全日本スーパーフォーミュラライツ選手権第6戦の決勝が10月17日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、#36宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)が今季5勝目を挙げた。
第6戦決勝は午後3時20分にフォーメーション開始。25周で行われた。天候は曇り。路面はハーフウェット。ウェットタイヤでの走行となった予選とは異なり、全車スリックタイヤを装着しての戦いとなった。
予選2番手の#36宮田はスタートでポールの#50阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)を退けてトップに浮上すると、そこから一気に後続を突き放しにかかり、1周めで1.802秒、2周目には2.971秒と着実にリードを築き上げていく。5周を終えた時点で2位#50阪口との差は5.260秒。10周を終えると7.287秒にまで広がった。
1分12秒台のハイペースで周回を重ねる#36宮田に対して#50阪口はペースが上がらず1分13秒台での走行となり、一時は3位#37小高の追撃を受けることになるが、15周を過ぎると徐々にその差を広げて行った。
しかしその後もトップの宮田は15周終了時点で8.783秒、20周終了時点では9.050秒と着実にリードを広げて25周を走り切り、今季5勝目を挙げた。2位は#50阪口、#37小高が3位となった。
なお今大会を前にエンジンを載せ替えた#2名取鉄平(TODA FIGHTEX )は5グリッド降格となり9番手からスタート、7位でコントロールラインに戻ってきたがコースインの時から電気系のトラブルに悩まされており、2周目で早々とピットイン、そのままガレージに直行することになった。
名取は終盤コースに復帰したものの、すでに完走扱いとなるには周回数が不足しており、明日に向けてクルマのチェックを行うに留まった。
マスタークラスは#30DRAGONが優勝。総合でも5位入賞を果たしている。
第7戦決勝は明日18日の午前9時より19周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Motorsports Forum