全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第14戦は29日、ツインリンクもてぎで決勝を行い、佐藤蓮(TODA FIGHTEX)が優勝した。
決勝は午前10時15分より14周で行われた。全プログラムのスーパーフォーミュラ、フリー走行の終了前に降った雨も上がり、各車ドライタイヤを履いてフォーメーションラップが始まった。
スタートでトップに立ったのはポールシッターの佐藤蓮(TODA FIGHTEX)。佐藤は予選2位のジュリアーノ・アレジ(TOM'S)に並びかけられるがインを押さえてトップのまま1コーナーを通過。3位には予選3位の三宅淳詞(MAX RACING 320)に並びかけた予選4位の野中誠太(TOM'S)が3位で1コーナーに向かうが、3コーナーでインから三宅にかわされ、結局予選順位のまま3位三宅、4位野中の順で4コーナーへ向かった。
野中は続く5コーナでアウトから三宅に並びかけるがコース外にタイヤを落とし失速、予選6位から5位に上がっていた名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)、河野駿佑(RS FINE K&N 320)にも相次いでかわされ6位に落ちた。
6位の野中は2周目にS字コーナーで河野をパス、5位まで順位を回復する。
この間、トップに立った佐藤は逃げる。1周目に2位のアレジを1秒0離すと、0秒5ほど速いラップタイムを刻み、独走状態に持ち込む。最終的には14周をまわり、2位以下を7秒以上離し、ぶっちぎりでの今シーズン3勝目を飾った。
2位のアレジは佐藤には離されたものの、3位の三宅と4位の名取がバトルをしていたため順位は安泰。2位でチェッカーを受けた。
4位の名取は3位の三宅と接近戦を演じていたが、ここもてぎでは攻略の決め手がなく、3位三宅、4位名取の順でゴールを迎えた。
5位には野中が入った。6位の河野は後半、7位の神晴也(Byoubugaura B-MAX Racing 320)に迫られるがこれを押さえきり6位でゴール。7位には神が入った。
8位にはDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)が入り、9位に入った今田信宏(JMS RACING with B-MAX)はマスタークラスでの優勝を飾った。
午後4時15分からは、前大会オートポリスで中止となった第9戦が20周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Katsuhiko KOBAYASHI