦がそのまま逃げるか、ファーストガレージ勢の逆襲がかそれともYOSHIDAが割って入るか。勝負のカギは富士特有のスリップストリームかもしれない。








Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

2025年JAF地方選手権、スーパーFJ筑波/富士シリーズ第4戦は年末の日本一決定戦をにらんで出場した選手を含めて21台がエントリーした。その中に今回初レースを迎えたドライバーが一人いた。
T's techno RFがメンテナンスする84号車「KK-SII」で出場の林零仁はレーシングカート出身、来月には22歳になる。昨年は前田代表率いる「ELEV Racing Dream」にてフォーミュラマシンへの習熟を重ねた。その後今年に入ってスーパーFJでの練習を重ねて今回レースデビューと相成った。前田代表に当時の印象を聞くと「陽気な性格だったのでドライビングも積極性の強いものかと思っていたが非常に丁寧で繊細なハンドル捌きで、堅実な走りをしていた」そうだ。
そんな林にレース前日にショートインタビューを行った。
――今までのモータースポーツ歴は?
「レーシングカートで、全日本にスポット参戦したり、後は地方選手権で鈴鹿とかでレースしていました。実績としてはあまり(苦笑)」
――その後ELEVのオーデションを受けた?
「とりあえず自分の実力を試したくてオーデションを受けました。その後縁あってT'sはさんからレースに出ることになりました。(前田代表は「繊細なドライビングをすると言っていた)それはちょっとうれしいですね」
――練習はどのくらい積んだ?
「今年の2月ぐらいから5、6回くらいは練習しました。月いちぐらい、先月はちょっと練習する機会がなかったのですが、今月に入って富士のレースが近いので富士で練習していました」
――動画配信にも取り組んでいるようだが?
「(動画配信は)自分の名前をたくさんの人に知ってもらうための活動の一環ですね。今後もそういう動画上げていきたいです」
――動画で言ってた「筑波1分切り」は達成できた?
「まだできてないです(苦笑)だいたい1分フラットくらいで周回してますね。自分がまだドグミッションに慣れていなくて、ミスも多発していたので。今はだいぶ慣れてきましたが」
――富士の走行はいつから?
「6月の13日に初めて走って、今週水曜日も、雨でしたが走りました。思っていたより苦戦していますが、今日この後走ってどうか? という感じですね。そこでしっかりと走れたら明日のレースも十分戦えるんじゃないかと思っています」
――この後のレースは
「とりあえず富士だけスポットで出て、日本一決定戦のために準備しようかな、と思っています。余裕があれば鈴鹿とかも出てみたいなと思います」
この後午後4時30分から行われたスポーツ走行開始早々に林は100Rでクラッシュ。マシンはリヤからガードレールに当たってウイングが飛ぶほどのダメージを負ったが幸いドライバーは無傷。明日朝の予選に向けてマシンの修復に取り掛かった。富士の洗礼を浴びた格好だが健闘を期待したい。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
富士チャンピオンレースシリーズ第3戦 -RIJ- (2025/06/29) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 4 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 56 | | | 箕浦 稜己 | MYST SEIDOYA KK-SII MYST KK-S2 | 12 | 23'46.577 | - | - |
| 2 | 52 | | | 津田 充輝 | ファーストガレージ制動屋S2 MYST KK-S2 | 12 | 23'49.046 | 2.469 | 2.469 |
| 3 | 43 | | | 五十嵐 文太郎 | Drago CORSE MYST KK-S2 | 12 | 23'49.835 | 3.258 | 0.789 |
| 4 | 55 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージ制動屋S2 MYST KK-S2 | 12 | 23'50.206 | 3.629 | 0.371 |
| 5 | 53 | | | 石井 大雅 | ファーストガレージ制動屋SII MYST KK-S2 | 12 | 23'50.568 | 3.991 | 0.362 |
| 6 | 51 | | | 切替 悠喜 | ファーストガレージRSDS2 MYST KK-S2 | 12 | 23'55.213 | 8.636 | 4.645 |
| 7 | 57 | | | 中村 ブンスーム | ファーストガレージKKSII MYST KK-S2 | 12 | 23'57.230 | 10.653 | 2.017 |
| 8 | 33 | | | 磐上 隼斗 | アルビレックス・富士吟景GIA ED MYST KK-S2 | 12 | 24'01.513 | 14.936 | 4.283 |
| 9 | *2 | | | KODAI YOSHIDA | T's TECHNO RF MYST KK-S2 | 12 | 24'02.866 | 16.289 | 1.353 |
| 10 | 5 | | | 板倉 慎哉 | AMORE with Racing F MYST KK-S2 | 12 | 24'08.083 | 21.506 | 5.217 |
| 11 | 22 | | | 内藤 大輝 | RCIT RaiseUP ED MYST KK-S2 | 12 | 24'15.338 | 28.761 | 7.255 |
| 12 | 84 | | | 林 零仁 | KK-SII MYST KK-S2 | 12 | 24'16.038 | 29.461 | 0.700 |
| 13 | 3 | M | 1 | 秋山 健也 | スーパーウインズKKS2 MYST KK-S2 | 12 | 24'17.343 | 30.766 | 1.305 |
| 14 | 8 | M | 2 | 野村 大樹 | WRS NOMURA KK-SII MYST KK-S2 | 12 | 24'19.696 | 33.119 | 2.353 |
| 15 | 15 | | | 相田 有羽音 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 24'24.179 | 37.602 | 4.483 |
| 16 | *34 | | | 藤井 翔太 | Drago CORSE MYST KK-S2 | 12 | 24'31.352 | 44.775 | 7.173 |
| 17 | 87 | M | 3 | 山本 龍 | おさきにどうぞ☆KKS-II MYST KK-S2 | 12 | 24'48.164 | 1'01.587 | 16.812 |
| 18 | 25 | M | 4 | フェリペ昌 | WRS MASA KKS-II MYST KK-S2 | 12 | 25'00.377 | 1'13.800 | 12.213 |
| 19 | *38 | M | 5 | 畠山 泰三 | Hobby Base & ZAP-ED MYST KK-S2 | 11 | 24'28.454 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ---- |
| - | *4 | M | - | 古里 拓 | Fleetレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 8 | 17'46.715 | 4Laps | 3Laps |
| - | *18 | | | 水谷 誠 | HC桶川MRPYTT ZAP ED TOKYO R&D RD10V | 0 | - | 12Laps | 8Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 53 石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII) 1'51.068 (12/12) 147.899 km/h
- CarNo. 2は、富士スピードウェイ一般競技規則第8章第33条2.6(SC退去後のスタート手順)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 34, 4は、富士スピードウェイ一般競技規則第8章第33条2.1(SC中の追い越し)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 38は、富士スピードウェイ一般競技規則第8章第28条4.4.d(スタート進行要領)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 38は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第16条5.1.a(SC中の他車への衝突行為)により、競技結果に対して1周減算のペナルティーを科した。
- CarNo. 18は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第16条5.1.a(他車への衝突行為)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
-
- 優勝 鈴木斗輝哉(マツモトキヨシ TOM'S TGR-DC FR)
「スタートが決まって前に出られたのと、リスタートもよかったので、いいレースでした。もう少し苦しい展開になるかなと思っていて、スタートうまくいっても梅垣選手に抜かれてしまうのじゃないかと思っていたのですが、序盤もSC明けもリードすることができました。後半ちょっと(タイヤが)タレてきつくなっても、ぎりぎり逃げ切れました」
- 2位 梅垣清(PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR)
「スタートはクラッチミートが少し遅れて、それで4番手ぐらいまで落ちてしまいました。ペース的には悪くなかったのですが、トップとのギャップが開いてしまっていたので、縮められはしましたがちょっと届かずでした。スタートを改善しないとですね」
- 3位 卜部和久(B-MAX RACING F111)
「防戦一方のレースでしたね。コーナーは悪くなかったのですが、ストレートですぐスリップストリームに入られちゃったので、そこが問題かなと思います。それでも防ぎきって、自分にできることはできたので、午後(RACE5)は勝ちたいと思います」
- マスタークラス優勝 鳥羽豊(AIWIN)
「疲れました、暑かったです(苦笑)。スタートはばっちり決まって、5位に上がっていたので、このまま1周ぐらいは若手の前で走れるかな、なんて思っていたら。2コーナーでやられ、100Rでやられ。やはりヤングスターたちは速いです。話にならなかったです。後はとにかく前について走るだけで、SC明けはどうにかしようと思ったのですが、どうにもできなかったです。練習や予選の時から見ていたので、彼らが速いのは明白だったので、そこはあっさりと譲って、それで後ろにつきながら走っていたのですが、そんなに差も開かなかったので、いい勝負はできたのかなと思います。楽しかったです」
Text: junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権Race4の決勝が、6月29日、富士スピードウェイで行われ、快晴の下、フロントロー2番グリッドからスタートした鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)が好スタートから逃げ切って今季3勝目。マスタークラスは鳥羽 豊 (AIWIN)が独走で優勝を飾った。
強い日差しが照りつけるなか、ポールシッターの梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)がスタートで出遅れ、鈴木がトップに立ち、好ダッシュを見せた4番グリッドの卜部和久(B-MAX RACING F111)、梅垣の順でオープニングラップを終える。
トップ鈴木は、1分37秒台のラップを刻んで序盤から2位以下との差を広げていく。一方、2位争いは、ややペースの上がらない卜部が抑える形になって、梅垣、大宮賢人(PONOS RACING F111/3)の3台で繰り広げられる。
2周目のダンロップコーナーで、7位を争っていたワン・ジョンウェイ(SKYMOTORSPORTS F111/3)と猪爪杏奈(ユピテル羽衣6 F111/3)が接触。コース上にストップしてしまったため、セーフティカーが入る。
7周目に入るところでリスタートとなり、ここでも2位卜部は、ペースの上回る梅垣を上手く抑える。しかし、両者のペース差は歴然で、9周目の1コーナーでついに梅垣が卜部攻略に成功。鈴木を追う。
トップ鈴木と2位に上がった梅垣との差は、徐々に詰まったものの、逆転するまでには至らず、鈴木が15周を危なげなく走りきって今季3勝目のチェッカーを受けた。2位は梅垣、3位には大宮を最後まで巧みに抑え続けた卜部が入った。
マスタークラスは、総合でも6位に入った鳥羽豊 (AIWIN)の独壇場。ライバルと目されたアキタ(ACR FRegional)が1周目で遅れてしまったこともあり、独走で今季3勝目を飾った。
Race5の決勝は、本日午後2時30分から15周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
富士チャンピオンレースシリーズ第3戦 -RIJ- (2025/06/29) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 4 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 56 | | | 箕浦 稜己 | MYST SEIDOYA KK-SII MYST KK-S2 | 1'51.233 | - | - | 147.679 |
| 2 | 52 | | | 津田 充輝 | ファーストガレージ制動屋S2 MYST KK-S2 | 1'51.245 | 0.012 | 0.012 | 147.663 |
| 3 | 55 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージ制動屋S2 MYST KK-S2 | 1'51.500 | 0.267 | 0.255 | 147.326 |
| 4 | 2 | | | KODAI YOSHIDA | T's TECHNO RF MYST KK-S2 | 1'51.604 | 0.371 | 0.104 | 147.188 |
| 5 | 53 | | | 石井 大雅 | ファーストガレージ制動屋SII MYST KK-S2 | 1'51.705 | 0.472 | 0.101 | 147.055 |
| 6 | 57 | | | 中村 ブンスーム | ファーストガレージKKSII MYST KK-S2 | 1'51.845 | 0.612 | 0.140 | 146.871 |
| 7 | 43 | | | 五十嵐 文太郎 | Drago CORSE MYST KK-S2 | 1'51.901 | 0.668 | 0.056 | 146.798 |
| 8 | 51 | | | 切替 悠喜 | ファーストガレージRSDS2 MYST KK-S2 | 1'52.082 | 0.849 | 0.181 | 146.561 |
| 9 | 34 | | | 藤井 翔太 | Drago CORSE MYST KK-S2 | 1'52.455 | 1.222 | 0.373 | 146.074 |
| 10 | 22 | | | 内藤 大輝 | RCIT RaiseUP ED MYST KK-S2 | 1'52.603 | 1.370 | 0.148 | 145.882 |
| 11 | 33 | | | 磐上 隼斗 | アルビレックス・富士吟景GIA ED MYST KK-S2 | 1'52.774 | 1.541 | 0.171 | 145.661 |
| 12 | 4 | M | 1 | 古里 拓 | Fleetレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 1'53.149 | 1.916 | 0.375 | 145.178 |
| 13 | 84 | | | 林 零仁 | KK-SII MYST KK-S2 | 1'53.419 | 2.186 | 0.270 | 144.833 |
| 14 | *5 | | | 板倉 慎哉 | AMORE with Racing F MYST KK-S2 | 1'53.776 | 2.543 | 0.357 | 144.378 |
| 15 | 87 | M | 2 | 山本 龍 | おさきにどうぞ☆KKS-II MYST KK-S2 | 1'53.922 | 2.689 | 0.146 | 144.193 |
| 16 | 15 | | | 相田 有羽音 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'53.969 | 2.736 | 0.047 | 144.134 |
| 17 | 38 | M | 3 | 畠山 泰三 | Hobby Base & ZAP-ED MYST KK-S2 | 1'53.988 | 2.755 | 0.019 | 144.110 |
| 18 | 8 | M | 4 | 野村 大樹 | WRS NOMURA KK-SII MYST KK-S2 | 1'54.181 | 2.948 | 0.193 | 143.866 |
| 19 | 3 | M | 5 | 秋山 健也 | スーパーウインズKKS2 MYST KK-S2 | 1'54.236 | 3.003 | 0.055 | 143.797 |
| 20 | 18 | | | 水谷 誠 | HC桶川MRPYTT ZAP ED TOKYO R&D RD10V | 1'54.539 | 3.306 | 0.303 | 143.417 |
| 21 | 25 | M | 6 | フェリペ昌 | WRS MASA KKS-II MYST KK-S2 | 1'56.215 | 4.982 | 1.676 | 141.348 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 2'24.723)予選通過 ---- |
- CarNo. 5は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第16条5.1.a(他車への衝突行為)により、予選結果より2グリッド降格のペナルティーを科す。
- CarNo. 5は、シリーズ規則第10条10により最後尾グリッドとする。
富士チャンピオンレースシリーズ 第3戦 -RIJ- (2025/06/29) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 15 | 29'14.085 | - | - |
| 2 | 37 | | | 梅垣 清 | PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 15 | 29'15.393 | 1.308 | 1.308 |
| 3 | 50 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 15 | 29'22.091 | 8.006 | 6.698 |
| 4 | 45 | | | 大宮 賢人 | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 15 | 29'22.615 | 8.530 | 0.524 |
| 5 | 48 | | | リン チェンファ | BALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3 RAGNO MOTOR SPORT | 15 | 29'28.663 | 14.578 | 6.048 |
| 6 | 13 | M | 1 | 鳥羽 豊 | AIWIN AIWIN | 15 | 29'32.859 | 18.774 | 4.196 |
| 7 | 51 | | | ジャ ジャンビン | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 15 | 29'41.628 | 27.543 | 8.769 |
| 8 | 46 | | | 入榮 秀謙 | アポロ電工フジタ薬局ベローナ フジタ薬局レーシング | 15 | 29'42.048 | 27.963 | 0.420 |
| 9 | 44 | M | 2 | AKITA | ACR FRegional ABBEY RACING | 15 | 29'42.843 | 28.758 | 0.795 |
| 10 | 40 | M | 3 | ⾚松 昌⼀朗 | SHOEI-GIGS Ride with ES イーグルスポーツ | 15 | 29'46.008 | 31.923 | 3.165 |
| 11 | 18 | M | 4 | YUKI | NILZZ Racing NILZZ Racing | 15 | 29'46.279 | 32.194 | 0.271 |
| 12 | 23 | M | 5 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 15 | 30'19.253 | 1'05.168 | 32.974 |
| ---- 以上規定周回数(75% - 11 Laps)完走 ---- |
| - | 11 | | | 小田 優 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 2 | 10'10.201 | 13Laps | 13Laps |
| - | 36 | | | ワン ジョンウェイ | SKY MOTORSPORTS F111/3 SKY MOTORSPORTS | 1 | 1'44.996 | 14Laps | 1Lap |
| - | *21 | | | 猪爪 杏奈 | ユピテル羽衣6 F111/3 Hitotsuyama Racing | 1 | 1'55.463 | 14Laps | 10.467 |
- Fastest Lap: CarNo. 37 梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR) 1'37.256 (13/15) 168.903 km/h
- CarNo. 21は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第16条5.1.a(他車への衝突)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
- レース4/レース5ポールポジション 梅垣清(PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR)
-
「Q1については 自分が想定していたより路面温度も上がって、グリップレベルも低かったなという感じで。バランス的にも苦しんでいました。それでもタイムはある程度出たかな、という感じです。Q2についてはQ1の結果である程度バランスの確認ができたので、マシンを整えることができて、自分の方で改善すべきところも改善できて、タイムもコンマ3秒上げられたという印象です。決勝は明日も晴れでコンディション的にはあまりよくなさそうですが、自分の実力を発揮して、トップからなのでリラックスして、優勝目指してがんばります」
- レース4/レース5予選2位 鈴木斗輝哉(マツモトキヨシ TOM'S TGR-DC FR)
-
「Q1はベストの周にまとめられなかったという感じで、自分がもっとうまくやれていればトップに立てたのじゃないかな、というのが正直なところです。自分のミスで2番手になってしまったな、と。ホントに僅差なのですけれどね。Q2はQ1のバランスがよかったので、そのまま行きましたが、ちょっとアンダーステア気味になってしまって、それでタイム出なかったところはあります。ちょっとスピートが梅垣選手に比べて足りないのかな、と思いました。決勝は富士スピードウェイは抜きいやすいかなと思っていたものがFRJのマシンだと抜きずらいみたいで、スタートが肝心だと思います。スタートでトップに立ってしまえば、そこからのペースは悪くないと思っているので、そこだけ意識して。スタートに集中してトップに立って後ろを引き離す展開に持ち込めればいいな、と思っています」
- レース4/レース5予選3位 大宮賢人(PONOS RACING F111/3)
-
-
「Q1は想定よりクルマのバランスが思った方にはいかなくて、自分のドライビング的にも合わせられていなかったところがありました。Q2ではそこを修正していい方には向かったかな、と思いますが、ドライでこのタイム差(トップから約0.5秒差)は大きいなと思いますが、このまま3位では終わりたくないので、明日に向けてできることをちゃんとやろうと思います」
- マスタークラス レース4/レース5ポールポジション 鳥羽豊(AIWIN)

