Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿公式予選 第1レースはデュバル、第2レースはオリベイラがポールを獲得!

全日本選手権フォーミュラニッポン第7戦鈴鹿の公式予選が11月6日午後にノックアウト方式で行われ、第1レースは#1ロイック・デュバル(DoCoMo TEAM DANDELION RACING)が、第2レースは#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)がそれぞれポールポジションを獲得した。

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今回はシーズン唯一の2レース制ということで、1時間の予選セッションで2レース分のグリッドを決定する、今までにない方法が導入された。
走行自体はQ1が20分、Q2、Q3が各10分と従来のノックアウト方式と同様だが、このうちのQ1の順位がそのまま第1レースのスターティンググリッドとなる。
第2レースについては従来どおりQ1で下位13~15位、Q2で9位~12位、Q3で1位~8位のグリッドを決定する。

そのこれまで以上に重要な意味合いを持つ予選Q1は午後2時より20分間で行われた。
走り始めは各車ユーズドタイヤで走行し、残り6分あまりでニュータイヤを投入する作戦を採ったが、ここで#3松田次生だけが先にフロントタイヤのみを交換して1周走行した後、最後ピットインしてリヤを交換するという他とは違う作戦に出た。
これが功を奏したか、松田はこのセッションを11位で終え、見事Q2進出を果たす。一方ここで予選を終えたのは#16井出有治、#18平中克幸、#29井口卓人の3人。
フリー走行から好調だった井口はメカニカルトラブルでコース上にストップし、惜しくもアタックのチャンスを逸している。
上位争いを制したのは#1デュバル。1分40秒828を記録し、オリベイラから僅か0.11秒差で第1レースのポールポジションを獲得した。
3位には#36アンドレ・ロッテラーがつけている。

10分間のインターバルをおいて予選Q2が開始された。いち早くコースインしたのは松田と#8石浦宏明。他のドライバーは残り7分辺りから徐々にコースインしてアタックに取り掛かる。
ここではナカジマレーシングの2台が速さを見せ、#31山本尚貴が1分40秒945で3位、#32小暮が1分40秒576のトップタイムを叩きだす。2番手にはロッテラーがつけた。
Q1トップのデュバルはトラフィックに引っかかってアタックのタイミングを逃し、7位に終わった。
一方、このセッションでノックアウトされたのは#20平手晃平、石浦、松田、#7ケイ・コッツォリーノの4名だった。

第2レースのポールポジションを決める予選Q3は午後2時50分に開始。
残り8分でダンディライアンの2台がコースインしたのを皮切りに、残り7分でトムスの2台、ナカジマレーシングの2台、オリベイラ、塚越の順でコースに出て行った。
最初にタイムを出してきたのはデュバル。タイムは1分40秒523。
しかし小暮がこれを上回り、1分40秒427。しかしこれはデグナーで行き過ぎてタイムロスした結果とのことで、会心の走りとは言い難い出来だった。
これをオリベイラが1分40秒379で上回り、第2レースのポールポジションをものにした。
3番手にはルーキーの山本。1分40秒519で続いた。

なお、Q3を7位で終えた#2伊沢拓也の車両に予選後の再車検でスキッドブロックの寸法違反が発見され、伊沢は残念ながら全ての予選タイムを抹消されることとなった。
これにより7位以下の順位は一つずつ繰り上がり、伊沢は第1レース、第2レースとも最後尾からスタートする。

第7戦決勝は第1レースが明日午前10時20分より20周で、第2レースは午後2時30分より28周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO


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