●レース名: 1997年全日本F3選手権第3戦MINE ●サーキット:セントラルパークMINEサーキット ●開催日: 5月17日(予選日) 5月18日(決勝日) ●天候: 17日(予選日)/晴 観客1万2,600人 18日(決勝日)/晴時々曇 観客4万4,200人 #64西翼選手、6位入賞!96年度参戦山西康司、黒澤治樹選手につづき選手権ポ イントを獲得! SRS-F卒業生の優秀性があらためて証明される! 晴天に恵まれ、夏めいた陽気の中、全日本選手権第3戦がセントラルパークMIN Eサーキットで開催された。SRS-F(鈴鹿フォーミュラレーシングスクール)第2 期優秀卒業生の西翼は今回が2戦目のF3挑戦にもかかわらず、粘り強い走りを見せ、 早くも初のポイントゲットを果たす活躍を見せた。 予選、決勝に先駆けて行われる木曜日、金曜日の専有走行及びスポーツ走行(計5 時間5分)において、西翼選手は前回鈴鹿戦でのスタートミスの教訓を元に幾度とな くスタートの練習を行い、かつ積極的に走り込みを行う。また、チームスタッフとの 綿密なミーティングも重ね、テクニカルなMINEサーキットの特性を徐々に掴むこ とに専念する。 明けて17日。10:50から公式練習が行われ、マシンセッティングを丁寧に行いな がらの走行で西翼選手は、まずは、13番手のタイムをマークする。そして15:00か ら行われた予選において、西翼選手は徐々にタイムを上げて行き、練習走行でのベス トタイムを上回るタイムを出し、本番に強いところを見せる。しかし、西翼選手はさ らなるタイムアップに手こずり、総合順位は午前に行われた公式練習よりポジション を1つあげる12番手にとどまった。 予選結果は、#2立川祐路選手(ダラーラF397無限)がポールポジションを獲得。#7 トム・コロネル選手(ダラーラF397トムス)、#16土屋武士選手(ダラーラF397HKS)がこれに続 いた。 明けて決勝日、フォーミュラ・ニッポンのフリー走行のあと10:48いよいよ決勝 レーススタート。西選手はスタートでポジションを2つ落としたものの、1コーナー の進入で早くも1台をパスし13番手でコントロールラインに戻って来る。そして4 ラップ目、またも1コーナーで#25長嶋正興選手をパス。この周回で、長嶋選手に パスされ返されたものの、6ラップ目には長嶋選手を再度パスするなどレースに強い 走りをアピール。 また、レースも中盤に入る10ラップ目頃には#64西翼選手は着実な走行で、1 0番手までにポジションアップ。そして、11ラップ目からはトップグループ並の1 分25秒台のタイムを連発開始。15週目には今大会のファーステストラップに肉薄 (全車ベストラップ中3番手)する1,24.880のタイムをマーク。その後も25秒台の 安定したタイムでなおも前走車を追う。 レースは13周目に#18平野功選手(ダラーラF397トムス)が最終コーナーでコースア ウト、22周目には#6横山崇選手(ダラーラF396無限)が第1ヘアピンでコースアウ トするなどサバイバルなレース展開となる中、西翼選手は、確実な走りをみせ23周 目に6位のポジションに浮上。その後、5番手の来島選手真也選手(ダラーラF395トムス) の背後に肉薄するまで追い上げて、チェッカーフラッグを受け、初の選手権ポイント を獲得した。 なお、レースはスタートでトップ立った#16土屋武士選手が#7トム・コロネル 選手を押さえて初優勝を果たした。 ■チームマネージャー有松義紀のコメント 「参戦2戦目にして、初選手権ポイント獲得は昨年の山西選手と同様の優秀な成績だ と思います。レース中のラップタイムはトップ争いをしたコロネル選手と土屋選手と なんら遜色のないタイムでしたし、予選でのタイムアップがうまくなれば、さらなる 上位入賞も不可能ではないでしょう。とにかくよいレース内容でした。」 ●次戦全日本F3選手権第4戦は5月31日~6月1日、富士スピードウェイで開催 されます。 ●なお、次回富士戦からは、SRS-F第2期優秀卒業生の#65山口大陸(やまぐ ち たいろく)選手(ダラーラF396無限)も参戦します。 ●NAKJAIMA RACING/HONDAのプレスリリースはhttp://www.justnet.or.jp/nakajima/ においてチーム撮影オリジナル画像と共にご覧になれます。