「Q1は熱のせいでシフトダウンがうまくできなくなって、タイムアタック3本ともギアが落ちない箇所があって終わったったというのがあります。全体で6番手とはいえ、トップから1.5秒も離されているのはちょっと。もちろんトップを争う子はこれからメーカーのエースになっていくような子たちなのでしょうけれど。ある意味自分の立ち位置を知るためにもFRJをやっているわけで、そこで1.5秒とか1.7秒とか離れるって、当たり前ではありますが、根本的に何かが違う。その差をもう少し近づけるために何をしなきゃいけないのか、もうちょっと考えなきゃいけないです。とはいえ次はもうレースですから、もうちょっと自分なりに追及したいですし、Q1はトラブルもあったのでという部分もありましたが。Q2ではシフトのトラブルは解消して、ちゃんと落ちるようになりました。アクセルオフしてからちょっと間をおいてシフトダウンするようにしました。それで(操作が)キャンセルされないいようになったので大丈夫でした。Q2はちょっと路面が悪くなっていましたね。けっこう滑って『うわ、しんど』と思いながら走っていました。それにしてもちょっと実力不足です。もっと鍛えなおして、テストも十分できていないし、乗れていない部分があって、ターボラグがあるので、トルクが上がってくるのがワンテンポ遅いので、そのへんを解消しつつで、もっといけると思うのですよね。がんばります」
Text: junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権第2戦Race4、5の公式予選が、6月28日、富士スピードウェイで行われ、梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)が、チームメイトの鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)を僅差で退け、両レースともポールポジションを奪った。
マスタークラスは、鳥羽 豊 (AIWIN)が、2レースともにクラスポールを奪い、これで鳥羽は開幕戦から5連続ポールとなった。
悪天候に見舞われた開幕の岡山大会から約1か月のインターバルを経て、舞台は富士に移された。今回は天候の心配はなさそうだ。
■Race4予選
強い日差しの下、午前11時35分から始まった15分間の予選は、鈴木と梅垣の二人がやや抜け出してポール争いを繰り広げた。
4周目のアタックでは、鈴木1分38秒713、梅垣39秒004、6周目では鈴木37秒878、梅垣38秒085と終盤まで鈴木がリードしていたが、8周目のアタックで梅垣が丁寧にタイムを削り取って37秒811をマーク。見事に逆転でポールを奪った。
3位は大宮賢人(PONOS RACING F111/3)、4位は卜部和久(B-MAX RACING F111)と、トップ4は開幕大会に続いてほぼ指定席だ。
5位には、昨年のFIA-F4に出場していたリン・チェンファ(BALR.RAGNO SPORT with TLM F111/3)が入った。開幕大会で速さを見せた小田優(Rn-sports F111/3)は、電気系のトラブルでピットに入ってしまい、アタックできずに終わった。
マスタークラスは、鳥羽が総合でも6位に入る1分39秒台をマーク。2位のアキタ(ACR FRegional)に0.2秒差という僅差だったものの、前大会からの4連続ポールを獲得。
■Race5予選

10分のインターバルの後、始まったRace5の予選も、Race4と同様の梅垣と鈴木の一騎討ちの展開になった。
まず、梅垣が1分37秒615でトップに立つが、これを鈴木が4周目のアタックで37秒515をマークして逆転。さらに5周目には梅垣が37秒421で再逆転するというコンマ1秒ずつ削り取る攻防を見せた。
この後、両者はタイムアップならず。梅垣がRace4に続いてポールポジションを獲得した。
3位以下は、大宮、卜部、チェンファとRace4と同じだったが、6位には最後のアタックで鳥羽を上回った猪爪杏奈(ユピテル羽衣6 F111/3)が入った。
小田は、インターバルの間に修理をしてコースインしたものの、トラブルの解消には至らず、すぐにピットに入ってしまい、再びコースに戻ることはなかった。

マスタークラスは、Race4同様に、鳥羽がアキタを抑えてポールとなったが、その差は0.09秒とアキタが迫り、決勝の勝負が楽しみになった。
明日の決勝は、Race4が午前8時50分から、Race5は午後2時30分から、それぞれ15周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
富士チャンピオンレースシリーズ 第3戦 -RIJ- (2025/06/28) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 37 | | | 梅垣 清 | PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 1'37.811 | - | - | 167.944 |
| 2 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 1'37.878 | 0.067 | 0.067 | 167.829 |
| 3 | 45 | | | 大宮 賢人 | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 1'38.372 | 0.561 | 0.494 | 166.987 |
| 4 | 50 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 1'38.616 | 0.805 | 0.244 | 166.573 |
| 5 | 48 | | | リン チェンファ | BALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3 RAGNO MOTOR SPORT | 1'39.128 | 1.317 | 0.512 | 165.713 |
| 6 | 13 | M | 1 | 鳥羽 豊 | AIWIN AIWIN | 1'39.302 | 1.491 | 0.174 | 165.423 |
| 7 | 21 | | | 猪爪 杏奈 | ユピテル羽衣6 F111/3 Hitotsuyama Racing | 1'39.403 | 1.592 | 0.101 | 165.255 |
| 8 | 44 | M | 2 | AKITA | ACR FRegional ABBEY RACING | 1'39.508 | 1.697 | 0.105 | 165.080 |
| 9 | 40 | M | 3 | ⾚松 昌⼀朗 | SHOEI-GIGS Ride with ES イーグルスポーツ | 1'39.789 | 1.978 | 0.281 | 164.615 |
| 10 | 36 | | | ワン ジョンウェイ | SKY MOTORSPORTS F111/3 SKY MOTORSPORTS | 1'39.991 | 2.180 | 0.202 | 164.283 |
| 11 | *51 | | | ジャ・ジャンビン | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 1'40.099 | 2.288 | 0.108 | 164.106 |
| 12 | 18 | M | 4 | YUKI | NILZZ Racing NILZZ Racing | 1'40.729 | 2.918 | 0.630 | 163.079 |
| 13 | 46 | | | 入榮 秀謙 | アポロ電工フジタ薬局ベローナ フジタ薬局レーシング | 1'40.875 | 3.064 | 0.146 | 162.843 |
| 14 | 11 | | | 小田 優 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 1'42.668 | 4.857 | 1.793 | 159.999 |
| 15 | 23 | M | 5 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 1'44.659 | 6.848 | 1.991 | 156.955 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'47.592)予選通過 ---- |
- CarNo. 51は、富士スピードウェイ一般競技規則第9章第40条2(ピットレーン速度)違反により、罰金2万円を科す。

ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパン(PCCJ)第4戦が25日、岡山国際サーキットで行われた。今シーズンからシリーズに参戦を始めた渡会太一(seven × seven Racing)は6番手スタート。スタートで一つ順位を上げると、2周目にチームメートのBANKCYをかわして4位、さらにトップグループのコースアウト、接触に乗じて2位に上がる。ここからトップ卜部和久と接近戦を演じていたが、8周目には卜部をアトウッドコーナーで仕留めてトップに立ち、そのまま優勝した。決勝レース後、話しを聞いた。
「6番スタートだったので苦しいかなと思っていましたが、練習の段階でドライは調子いいのは分かっていたので、自信もありつつ不安もありつつの感じでした。始まってみたら、けっこうペースよく走れて、前3台がごちゃついていたので、離されることもなく追いつけて、うまく抜くことができ、トップに立てました。開幕大会も昨日も悔しかったので、どうしても勝ちたいと思い、やっと勝てたので、ここから優勝を続けられるように頑張りたいと思います」
渡会は2004年生まれの22歳、小学1年生からカートを始め、2020年にはカートの最上クラスOKでチャンピオンを獲得した。2021年9月にはツインリンクもてぎ(現モビリティーリゾートもてぎ)のスーパーFJで四輪デビュー。その後、数々の優勝をスーパーFJで飾ると、2024年にはスーパーFJに出場する傍ら、MEC120に参戦。この年、6月に行われた冨士のスーパーFJでは、最後尾から優勝という快挙を成し遂げ、注目を浴びると、7月にオートポリスで行われたスーパー耐久の最高クラスST-X、DAISHINのドライバーに抜擢された。MEC120ではseven x sevenから参戦し、v.Granzクラスでシリーズチャンピオンを獲得した。
今シーズンはseven x sevenからスーパー耐久に出場する傍ら、同チームからPCCJへの出場も始めた。F1のサポートレースとして行われた開幕大会2連戦では、第1戦でいきなり3位に入る健闘をみせるが、第2戦ではコースアウトして14位。ここ岡山で行われた第3戦では4位といまいち波に乗り切れていない感があったが、ついに第4戦で優勝をもぎ取った。今後、伸びしろも期待でき、注目のドライバーだ。
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパン(PCCJ)第4戦が25日、岡山国際サーキットで行われ、6番グリッドからスタートした渡会太一(seven × seven Racing)が優勝した。
決勝レースのグリッドは、第3戦同様、予選が行われなかったため第2戦までのポイントランキング順となった。
- PP 卜部和久(HYPER WATER RACING)
- 2位 木村偉織(SKY GROUP 40)
- 3位 伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACING)
- 4位 Hiro(NGR)
- 5位 BANKCY(seven x seven Racing)
- 6位 渡会太一(seven × seven Racing)
- 7位 佐藤樹(Posrche Japan Junior Programme)
- 8位 浜崎大(VOING with VENTILER)
- 9位 Tiger Wu(BINGO RACING)
- 10位 MOTOKI(HIGHLIT with Rn-sports)
- :
- :
午前10時30分からのスタート進行中には小雨も落ちたが、フォーメーションラップが始まる10時45分には雨もやみ、雲間から日差しも顔をのぞかせるようになった。だが、路面は依然としてウェットパッチの残る難しいコンディションだ。13台(内プロアマクラス5台、アマクラス3台)が1周を回り、グリッドに着き、シグナルブラックアウトでスタートが切られた。

好スタートを切ったのは3番グリッドの伊東。1コーナーアウトから2番グリッドの木村に並びかけ2位に浮上した。続くヘアピンでもトップ卜部にアウトから仕掛けるがここは抜けず。4位にはBANKCY、5位には渡会、6位にはHiroが続く。
2周目、1コーナーでインから卜部に並びかけた伊東は、ついにモスSでトップに出ることに成功した。卜部は2位に落ち、木村が3位、ウィリアムコーナーでBANKCYをかわした渡会が4位に浮上した。
続くヘアピン立ち上がりではトップ伊東と2位卜部が接触。伊東はリボルバーコーナーでコースアウトし、これで2位には木村が、3位には渡会が上がる。さらに、レッドマンコーナー立ち上がりでトップ卜部と2位木村が接触。失速した木村は渡会にパスされ3位に落ちた。
2周目終わりの順位は、トップ卜部、2位渡会、3位木村、4位BANKCY、5位佐藤、6位Hiro、7位Tiger、伊東はコースに復帰したものの8位まで順位を落とした。
ここからトップ3台は接近戦。0秒3~5の間合いでお互いをけん制し合う。プロアマクラスの4位BANKCYはこれについて行けず遅れ始める。
8周目に入った1コーナーではトップ卜部に2位渡会が急接近。テールトゥノーズでモスSを立ち上がると、アトウッドコーナーでインを差した渡会がついにトップに躍り出た。パイパー立ち上がりでは、スピードに乗らない2位卜部を、レッドマンコーナーでインを差した木村が2位に浮上。卜部はこの周、トップから3位まで順位を落とした。
トップに立った渡会はここから2位に上がった木村を突き放す。3位の卜部はペースが上がらず木村との差は開くばかり。
レースは17周を回ってチェッカー。今シーズンから参戦を始め渡会が4戦目にして初優勝を果たした。2位には3秒3遅れて木村が、3位にはさらに7秒4遅れて卜部が入った。
プロアマクラストップのBANKCYは、序盤からプロクラスの佐藤を抑える健闘を見せる。終盤には後方から追い上げ、佐藤をパスしてきた伊東が背後まで迫ってきたが、これをしのいで総合で4位、アマクラスで優勝を飾った。
5位には伊東が、6位には佐藤が、7位にはアマクラスで優勝したHiroが入った。
第5戦はこの後、午後2時55分より17周で行われる。




Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2025/05/25) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 Porsche Carrera Cup Japan Round 4 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 99 | Pro | 1 | 渡会 太一 | seven × seven Racing seven × seven Racing | 17 | 26'06.051 | - | - |
| 2 | 78 | Pro | 2 | 木村 偉織 | SKY GROUP 40 SKY RACING | 17 | 26'09.433 | 3.382 | 3.382 |
| 3 | 7 | Pro | 3 | 卜部 和久 | HYPER WATER RACING HYPER WATER RACING | 17 | 26'16.928 | 10.877 | 7.495 |
| 4 | 66 | Pro-Am | 1 | BANKCY | seven x seven Racing seven x seven Racing | 17 | 26'23.781 | 17.730 | 6.853 |
| 5 | 60 | Pro | 4 | 伊東 黎明 | SHOWA AUTO with BINGO RACING BINGO RACING | 17 | 26'24.169 | 18.118 | 0.388 |
| 6 | 91 | Pro | 5 | 佐藤 樹 | Posrche Japan Junior Programme POSRCHE JAPAN | 17 | 26'27.824 | 21.773 | 3.655 |
| 7 | 16 | Am | 1 | Hiro | NGR NGR | 17 | 26'47.344 | 41.293 | 19.520 |
| 8 | 88 | Pro-Am | 2 | Tiger Wu | BINGO RACING BINGO RACING | 17 | 26'47.820 | 41.769 | 0.476 |
| 9 | 77 | Pro-Am | 3 | 浜崎 大 | VOING with VENTILER Masaru HAMASAKI | 17 | 26'54.094 | 48.043 | 6.274 |
| 10 | 98 | Pro-Am | 4 | IKARI | BJRacing PORSCHE Bionic Jack Racing | 17 | 27'12.434 | 1'06.383 | 18.340 |
| 11 | 10 | Pro-Am | 5 | MOTOKI | HIGHLIT with Rn-sports Rn-sports | 17 | 27'26.677 | 1'20.626 | 14.243 |
| 12 | 23 | Am | 2 | KENSUKE | HIGHLIT with Rn-sports Rn-sports | 17 | 27'36.454 | 1'30.403 | 9.777 |
| 13 | 36 | Am | 3 | Sky Chen | SKY MOTORSPORTS SKY MOTORSPORTS | 16 | 27'07.483 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(75% - 12 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 99 渡会太一(seven × seven Racing) 1'30.502 (5/17) 147.298 km/h

ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパン(PCCJ)の第3、4、5戦が24日、岡山国際サーキットで開幕したが、朝から降り始めた雨が強くなり、公式予選は中止となった。
九州南部、沖縄が梅雨入りしたが、西日本はまだ梅雨入り前。しかし梅雨の走りか、岡山国際サーキットは早朝から降り始めた雨が徐々に強くなってきた。今回のPCCJ予選は、午前10時35分から行われる予定だったが、延期の後、開催は困難と判断されキャンセルとなった。
第3戦、第4戦の予選順位は第2戦までのドライバーランキング順で決定される模様。ポールポジションは卜部和久(HYPER WATER RACING)、2位が木村偉織(SKY GROUP 40)、3位が伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACING)、4位がHiro(NGR)、5位がBANKCY(seven x seven Racing)、6位が渡会太一(seven × seven Racing)となる。
第3戦決勝は午後3時35分から行われる予定だが、雨がさらに強くなる予報も出ており、開催は微妙だ。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
九州大会 AUTOPOLIS -RIJ- (2025/05/18) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 4 オートポリス 4.674km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 35 | | | 佐野 雄城 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 21 | 35'33.037 | - | - |
| 2 | 58 | | | ケイレン・フレデリック | Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 21 | 35'46.357 | 13.320 | 13.320 |
| 3 | 36 | | | エステバン・マッソン | PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 21 | 35'48.910 | 15.873 | 2.553 |
| 4 | 37 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S SFL TOM'S | 21 | 35'50.652 | 17.615 | 1.742 |
| 5 | 51 | | | ザック・デビッド | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 21 | 35'51.659 | 18.622 | 1.007 |
| 6 | 38 | | | 小林 利徠斗 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 21 | 35'52.231 | 19.194 | 0.572 |
| 7 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 21 | 35'52.900 | 19.863 | 0.669 |
| 8 | *50 | | | 野村 勇斗 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 21 | 35'53.495 | 20.458 | 0.595 |
| 9 | 1 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 21 | 36'00.576 | 27.539 | 7.081 |
| 10 | 2 | | | 岩澤 優吾 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 21 | 36'01.290 | 28.253 | 0.714 |
| 11 | 60 | | | 伊東 黎明 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 21 | 36'01.823 | 28.786 | 0.533 |
| 12 | 8 | M | 1 | 清水 康弘 | GNSY RACING 324 GNSY RACING | 21 | 36'42.309 | 1'09.272 | 40.486 |
| 13 | 4 | M | 2 | 今田 信宏 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 21 | 36'48.123 | 1'15.086 | 5.814 |
| 14 | 30 | M | 3 | DRAGON | TEAM DRAGON 324 B-MAX RACING TEAM | 21 | 36'57.812 | 1'24.775 | 9.689 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 18 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 35 佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL) 1'40.160 (2/21) 167.995 km/h
- CarNo. 30は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第31条10(スタート手順違反)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 50は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第15条1(ドライバーの遵守事項)違反により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4戦の決勝は、本日16時15分から行われる予定だったが、霧は時折晴れかかるものの、また立ち込めるという状態で、視界不良により延期が決定した。
明日の天気予報は曇りとなっており、現状では午前8時30分から第4戦、午後0時15分から第5戦の決勝が予定されている。
Text & Photo: Shigeru KITAMICHI
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4戦、第5戦の公式予選は、5月17日に行われるはずだったが、舞台のオートポリスが早朝から深い霧と強い風雨に見舞われてしまった。このため、予選はキャンセル。前日の専有走行の結果で、第4戦は野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)が、第5戦はケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)が、ポールポジションを獲得した。
マスタークラスは、今田信宏(JMS RACING TEAM)が、両レースともクラスポールを奪った。
週末の天候が不安定なものになることは天気予報でも出ていたため、主催者は金曜日の練習走行スケジュールを事前に変更し、最後に30分間の仮予選を行っていた。
土曜日に予選ができる天候になれば、この仮予選は、ただの練習走行になってしまうため、ニュータイヤを温存する車両もあったが、ほとんどの車両は、ニュータイヤを2セット投入して、仮予選に臨んだ。
この30分間の走行のベストタイムが第4戦の、セカンドタイムが第5戦のグリッドとなる。
走行開始直前に雨粒が落ちてくるが、徐々にやんで、路面は完全ドライとなった。
まず速さを見せたのは、ここまで木、金曜日の練習走行で好調のフレデリックと、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)。セッション前半ではこの二人が、ベスト、セカンドタイムで順位を入れ替えてワンツーとなり、野村がこれに続いた。
一旦全車がピットに入り、残り8分から最後のアタックが始まった。
多くの車両が2セット目のニュータイヤを投入するなか、翌日の天候回復に懸けて、ザック・デビッド(B-MAX RACING 324)はニュータイヤを温存。最後のアタックには参加しなかった。
参加台数の少ないマスタークラスでは、グリッドが結果に与える影響は少なくなるが、清水康弘(GNSY RACING 324)とDRAGON(TEAM DRAGON 324)も決勝を見据えてニュータイヤを温存した。
この最後のアタックで気を吐いたのが野村。1分37秒930と、開幕大会3連勝のライバル、佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)を抑えて、唯一の38秒切りを果たしトップタイム。初のポールポジションを獲得した。
以下、フレデリック、怪我から復帰のエステバン・マッソン(PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL)、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)と続いた。
セカンドタイムもトップ6の顔ぶれは変わらなかったが、順位は大きく入れ替わり、フレデリックがトップ。以下、小林、野村、古谷、佐野、マッソンの順となった。
マスタークラスは、唯一最後のアタックを行った今田が、ダブル・クラスポールとなった。
第4戦決勝は、予定より遅れ本日午後4時15分から21周で、第5、6戦の決勝は、明日5月18日の午前8時40分、午後0時15分からそれぞれ14周で行われる。
Text & Photo: Shigeru KITAMICHI
九州大会 AUTOPOLIS -RIJ- (2025/05/16) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 4 オートポリス 4.674km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 50 | | | 野村 勇斗 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 1'37.930 | - | - | 171.821 |
| 2 | 35 | | | 佐野 雄城 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'38.292 | 0.362 | 0.362 | 171.188 |
| 3 | 58 | | | ケイレン・フレデリック | Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'38.358 | 0.428 | 0.066 | 171.073 |
| 4 | 36 | | | エステバン・マッソン | PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'38.375 | 0.445 | 0.017 | 171.043 |
| 5 | 37 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S SFL TOM'S | 1'38.377 | 0.447 | 0.002 | 171.040 |
| 6 | 38 | | | 小林 利徠斗 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'38.496 | 0.566 | 0.119 | 170.833 |
| 7 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'39.152 | 1.222 | 0.656 | 169.703 |
| 8 | 1 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 1'39.156 | 1.226 | 0.004 | 169.696 |
| 9 | 51 | | | ザック・デビッド | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 1'39.436 | 1.506 | 0.280 | 169.218 |
| 10 | 60 | | | 伊東 黎明 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 1'39.580 | 1.650 | 0.144 | 168.974 |
| 11 | 2 | | | 岩澤 優吾 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'39.612 | 1.682 | 0.032 | 168.919 |
| 12 | 4 | M | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 1'41.215 | 3.285 | 1.603 | 166.244 |
| 13 | 8 | M | 2 | 清水 康弘 | GNSY RACING 324 GNSY RACING | 1'41.465 | 3.535 | 0.250 | 165.835 |
| 14 | 30 | M | 3 | DRAGON | TEAM DRAGON 324 B-MAX RACING TEAM | 1'42.265 | 4.335 | 0.800 | 164.537 |
- 本日悪天候のため、昨日最終5回目占有走行が予選結果となっています。
優勝 中井陽斗(HELM GSTR F110)

「前のレースのスタートがいまいちだったので、しっかりイメージして、スタートしかチャンスないと思っていたので、そこでしっかり前に出られてよかったです。前に出てからは少しずつ離れたり、近づいたりを繰り返してレースが続いていたので、気持ちを落ち着かせて、後ろはあまり振り返らないで、ミラーも見ずに、前だけ見て走りました」
2位 酒井翔太(ファーストガレージF110)

「F110はスタートで毎回(順位が)落ちちゃっていて。自分のミスもあるのですが、クラッチの使い方、特に半クラッチのポイントもよくわからなくて、それで毎回順位を落としちゃっているな、という気がします。決勝のペースはそれほど悪くないと思うのですが、抜けるくらいのペースはなかったので、次のレースに向けてスタートを改善できればなと思います」
3位 落合蓮音(HOJUST & EAGLE)

「4番スタートで一つグリッド空いていたので、それで最低限の結果は出せたという感じです。(今年は調子がいい?)去年に比べたら、悩んでいた時期もあったりしていたので、それがこうして余裕もって表彰台に上れるようになったのはチームのおかげ、いろんな方のおかげがあるので、感謝しつつ、次戦につないでいきたいと思います。FIA-F4の方はまだ満足した結果が出ていないので、F110の経験を活かして、もっと上を目指していきます」
4位 豊島里空斗(Dr.Dry Racing F110)

「表彰台が遠くて抜けなかったです。第3戦よりクルマ(速度)が伸びなかったです。さっきまでだったら最終コーナーで追いついて、第1コーナーで差せていたのができなくて、何回か抜かせそうなチャンスはあったのですが、ブレーキが負けていたので、そこが抜けなかったのが反省です」
5位 加納康雅(AKILAND F110)

「ひたすら単独でずっと走っている、みたいな感じでしたね。前のペースがなかなか速くて、思うように(順位を)上げられなくて。後ろからは酒井(涼)君来ていたのですが、ミラーに見えだした時はすごい追いついてきているなと感じたのですが、そこから意外と等間隔で(追いついて)こられないようでした」
6位 酒井涼(KF MOTORSPORT F110)

「大川選手をオーバーテイクした時まではいい感じで、ペースも前に比べたらだいぶよくなったのですが。SC明けのリスタートがオーバーテイクにつながらなかったですね」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

「GSTR GRAND PRIX F110 CUP」のRound2第4戦が5月11日(日)にスポーツランドSUGOで開催され、予選3番手からホールショットを奪った中井陽斗(HELM GSTR F110)がトップチェッカー、シリーズ初優勝を飾った。
12周または25分で行われる決勝は午後1時25分コースイン開始。午前中の第3戦でクラッシュした菊池貴博(きくちおやこF110)と鈴木悠太(ZAP SPEED F110)について菊池はエントリー取り消しの模様で5番グリッドは後続が前に詰めて、一方鈴木は決勝不出場という扱いで2番グリッドは空白という状態でスタートを迎えた。また予選通過タイムをオーバーしたYUGO(S2R Racing)は請願によりピットスタートとなった。
午前中の第3戦に引き続きスポーツランドSUGOは晴れ間が広がっているが、風が冷たく吹き抜け最終コーナー側から雨雲のようなものが近づいている。気温21度、路面温度42度のドライコンディションだ。午後1時40分、ポールシッターの酒井翔太(ファーストガレージF110)を先頭にフォーメーションラップ開始。グリッドに戻るとレーススタート。
スタートがよかったのが3番グリッドから発進の中井陽斗(HELM GSTR F110)で、空席の2番グリッドめがけてスタートを決めると一気に酒井翔太をかわしてトップで第1コーナーにインから飛び込む。4番手スタートの落合蓮音(HOJUST & EAGLE)も中井に続けと酒井翔太のインを差すが、これは酒井翔太が抑え込む。さらに5番手スタートの豊島里空斗(Dr.Dry Racing F110)もアウトから落合に被せていくが、これは落合が3位の座を守る。後方では7番手スタートの大川烈弥(群馬トヨペットチームRiNoA)が前を行く加納康雅(AKILAND F110)を第4コーナー入り口で攻略して5位に上がるが、S字に続くハイポイントコーナーで加納が差し返すとレインボーコーナーで前に出て5位を奪回する。
オープニングラップを終えてトップ中井と2位酒井翔太の差は0.511秒、そこから0.290秒差で落合、0.137秒差で豊島と2~4位は接近戦だ。5位加納は1.268秒差、6位大川は1.510秒差とややバラけ、大川は7位の酒井涼(KF MOTORSPORT F110)に0.538秒差と迫られている。2周目、3周目と中井と酒井翔太のギャップは0.5秒台でつかず離れず。3位落合もそこから0.5秒の間合いをキープしているが、4位豊島が0.3秒差でプレッシャーをかけ続けている。加納を挟んで大川と酒井涼のバトルは4周目に酒井涼がオーバーテイク、6位に上がる。
4周目、5周目と中井は第1、第2セクターで全体ベストを出して酒井翔太とのギャップを0.836秒まで拡大。このタイミングで7位を走行していた大川がSPアウトコーナーでイン側にまっすぐ飛び出してクラッシュ。バリアに刺さってしまう。大川によるとその手前で縁石に乗ってしまいコントロールを失ったとのこと。幸い大川自身にケガはなかったが、これでSCが投入される。
SCランは6周目から10周目まで続き、11周目から残り2周でリスタート。中井はSPアウトコーナーから加速を開始。酒井翔太はこれにうまく追随してコントロールライン上では0.409秒の差、3位落合0.259秒差、4位豊島0.330秒差、5位加納0.361秒差、6位酒井涼0.525秒差と連なってレース再開。前車のスキを突こうとすると後続が差しに来るという一瞬も気を抜けない状況をはらみながら隊列は進んでいく。その中で速いのが豊島で。第2、第4セクターで全体ベストを刻みながら落合に迫るが、コース全体でみると落合が0.077秒速く、ギャップは0.407秒に拡大してコントロールラインを通過。
トップ中井と2位酒井翔太は0.299秒差でファイナルラップに突入。酒井翔太は中井に激しく詰め寄るが後方の落合も0.283秒の差でプレッシャーをかけ続けている状況で、3台はもつれあうようにコースを周回するが、決定的なチャンスは訪れないままメインストレートに戻ってきてチェッカードフラッグの下を通過。中井が優勝を勝ち取った。2位酒井翔太、3位落合。以下4位豊島、5位加納、6位酒井涼というトップ6となった。
マシンをパルクフェルメに停めた中井に向けてHELM MOTORSPORTSの平木代表が駆け寄り16歳の初優勝を祝う。2位酒井翔太17歳、3位落合16歳。F110CUPの主宰者が望んだとおり、ティーンエイジャーたちによる表彰台となった。
F110CUP Round3は 7月26~27日にモビリティリゾートもてぎで開催される。アンファン・テリブルによる席巻が続くか注目だ。






Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第2戦 -RIJ- (2025/05/16) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 GSTR GRAND PRIX F110 CUP Round 4 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 62 | 中井 陽斗 | HELM GSTR F110 HELM MOTORSPORTS | 12 | 21'14.246 | - | - |
| 2 | 22 | 酒井 翔太 | ファーストガレージF110 FIRST GARAGE | 12 | 21'14.515 | 0.269 | 0.269 |
| 3 | 21 | 落合 蓮音 | HOJUST & EAGLE イーグルスポーツ | 12 | 21'14.733 | 0.487 | 0.218 |
| 4 | 27 | 豊島 里空斗 | Dr. Dry Racing F110 T's TECHNO RF | 12 | 21'14.978 | 0.732 | 0.245 |
| 5 | 12 | 加納 康雅 | AKILAND F110 AKIRAND RACING | 12 | 21'16.106 | 1.860 | 1.128 |
| 6 | 77 | 酒井 涼 | KF MOTORSPORT F110 seven x seven Racing | 12 | 21'16.819 | 2.573 | 0.713 |
| 7 | 45 | 上野 晴紀 | TEJ-project TRANSIT ENGINEERING JAPAN | 12 | 21'17.747 | 3.501 | 0.928 |
| 8 | 97 | アイレ・ハルン | BJ Racing Pod Cafe Bionic Jack Racing | 12 | 21'18.489 | 4.243 | 0.742 |
| 9 | 78 | 小野 陽平 | REVERSAL SPIRIT F110 YOHEI ONO | 12 | 21'19.904 | 5.658 | 1.415 |
| 10 | 63 | 一宮 總太朗 | HELM GSTR F110 HELM MOTORSPORTS | 12 | 21'20.778 | 6.532 | 0.874 |
| 11 | 33 | 黒沢 和真 | HRDP★ハンマーR/F110 ハンマーレーシング | 12 | 21'24.812 | 10.566 | 4.034 |
| 12 | 66 | ジェフリー・ラム | LAM Motorsports Geoffrey Lam | 12 | 21'25.064 | 10.818 | 0.252 |
| 13 | *23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 12 | 21'47.436 | 33.190 | 22.372 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ---- |
| - | 81 | 大川 烈弥 | 群馬トヨペットチームRiNoA RETSUYA OKAWA | 4 | 5'46.894 | 8Laps | 8Laps |
| - | 58 | 鈴木 悠太 | ZAP SPEED F110 ZAP SPEED | - | d.n.s | - | - |
- Fastest Lap: CarNo. 21 落合蓮音(HOJUST & EAGLE) 1'22.975 (5/12) 155.606 km/h
- CarNo. 23は、国際モータースポーツ競技規則付則L項4.6.c(ピット出口のホワイトラインカット)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
レース3、レース4ポールポジション 酒井翔太(ファーストガレージF110)

「序盤から滅茶苦茶いいフィーリングだったので、このレースウィークにしっかりクルマをつくり上げられたのが大きいのかなと思います。明日は2戦ともポールポジションなので、しっかり2レースとも勝てるように。(FIA-F4とF110の違いは?)全然違いますね、HALOがついている重さもそうですし、パワー感も結構違うので。根本的な走り方は似ていますが、僕はFIA-F4の方が苦手ですね。でもちょっとずつは良くなってきているので、FIA-F4の方でも結果が出せるようにがんばります」
レース3予選2位、レース4予選4位 落合蓮音(HOJUST & EAGLE)

「タイヤを一度クールダウンさせるやり方を考えていたので、それと赤旗のタイミングがちょうど合った感じで、最後に一発タイムが出ました。(FIA-F4とF110の違いは?)新型(FIA-F4)の方が2年目ということでクルマのデータがまだ少ないし、ドライバーの経験も少ないので、その点難しいところもあります。F110より走りやすい部分もありますが、こっち(F110)の方がデータもありますし、セットはこれ、というがだいたい決まっているので、ドライビングに集中できるというところはいいところですね」
レース3予選3位、レース4予選5位 菊池貴博(きくちおやこF110)

「最初はちょっとタイムがあまり伸びなくて、赤旗出てしまって、それでちょっと焦る気持ちもあったのですけれど、そこから落ち着いて行こうと。ちょっとミスもあったのですが、3番手のタイムを出すことができたので、自分としてはすごい満足している予選になりました。調子は完璧なコンディションではなかったのですが、それでも状態のいいクルマに仕上げてくれたので、メカニックたちに感謝を言いたいですね。明日は3番手なので、表彰台でゴールしたいという気持ちが大きいです」
レース3予選4位、レース4予選2位 鈴木悠太(ZAP SPEED F110)

「調子はあまりよくないのですが、コーナリングはいいのですが、ストレートスピードが全然伸びなくて、ちょっと悔しいですね。そこは明日に向けての改善項目です。(SUGO独特の難しさみたいなものは?)路面が変わってから初めてだったので、フィーリングが全然違っていて、そこはちょっと難しくなったな、と思います」
レース3予選5位、レース4予選6位 豊島里空斗(Dr.Dry Racing F110)

「思うようにクリアラップが取れなくて、最後にやっと取れたので。ちょっと前に詰まってしまった部分がありました。もうちょっとクリアラップを増やしたかったです。最後はいい感じでいけたので、ちょっとミスしたところもあって、そこは要改善です」
レース3予選6位、レース4予選3位 中井陽斗(HELM GSTR F110)

「練習はすごく調子よくて、いい流れで来ていたのですが、予選でちょっと崩れちゃったという感じです。チームの皆さんのクルマはいい感じに仕上がっていたので、自分がそこに合わせきれなかったというのが正直なところです。雨も降ってそこの感覚の違いとか、まだまだ自分の力不足です。決勝ではクルマはいい感じに仕上がっているので、後は自分がしっかり考えて、集中して合わせ込むだけですね」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

今年から「GSTR GRAND PRIX F110 CUP」と銘打ち本格的なシリーズがスタートした「F110 CUP」の第2戦がスポーツランドSUGOで開催され、5月10日(土)にレース3、4の予選が行われ、酒井翔太(ファーストガレージF110)が2レースともにポールポジションを獲得した。
1大会2レースで行われる本シリーズ、今回予選は1回で行われ、それぞれのベストタイムでレース3のグリッドを決め、セカンドベストタイムでレース4のグリッドが決定される。エントリーは16台。第1ラウンドに出場した中から3名が減り、入れ替わりでカートレース出身のアイレ ハルン(Aire Harun)(BJRacingPodCafe)が出場する。
午後2時30分、20分間の予選が開始。朝には雨が降っていたスポーツランドSUGOだが昼前には雨もやみ、他のカテゴリーのレースがあったおかげで路面はほぼドライコンデション、気温19度、路面温度28度だ。大川烈弥(群馬トヨペットチームRiNoA)を先頭に16台がスリックタイヤでコースインした。
各車ウオームアップを終えて残り時間15分30秒。酒井が1分23秒684でリーダーに。2番手に第2戦優勝の落合蓮音(HOJUST & EAGLE)が23秒883で続く。以下豊島里空斗(Dr.Dry Racing F110)、鈴木悠太(ZAP SPEED F110)、酒井涼(KF MOTORSPORT F110)、上野晴記(TEJ-project)というトップ6。
残り14分、鈴木が1分23秒531でトップに立つも直後にコントロールラインを通過した落合が23秒285を出して逆転。菊池貴博(きくちおやこF110)が23秒945で5番手に上がる。さらに残り12分40秒、中井陽斗(HELM GSTR F110)が23秒493で4番手、酒井が22秒884でトップ、鈴木23秒193で2番手、豊島23秒222で3番手とそれぞれポジションアップし落合4番手。中井を挟んで6番手には23秒845で第1戦優勝の加納康雅(AKILAND F110)がポジションアップするが、菊池がただちに23秒592でその座を奪い返す。
残り時間11分、酒井は1分22秒849とトップタイムを短縮、セカンドベストが22秒884と共にトップだ。2番手に落合が22秒877でつけるがセカンドベストは4番手。残り10分を切って予選は後半戦。酒井はさらにタイムを詰めて第1から第4まですべてのセクターでベストタイムを更新すると1分22秒537。22秒905で2番手の落合に0.340秒の差をつける。最高速も212.181km/hと他のマシンより時速3~4キロ速い。セカンドベストも22秒849でトップ。残り8分40秒、中井が1分22秒822と落合を上回り2番手へ浮上。落合に続く4番手に鈴木が22秒982でつけて、セカンドベストでは2番手だ。
ここでHELMのもう1台、一宮總太朗(HELM GSTR F110)が第2コーナーでスピンからコースアウト、ストップしてしまう。これで赤旗となり予選は中断。この時点での上位は 酒井~中井~落合~鈴木~豊島~菊池という並びに。
酒井は赤旗直前の走行でも第1~第3セクターでベストタイムを出しており、第4セクター次第では1分21秒台が見えていただけに惜しまれる。
一宮の車両が撤去され、午後2時49分、予選は残り時間7分35秒から再開。各車再度タイヤのウォームアップを行い仕切り直しだ。
残り3分15秒、鈴木が1分22秒827で3番手へアップ、酒井とは0.285秒の差だ。さらに残り1分50秒、加納が1分23秒032で6番手へあがり、鈴木が22秒710を出して2番手へ。
残り時間30秒、酒井は最後のタイムアタックに突入、第1、第2、第3セクタートと区間ベストを更新して1分22秒241までトップタイムを更新、鈴木2番手、豊島3番手、中井4番手、加納5番手落合6番手。そして残り20秒で菊池が22秒698で2番手へ上がるが、残り10秒、落合が22秒472で菊池を上回り2番手となったところで20分間が経過しチェッカードフラッグ。酒井のレース3、4のポールポジションが確定した。
第3戦/第4戦のスターティンググリッドは
- 酒井 ポール(1分22秒241)/ポール(1分22秒468)
- 落合 2番手(1分22秒472)/4番手(1分22秒877)
- 菊池 3番手(1分22秒698)/5番手(1分22秒919)
- 鈴木 4番手(1分22秒710)/2番手(1分22秒721)
- 豊島 5番手(1分22秒776)/6番手(1分23秒013)
- 中井 6番手(1分22秒822)/3番手(1分22秒822)
というトップ6となった。中井はベストタイムとセカンドベストが同タイムだった。
F110CUPレース3決勝は明日5月11日(日)の午前10時25分から、レース4決勝は午後1時40分から、それぞれ12周もしくは25分間で行われる。





Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第2戦 -RIJ- (2025/05/15) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 GSTR GRAND PRIX F110 CUP Round 4 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | № | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 22 | 酒井 翔太 | ファーストガレージF110 FIRST GARAGE | 1'22.468 | - | - | 156.563 |
| 2 | 58 | 鈴木 悠太 | ZAP SPEED F110 ZAP SPEED | 1'22.721 | 0.253 | 0.253 | 156.084 |
| 3 | 62 | 中井 陽斗 | HELM GSTR F110 HELM MOTORSPORTS | 1'22.822 | 0.354 | 0.101 | 155.893 |
| 4 | 21 | 落合 蓮音 | HOJUST & EAGLE イーグルスポーツ | 1'22.877 | 0.409 | 0.055 | 155.790 |
| 5 | 36 | 菊池 貴博 | きくちおやこF110 KIKUCHIOYAKO | 1'22.919 | 0.451 | 0.042 | 155.711 |
| 6 | 27 | 豊島 里空斗 | Dr. Dry Racing F110 T's TECHNO RF | 1'23.013 | 0.545 | 0.094 | 155.535 |
| 7 | 12 | 加納 康雅 | AKILAND F110 AKIRAND RACING | 1'23.032 | 0.564 | 0.019 | 155.499 |
| 8 | 81 | 大川 烈弥 | 群馬トヨペットチームRiNoA RETSUYA OKAWA | 1'23.394 | 0.926 | 0.362 | 154.824 |
| 9 | 45 | 上野 晴紀 | TEJ-project TRANSIT ENGINEERING JAPAN | 1'23.456 | 0.988 | 0.062 | 154.709 |
| 10 | 77 | 酒井 涼 | KF MOTORSPORT F110 seven x seven Racing | 1'23.521 | 1.053 | 0.065 | 154.589 |
| 11 | 97 | アイレ・ハルン | BJ Racing Pod Cafe Bionic Jack Racing | 1'23.673 | 1.205 | 0.152 | 154.308 |
| 12 | 78 | 小野 陽平 | REVERSAL SPIRIT F110 YOHEI ONO | 1'23.836 | 1.368 | 0.163 | 154.008 |
| 13 | 63 | 一宮 總太朗 | HELM GSTR F110 HELM MOTORSPORTS | 1'23.960 | 1.492 | 0.124 | 153.780 |
| 14 | 33 | 黒沢 和真 | HRDP★ハンマーR/F110 ハンマーレーシング | 1'24.043 | 1.575 | 0.083 | 153.628 |
| 15 | 66 | ジェフリー・ラム | LAM Motorsports Geoffrey Lam | 1'25.441 | 2.973 | 1.398 | 151.115 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'30.937.)予選通過 ---- |
| - | *23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 1'32.069 | 9.601 | 6.628 | 140.236 |
- CarNo. 23は、SUGO-SpR 47.3(ピットアウト合流時の走行妨害)、嘆願書が受理された場合、Race4をピットスタートとする。
優勝 酒井翔太(ファーストガレージ FG108)

「最後にファステストラップを取られてしまったのですが、ずっと安全に、無理しないように走っていましたので、まずは勝ててよかったなと思います。路面はけっこう濡れている個所もあったので、そこが大変でしたね」
2位 KAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)ジェントルマンクラス優勝

「僕だけレインタイヤで、インラップの時に確認したらドライタイヤよりレインタイヤの方が速く走れたので、迷うことなくレインで行きました。逆にドライタイヤで行ったら滑るので、抑えめに行ったと思うのでレインタイヤで正解だったなと思います。終盤はタイヤが垂れてきたので、後ろから池田君が来ていたので、これはまずいと。何とかしのぐためにはタイヤを冷やしながら、守りながら無理しない程度に頑張りました(笑)」
3位 池田拓馬(AMEROID&TAKE)

「(あと少しで前を捕まえられた?)ペース的にはよかったですが、スタートで遅れてしまったのが残念でした。前が居るので仕方ないですけれど、もうちょっと前に行きたかったですね。酒井君が速かったので優勝(を争えたか)はわからないですが、2位は絶対いけたので、残念です」
4位 富澤もぐら(松伏運転代行ハンマーR疾風)ジェントルマンクラス2位

「(スタート前にレインかスリックかで悩んでいたようだが?)僕の実力だとレインの方がいいかなと思ったのですが、次のもてぎの事を考えると、ここでレインを使ってしまうと(経験する上で)しんどいかな、という事で。あとまわりの方が新品スリックでしたが、僕は昨日のうちに皮むきがしてあったので、それで行ってみようか、という事になりました。ぎりぎりまで『これはレインの方がよかったかな』とは思ったのですが、もうワチャワチャしてもしょうがないので、腹をくくって行きました。(SUGOが)5年ぶりでちゃんと走ってこられて、5年前はいっぱいスピンしたことを考えれば、少し(経験の)上積みがあったかなと思います。次ドライだったらだいぶ良くなっていると思います」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

2025年Formula Beat(F-Be)地方選手権第4戦決勝は5月10日(土)にスポーツランドSUGOで行われ、セーフティカー(SC)先導でスタートすると5周目からレースが開始され、ポールポジションの酒井翔太(ファーストガレージ FG108)がトップに立つとそのまま後続につけいる隙を与えずトップチェッカー。優勝を飾った。
前夜からの雨が降り続いたスポーツランドSUGO、路面コンデションが悪いことから午前9時からの予選が中止、その後雨はやみ、本日最初の決勝であるF-Beのコースイン時刻である12時10分時点で路面は一部ウエットの箇所もあるが、ここから乾いていくことが予想されタイヤ選択に悩むコンデションだ。結局3番手スタートのKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)だけがレインタイヤを選択。その他の5台はスリックタイヤでコースインを始める。ところがここで、2番グリッドにつくはずのハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーR疾風)のエンジンが始動せずコースインできない。伊澤によるとスターターモーターが動かない状態で、それまで何事もなく始動できていたものがいきなり動かなくなったそうだ。今回伊澤は昨年まで愛用のチャンピオンマシンとは別の車両を持ち込んでいる。これは青と銀のチャンピオンマシンが開幕以来セッティングが安定せず、トラクションがかからない症状に陥っていて、あれこれ手を打っても改善しないことから、車体に根本原因があると見て、チームが所有する別の個体の「疾風」を投入したそうで、ペパーミントグリーンのマシンは前日まで問題なく走っていたとのことだが、結局ピットレーン閉鎖までに間に合わずピットスタートを選択。その後も原因を探ったが結局レースをスタートできずに終わった。
これによりレースは5台で決勝をスタートすることとなった。
15周の決勝はSC先導によるレーススタートが宣言され、12時25分スタート。コースは乾いてきつつあるものの、ハイポイントコーナーのアウト側、さらにスピードが乗る馬の背からSPコーナーにかけてはウエット路面というコンデションだ。ここで、4番グリッドの舩井俊仁(ファーストガレージFG108)がグリッドから動けずに出遅れる。舩井はその後最後尾から発進しようとしたが第1コーナーで動けなくなってしまう。チームによるとブレーキローターとパッドが張り付いた状態で戻らなくなったそうで、これでハンマー伊澤に続き舩井もリタイヤ。15周の決勝は4台で行われることになった。
SCランは4周目まで続き5周目から本格的にレース開始。最終コーナーから一気に加速した酒井が後続を突き放すことに成功、2位のKAMIKAZEに1.773秒もの差をつけてコントロールラインを通過する。3位富澤もぐら(松伏運転代行ハンマーR疾風)に4位池田拓馬(AMEROID&TAKE)がうまく合わせこんで0.045秒差で並走。第1コーナー手前でオーバーテイクに成功する。
5周目を終えてトップ酒井は2位KAMIKAZEに1.833秒の差。第1セクターはKAMIKAZEが速いが第2、第3セクターは酒井が上回り、6周目で2.165秒、7周目2.567秒、8周目3.047秒と着実にギャップが広がっていく。そして3位に上がった池田の元気がよく、7周目1分35秒440、8周目には33秒762とファステストラップを出し続ける。
9周目、KAMIKAZEは1分33秒291のファステストラップで酒井との差を1.740秒に戻す。コースはレコードラインが乾きつつあるが、まだウエットパッチが残っている。それでも路面のコンディションはどんどん良くなるようで、10周目に池田が31秒976までファステストラップを更新する。これでKAMIKAZEとの差は6.104秒。トップ酒井は安定したラップでKAMIKAZEとの差をコントロール。途中9周目には富澤を周回遅れにする。
この頃からKAMIKAZEはレインタイヤの発熱を抑えるためかストレートで濡れた路面を選んで走るようになる。池田はその機を見逃さず追撃を開始。11周目5.291秒→12周目4.524秒→13周目3.721秒と着実にギャップを削り取っていく。
14周目、池田は1分29秒600とこのレースのファステストラップを出してKAMIKAZEと2.270秒差まで詰めるが次はすでにファイナルラップ。まず酒井が6秒以上の差で余裕のチェカードフラッグ、優勝を飾った。最後までKAMIKAZEを追った池田だが1.051秒差で届かずKAMIKAZE2位、池田3位でフィニッシュ。周回遅れながら富澤が4位でゴールイン、KAMIKAZEに続いてジェントルマンクラス2位となった。
F-Be地方選手権第5戦は5月25日(日)にモビリティリゾートもてぎで開催される。







Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第2戦 -RIJ- (2025/05/10) Final Race Weather:Cloudy Course:Wet
2025 Formula Beat Round 4 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 6 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージFG108 FG108 | 15 | 29'11.319 | - | - |
| 2 | 9 | G | 1 | KAMIKAZE | ファーストガレージ&Rd04W SYNERGY RD04W | 15 | 29'17.419 | 6.100 | 6.100 |
| 3 | 97 | | | 池田 拓馬 | AMEROID & TAKE B-MAX RK01 | 15 | 29'18.470 | 7.151 | 1.051 |
| 4 | 36 | G | 2 | 富澤 もぐら | 松伏光運転代行ハンマーR疾風 疾風 | 14 | 30'32.714 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 13 Laps)完走 ---- |
| - | 3 | G | - | 舩井 俊仁 | ファーストガレージFG108 FG108 | 0 | - | 15Laps | 14Laps |
| - | 1 | | | ハンマー 伊澤 | アルカディア☆ハンマーR疾風 疾風 | - | d.n.s | - | - |
- Fastest Lap: CarNo. 97 池田拓馬(AMEROID & TAKE) 1'29.600 (14/15) 144.100 km/h
2025年Formula Beat(F-Be)地方選手権第4戦公式予選は5月10日(土)にスポーツランドSUGOで行われたが、予定された午前9時になっても前夜からの降雨が続き路面コンデションが悪い事から中止となった。
これにより午後に予定されている決勝のスターティンググリッドは
- 2025年第3戦までのポイントランキング
- 2024年度ポイントランキング
によって決定されることとなった。
これによりポールポジションは酒井翔太(ファーストガレージFG108)2番手にハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーR疾風)、以下3番手KAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)、4番手舩井俊仁(ファーストガレージFG108)、5番手富澤もぐら(松伏運転代行ハンマーR疾風)、6番手池田拓馬(AMEROID&TAKE)というグリッド順になった。
決勝は12時25分レース開始予定だ。
Text: Junichi SEKINE

全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦は20日、モビリティーリゾートもてぎで決勝を行い太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が優勝した。
決勝のフォーメーションラップは午後2時55分にスタートした。天候は曇り、気温26度、路面温度34度だ。予選10位の福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)がブレーキトラブルでピットスタートとなったため、21台がグリッドに着いた。
スタートでは、ポールポジションの山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)、予選2位の太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、予選3位の牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)の順で1コーナーを通過。ところが、後方で接触があり、1コーナーで平良響(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)がコースアウト。早々にセーフティーカー(SC)が導入された。
ここで多くのドライバーがピットインしてタイヤ交換を行う。コースにステイしたのは、牧野、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)、小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)、小林利徠斗(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23)、小高一斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)、福住の8人だ。
ところがタイヤ交換を行いピットアウトした山下の右リアタイヤが完全に装着されておらず、再びピットインしてタイヤ装着を行うも、SCの最後尾につくことになり、ポールポジションの山下は優勝戦線から離脱した。
SCは5周目に退き、レースは6周目から再開された。この時点の順位は、トップ牧野、2位岩佐、3位佐藤、4位坪井、5位小出、6位小林、7位小高、そして8位にタイヤ交換を行った太田、9位福住、10位サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)だ。この周、坪井が佐藤をパスして3位に上がる。
トップ牧野は2位岩佐との差を徐々に引き離し、9周目には3秒以上と開く。10周目には太田が前を走る小高をパスして7位に浮上した。
16周目には3位を走る坪井にミッショントラブルが発生し、スロー走行。ピットインしてコースに復帰するも完全に勝負権を失った。
20周終わりで小林が、22周で福住が、23周で牧野が、26周で佐藤が、27周で小出がピットインしてタイヤ交換。タイヤ交換を行っていないのは岩佐一人となった。
28周目、ついに岩佐がタイヤ交換を行いピットアウト。タイヤ交換後、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)、阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)、フェネストラズを次々とパスして2位に上がってきた牧野の前に出ることに成功。しかしタイヤが冷えていたため牧野にパスされ、3位に落ちた。
トップに立った太田と2位牧野との差は10秒以上開いていたため太田は安泰。牧野には、タイヤの暖まってきた3位岩佐が徐々に迫ってきた。岩佐は3秒以上あった差を周回毎に削り、35周目には1秒を切った。
太田は2位以下との差をコントロールする余裕で、37周を走って優勝。昨年、トップを走りながら残り1周余りのトラブルでリタイアしたもてぎ戦の雪辱を果たした。
2位争いは結局、牧野に軍配。ダンデライアンがもてぎ2連戦、両戦とも1-2で締めくくった。岩佐は3位に入り、昨日のレースでリタイアした悔しい思いを振り払った。
4位はフェネストラズ。フォーミュラeから日本に復帰した4戦目でその実力を証明した。5位には阪口が、6位には大嶋が入りベテランは健在、7位大湯、8位がルーキーの野中誠太(Kids com KCMG Cayman SF23)で非凡な才能をアピール、9位にイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、10位に野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)が続いた。
これで選手権ポイントは、優勝した太田が61ポイントとし、牧野が60ポイントにとどまったため逆転トップに立った。3位には岩佐が41ポイントで続いている。
第5戦は、大分県のオートポリスに舞台を移し、5月18日に決勝が行われる。昨年の第8戦からダンデライアン勢は6連勝中。これを止めるドライバーは現れるのだろうか? 注目だ。







Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
MOTEGI 2 & 4 RACE -RIJ- (2025/04/20) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 4 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 6 | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 37 | 1:04'16.052 | - | - |
| 2 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 37 | 1:04'20.721 | 4.669 | 4.669 |
| 3 | 15 | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 37 | 1:04'21.446 | 5.394 | 0.725 |
| 4 | 37 | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 37 | 1:04'42.526 | 26.474 | 21.080 |
| 5 | 38 | 阪口 晴南 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 37 | 1:04'43.535 | 27.483 | 1.009 |
| 6 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 37 | 1:04'44.723 | 28.671 | 1.188 |
| 7 | 39 | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 37 | 1:04'45.813 | 29.761 | 1.090 |
| 8 | 7 | 野中 誠太 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 37 | 1:04'47.538 | 31.486 | 1.725 |
| 9 | 65 | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 37 | 1:04'48.232 | 32.180 | 0.694 |
| 10 | 16 | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 37 | 1:04'50.293 | 34.241 | 2.061 |
| 11 | 4 | ザック・オサリバン | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 37 | 1:04'51.232 | 35.180 | 0.939 |
| 12 | 64 | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 37 | 1:04'51.453 | 35.401 | 0.221 |
| 13 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 37 | 1:04'55.334 | 39.282 | 3.881 |
| 14 | 50 | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E | 37 | 1:04'55.867 | 39.815 | 0.533 |
| 15 | 28 | 小高 一斗 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 37 | 1:04'56.432 | 40.380 | 0.565 |
| 16 | 8 | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 37 | 1:04'59.952 | 43.900 | 3.520 |
| 17 | 10 | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree SF23 HAZAMA ANDOTriple Tree Racing Honda M-TEC HR-417E | 37 | 1:05'11.949 | 55.897 | 11.997 |
| 18 | 12 | 三宅 淳詞 | ThreeBond SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E | 37 | 1:05'13.894 | 57.842 | 1.945 |
| 19 | 20 | 高星 明誠 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 37 | 1:05'14.536 | 58.484 | 0.642 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 33 Laps)完走 ---- |
| - | 1 | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTA TRD 01F | 32 | 1:05'27.410 | 5Laps | 5Laps |
| - | 19 | 小林 利徠斗 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 25 | 45'33.458 | 12Laps | 7Laps |
| - | 29 | 平良 響 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 0 | - | 37Laps | 25Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 1 坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23) 1'34.111 (20/32) 183.651 km/h

全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦の予選が、4月20日、栃木県・モビリティリゾートもてぎで行われ、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)が、チーム・ダンディライアンの太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)に0.5秒という大差をつけて、ポールポジションを奪った。3位には牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)がつけた。
昨日の暑さから一転、曇天となり涼しさも感じられる。この昨日と異なるコンディション、さらに直前にバイクの走行があったことが、予選の勢力図にどのように影響するのか注目されるなか、午前9時10分から予選が始まった。
■Q1グループA
ラップタイムは昨日より0.5秒前後遅くなったが、太田、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)らが、順当にQ2へ駒を進めた一方で、チャンピオンナンバーを背負う坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)が、8位でまさかのQ1敗退。
この結果に場内もどよめき、坪井も直後のインタビューで悔しさを滲ませた。
ルーキー、小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)は、昨日Q1敗退の悔しさを晴らし、5位で通過した。
順位:太田-フラガ-大湯-野尻-小出-福住/オサリバン-坪井-高星-小高-Juju
■Q1グループB
牧野、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)、サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)、山下などが、1分32秒前半のタイムをマークして、Q1通過。
このグループでは、昨日決勝1周目に接触でリタイアとなった佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)のタイムが伸びず。チームメイトのフラガが第3戦で表彰台を射止めただけに、存在をアピールしたい佐藤だったが、7位で無念のQ1敗退となった。
走る度にSFを乗りこなしている小林利徠斗(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23)も8位でQ1突破はならなかった。
順位:牧野-岩佐-フェネストラズ-山下-阪口-大嶋/佐藤-小林- 野中-三宅-平良
■Q2
Q1でも両グループでトップタイムをマークした、牧野、太田のダンディライアンコンビが、昨日に続いて、フロントローに並ぶことが濃厚と思われた。
その予想どおり、他車が1分32秒の壁を破れないなか、牧野が1分31秒963、太田が1分31秒903を叩き出し、昨日に続く予選ワンツーかと思った終了間際。山下が各セクターをすべてベストタイムで走り抜け、何と太田のタイムを0.5秒上回る驚速ぶりを発揮して、最後に二人を出し抜いた。
この結果に、KONDOレーシングの近藤真彦監督も大喜び。最高の笑顔で山下を讃えた。
4位には安定した速さを見せる阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)、5位にはSF復帰2大会目で速さを取り戻しているサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)が入った。
順位:山下-太田-牧野-阪口-フェネストラズ-フラガ-野尻-大湯-岩佐-福住-大嶋-小出
決勝は、本日、午後2時55分から37周で争われる。



Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
MOTEGI 2 & 4 RACE -RIJ- (2025/04/20) Weather: Fine Course: Dry
2025 SUPER FORMULA Round 4 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | Gr. | Driver | Car Team Engine | Q1 | Q2
|
| 1 | 3 | B | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'32.289 | 1'31.399 |
| 2 | 6 | A | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'32.060 | 1'31.903 |
| 3 | 5 | B | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'32.195 | 1'31.963 |
| 4 | 38 | B | 阪口 晴南 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'32.484 | 1'32.043 |
| 5 | 37 | B | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'32.229 | 1'32.187 |
| 6 | 65 | A | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'32.073 | 1'32.199 |
| 7 | 16 | A | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'32.306 | 1'32.240 |
| 8 | 39 | A | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'32.216 | 1'32.253 |
| 9 | 15 | B | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'32.218 | 1'32.325 |
| 10 | 8 | A | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'32.619 | 1'32.612 |
| 11 | 14 | B | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'32.583 | 1'32.612 |
| 12 | 50 | A | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E | 1'32.516 | 1'32.629 |
| ---- 以上Q2で決定 ---- |
| 13 | 4 | A | ザック・オサリバン | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'32.631 | |
| 14 | 64 | B | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'32.622 | |
| 15 | 1 | A | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTA TRD 01F | 1'32.727 | |
| 16 | 19 | B | 小林 利徠斗 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'32.735 | |
| 17 | 20 | A | 高星 明誠 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'33.268 | |
| 18 | 7 | B | 野中 誠太 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'32.867 | |
| 19 | 28 | A | 小高 一斗 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 1'33.340 | |
| 20 | 12 | B | 三宅 淳詞 | ThreeBond SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E | 1'33.202 | |
| 21 | 10 | A | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree SF23 HAZAMA ANDOTriple Tree Racing Honda M-TEC HR-417E | 1'35.776 | |
| 22 | 29 | B | 平良 響 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 1'33.501 | |
| ---- 以上予選通過 ---- |
MOTEGI 2 & 4 RACE -RIJ- (2025/04/20) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 4 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | № | Gr | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 3 | B | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'31.399 | - | - | 189.101 |
| 2 | 6 | A | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'31.903 | 0.504 | 0.504 | 188.064 |
| 3 | 5 | B | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'31.963 | 0.564 | 0.060 | 187.941 |
| 4 | 38 | B | 阪口 晴南 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'32.043 | 0.644 | 0.080 | 187.777 |
| 5 | 37 | B | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'32.187 | 0.788 | 0.144 | 187.484 |
| 6 | 65 | A | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'32.199 | 0.800 | 0.012 | 187.460 |
| 7 | 16 | A | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'32.240 | 0.841 | 0.041 | 187.376 |
| 8 | 39 | A | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'32.253 | 0.854 | 0.013 | 187.350 |
| 9 | 15 | B | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'32.325 | 0.926 | 0.072 | 187.204 |
| 10 | 8 | A | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'32.612 | 1.213 | 0.287 | 186.624 |
| 11 | 14 | B | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'32.612 | 1.213 | 0.000 | 186.624 |
| 12 | 50 | A | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E | 1'32.629 | 1.230 | 0.017 | 186.590 |
Aグループ
MOTEGI 2 & 4 RACE -RIJ- (2025/04/20) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 4 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 6 | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING HondaM-TEC HR-417E | 1'32.060 | - | - | 187.743 |
| 2 | 65 | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING HondaM-TEC HR-417E | 1'32.073 | 0.013 | 0.013 | 187.716 |
| 3 | 39 | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTATRD 01F | 1'32.216 | 0.156 | 0.143 | 187.425 |
| 4 | 16 | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN HondaM-TEC HR-417E | 1'32.306 | 0.246 | 0.090 | 187.242 |
| 5 | 50 | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max HondaM-TEC HR-417E | 1'32.516 | 0.456 | 0.210 | 186.817 |
| 6 | 8 | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTATRD 01F | 1'32.619 | 0.559 | 0.103 | 186.610 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 7 | 4 | ザック・オサリバン | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTATRD 01F | 1'32.631 | 0.571 | 0.012 | 186.585 |
| 8 | 1 | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTATRD 01F | 1'32.727 | 0.667 | 0.096 | 186.392 |
| 9 | 20 | 高星 明誠 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTATRD01F | 1'33.268 | 1.208 | 0.541 | 185.311 |
| 10 | 28 | 小高 一斗 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTATRD 01F | 1'33.340 | 1.280 | 0.072 | 185.168 |
| 11 | 10 | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree SF23 HAZAMA ANDOTriple Tree Racing HondaM-TEC HR-417E | 1'35.776 | 3.716 | 2.436 | 180.459 |
| ---- 以上基準タイム(107%)予選通過 ---- |
Bグループ
MOTEGI 2 & 4 RACE -RIJ- (2025/04/20) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 4 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING HondaM-TEC HR-417E | 1'32.195 | - | - | 187.468 |
| 2 | 15 | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN HondaM-TEC HR-417E | 1'32.218 | 0.023 | 0.023 | 187.421 |
| 3 | 37 | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTATRD 01F | 1'32.229 | 0.034 | 0.011 | 187.399 |
| 4 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTATRD 01F | 1'32.289 | 0.094 | 0.060 | 187.277 |
| 5 | 38 | 阪口 晴南 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTATRD 01F | 1'32.484 | 0.289 | 0.195 | 186.882 |
| 6 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTATRD 01F | 1'32.583 | 0.388 | 0.099 | 186.682 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 7 | 64 | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING HondaM-TEC HR-417E | 1'32.622 | 0.427 | 0.039 | 186.604 |
| 8 | 19 | 小林 利徠斗 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTATRD 01F | 1'32.735 | 0.540 | 0.113 | 186.376 |
| 9 | 7 | 野中 誠太 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTATRD 01F | 1'32.867 | 0.672 | 0.132 | 186.111 |
| 10 | 12 | 三宅 淳詞 | ThreeBond SF23 ThreeBond Racing HondaM-TEC HR-417E | 1'33.202 | 1.007 | 0.335 | 185.442 |
| 11 | 29 | 平良 響 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTATRD 01F | 1'33.501 | 1.306 | 0.299 | 184.849 |
| ---- 以上基準タイム(107%)予選通過 ---- |

4月18日、スーパーフォーミュラ第3、4戦が開催されている栃木県のモビリティリゾートもてぎにおいて、栃木県と日本レースプロモーション(JRP)の地域連携パートナーシップの締結式が行われた。
これは、昨年からJRPが進めている取り組みで、現在までにサーキットが所在するを自治体やチームが拠点を置く⾃治体の5市3町(三重県鈴⿅市、⼤分県⽇⽥市、宮城県村⽥町、静岡県⼩⼭町・御殿場市・裾野市、栃⽊県茂⽊町、神奈川県綾瀬市)と締結をしている。
今回の栃木県との締結は、都道府県単位としては初となり、JRPが進める「面としての地域との繋がりを広げる」という試みを、一段階進める形になる。
締結式に出席した栃木県の福田富一(とみかず)知事は、「地域連携協定が締結できることを嬉しく思います。国内最高峰のフォーミュラカーレースがモビリティリゾートもてぎで開催され、全国各地から多くのファンが来県され、栃木県の地域活性化に貢献をしていただいていることに、深く感謝申し上げます。本県の観光資源のPRに協力いただけることは誠に心強いことと思っています。今後もモータースポーツファンの皆さまに愛される栃木県とするよう努めてまいります」とコメントした。
サッカー、バスケットボールなどと異なり、モータースポーツは地域に根ざした我がまちのチームが競うスポーツではないが、多くの人に認知され、振興を図るには自治体との連携は欠かせない。今後のJRPの取り組みに期待したい。
Text & Photo: Shigeru KITAMICHI
MOTEGI 2 & 4 RACE -RIJ- (2025/04/18) Free Practice 2 Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 3 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'32.439 | - | - | 186.973 |
| 2 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'32.565 | 0.126 | 0.126 | 186.719 |
| 3 | 64 | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'32.638 | 0.199 | 0.073 | 186.571 |
| 4 | 1 | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTA TRD 01F | 1'32.696 | 0.257 | 0.058 | 186.455 |
| 5 | 6 | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'32.706 | 0.267 | 0.010 | 186.435 |
| 6 | 16 | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'32.806 | 0.367 | 0.100 | 186.234 |
| 7 | 38 | 阪口 晴南 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'32.840 | 0.401 | 0.034 | 186.165 |
| 8 | 8 | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'32.940 | 0.501 | 0.100 | 185.965 |
| 9 | 15 | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'32.983 | 0.544 | 0.043 | 185.879 |
| 10 | 4 | ザック・オサリバン | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'33.033 | 0.594 | 0.050 | 185.779 |
| 11 | 65 | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'33.052 | 0.613 | 0.019 | 185.741 |
| 12 | 39 | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'33.068 | 0.629 | 0.016 | 185.709 |
| 13 | 50 | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E | 1'33.082 | 0.643 | 0.014 | 185.681 |
| 14 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'33.225 | 0.786 | 0.143 | 185.397 |
| 15 | 37 | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'33.407 | 0.968 | 0.182 | 185.035 |
| 16 | 28 | 小高 一斗 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 1'33.438 | 0.999 | 0.031 | 184.974 |
| 17 | 7 | 野中 誠太 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'33.639 | 1.200 | 0.201 | 184.577 |
| 18 | 20 | 高星 明誠 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'34.071 | 1.632 | 0.432 | 183.729 |
| 19 | 19 | 小林 利徠斗 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'34.433 | 1.994 | 0.362 | 183.025 |
| 20 | 12 | 三宅 淳詞 | ThreeBond SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E | 1'34.506 | 2.067 | 0.073 | 182.884 |
| 21 | 29 | 平良 響 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 1'34.869 | 2.430 | 0.363 | 182.184 |
| 22 | 10 | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree SF23 HAZAMA ANDOTriple Tree Racing Honda M-TEC HR-417E | 1'36.590 | 4.151 | 1.721 | 178.938 |
MOTEGI 2 & 4 RACE -RIJ- (2025/04/18) Free Practice 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 3 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 38 | 阪口 晴南 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'32.339 | - | - | 187.176 |
| 2 | 6 | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'32.628 | 0.289 | 0.289 | 186.592 |
| 3 | 16 | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'32.655 | 0.316 | 0.027 | 186.537 |
| 4 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'32.775 | 0.436 | 0.120 | 186.296 |
| 5 | 64 | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'32.782 | 0.443 | 0.007 | 186.282 |
| 6 | 65 | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'32.812 | 0.473 | 0.030 | 186.222 |
| 7 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'32.896 | 0.557 | 0.084 | 186.053 |
| 8 | 50 | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E | 1'32.929 | 0.590 | 0.033 | 185.987 |
| 9 | 15 | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'32.933 | 0.594 | 0.004 | 185.979 |
| 10 | 8 | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'33.215 | 0.876 | 0.282 | 185.417 |
| 11 | 7 | 野中 誠太 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'33.309 | 0.970 | 0.094 | 185.230 |
| 12 | 1 | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTA TRD 01F | 1'33.488 | 1.149 | 0.179 | 184.875 |
| 13 | 28 | 小高 一斗 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 1'33.515 | 1.176 | 0.027 | 184.822 |
| 14 | 12 | 三宅 淳詞 | ThreeBond SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E | 1'33.529 | 1.190 | 0.014 | 184.794 |
| 15 | 29 | 平良 響 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 1'33.592 | 1.253 | 0.063 | 184.670 |
| 16 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'33.598 | 1.259 | 0.006 | 184.658 |
| 17 | 39 | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'33.671 | 1.332 | 0.073 | 184.514 |
| 18 | 37 | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'33.941 | 1.602 | 0.270 | 183.984 |
| 19 | 20 | 高星 明誠 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'34.029 | 1.690 | 0.088 | 183.811 |
| 20 | 10 | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree SF23 HAZAMA ANDOTriple Tree Racing Honda M-TEC HR-417E | 1'34.658 | 2.319 | 0.629 | 182.590 |
| 21 | 19 | 小林 利徠斗 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'34.771 | 2.432 | 0.113 | 182.372 |
| 22 | 4 | ザック・オサリバン | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'34.967 | 2.628 | 0.196 | 181.996 |
- 優勝 藤原大暉(ACE LINE'S VITA)
-

「実はファイナルラップの300Rでシフトミスしていまして(苦笑)。それでいったん(徳升選手に)前に出られたのですが、最終コーナーをピッタリ付いていければスリップストリームに入れるので、もしかしたらチャンスあるかなと。なるべく(コーナー)出口重視で、スリップが一番効く間合いで入っていったら、最後の最後で逆転できました。(序盤)4番手まで落ちちゃったのは想定外だったのですが、そこからは自分のスピードを取り戻せたというか、あれで吹っ切れたというか(笑)、よかったです」
- 2位 徳升広平(PassingMark VITA)
-

「最後にやられちゃったのは しょうがない、あれもレースですね。やるだけやったので、出し切ったかなと思います。トラブルなく走り終えて、チャンピオン取れたのもチームのおかげであるので、ありがとうの一言に尽きます。(来年の)5連覇はございません(笑)。別のカテゴリーで頑張りますので、応援よろしくお願いします」
- 3位 奥住慈英(SEVEN x SEVEN WITH KFM)
-

「届かなかったですね。ちょっと(タイヤの)内圧とかもアレ(失敗)があって、序盤アンダーステアに悩まされて、前について行くのに精いっぱいだったので、絡めなかったですね。それが何より悔しいです。後半内圧が上がっていって、やっとフロントが利くような感じになりましたが、負けました」
- 4位 井本大雅(SEVEN x SEVEN WITH KFM)
-

「ファイナルラップのオーバーテイクは やっぱり富士ってスリップストリームが効くので。最終コーナーでも差せる間合いだったのですが、そこは確実に、スリップで抜くことを意識して、最終コーナーを我慢し直線で抜いた、という感じです。急な参戦でしたが元々MECに出ていたので、先週の岡山からの連戦なので、その流れのまま、いい感じで来られました」
- 5位 下野璃央(Dr.Dry☆VITA)
-

「最終ラップのオーバーテイクは、前で井本選手と落合選手がバトルしていたので、最終コーナーからの加速でそこに私が追いついて、スリップで前に出られたという感じで、狙い通りです。スタートで3台ぐらい抜けたので、それも狙い通りでした」
- 6位 落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)
-

「ファイナルラップは普通にスリップストリームで抜かれちゃった、という感じです。あとはこの週末ずっと風が強くて、ストレート走っていても、コントロールタワーとグランドスタンドに挟まれた区間はいいのですが、そこまではすごい横風で失速していたので、最後はキツかったです。スタートはボチボチという感じでポジション上げて。そこから2位までは行けたのですが、ストレートで全体的にキツいところがあって。コーナーで何とかするのですが、何とかした分をストレートでやられちゃう感じで、そこが苦しかったです」
- ジェントルマンクラス優勝 イノウエケイイチ選手(ワコーズEDニルズ)
-

「うれしいですが、総合でもっと戦えるように、来年はちょっとやせてきます(笑)」
- ジェントルマンクラス2位 山本龍選手(おさきにどうぞVITA)
-

「ヘアピンで他のマシンがたぶんスピンして、横に当たってきて。そこから調子が悪くなり、ギアもうまく入らなくなり、それでずるずる順位を落としてしまうみたいな感じになっちゃったので。できればイノウエ選手のところ、近くまで行きたかったのですが、それはかなわず、ちょっと不甲斐ないレースでした。ジェントルマンクラス2位というのはいいとして、という感じですね(笑)。もうちょっと(総合で)上に、予選の順位でも上に行きたかったです」
- ジェントルマンクラス3位 富田栄造選手(CPホールディングスニルズ)
-

「前回のレースの時にホントは3位で表彰台上がれると思っていたのですけれど、最終ラップにコースアウトして逃していたのですよ。それで今回はリベンジできてよかった、ありがとうございます。何とかミスもなく、コースアウトもなく、接触もなく完走できたので、よかったです。エンジン乗せ換えたばかりでちょっと遅いので、直線で(他より)1秒くらい遅くて、いくら後ろにつけても抜けない状況で離されて。最終コーナーでまた追いつくのだけど、という繰り返しで、でも楽しかったです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA

富士スピードウェイを舞台に行われるFCR-VITAシリーズの最終第4戦決勝が12月21日に開催され、予選2番手からスタートの藤原大暉(ACE LINE'S VITA)がファイナルラップのフィニッシュラインまで展開したトップ争いに競り勝って優勝を飾り、2位フィニッシュの徳升広平(PassingMark VITA)がシリーズチャンピオンを獲得、4連覇を達成した。
朝から行われた予選に続いて決勝は午前10時コースイン開始。冬の富士スピードウェイには日が差し気温は9度まで上昇しているが、時々強い風が吹き体感温度はかなり低い。49台がグリッドに整列すると午前10時17分フォーメーションラップ開始。路面温度もあまり上がってきていないようで、タイヤの内圧をレースのどの段階に合わせるか、各陣営悩んでいたようだ。気になるチャンピオンの行方は徳升が2位以内ならば自動的に決定。3位以下の場合は斎藤愛未(Team M岡部自動車D.D.R VITA)と藤原の結果次第ということになる。
49台全車がクリーンスタート、10周または30分間の決勝が開始された。
蹴り出しがよかったのが2番グリッドから発進の藤原で、ポールシッター徳升の右サイドに並べかけてTGRコーナーにインから進入。サイド・バイ・サイドで第2コーナーを走り抜けると続くコカ・コーラコーナーで徳升が前に出てトップの座を守る。その後ろでは4番手スタートの落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)が3番グリッドの奥住慈英(SEVEN x SEVEN WITH KFM)をTGRコーナー手前でオーバーテイク、3位に上がるも奥住がTGRコーナーの中で差し返してポジションを戻す。
徳升~藤原選手~奥住~落合がワンパックでトップグループを形成、5位以下をやや引き離して第3セクターへ。パナソニック・オートモーティブコーナーを立ち上がる所からの加速で奥住、落合選手が続けて藤原をかわして順位を上げてコントロールラインを通過。2位奥住~3位落合~4位藤原という順に変わるが、それぞれ0.025秒、0.051秒しか差はない。そしてオープニングラップの混戦を抜けて順位を上げたのが井本大雅(SEVEN x SEVEN WITH KFM)で8位から6位へアップ。逆転チャンピオンを狙う斎藤は6位から10位へとポジションを落としチャンピオンに赤信号がともるが、まだわからない。
5台が出走のジェントルマンクラスでは1周目を終えてイノウエケイイチ(ワコーズEDニルズ)が総合11位のクラストップ、山本龍(おさきにどうぞ☆VITA)が総合16位のクラス2番手、富田栄造(CPホールディングスニルズ)が総合35位のクラス3番手を走っている。
トップに立った徳升は順位を争う2位グループを引き離し3周目に1.6秒差。一方2位グループでは3周目に藤原が落合を攻略して3位に浮上する。4周目に藤原はここまでのファステストラップの1分58秒334を出して奥住に0.27秒差と接近、落合をはさんで5位永井歩夢(BBS VITA)、6位には下野璃央(Dr.Dry☆VITA)、7位に井本大雅(SEVEN x SEVEN WITH KFM)が上がってくると4周目のTGRコーナーで下野と井本が相次いで永井をオーバーテイク。これで下野5位、井本6位で永井は7位にドロップ。
5周目に入りストレートで奥住のスリップストリームから抜け出た藤原がコントロールライン上では0.036秒と僅かに前に出て2位に進出。トップ徳升から1.114秒差でレースは後半戦へ。
勢いに乗る藤原は6周目に1分58秒192とファステストラップを更新、徳升との間合いを0.626秒まで削り取る。3位奥住、4位落合はやや離されそれぞれ0.9秒、0.7秒の間合い。7周目も藤原は1分58秒118とこの日のファステストラップをマークして徳升を0.178秒差にロックオン。テール・ツー・ノーズ状態で8周目に突入すると左サイドから並びかけてTGRコーナーにアプローチ。インサイドを守った徳升が先行してターンインするが、ややオーバースピードかラインがアウトにはらみ、クロスラインでインサイドに切れ込んだ藤原が前に出てついにトップが交代する。しかし徳升は食い下がって逆転のチャンスを伺っている。0.242秒差で8周目を終えた両者はTGRコーナーで今度は徳升が藤原のスリップストリームを使ってTGRコーナーでのチャンスを伺うが、ここは藤原が守って0.3秒差でファイナルラップへ。後方では井本が下野を仕留めて5位に浮上している。
ファイナルラップ。TGRコーナーで徳升が再びチャンスを伺うがここは藤原が抑える。2台はバンパー・ツー・バンパーの車間で第2コーナーからコカ・コーラコーナーを抜けると、300Rで藤原が僅かに失速したのを見逃さずに徳升がアウト側からダンロップコーナーへのブレーキングで前に出てトップの座を奪い返す。しかし藤原は徳升のテールを逃がさず、両車はパナソニック・オートモーティブコーナーを立ち上がりフィニッシュラインに向けて加速競争。ぎりぎりまで徳升のスリップストリームを使った藤原が左サイドに躍り出て前に出るとトップでチェッカードフラッグの下を通過、優勝を勝ち取った。徳升は0.104秒及ばずの2位に終わったが、これで2024年のシリーズチャンピオンを確定させた。3位は奥住。ファイナルラップに接近戦となった4位グループはパナソニック・オートモーティブコーナーまでポジションを守っていた落合を立ち上がりで井本、下野が次々とオーバーテイク。井本4位、下野5位を獲得。落合選手は一瞬で6位に落ちるというFCR-VITAならではの厳しさを味わう結果になった。3台の間合いは僅か0.188秒だ。
ジェントルマンクラスはイノウエが総合12位でトップ、山本が総合16位クラス2番手、そして77歳の富田が総合32位クラス3番手で表彰台に立った。








Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
- ポールポジション 徳升広平(#16PassingMark VITA)1分57秒617(コースレコード)
-

「これはもう『みんなのおかげ』で取れたポールポジションですね。いろんな人がいろんなことを教えてくれて、うまくまとめられてよかったです。決勝もこの調子で行きたいと思います。チャンピオン取れるかはわからないですが、ミスのないように、2位以内で確定なのでここから逃げ切れるように、と言ってもそんなに甘くないので、頑張りたいです」
2位 藤原大暉(#39ACE LINE'S VITA)1分57秒957(+0.340秒)
-

「やっぱり49台もいたので、きっちりクリアラップ取れたかといえば全然だめで、どこかでスリップストリーム使えて稼げたり、逆に詰まったりしてこのタイムだったので、決勝はしっかり戦っていけると思います。今週チームがガラっと変わって、車も一気に変わったので、チーム特有のセットアップがあって、それにドライビングを合わせるのに精いっぱいでした。セットアップのそれなりに煮詰めたのですが、ずっとタイムもパっとしなかったのが、予選になってしっかりタイム出せたので、そこは一安心ですね。決勝はなるようにしかならないので、しっかり戦います。絶対逃げられないレースになるので、あと寒いので、最初の(タイヤが)冷えた状態で、ミスとかしないように。シーズン通して戦っているので、クリーンにやりたいですね、でも行くときは行きます(笑)」
3位 奥住慈英(#66SEVEN x SEVEN WITH KFM)1分58秒065(+0.448秒)
-

「クルマは交換しましたが、今年MECで僕が使ったマシンなので、違和感とかはありません。調子はいい感じです。トップと僅差なので、許容範囲かなと思っていて、決勝は勝負できると思います」
4位 落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)1分58秒215(+0.598秒)
-

「VITAは先週岡山のMECに参戦して、そこから連戦です。FCRは8月以来ですね。VITAは(スーパーFJのような)フォーミュラでもなく、ハコでもなく中間のカテゴリーという感じで、S-FJの応用で走れるクルマではあるので、そこの点(乗り換えは)難しくはないです。4番手という結果は僕自身アタックラップを完璧な形で出たタイムではないので、もっとタイムが出るという感触は自分の中にあるという中での4番なので、決勝はもっと上にいけると思います。優勝狙って行きたいと思います」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA

富士スピードウェイを舞台に行われるFCR-VITAシリーズの最終第4戦公式予選が12月21日に開催され、シリーズランキングトップの徳升広平(PassingMark VITA)がポールポジションを獲得した。
すっかり冬の装いの富士スピードウェイにやってきたVITAは49台。ここまで3戦を終えてシリーズランキングの首位は徳升の44ポイント。徳升はここまでシリーズ3連覇を果たしていて、今年4連覇目に挑んでいる。これを追うのが38ポイントの斎藤愛未(Team M岡部自動車D.D.R VITA)と、30ポイントの藤原大暉(ACE LINE'S VITA)と3人がシリーズチャンピオンの目を残している。
まずは午前8時5分に20分間の予選が開始。気温6度、路面温度もかなり低そうで各車は慎重にタイヤをウオームアップして残り時間13分あたりからタイムアタック開始。まず徳升が1分58秒733でトップに立つと、続く周回で下野璃央(Dr.Dry☆VITA)が58秒553でトップへ、先月16歳になったばかりの落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)が58秒601で2番手、斎藤が58秒604で3番手に上がり徳升は4番手へドロップ。
折り返しの残り10分には永井歩夢(BBS VITA)が1分58秒360で15番手から一気にトップに立つ。トップから10位までが1秒以内に並ぶ接戦だ。11番手には山本龍(おさきにどうぞVITA)が、1分59秒460というジェントルマンクラスのコースレコードを出してクラストップにつけている。
その後もトップの座は1分58秒215の落合→58秒174の藤原と次々に入れ替わるが、残り時間6分に徳升が57秒795を出して7番手からトップに返り咲き。その後は徳升を上回る者が現れず上位が膠着状態になる中、自己ベストを更新して順位を上げたのが翁長実希(Car Beauty Pro RSS VITA)で58秒404で残り時間4分に11番手から5番手へポジションアップ。さらに残り2分、奥住慈英(SEVEN x SEVEN WITH KFM)が58秒065で3番手に浮上する。藤原は自己ベストを57秒957まで短縮するが2番手変わらず。
残り1分でジェントルマンクラスの首位が交代。イノウエケイイチ(ワコーズEDニルズ)がクラスのコースレコードを更新する1分59秒050をマークして総合14番手クラストップへ。山本は0.038秒差の総合15位クラス2位、クラス3位は総合29番手の大沢良明(ビーンズスポーツYRC☆VITA)。
チェカードフラッグが振られ各車最後のタイムアタック。ここで徳升はダメ押しの1分57秒617を叩き出し、コースレコードを更新して予選は終了。2番手0.340秒差で藤原、3番手0.448秒差で奥住という結果に。
ジェントルマンクラスはイノウエが総合15番手でクラストップ、山本が総合17番手のクラス2位、大沢が総合30番手のクラス3位という結果になった。
FCR-VITA第4戦決勝は本日午前10時15分に開始予定だ。




Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
- 優勝 チェ ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)
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「予選と同じように走って、あしたの予選への経験を積んでいました。S字が速いのはエラントラがこのコースに合っているからです。加藤選手が近づいて来たときは、ペースを調整して引き離しました。余裕はありました。」
- 2位 加藤正将(KMSA MOTORSPORT N)
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「スタートは、いまいちというか普通でした。セクター4が得意なのでそこで狙って2位に上がりました。トップに届くかなと思ったんですが、最初にバトルをしてしまったので、追いついたところで終わってしまいました。鈴鹿は抜きにくくて、特性が似ているクルマで、自分のエンジンが若干まだ当たりがついてないので、分が悪かったですね。小さなミスをしてくれるかなと思いましたが、チェ選手も安定して走っていたので、届かなかったです」
- 3位 梅本淳一(J'S RACING CIVIC TCR FL5)
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「海外で走ってるので日本のレースは久しぶりです。還暦前の最年長なので、予選の一発がまとめられませんでした。鈴鹿育ちなのですが、抜く場所がないですね。引き出しはあるので、HIROBON選手は、逆バンクのアウトからかぶせてニッポーで抜きました。みんなに喜んでもらえるレースをするのが趣味です」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

TCRジャパンシリーズ第2戦レース4は5日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、チェジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)がポールトゥウインで優勝した。
決勝は午後4時10分にフォーメーションラップが始まったが、ラップ中にキムソンヒョン(KMSA MOTORSPORT N)がスプーンでスピン。再び走り始めたが、グリッドへの到着が遅れたため、もう1周のエキストラフォーメーションラップが行われた。
レースは予選順位どおりに始まる。オープニングラップでは速くもポールポジションのチェジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)が抜け出す。2位のHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)と3位の加藤正将(KMSA MOTORSPORT N)は接近戦だ。少し遅れて4位に梅本淳一(J'S RACING CIVIC TCR FL5)がつける。
2周目には加藤がシケインでアウトからHIROBONに並びかけ、立ち上がりで前に出て2位に浮上。トップのチェとは1秒8差だが、ここから加藤がチェとの間合いを徐々に詰め始める。
トップのチェと2位の加藤の差は、3周目に1秒6、4周目に1秒1、6周目に0秒6とし、背後まで接近。
しかしチェは余裕もあり、7周目には加藤との差を1秒2と広げた。ここからは加藤との差をコントロールし、接近を許さない。
2周目に加藤にパスされて3位に落ちたHIROBONだったが、予選で作ってしまったタイヤのフラットスポットが悪化。徐々にブレーキが厳しくなる。このためHIROBONは梅本の接近を許し、4周目からテールトゥーノーズとなった。
梅本の猛攻を耐えていたHIROBONだったが、9周目の逆バンクで梅本に並びかけられると、ついにニッポーコーナーで梅本がHIROBONを捉えて3位に浮上した。HIROBONのタイヤはさらに悪化し、ヘアピンでマシンが止まらずコースアウトすると、この周、ピットに入ってレースを終えた。
レースは規定の時間により10周でチェッカー。優勝はチェで3連勝。2位に加藤、3位に梅本が入った。
レース5は明日午前8時より予選が、午後1時より決勝が23分+1周で行われる。




Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO